平成27年5月試験<学科> の解答と解説を見る

平成27年 5 月
3級ファイナンシャル・プランニング技能検定/学科試験
解答と解説
<正 解>
【第 1 問】
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
(9)
(10)
1
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(20)
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(30)
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2
【第 2 問】
【第 1 問】
(1)
1
正しい。税理士法の規定により、税理士資格を有しない人は,有償・無償を問わず,税
理士法に規定された税理士業務(具体的な税務相談、税務書類の作成など)を行ってはな
らない。
(2)
1
正しい。国民年金の学生納付特例制度とは、国の指定する学校等の 20 歳以上の学生・生
徒等で、本人の前年所得が一定の基準以下の場合に、保険料の納付を猶予する制度だが、
この制度を利用した期間に係る保険料の追納がない場合,老齢基礎年金の受給資格期間に
は算入されるが,老齢基礎年金の額には反映されない。なお、納付猶予を受けた保険料は、
10 年以内に追納することができる。
(3)
1
正しい。国民年金基金は、自営業者など国民年金の第 1 号被保険者が、国民年金(老齢
1
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基礎年金)に上乗せして加入できる制度である。掛金(上限は月額 6 万 8,000 円)は,そ
の全額が社会保険料控除として所得控除の対象となる。
(4)
2
誤り。障害等級 1 級に該当する者に支給される障害基礎年金の額は,障害等級 2 級に該
当する者に支給される障害基礎年金の額の 1.25 倍に相当する額である。平成 27 年度の場
合、障害基礎年金の額は、障害等級1級は 975,100 円、2 級は 780,100 円である。
(5)
2
誤り。住宅ローンの一部繰上げ返済の「期間短縮型」は、毎回の返済額は従来どおりに
して、返済期間を短縮する方法である。なお、「返済額軽減型」は、返済期間を変えずに、
毎回の返済額を少なくする方法である。
(6)
1
正しい。保険業法では,生命保険募集人は,保険契約の締結に際し,保険契約者または
被保険者が保険会社等に対して重要な事実を告げるのを妨げ,または告げないことを勧め
てはならないとしている。
(7)
2
誤り。特定疾病保障定期保険特約は、保険期間中に脳卒中・ガン・急性心筋梗塞で所定
の状態になった際に保険金が支払われる特約であるが、特定疾病以外の原因により死亡し
た場合には,死亡保険金が支払われる。
(8)
1
正しい。学資(こども)保険には,出生前加入特則の付加により,被保険者となる子が
出生する前であっても加入できるものがある。通常は、出生の 140 日前から利用できるよ
うになっており、加入時の被保険者の年齢はゼロ歳となる。
(9)
2
誤り。自動車保険の車両保険(一般条件)では,自宅の敷地内の駐車場で運転操作を誤
って自損事故を起こした場合、補償の対象になる。
(10)
2
誤り。レストランを運営する企業が,提供した料理が原因で顧客に食中毒が発生したこ
とによる法律上の賠償責任を負担する場合に被る損害に備えるためには,生産物賠償責任
保険(PL 保険)への加入が適している。施設所有(管理)者賠償責任保険とは、建物・設
2
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備などの施設を所有・使用・管理している人が、施設の構造上の欠陥や管理の不備による
事故、またはその施設の内外で仕事を遂行中に生じた事故により、 法律上の賠償責任を負
ったときに補償する保険である。
(11)
1
正しい。景気動向指数は,内閣府が公表する指標で、生産,雇用などさまざまな経済活
動での重要かつ景気に敏感に反応する指標の動きを統合することによって,景気の現状把
握および将来予測に資するために作成される。
(12)
2
誤り。取扱金融機関によって、個人向け国債の発行条件や中途換金の換金金額が異なる
ことはない。
(13)
1
正しい。追加型の国内公募株式投資信託の収益分配金のうち,元本払戻金(特別分配金)
は非課税となる。なお、普通分配金は配当所得となり、受取時に所得税+住民税で 20%(復
興特別所得税を含むと 20.315%)が源泉徴収される。
(14)
2
誤り。MRF(マネー・リザーブ・ファンド)は株式を一切含まない公社債投資信託で、
極めて安全性の高い高格付けの公社債の他、CD、CP などの短期金融商品で運用される。
(15)
2
誤り。外貨建てMMFは、米ドルやユーロなど外貨建ての格付の高い国債などの短期債
