31 - 神戸 協働と参画のプラットホーム

特集:イベント・祭り
(1面より)
ボランティアの活躍はメイン会場のアート制作だけではありません。ビエン
ナーレ事務局には約300人のボランティアが登録されていますが、
それぞれ
がチームに分かれて活動しています。
チラシやガードテープ、
ボランティアグッズなどをデザインしたデザイン
チーム。5月に始まった「ハリガネオハナ」でゴールデンウイークの花のフェ
スタや市内のお祭りに参加してイベントをPRしてまわるPR・イベントチー
ム。お客様に確実な案内ができるボランティア用の地図を作るUD(ユニバ
ーサルデザイン)マップチーム。そして、
ビエンナーレニュースの編集発行
を行う広報紙チームの4つです。
ボランティアコーディネーターの細田真子さん
各チームは6月から市役所1号館24階の協
働と参画のプラットホームに仕事や学校の帰り
普段はアートに接することのない人に、
このビエンナ
ーレが何かのきっかけになればと、
ボランティ
アの皆
に集まり、
何度も準備のための打ち合わせを重
さんと一緒にがんばっています。いつも感謝していま
ね万全の体制で臨みます。
す。一緒に楽しみましょうね。
垂水区
垂水から始まった神戸の「よさこい」 学生の力でパワーアップ!
もともと「よさこい」は戦後の不況を吹き飛ばそうと
昭和29年に高知で始まり、
今や全国に広がってのいる踊
りの祭りです。
神戸では震災後、
神戸祭りの一環である垂水中央行事
「たるみっこまつり」に個性的で若者にも参加してもら
える何か元気なものを、
と区役所職員とNPO法人輝た
かまるの皆さんが考えたのがきっかけ。
そして、
加古川や札幌のよさこいを見学し、
舞子音頭
保存会、
垂水音頭保存会の皆さんも加わり平成12年に
最初の垂水よさこいを開催しました。
最初は28チームの参加でしたが、
2年目からは運営に
学生グループも加わり活動が広がっていきました。現在
の神戸垂水よさこいまつりは、
学生主体の実行委員会が
企画から運営まですべてを手がけ、
ユニークな発想力と
エネルギー溢れる行動力で地域を巻き込んだまつりを展
開しています。
第8回の今年は、
学生中心の実行委員会により、
全国
からよさこいチームが舞子公園、
垂水駅前東広場、
マリン
ピア神戸を会場に、
計115のチームによる一大イベント
になりました。
神戸垂水よさこいまつり振興会会長の杉山力子さん
よさこいには不思議な力があり、
見ているだ
けで元気が出ます。
リズムに乗って自然に体が
動きます。震災後の神戸を元気づけようと始め
たよさこいが、
今は学生さんたちの手によって西
に東に広がっています。でも、
神戸のよさこいの
原点は垂水です。これからもずっと続けていき
たいですね。
神戸よさこいまつり学生実行委員会の皆さんと委員長の原田志有さん
垂水の皆さんに喜んでいただけるようがんば
りました。事故もなく無事終わりほっとしていま
す。
また、
垂水の商店街の皆さんにはずいぶん
ご協力いただきました。今後とも皆さんのご協
力をよろしくお願いします。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
- 2 - 協働と参画のプラットホーム通信 第31号
長田区
ひとつきまるごとたなばたまつり
∼長田たなばたまつり連絡協議会∼
長田区は区の中期計画に
「区民ふるさとづくり」
を定め
「区民がずっと住みたくなる
まち」
を目指しています。
そして、
区民の皆さんの協
働と参画により取り組んでい
るのが長田四大祭。
春の「ハナミズキ祭」、
秋の「神戸・新長田鉄板こなもん
祭」
と
「おやつはべつばら」、
夏の「長田たなばたまつり」
です。
震災前、
区役所庁舎の移転をきっかけに、
地元有志や地
域団体が中心になって実行委員会を組織し、
区役所前の区
