平成 27 年11月27日(金) 第 32 号 発行者:佐々木 亀ログでも少しお伝えしました。【育児講座】の続編、大人のどろ団子づくり。 テーマは【大人の本気】大人も日々の雑踏を忘れて、単純作業であればあるほど、脳を休める効果 は大きいようです。しかし。保育園行事という側面からとらえた時、子ども達にとっての養護と教 育の側面は落としてはなりません。そこにまつわるエピソードを 2 点 1、こどもが活動を始めるまでには、それぞれのペースあり。~養護的側面~ 会 が始まりウォーミングアップで曲に合わせて行進が始まりました。 大人も顔見知りではありますが、親友とまで はいかない距離間の保護者同士と子ども達、 中には小学生や中学生も。突然、曲に合わせ て体を動かす身体表現は、日々慣れていない人には、 「こっぱずかしくて」とても心ほぐれるどころか、緊 張する領域。子どもにもそんな気持ちの表れが「ママ、 抱っこして~」に。しばらくすると、大人は我が子や 他の子ども達のかわいい仕草に笑みがこぼれ、少しづつ緊張の糸がほぐれて ゆく様子があり、 「体を動かすことも心がほぐれていくんですね~」と講師の (自称抱っこボランティア・鈴木智子先生)も申しておりました。 講 師のどろ団子指南スタートです。 「土をとって、水を出すように握り占めることを繰り返してくださ ーい!」 「えっママこの土触るの?」 「ママ楽しそうだぞ、なら道具 を使って触ってみよう」と思いつつ片手はママのズボンを離しません。 40分をすぎた頃 母の姿はなく(誤解のないように母は本日のテーマ遂行 中)、素手で砂に触れている姿が!! 母 いてくれる場所なら安心と確信しての旅立ちと見ました。その後は、 友達とおやつの乾杯を楽しみ、自分の選択した砂遊びを、群衆をか き分け素手で砂を集めていました。安心を確信したからこそ自己選 択した遊びを満喫できたのでしょう。安心を感じさせてくれるのは傍にいる 大人の役割なのかもしれませんね。 ●許される安心、親涙・・・ *壊れたれたらまた築きあげればいい・繰り返すたびに違うものに出会えるね。by鈴木智子講師。 「繰り返し、繰り返し・・・って」父、講師の話をつぶやいていました。 2、子どもは過程が大切 ~教育的側面~ いつも遊び込みすぎてご飯の時間に遅れる○○ちゃんがいました。 今日は大人の本気の日!子ども達は自分達に大人の意識が少ししか 向けられず、自由に遊びを選択できるすがすがしい日となりました。 大人に混じり団子を作るものの、磨く頃には、ヒビが入り大人みたい に上手くいきません。心はモヤモヤ・・・「まっ、いっか~」私は私 の砂遊びにしよう~と気持ちを切り替え、遊 び道具の弁当箱に泥を詰め、パテシェのごと く表面をなめらかになるまでなであげていました。作業しつつも周り の大人の会話が耳に入ってきていたのかは?ですが、白砂でコツコツ と表面を磨き始めました。これなら、力の加減を気にせずに、子ども の力で磨き上げられます。どろ団子の平面バージョンを見出したので す。 職員は、「今日も最後に入室かな?最後 の入室でもいいかな~」と予防線を張って いたのですが、自ら大事そうにどろ弁当箱 を抱え2F靴箱へ、「続き今度するからい いでしょ~」と自らお部屋に戻ってきまし た。一応作ったどろ団子の存在はすっかり 忘れている様子。 1F、靴箱の上の箱に隠してありますよ。ふふふふ♪ 3、まとめ ①体験した事を違う事で試してみる。 (応用力) ②偶然の出来事に出会えるほど集中し繰り返し遂げる力をはぐくんでいる。(集中力) ③聞いて試し失敗してもあきらめない、次に活かすすべを培っている。(根気力) そこには、受け身の暗記式学びではなく、自らの意思やる気スイッチで得ていけるよう、年 齢 により分断せずに、発達の連続性を大切にしながら段階を踏んだ環境の設定に、職員は邁 進していきます。 次回の行事は、親子クリスマス会、何を学びにできるか思案中。お楽しみに☆
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