券を中心に運用される投資信託で、毎日運用実績に応じた分配が行われ、その月の分配金
を月末にまとめて元本に再投資する 1 ヵ月複利の商品である。購入時手数料や解約手数料
は無料であるが、円貨を用いて外貨建てMMFを購入する際には,為替手数料(為替スプ
レッド)が発生する。なお、為替差益は現在非課税であるが、2016 年 1 月以降は申告分離
課税となる。
(16) 1
正しい。所得税などは納税義務者と税負担者が同じ直接税であるが、消費税などは納税
義務者と税負担者が異なる間接税である。
(17) 2
誤り。一時所得の金は「総収入金額-収入を得るために支出した金額の合計額-特別控
3
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除額(最高 50 万円)
」で計算した金額であるが、その 2 分の 1 の金額が総所得金額に算入
される。
(18) 2
誤り。個人が賃貸アパートの敷地および建物を売却したことにより生じた所得は,譲渡
所得となる。不動産所得とは、土地や建物を賃貸している場合の所得である。
(19) 2
誤り。人間ドックの受診費用は,その人間ドックによって特に異常が発見されなかった
場合は,医療費控除の対象にならない。なお、異常が見つかり治療を受けることになった
場合は、人間ドックの受診費用も医療費控除の対象になる。
(20) 2
誤り。NISA 口座を利用して上場株式等を購入すると、新規投資額で年間 100 万円(平成
28 年以降は 120 万円)までは、最長 5 年間、配当金や売買益が非課税となるが、この場合、
確定申告は不要である。
(21) 1
正しい。不動産の登記記録の権利部甲区には所有権に関する登記事項、権利部乙区には
抵当権や賃借権など所有権以外の権利に関する登記事項が記録される。
(22) 2
誤り。建築基準法の規定によれば,住宅は,工業専用地域内では建築することができな
いが、工業地域内では建築することができる。
(23) 2
誤り。普通借家契約では賃貸借期間を1年未満とする契約は,期間の定めがない賃貸借
契約とみなされるが、定期借家契約では賃貸借期間に制限はないので、1 年未満の契約をす
ることもできる。
(24) 2
誤り。土地・家屋の固定資産税は,毎年 1 月 1 日現在における土地・家屋の所有者に対
して課される。
(25) 2
誤り。
「居住用財産を譲渡した場合の 3,000 万円の特別控除の特例」の適用要件に所得要
4
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件はない。マイホームを譲渡した場合、所得の多寡に関係なく、また所有期間や居住期間
の長短に関係なく、3,000 万円特別控除の適用を受けられる。なお、所得税の税額控除であ
る住宅借入金等控除の場合には、適用を受けようとする者のその年分の合計所得金額が
3,000 万円以下でなければならないという要件がある。
(26) 1
正しい。相続税の「遺産に係る基礎控除額」は、
「3,000 万円+600 万円×法定相続人の
数」
(平成 27 年 1 月 1 日以後の相続の場合)で計算されるが、相続人のうちに相続を放棄
した者がいる場合でも,その放棄がなかったものとして法定相続人の数をカウントする。
(27) 1
正しい。「配偶者に対する相続税額の軽減」とは、被相続人の配偶者が遺産分割や遺
贈により実際に取得した正味の遺産額が、①1億6千万円、または②配偶者の法定相続分
相当額のどちらか多い金額までは配偶者には相続税がかからないという特例である。こ
の特例を利用する場合、たとえ税額がゼロになる場合でも、適用を受けるためには,相
続税の申告書を提出しなければならない。
(28) 1
正しい。相続、遺贈や相続時精算課税に係る贈与によって財産を取得した人が、被相続
人の一親等の血族(代襲相続人となった孫を含む)および配偶者以外の人(兄弟姉妹など)
である場合には、その人の相続税額にその相続税額の 2 割に相当する金額が加算される。
(29) 2
誤り。贈与税の納付では,金銭での一括納付のほか,延納によることが認められている
が、物納は認められていない。なお、相続税の納付では、金銭での一括納付のほか,延納
または物納によることが認められている。
(30) 1
正しい。相続時精算課税の適用を受けた場合,以後,その贈与者からの贈与について暦
年課税に変更することはできない。
5
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【第 2 問】
(31) 2
教育資金や老後資金、住宅ローンの返済などのライフイベントについて資金計画を立て
る際、積立目標額や元利合計額、年金額やローン返済額などを計算することは重要である。
これらの金額を複利計算で行う場合、計算は複雑になるが、各種係数を利用すると簡単
に計算することができる。
各種係数
どんなときに使うか?
