ぼらいやー 報告会用レポート 活動開始日(出発日)~活動終了日(帰国日) 記入者名 名前: 2012 年 11 月 19 日 ~ 2013 矢口 亜紗美 年 8 月 12 日 ( 社会人 ) 活動していたスケジュ 10 月 事前研修、ビザ取得、予防接種 ールを記載してくださ 11 月 11/20-1/20 カメルーン 中長期ボランティア(2 ヶ月) い。 ・活動内容は小学校での先生の補佐であったが、団体と関わりのある孤児院があ ることを現地に行って知り、交渉の末そこで活動をさせてもらえることに。同じシェア ハウスに住んでいたメンバー達とそりが合わず、孤独。ホームシックに。 12 月 ・引き続き中長期。クリスマスパーティーなど。活動にも楽しんで取り組め、現地に 友人もでき、充実していた日々。日本から応援物資や手紙が届いて感動。 1月 ・マラリアになりながらも中長期活動終了。 カメルーン ・3ヶ所の孤児院見学。 ケニア ・同期のさおりと会い、さおりのボランティア先の孤児院見学。一緒にナイ ロビ・マダレのスラム訪問や、孤児院と女性の自立支援施設見学。その後は旅行。 エジプト ・外出時、すぐ近くで発砲事件があり走って逃げた。保育園見学。 2月 エジプト ・ダハブでダイビングなど。フェリーでヨルダンへ。 ヨルダン ・ぺトラ遺跡などを観光。 イスラエル ・平和活動家のパレスチナ人の開放している家に泊まり、夜な夜な話 を聞く。そこで偶然 7 期生のともきに会う。 パレスチナ ・難民キャンプ、分離壁、ヘブロン訪問。パレスチナ問題を肌で感じ た。平和について考える日々。 インド ・ダライ・ラマに会う。たくさんの亡命チベット人に話を聞く。偶然同じ町にい た同期のななこに会い、モチベーションが上がる。ワーキャン中の彼女の活動先の 小学校見学。個人でチベット難民の学校見学。 3月 インド ・ヨガの聖地リシュケシュで、アシュラムに泊まりヨガ三昧。ダージリンなど観光。 ・バラナシのマザーハウスでボランティア活動。 ・インド人の友達に再会し、お祭りに参加。 ・友人と待ち合わせし、6年前に訪れたブッダガヤの孤児院訪問。ホーリー(祭り) を楽しむ。 ・インドで最も貧しいといわれているその州で、人間とみなされていない村の人々が 現在も生活に困窮している現状を知り、今後も関わり支援をしていく決意をす る。 4月 インド ・3 期生なおきの働いている宿に宿泊。いろいろ話してモチベーションあがる。 ・プリーのマザーハウスボランティア。 ・コルカタでは、エジプトで出会った方がオーナーをしている宿に泊まる。 ・コルカタのマザーハウスでボランティア。・コルカタのスラム訪問。 ・孤児院見学(コルカタ)。 ・ストリートチルドレンへの炊き出し、シャワーのボランティアに参加。 ・映画「未来を映した子どもたち」の舞台となった売春街へ。 ・肉をのどに詰まらせて窒息しかける。生きていることは奇跡であることを知る。 バングラデシュ ・NGOのショップめぐり。 5月 バングラデシュ ・マイクロクレジットの創始者ムハンマド・ユヌス博士に会う。 ・国連の職員の方と出会う。国連の裏話をしてくださったり、観光に連れて行っても らったり、ホームパーティーに招待していただいたり、とてもお世話になる。自分の 考えの甘さを指摘されて落ち込んだりもしたが、様々なことをこの方から教わった。 ・知らない間にバングラ人と結婚することが決定されていた。 ネパール ・孤児院訪問 ・チベット難民の子どもたちのための施設見学。 ・日本人が支援しているフリースクール見学。 ・いま自分がやりたいことはボランティア活動ではないということに気が付き、日本 帰国を考え悩んでいた日々。同期に Skype で話を聞いてもらう。 マレーシア ・3 期生さおりんとボルネオ島イバン族の伝統的な祭りに参加し、飲酒-仮眠-飲 酒-仮眠-飲酒-飲酒-飲酒の 4 日間。この時もいろいろと話を聞いてもらい助 けてもらった。 6月 6/11-24 インドネシア ストリートチルドレン支援のワークキャンプ参加。 ・学校へ行くモチベーション向上のため活動や、衛生教育などを行う。別プロジェク トのマングローブ植林のボランティアにも参加させてもらう。メンバーには9期のあ きなと、ちあきも。 『世界の子どもに出会いたい』という当初の目標を思い出す。今この気持ちのま ま、もう少し旅を続けたいと思うようになり、海外にいることを決意。 