民広場で
「長田たなばたまつり」
が始まりました。
西 区
今では、
この区役所前の
祭りだけでなく、
「ひとつきま
るごとたなばたまつり」
とし
て、
区内各地域ネットワーク
を組み、
週末ごとに区内各
所でたなばたまつりを開催
しています。
4月に連絡協議会をたちあげ、
それぞれの地区で夏に向け
ての準備を始め、
御菅地区の「わくわくたなばたまつり」
(7月
7日)
に始まり、
真野地区の「たなばたまつり」
(7月8日)、
長田
神社周辺地域の「夏越ゆかた祭」
(7月16日∼18日)、
長田南
部では、
「長田潮汲み夏祭りと
「三国志祭」
(7月29日)、
新長
田駅前広場の「たなばた星の盆」
(8月4日)、
そして最後の区
役所前の第14回たなばたまつり
(8月5日)
と続きました。
毎週区内のどこかでお祭があり、
夜店、
音楽、
踊り、
グルメ
など、
様々な楽しい催しが、
地域団体や企業、
商店街、
などに
よって企画され、
区民の皆さんのふれあいの場として、
多くの
人が参加しました。
神出里づくりイベント
∼ふるさとまるごと遊体験∼
かいぼり体験
雌岡山と雄岡山をシンボ
田井中央公園(田井
ルに豊かな田園風景が広
地区)ではため池の
がる神出町。
水を抜き、
魚のつかみ
地域の自然や農業、
歴史
取りをする「かいぼり
資源などを活かした体験型
体験」。神出東めっこ
イベントを通じて神出の魅
うファーム(東地区)
力を発信し、
都市と農村と
では縄文時代の神出
の交流や地域活性化ができないかと、
神出町内の有志の
土器の手作り体験。
集落で3年前から「里づくりイベント」を開催しています。
今年は、
東地区、
田
神出ファームビレッジ(北地区)では、
稲刈り後の田んぼ
井地区、
北地区の集落
でテニスボールを使った「稲株ゴルフ」など、
各地区の創意
が中心となって実行委
工夫で楽しいイベントが実施されました。
員会を組織し、
老ノ口い
また、
神出地域内を回る「神出周遊スタンプラリー」もあ
も堀り園も連携して、
わせて開かれ、
秋の一日、
多くの人が神出の自然や文化を
10月7日(日)に開催
楽しみました。
稲株ゴルフ
されました。
神出土器を作ろう
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
協働と参画のプラットホーム通信 第31号 - 3 -
特集:イベント・祭り
灘 区
「まちのTシャツゆうえんち」まちTプロジェクト実行委員会
∼灘区都賀川公園∼
約3,000㎡の会場にかかる巨大なTシャツ「虹の橋」や、
公園
神戸大学の学生達が中心に企
の遊具を動物に変身させた「まちT動物園」。Tシャツを使ったぬ
画した「まちのTシャツゆうえん
いぐるみ、
かばん、
布ぞうりを作る「Tシャツ工房」などユニーク
ち」が灘区の都賀川公園を舞台
な企画が6ブース設置され、
2日間で約1,000人以上の市民が
に9月8日、
9日に開催されました。
来場しました。
なお、
イベントで使用されたTシャツは、
市内の古着屋など
これは、
地域にお世話になりな
が引き取り販売。収益金はまちづくり団体の助成金に充てられ
がらも、
自分達の可能性を地域
に還元できていないことに気付いた学生達による、
地域をもっと
“おもしろく”するプロジェクトで、
今年の灘区の地域提案型助成
を受けたもの。家庭で眠っているTシャツを利用しようと、
小中学
ます。
まちTプロジェクト実行委員会代表の狩野貴久さん
前列中央(左から4人目)
校15校にTシャツのリサイクルの呼びかけや、
地域自治会10団体
に回収箱を設置するなど、
約4,500枚のTシャツが集まりました。
「多くの方々のご協力のおかげで、
イベント当日は1,000人程の方が
足を運んで下さいました。4,500枚のTシャツで、
皆様と共に作り上げ
た場で、