終価係数
手持ちの資金を複利運用すると将来いくらになるかを求める場合に使用
現価係数
複利運用して目標額をするためには、今いくらの元金が必要かを求める場
合に使用
減債基金係数
将来の貯蓄目標額を達成するには、毎年いくらずつ積み立てればよいかを
求める場合に使用
資本回収係数
手持ちの資金を複利運用しながら年金として受け取れる金額やローン(元
利均等返済)の年間返済額を求める場合に使用
年金終価係数
毎年一定額を積み立てると、将来いくらの元利合計になるかを求める場合
に使用
年金現価係数
希望する年金額を受け取るためには、今いくら元金があればよいかを求め
る場合に使用
設問のように、将来準備する金額のために毎年いくらずつ積み立てればよいかを求める
場合には、減債基金係数を使用する。
6,000,000 円×0.0578(利率 2%・期間 15 年の減債基金係数)=346,800 円
(32) 2
2)が正しい。健康保険の傷病手当金は、病気やケガのために3日以上連続で仕事を休み、
給与が支給されない場合などに4日目から支給される。支給額は休業1日につき標準報酬月
額の「3分の2」で、支給期間は最長1年6ヵ月である。
(33) 2
2)が正しい。厚生年金保険の被保険者期間が原則として「20 年」以上あり、生計を維持
する 65 歳未満の配偶者がいるなどの要件を満たした場合、老齢厚生年金に加給年金額が加
算される。
(34) 3
3)が正しい。住宅ローンのフラット 35(買取型)の融資金額は,100 万円以上「8,000
万円」以下で,建設費または購入価額(非住宅部分に関するものを除く)以内とされてい
る。
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(35) 1
1)が正しい。国が日本政策金融公庫を通じて行う「教育一般貸付(国の教育ローン)」の
融資金利は「固定金利」であり,返済期間は母子家庭等の場合を除き「15 年」以内、融資
限度額は 350 万円(海外留学の場合は 450 万円)以内となっている。なお、母子家庭、父
子家庭、交通遺児家庭または世帯年収(所得)200 万円(122 万円)以内の場合の返済期間
は 18 年以内となっている。
(36) 1
1)が正しい。ソルベンシー・マージン比率が「200%」を下回った場合には,監督当局に
よる早期是正措置の対象となる。
(37) 2
2)が正しい。生命保険の契約者が保険会社に払い込む保険料は,主として保険金等を支払
うための財源となる「純保険料」と,保険会社が保険契約を維持・管理していくための必
要経費に充当される「付加保険料」とに大別できる。純保険料は予定死亡率と予定利率を
基礎として計算され、付加保険料は予定事業費率を基礎として計算される。
(38) 3
3)が正しい。損害保険において,保険金額が保険価額(被保険者が被る可能性のある損害
の最高見積額=時価)を下回っている「一部保険」の場合に,保険金額の保険価額に対す
る割合に応じて保険金が削減されて支払われることを「比例てん補」という。例えば、火
災保険で保険金額が保険価額の 80%未満の場合、支払保険金は次のようになる。
保険金額
支払保険金=損害額× ―――――――――
保険価額×80%
なお、保険金額が保険価額の 80%以上の場合は、保険金額を限度として実際の損害額が
支払われる(実損てん補)
。
(39) 1
1)が正しい。自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)では,
「対人賠償事故のみ」を補償
の対象としている。
(40) 3
3)が正しい。地震保険の保険金額は,火災保険等の主契約の保険金額の30%~50%の範
囲内で定められるが,居住用建物については「5,000万円」
,生活用動産については「1,000
万円」の上限が設けられている。
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(41) 3
