⑭ 4世紀の朝鮮半島 掲載:学び考える歴史P19②A 関連:資料カラー歴史P27①A つながる歴史P21① 総合歴史P19② 第一段階 Q:3世紀の東アジアの地図と比べてみよう。 Q:朝鮮半島の北半分をおさめている国は,何という国かな? Q:朝鮮半島の南半分のうち,東西に位置する2国は,それぞれ何という国か な? Q:朝鮮半島の南端の部分はどのような状態なのかな? Q:いつごろから,このような国の配置になっていたのかな? Q:6世紀になると,どの国が力を持ってくるのかな? 第二段階 A:高句麗はもともと,現在の中国東北部のあたりにあったけれども,313 年に朝鮮半島を南下してきたよ。 B:朝鮮半島の南部には新羅が356年,百済が346年にできているね。4 世紀の朝鮮半島の動きは,めまぐるしいね。 A:加羅は,伽耶とも書くね。「日本書紀」では任那となっているよ。いつほろ びてしまったのだろう? B:加羅は562年に新羅にほろぼされたよ。 第三段階 第一段階について ① 朝鮮半島北部は,高句麗がおさめていました。高句麗は,7世紀初めの隋の 攻撃はしのぎましたが,のちに唐によってほろぼされました。 ② 朝鮮半島の南部には,馬韓・弁韓・辰韓という3つの国がありました。百済・ 新羅が成立したのは4世紀中ごろです。 ③ 加羅は,いぜんとして,統一国家ではありませんでした。 ④ 4世紀中ごろ~6世紀中ごろまでの約200年間は,高句麗・百済・新羅と 加羅諸国という配置が続きました。6世紀中ごろに加羅が,7世紀後半にな ると,百済や高句麗がほろび,新羅が朝鮮半島を統一しました。
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