皆様と共に楽しい時間を過ごすことができたことを心から嬉
しく思っています。」
中央区
震災を乗り越え15周年「こうべ海の盆踊り」
ųȝȸȈǿȯȸȷෙබҦཋ᫾
ųʻ࠰NjŴܱᘍ‫ۀ‬Ճ˟Ǜɶ࣎ƴŴπѪưȜȩȳȆǣǢǹǿȃ
ƴ‫׊‬LJǕƨȡȪDZȳȑȸǯưŴ ȕǛѪǓŴᲰӸƷǹǿȃȕƱ˟ᜭǛ᣻ƶŴ࠼‫إ‬ȁȩǷƷ˺঺
ൟ᜕Ʒဃ๫‫ڌ‬ưࠊൟƕ៉ǓǛ
ǍŴ࢘ଐƷႧ៉ǓdzȳȆǹȈƷᢃփǛᘍƍLJƠƨŵ
ᡫơƨʩ්ǛƢǔžƜƏǂෙ
ųLJƨŴႧ៉Ǔdz
ƷႧ៉Ǔſƕஉଐ
ȳȆǹȈӋьᎍǛ
ƴࠊൟ᳽˖ಅ᳽ᘍ૎Ʒң΁ư᧏
ƸơNJŴ‫׎ٳ‬ʴƴ
͵ƞǕLJƠƨŵ
Ⴇ៉Ǔˌ‫ٳ‬ƴNjଐ
ųƜƷႧ៉ǓƸŴ࠯঺࠰ƷǢȸȐȳȪǾȸȈȕǧǢưƷɶ
ஜƷˡወ૨҄Ǜ˳
‫ځ‬ғ‫ٻ‬Ⴇ៉Ǔ‫˟ٻ‬Ǜ‫ܭ‬ბ᳽ႆ‫ޒ‬ƞƤǔƨNJŴ፻࠰ǑǓ‫ڼ‬LJƬ
᬴ưƖǔ‫׎‬ᨥʩ්
ƨ‫׎‬ᨥᑥᝅƔƳႧ៉ǓưƢŵᩗ໎ƷٰƸŴࠊϋƷ˂ƷǤșȳ
ȖȸǹǛᚨፗƠŴ
Ȉƕᐯቭ᳽ɶഥƱƳǔɶŴ࢘଺Ʒܱᘍ‫ۀ‬Ճ˟ưᛅƠӳƍŴʧ
‫׎‬ᨥʩ්Ǜ‫׋‬ǓLJ
ƘƳǒǕƨ૾ŷǁƷᡙलƷ࣬ƍǛƜNJƯŴɶૺƢǔƜƱƳƘ
Ơƨŵ
ዓƚǒǕƯƖLJƠƨŵ
ų
中央区連合婦人会 民謡指導者の小林千恵美さん
盆踊りで皆さんに踊っていただく
「ハイ
ヤ節」と「布引音頭平成バージョン」の振り
付けを考えました。第1回から参加し、
コン
テスト参加者にも踊りの指導をしています。
今年も暑いなか、
みんなでがんばってつく
り上げました。これからもずっと続けていき
たいですね
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
- 4 - 協働と参画のプラットホーム通信 第31号
ント・祭り
特集:イベ
須磨区
自分たちの手で作る芸術文化作品展
「コスモール区民の祭典」
須磨区では、
区民芸術文化作
実施に先立って、
実行委員会のメンバーが集まって話し合い、
自
品展を区民の皆さんとの協働
分たちの手でこの祭典を盛り上げていこうという考えのもと、
運
で開催しています。婦人会、
自
営には全員で取り組みました。
治会、
老人クラブ、
子ども会の
会場は、
須磨区民センター2階にあるギャラリー「コスモール」。
各連合会が中心となり組織した
区内の皆さんの手により絵画、
手芸、
工芸などの作品の展示の
「コスモール区民の祭典実行
委員会」が運営しています。
ほか、
連合婦人会の「お茶席」やバザーもあわせて開催され、
多
くの区民の皆さんが楽しい二日間を過ごしました。
17回目となる今年は、
上記団体に加えて、
保護司会、
消防団も
加わり、
6団体の協力で、
9月28日29日の二日間にわたって開催さ
「区民の皆さんが創造された作品の
れました。
展示を通して、
区民の方々に広く、
文
化芸術活動への参加を呼びかけ続け
たいですね。」と実行委員長の原仁美
さん。
博物館めぐりで知的な神戸を楽しみませんか ∼KOBE都心ミュージアムネットワーク∼
三宮周辺には多くの博物館があり、
各館のそれぞれの個
ネットワーク各館のほか、
市観光案内所4箇所、
空港や市
性を活かした独自の運営により、
様々なものが展示されてい
内ホテル・旅館、
交通機関、
文化施設等で入手できます。
ます。
皆さんも休日はこのガイドを手にミュージアムめぐりをし
昨年度神戸市が募集した「観光交流のまちづくり」のパー
てみませんか。
トナーシップ活動助成で採択されたKOBE都心ミュージア
ムネットワークの皆さんがこのたび「神戸都心ミュージアム
ミュージアムネットワークの皆さん
ガイド」を発行しました。
ミュージアムは学術施設で
あると同時に観光施設です。
ぜひ、
このマップで各館の魅力
学術施設としてのミュージアムだけでなく、
観光スポット
としてのミュージアムを目指し、
まだまだ知られていない館