3)が正しい。元金 5,000,000 円を年率 2%(1 年複利)で 3 年間運用した場合の元利合計
金額は,税金や手数料等を考慮しない場合,次のようになる。
5,000,000 円×(1+0.02)3=5,306,040 円
* 電卓で計算する場合には、次のように行う(CASIOの場合)
1.02
×
×
↑
×を 2 回
=
=
×
5000000=
5306040
↑
n乗の場合=を(n-1)回(3 乗の場合は 2 回)
(42) 2
2)が正しい。株式の投資指標において,株価に対する配当金の割合を示すものを「配当利
回り」という。計算式は、
「配当利回り(%)=1 株当たり配当金/株価×100」。なお、配
当性向とは、当期の純利益のうち、どれだけを配当に向けたかを示す指標である(計算式
は、
「配当性向(%)=年間配当金/税引後利益×100」)
。
(43) 2
2)が正しい。普通取引により国内上場株式を買い付けた場合の受渡日は,売買成立日(約
定日)から起算して 4 営業日であるので、「3 月 5 日(木)」である。
(44) 3
3)が正しい。単利最終利回りを算出する計算式は、次の通り。
額面(100 円)-買付価格
表面利率+――――――――――――――
残存期間
―――――――――――――――――――――― ×100
買付価格
したがって、表面利率(クーポンレート)2%,残存期間 4 年の固定利付債券を,額面 100
円当たり 94 円で購入した場合の単利最終利回りは,
100 円-94 円
2+――――――――
4年
―――――――――――― ×100=3.72%(小数点以下第 3 位を四捨五入)
94 円
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(45) 3
3)が正しい。2つの異なる資産の値動きの相関関係(片方の資産が値上がりするとき、も
う片方の資産は値下がりするなど)を-1から+1の範囲の数値で表したものが相関係数
である。相関係数=-1のときは資産同士が全く逆に動く、相関係数=0 のときは資産同士
は全く関係ない動きをする、相関係数=+1のときは資産同士が全く同じ動きをする、こ
とを表している。ポートフォリオのリスク(不確実性・ばらつきの度合い)低減効果が最も
大きくなるのは、資産間の相関係数が-1のときであり、相関係数が「+1」である場合,
両資産は同一の値動きをするため,ポートフォリオのリスク低減効果が得られない。
(46) 1
1)が正しい。所得税の配偶者控除の適用を受けるためには,その年分の配偶者の合計所得
金額は「38 万円」以下でなければならない。
(47) 1
1)が正しい。所得税において,平成 24 年1月1日以後に締結した生命保険契約の保険料
に係る一般の生命保険料控除の控除額の上限は,
「40,000 円」である。なお、介護医療保険
料控除、個人年金保険料控除の控除額の上限も,それぞれ 40,000 円である。
(48) 1
1)が正しい。住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)の主な適用要件は、次の通り。
①新築又は取得の日から 6 ヵ月以内に居住の用に供し、適用を受ける各年の 12 月 31 日
まで引き続いて住んでいること。
②この特別控除を受ける年分の合計所得金額が 3,000 万円以下であること。
③住宅の床面積が「50 ㎡」以上であり、床面積の「2 分の 1」以上の部分が専ら自己の居
住の用に供するものであること。
④借入金の償還期間が 10 年以上であること――など。
(49) 2
2)が正しい。所得税において,所得金額の計算上生じた損失の金額が,他の所得の金額と
損益通算することができるのは、不動産所得、「事業所得」、山林所得、譲渡所得(「ふ・じ・
さん・じょう」などと覚えると良い)の 4 つである。
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(50) 1
