例2 - コンピュータ・メディア工学科

No. 8
平成 26 年度山梨大学大学院医学工学総合教育部修士課程入学者選抜試験(問題例)
コンピュータ・メディア工学専攻
問題7
コンピュータネットワークに関する以下の問題に答えなさい。
図のようなネットワークがある。
(a) スタティックに経路制御表を作成する。距離ベクトルの考え方で経路制御表を作成しな
さい。
なお,表は上からネットワークアドレスの小さい順に書くこと。また,考慮するネットワーク
アドレスは図のサブネットA,サブネットB,サブネットCの3つのみで良い。
(b) スタティックに経路制御表を作成する。ネットワークのコストを考慮して経路制御表を作
成しなさい。
なお,表の形式と対象とするネットワークアドレスは(a)と同様とする。
(c) 経路制御プロトコルとしてRIPを使う。各ルータは,他のルータからまだ何も情報を受け
取っていないものとする。このとき,経路制御表がどのように作成されるかをサブネットA
の情報のみを取り上げて説明しなさい。
回答は,サブネットAの距離ベクトルデータベースがどのように更新されていくかで説明
すること。経路制御の広告(ブロードキャスト)はルータA,ルータB,ルータCの順で時間
がずれて行われるものとし,4回分まで説明すること。
(d) (c)の後にサブネットAがネットワークから切り離された。このとき無限カウントが起こること
を示しなさい。説明は距離ベクトルデータベースの更新をもって示すこと。
(e) 無限カウントを防止する方法について説明しなさい。