タイ ・友人がたまたまサムイ島にいたので会う。 7月 タイ ・インドネシアで一緒だったあきなとちあきに再会。9 期のなおにも会う。 謎の咳が 1 ヶ月近くおさまらず、ひきこもる。外に出られないので何もできず、この ままではここにいても意味がないのではないかと思い帰国便を取るが、空気の良 いラオスに行ったらケロリと治る。 ・ラオス 障害を持った人々があたたかな地域の中で暮らしている姿に衝撃を受け る。 8月 ラオス ・1 ヶ月ちょっとかけて北から南まで満喫。本当の豊かさとは何か、肌で感 じる。 カンボジア 観光。 12 日、帰国。 9月 愛知、長野、山梨、兵庫を転々とし、神奈川の自宅に帰る。旅の反動か、1 週間ほ ど引きこもる。その後、広島で行われた NICE の無人島サバイバル合宿に参加。 長野、山形に行き、日本の美しさを再発見。 どんな国際ワークキ 国 期間 分野 内容 ャ ンプ/中 長期ボラ カメルー 11/20-1/20 子 ど 孤児院にて、スタッフの補佐、子ども達の身の回りのお ンティアに参加した ン も 世話など。 か、キャンプの詳細を インドネ 6/11-6/24 子 ど ストリートチルドレンへの支援。学校へ通うモチベーショ 記入してください。 シア も ン UP のための活動や、衛生教育。 ぼらいやーに参加し 1. 自分のやるべきことが明確に て得た成果 説明:ケニアにて、世界から届いた救援物資の古着の横流しを目の当たりにしたこと、政府が必 (ベスト3) 要としていることと地域住民が必要としていることのギャップ、ODAの矛盾など、必要なところに 必要な支援が届いていない現状を知った。『援助したい人のための援助』にも違和感があった。 『一方的にモノ・お金を提供する援助や、労働力の提供ではなく、仕組みづくりだ!』ということを 強く実感。一生かけてやっていきたいと思えることに出会えた。これは、中長期やワークキャン プに参加したからこそ見えてきたことだと思う。 インドで最も貧しい州の、カーストにも属せない人々とその地域の孤児院、学校を支援する NPO 法人の設立を決意し、準備をしているところ。現地の人たちの持っている力を引出し、より人間 らしくより豊かな暮らしを共に考えていきたいと思っている。 2. 本当に大事なものが分かった 説明:今回旅に出たことで、本当に大事なものがはっきりした。物質的な『モノ』の取捨選択もで きるようになった。生きていくのに、多くのモノはいらない。必要なものは全てバックパックに収ま っていたのだから。前は興味の幅が広く浅かったが、無駄なものが削ぎ落とされて、自分が人 生で大切にしていきたいことが見えてきた。もちろん、自分にとって大事な人がどれだけ大事で あるかも思い知った。旅中だけでなく、帰国してからもどんどん身軽になっていく感覚。もっと自 由になれそうな気がしている。 3. 知ったその後の行動 説明:カメルーンでは水が貴重だった。ケニアでは救援物資の横流しによって地元の洋服屋が 追い込まれているという事実を知った。ヨルダン人に会って歓迎を受けた時、自分の持っていた 中東の一部というイメージを恥じた。イスラエルではパレスチナ人の女の子に「Welcome to Palestine!」と言われた。パレスチナではメディアに操作されていた自分に気付いた。インドで は亡命チベット人に話を聞きチベット問題を肌で感じた。人身売買の現状を知った。売春街に生 まれ育ち、その仕事を継ぐ運命にある子どもたちに会った。バングラデシュでは難民問題を知 り、ネパールでは日本のODAが現地の人を苦しめていることを知った。ボルネオ島ではプラン テーション開発が原住民を苦しめているらしい。 まだまだ表面的なことしか見えていないのかもしれないが、これらのことを自分の目で見て、現 地の人に直接話を聞き、全身で感じてきたことで、行動が変わってきた。 児童労働が行われていないチョコレートを買う、安い賃金で作った海外の製品でなくできるだけ 国産のものを買う、など。同じニュースを見ても感じ方が前と違うだろう。地球にも、地球に生き る人にやさしい社会になるように、小さなことから選んでいきたいと思っている。 また、もしもう一度子どもに関わる仕事に就いたときにはこの地球で起きている『ほんとうのこ と』を伝えられる大人でありたいと思うようになった。
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