1)が正しい。生命保険金の契約形態による課税の取扱いは次のようになっている。
契約者
被保険者
(=保険料負担者)
A
死亡保険金
税金
受取人
A
B(相続人)
相続税
(保険金非課税の適用あり)
A
A
B(相続人以外)
相続税
(保険金非課税の適用なし)
A
B
A
所得税(一時所得)
A
B
C
贈与税
設問の契約形態の場合、被保険者の妻が死亡して夫が受け取る死亡保険金は、一時所得
として「所得税」の課税対象となる。
(51) 3
3)が正しい。区分所有法の規定では、建替えは区分所有者および議決権の各「5 分の 4」
以上の多数で決議できる。なお、規約の変更は各 4 分の 3 以上である。
(52) 3
3)が正しい。所有する農地を宅地に転用する場合や農地を宅地に転用して所有権を移転す
る場合,原則として都道府県知事の許可が必要であるが,市街化区域内にある一定の農地
については,あらかじめ「農業委員会」へ届出をすれば都道府県知事の許可は不要である。
(53) 1
1)が正しい。土地・建物等を譲渡した場合の譲渡所得に係る税額の計算において、「譲渡
の年の1月1日」現在における譲渡資産の所有期間が 5 年を超えるものは長期譲渡所得、5
年以下のものは短期譲渡に区分される。
(54) 2
2)が正しい。
「特定の居住用財産の買換えの場合の長期譲渡所得の課税の特例」とは、特
定のマイホームを売って、代わりのマイホームに買い換えたときには、一定の要件のもと、
譲渡益に対する課税を将来に繰り延べることができる(譲渡益が非課税となるわけではな
い)特例である。適用要件として、譲渡資産の譲渡対価の額が「1 億円」以下であること、
譲渡資産の所有期間が譲渡した年の 1 月 1 日現在で 10 年超であることなどがある。
10
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(55) 2
2)が正しい。純利回りは、
「純収益/投資総額×100」で算出されるので、設問の場合、
純収益=600 万円-150 万円=450 万円
純利回り=450 万円/6,000 万円×100=7.5%
(56) 2
2)が正しい。設問のケースの場合、相続人は配偶者と子なので、法定相続分は妻Bさんは
「2 分の 1」
、子は 2 分の 1 である。
(57) 3
3)が正しい。公正証書遺言は,証人「2 人」以上の立会いのもと,遺言者が遺言の趣旨を
公証人に口授し,公証人がそれを筆記して作成される遺言であり,相続開始後に家庭裁判
所における検認手続が「不要」である。検認とは、家庭裁判所が遺言書の形式・状態等を
調査・確認する手続きで、自筆証書遺言や秘密証書遺言の場合は検認が必要である。
(58) 1
1)が正しい。
「贈与税の配偶者控除」の適用を受けるためには,婚姻期間が「20 年」以上
である配偶者からの居住用不動産または居住用不動産を取得するための金銭の贈与でなけ
ればならない。贈与税の配偶者控除の適用を受けると、基礎控除 110 万円とは別枠で 2,000
万円の控除を受けることができる。
(59) 2
2)が正しい。
「直系尊属から教育資金の一括贈与を受けた場合の贈与税の非課税の特例」
における非課税限度額は,受贈者1人につき「1,500 万円」である。なお、平成 27 年度税
制改正で創設された「直系尊属から結婚・子育て資金の一括贈与を受けた場合の贈与税の
非課税の特例」における非課税限度額は,受贈者1人につき 1,000 万円である。
(60) 2
2)が正しい。
「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」における適用限
度面積と減額割合は次のようになっている(平成 27 年 1 月 1 日以後の相続の場合)。
限度面積
減額割合
特定居住用宅地等
330 ㎡
80%
特定事業用宅地等
400 ㎡
80%
貸付事業用宅地等
200 ㎡
50%
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