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一粒の麦
ヨハネ12:24-26
〇 桃栗三年柿八年といいます。、桃と栗は三年、柿は八年かかるということ。また、何
事も成し遂げるまでには相応の年月が必要だというたとえです。
私たち達牧師が富士見台に来たのは今から13年ほど前のことです。
桃を家族でいただきました。娘の一人がその種をもってどこかに行きました。
帰って来て言うのは「うらにね、桃のたね、うえてきた!」。
そのことをすっかり忘れていた、ある秋、窓越しにおいしそうな桃ができているのが見
えました。
そう、あの時のも桃が生長して実を結んだのです。
それが丁度 三年後だったのです。
一粒の種が地に落ちたからこそ、木になり、成長し、実を結ぶことができたのです。
〇
今日は洗礼式を含む礼拝です。
私に神様から与えられているメッセージは「一粒の麦となりなさい」です。
・キリスト教の最も大切なもの
主イエスはおおよそ 30 歳のころに公の伝道をされ、三年半の間伝道されました。
皆さんたった三年半です。世界には約 20 億のクリスチャンがいると言われています。*1
神様は私たちの為に特別な啓示をある人たちに与えてくださり、聖書を残してください
ました。聖書の一番大切なことは何でしょうか。
Ⅰコリント15章に書かれています。
15:3 私があなたがたに最もたいせつなこととして伝えたのは、私も受けたことで
あって、次のことです。キリストは、聖書の示すとおりに、私たちの罪のために死
なれたこと、
15:4 また、葬られたこと、また、聖書の示すとおりに、三日目によみがえられた
こと、
15:5 また、ケパに現れ、それから十二弟子に現れたことです。
洗礼を受けられる F さん、S さんに、きっと誰かが聞かれると思います。
「聖書の最も大切なことななんですか」
そのときにはⅠコリント15のことばを思い出して、聖書を開いていっしょに読んで
あげてください。
1,私たちの罪の為に十字架で死んでくださった。
2,三日目によみがえってくださり、弟子達にあってくださった。
この二つが最も大切なことです。
復活されたイエスさまは弟子達の見ている前で天に上げられ、一週間後聖霊が弟子達
にくだってくださり、ユダヤ人を恐れていた弟子達が、聖霊によって力を受け、キリスト
を伝えていったのです。
世界中にはいろいろな偉人、社会に、人々に影響を与えた人達がいます。
その中で、ただ一人だけ、死んで三日目に朽ちる事の無い体によみがえり、そして何
百という弟子達の前で天に上げられた方がいらっしゃいます。その方は まことの神であ
り、人となって下さった,主イエス・キリストです。
*1 ウィキペディア
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イエス・キリストがよみがえってくださったことを 復活といいます。
聖書が言っているように、イエスさまは私たちの罪の為に十字架にかかって下さり、
三日目によみがえって下さったのです。
復活、これはキリスト教の中心です。
そして、主イエスを信じるものは やがて朽ちる事の無い体に復活し、天国で生活す
ることができます。
イエス・キリストがよみがえられたという事実のもとにキリスト教はあり、教会はあ
ります。ですから、復活がなかったら、私たちの宣教は空しいものであり、また偽りもの
となります。
しかし、私たちの宣教は空しいものではありませんし、私たちは偽り者ではありませ
ん。イエスさまの復活は 事実なのです。
・一粒の麦の意味するところ
イラスト
さて、イエスさまは「一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それは一つのままです。
しかし、もし死ねば豊かな実を結びます。」と仰いました。
このように仰ったのは、十字架に架けられる一週間ほど前のことでした。
単に麦の種を蒔くと、収穫できますよ。ということを話そうとしておられるのではあ
りません。
この一粒の麦はイエスさまのことですが、
イエスさまは単にこれから十字架にかかられると言う事を話しておられるのではあり
ません。
三つの言葉を見ていきましょう
1,死ぬ
24節
2,憎む
25節
3,仕える 26節
1,死ぬ
2,憎む
3,仕える
24節・・・イエスさまを信じる
洗礼
自らに死に、キリスト共に生きる
豊かな実を結ぶようになる。
25節・・・より低く愛する
神様を第一として生きる
イエスさまの視線で自分を見、まわりを見られる
26節・・・いつも主とともにいる→父が報いてくださる。(honor*1)
十字架が私の為と分かる時、はっきりと神様に愛され、ともにいてくださる
ことを知ることが出来ます。 ・・・・心から喜びが
→ 自分を愛するように 他者を愛せるようになる
いつも喜び、絶えず祈り、すべての事について感謝して
神様がすべての事を働かせて益としてくださる。
不思議なゆとり 、焦ること無く自分のできるベスト
*1 誉れをあたえてくださる。 ギリシャ語では ティナオーといいます。ある価値をね
ず持ってくださる、もっと優しく言うと、神様が 良く仕えてくれたねと誉めてくださる
ということです。
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〇
教会学校の讃美歌にイエスさまについていこうという讃美を最初に歌いました。
イエスさまについていこう、イエスさまについていこう
どこまでもどこまでも。
英語の訳では
わたしはイエスさまについていくと決めました。
わたしはイエスさまについていくと決めました。
もうわたしはもどりません。もどりません。
I have decided to follow Jesus.
No turning back.No turning back.
素敵な讃美ですね。簡単名言葉ですが意味が深いです。
イエスさまについていくと決めました。私はもう戻りません。
聖書はこう言っています。
「しかし、わたしたちがまだ罪人あったとき、キリストが私たちのために死んで下さ
ったことにより、神はわたしたちに対するご自身の愛を明らかにしておられます」
(ローマ5:8)
皆さん、あなたのためにいのちを捨てて下さった方がいらっしゃるのです。
その方が主イエス様です。この方についていきましょう。
〇
イエスさまは私たちのために一粒の麦となってくださいました。
イエスさまは私たちも、一粒の麦となって地に落ちることを願っておられます。
私たちにできることがあります。
1,イエスさまを喜ぶことです。 まわりにも感謝できる
いつでもすぐそばにいて下さると信じ、感謝
聖霊が心の中に 不思議な喜びとともに、共にいて下さることを教えてくださる。
神様に愛されていることをおしえてくだいます。
私たちも一粒の麦、神様の愛の手の中に一粒の麦となって身を委ねましょう。
楽しみですね。神様は多くの実を結ばせてくださいます。
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