もこのガイドによりその魅力をアピールし、
神戸の都心集客
を探してください。
につながることを目的に、
各館話し合って作り上げました。
阪神・淡路大震災 震災モニュメント
神戸港震災メモリアルパーク
海に崩れ落ちた岸壁、
斜めに傾いたままの街灯。ビエンナー
レの会場であるメリケンパークの東岸壁に、
「神戸港震災メモ
リアルパーク」があります。
被災したメリケン波止場の一部を約60メートルそのままの
状態で残し、
周囲に回廊を設け見学できる保存ゾーンと、
震
災で得た教訓を後世に伝えることを目的に、
神戸港の被災の
状況、
復旧の過程などを、
パネル、
年表、
模型や映像で展示す
る復興ゾーンの2つのゾーンから構成されています。
1ページで紹介したビエンナーレ会場に行かれた皆さんが、
ぜひこちらにも足をお運びいただけたらと思います。
協働と参画のプラットホーム通信 第31号 - 5 -
広 域
市庁舎24階展望ロビーで神戸案内1万人達成
∼ボランティアグループ タウンガイドKOBE24∼
タウンガイドKOBE24は、
会員は男女合わせて
海と山に囲まれた神戸の眺
望を楽しめる神戸市役所1
21名。案内は毎日午前
10時から午後3時で土
号館24階の展望ロビーで、
観光客向けに神戸案内の
日祝も休まず活動してお
り、
水色の腕章をしたメ
活動を今年4月からスタート
しました。
ンバーがフロアに待機し
て来訪者に声をかけ、
眼
雨の日でも多くの人が訪れる展望ロビーでの様子を見
ていたメンバーがぜひ神戸の案内をやってみたいと市役
下に広がる町並みの説明や質問などに答えています。観
光客だけでなく神戸市民も多く訪れており、
この9月29日
所に提案したのが活動のきっかけで、
これまで展望だけで
終わっていた来訪者も、
思わぬ神戸ガイドがあるのを体験
し喜ばれています。
で早くも案内者数が1万人を達成しました
まだスタートして半年のですが、
これからも神戸市民の
おもてなしの心のこの活動が神戸を訪れる来訪者の心を
キャッチすることでしょう。
タウンガイドKOBE24代表の吉田正信さん
実際活動してみたら、
案内したほとん
どの方に喜ばれお礼を言っていただいて
います。それが私たちの活動の源になっ
ており、
まだスタートしたばかりですがこ
れからも末永くメンバー全員で活動を続
けていきたいですね。
西 区
専門知識をボランティアにいかそう
∼神戸市外国語大学ボランティア・コーナー∼
西区の神戸市外国語大学では約2,000人の学生が
様々な外国語を学んでいますが、
昨年秋には学内にボラ
ンティア・コーナーが開設され、
学生ボランティア活動の
支援も始まりました。外大生ボランティアの皆さんは翻訳
活動を通じて、
8月24日に神戸市社会福祉協議会の主催
で開催された「KOBE子育て応援フェスタ」を、
蔭ながら
支えてくれました。
社会福祉協議会の一組織、
神戸ファミリー・サポート・
センターでは、
子育て中の人が仕事や急用などで子ども
の世話ができないときに、
地域の人が子どもを預かる会
員制の子育て支援サー
ビスを運営しています
が、
フェスタ当日には、
その会員が中心になっ
て「外国人会員の話を
聞いてみよう」フォーラ
ムが開催されました。
このときの外国人向けのポスターやパンフレットの英
訳を担当したのが、
外大生の皆さん。
しかも、
日本語のパンフレットをそのまま訳すのでなく、
ファミリー・サポート
・センター
のスタッフと打ち合わせを重
ね、
外国人に分かりやすい表
現に書き換えるなど、
プロの翻
訳家顔負けの仕上がりです。
大学で学ぶ専門知識を生か
した今後の活動が期待されます。
翻訳を担当した神戸市外国語大学学生ボランティアのみなさん
「今回、
翻訳のボランティアをして、
地域で
助け合える福祉ボランティアがあるのは、
住
民にとってとても心強いと思いました。翻訳
では、
日本語特有の言い回しを、
どう英語に
訳そうかすごく悩み、
苦労しましたが、
いい勉
強になってよかったです。」と成瀬聡美さん
(第2部英米学科1回生、
前列右から2人目)。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
- 6 - 協働と参画のプラットホーム通信 第31号
神戸このまち熱っつあつ
美しいまち
下記の取り組みは、
ケーブルテレビ番組「神戸このまち 熱っつあつ!!」(「協働と参画」をテーマに、
市内の各地域で
さまざまな活動に取り組んでいる市民をとりあげる広報テレビ番組です)で、
ご紹介しています。
また右記ホームページでも動画をご覧いただけます。http://www.city.kobe.jp/cityoffice/15/020/catv/
8月
放送
知恵と経験を地域のために -北区・ひよどり台地区-
自然豊かな住宅地、
北区ひ
よどり台は、
およそ30年前に
開発され、
近年高齢化が大き
な課題となっています。シルバ
ーカレッジが近いこの地域では
「再び学んで他のために」と
いう建学の精神を身につけた卒業生を中心に、
ボランティ
ア活動が活発にすすめられています。
誰にでもある、
知識や
経験、
ちょっと得意なこと。
番組では、
それぞれが
できることを地域のため
にちょっとずつ持ち寄って、
みんなで支え合うまちづく
りをご紹介します。
その合言葉は「ちょボラ(ちょっとだけボランティア)」。ち
ょっと誰かが誰かを支える、
そんな思いを基本に、
地域福
祉センターでは約270名ものボランティアがふれあい給
食など様々な活動を行っています。
また、
子どもたちを犯
罪から守ろうと、
昼間に小学校の受付に座って来校者をチ
ェックする「ひよどり台小学校 こどもたちを見守る会」が
3年前に結成。さらに去年からは、
見守りを強化しようと、
下校時のパトロールも始まりました。 また、
地球環境に配慮し資源を有効活用するエコタウン
クラブの活動も活発。幼稚園の跡地を「ひよどり台交流プ
ラザ」として活用し、
手づくりの堆肥で旧運動場の砂地が
エコ農園に生まれ変わりました。
9月
放送
ひよどり台連合自治会 会長の南 亀次郎さん
ボランティアが多く活躍し、
それぞれの隠
れた才能を地域で発揮できるようなまちに
したいですね。
Itayado 愛のあるまち -須磨区・板宿地区-
商店街を中心にコミュニテ
ィーが築かれてきた板宿で
は、
下町らしい人の温かさと
結束力を生かして、
人にも環
境にも「いたわり」と「愛」の
あるまちをめざす活動を展開
しています。
板宿センター街商店街では、
環境にやさしい商店街づくり
を行なおうと、
「地域いたわり
支援事業」を展開。買物客にマ
イバックの持参を呼びかけた
り、
オリジナルエコバックを配
布するほか、
マイ容器やマイ箸を推奨しています。あわせ
て実施する割り箸回収運動は、
多くの人の賛同を得て、
わずか半年で集まること何と1トンに。今年からは「地域
エコプラザ」を開設し親子で環境や食育を学びます。
さて、
その商店街と連携・連動し
ともに守り立てているのが、
「いた
やにすと」という地域団体。板宿を
こよなく愛する彼らは、
自然と共生
する心癒されるまちにと板宿八幡
神社の裏山を里山として整備して
います。これにはたくさんの子ども
たちも参加。森の恵みと豊かな自
然を体感しながら、
環境問題や防
災について学んでいます。
番組では、
「板宿をあかるい・
あんぜん・あいされる街に」を合言葉に展開する愛情たっ
ぷりの板宿地区のまちづくりをご紹介します。
『いたやにすと』代表の冨永俊裕さん
板宿の課題に正面から向かい合い、
私た
ちサイズにあったやり方で、
楽しく継続し
てやっていきたいです。
協働と参画のプラットホーム通信 第31号 - 7 -