資料4 まちづくりワークショップでの検討結果 1 まちづくりワークショップの内容 ① まちづくりワークショップの目的 新しい都市計画マスタープランの策定にあたり、市民の皆さんが尾張旭市のま ちについて学び、話し合いをしながら、市民と市が協働で取り組む「これからの 尾張旭のまちづくり」について検討し、具体的な提案をいただきます。 また、「尾張旭のまちの問題・課題、将来像」や「お住まいの地域のまちづく り」などを地域別グループで話し合い、策定検討会議に意見の提案を行います。 ② まちづくりワークショップの役割 尾張旭市のまちづくりに対して、市民の皆さんが日頃から抱いているまちづく り課題を解消するために、また、市民の皆さんが理想としているまちを実現する ために、市民の立場に立った具体的な解決方法や提案事項を検討していただきま す。 その全体の課題や将来像、地域別の課題や将来像についてまちづくり学習、話 し合いや意見交換などを行い、グループとしての意見を集約し、策定検討会議へ の提言としてまとめていただきます。 ③ まちづくりワークショップの運営方法 ア 参加者 公募による市民38名 イ 開催日時・場所 基本的に平日夜又は土、日曜日の日中約2時間 ウ 進め方 ▽ 開催回数 ワークショップは、合計5回を予定し、平成20年度は2回程度を予定し ています。 ▽ グループ分け 平成20年度の第1回と第2回のワークショップにおいては、尾張旭市全 体について検討するため、各地域の方が混在するグループで検討します。ま た、平成21年度の第3回から第5回のワークショップにおいては、お住ま いの地域について検討するため、地域ごとにグループ(1グループ10名程 度)に分かれて検討を行います。 1 2 まちづくりワーキンググループの活動実績 ① 第1回ワークショップ ア 開催日時及び場所 平成20年8月28日(木) 中央公民館 イ 午後6時30分から9時まで 第3研修室 開催内容 ・オリエンテーション ・尾張旭市のまちづくりを学ぶ ・尾張旭市のまちの概況について ・尾張旭市の将来像(尾張旭のまちづくりの問題・課題) ・グループ検討(尾張旭のまちづくりの問題・課題) ウ 参加者 22名 ② 第2回ワークショップ ア 開催日時及び場所 平成20年9月25日(木) 中央公民館 イ 午後6時30分から9時30分まで 第3研修室 開催内容 ・第1回まちづくりワークショップの結果報告 ・尾張旭市のまちの現状について ・グループ検討(尾張旭市の「まちづくり課題」の確認、まちづくり課題の解 決策の検討、将来まちづくりの「キーワード」出し) ウ 参加者 21名 2 3 市民が考えるまちづくりの重要課題の整理 まちづくりワークショップにおいて、特に重要な課題であるとして、シール投票 (1人3票)されたものを分野として整理すると、「交通」が17票と非常に重要 と考えられており、特に生活道路に関する課題が14票と市民に身近な重要な課題 と認識されています。 次に、「まちの活力」や「土地利用」、「公園・緑」、「人」が6・7票と高い 得票となっています。この内容としては、今後予想される人口減少などに備え、ま ちの活力を維持するためには何か、市民が考える方策として3つ示されています。 1つ目は、工業や商業などの「産業振興によるまちづくり」、2つ目は、公園・ 緑など尾張旭の強みとなっている居住環境に磨きをかけることによる「居住環境と しての質を高めることによるまちづくり」、3つ目は市民という人材を活用した 「協働によるまちづくり」です。 今後は、この3つのまちづくりの推進により、まちの活力を維持・増進していく ことが望まれています。 順位 1位 分 交通 野 幹線道路 課 3票 17票 生活道路 14票 題 三郷駅等の駅周辺渋滞の解消 [1G 南北幹線道路の整備推進 [1G 生活道路の拡幅 6票] [2G 1票] 歩道の整備・改善(特に幹線道路) 自転車道の整備 公共交通 2位 まちの活力 2票 7票 [2G 2票] 公共交通の充実(バス) [2G 2票] [3G 6票] 2票] 人的交流の活性化(隣人、地域の人の顔を知る) [3G 5票] 駅周辺ににぎわいの創出(商業施設) [1G 3位 土地利用 6票 2票] 近隣都市と連携した戦略的な都市計画 [1G 3票] 住宅地と産業地域のバランス 3位 公園・緑 6票 公園の充実管理(公園に緑を) 矢田川の美化 [2G 人 6票 世代間交流 [1G [1G [1G 2票] 市民マナーの意識高揚(犬の散歩) [2G 6位 快適な居住環境 4票 4票] 快適な居住環境の保全(自然が身近) [1G 4票] 3 3票] 2票] 2票] サイクリングロード延長整備 3位 [1G 2票] 順位 7位 分 野 基盤整備3票 課 シンボルロードの活用 題 [1G 2票] 車需要減少への対応(20、30年後には車の通行 量が減るぞ!) 7位 下水 3票 9位 まち施設 9位 まちの特色 下水道の整備促進 2票 2票 4 ※ 安全・安心 1票 1票] [3G 3票] 施設のもう一段のグレードアップ [1G 2票] 地域資源を活かした特色づくり(景観の活用) [1G 10位 [1G 2票] 街路灯の整備 [1G 1票] 市民が考えるまちづくり課題の整理 凡例 (◎太字:5票以上、○太字:3・4票、△細字:1・2票、細字:0票) 項 目 市民課題 ○近隣都市と連携した戦略的な都市計画 ○住宅地と産業地域のバランス ・頭脳集約的企業誘致 土地利用 ・働き場として工業地等の充実 ・駅周辺の有効利用 ・市街化調整区域の見直し ・農地の保全 ・シンボルロードの活用 ・車需要減少への対応 ・特色のある基盤整備の実施 基盤整備 ・駅の機能充実 ・三郷駅の充実 ・バスロータリーの充実 幹線道路 交通 △南北幹線道路の整備推進 △三郷駅等の駅周辺渋滞の解消 ◎歩道の整備・改善 生活道路 ◎生活道路の拡幅 △自転車道の整備 公共交通 △公共交通の充実 △公園の充実管理 公園・緑 充実した ・水辺や丘陵緑地の保全・活用 公園・緑 ・田園の保全・公園の特色ある再整備検討 ・森林公園の活用 4 項 目 市民課題 △矢田川の美化 水辺 △サイクリングロード延長整備 下水 ○下水道の整備促進 ・防災体制の充実 防災 安全・安心 ・洪水、地震対策 防犯 △地域の防犯性能の向上 公害 ・問題企業への対応強化 快適な居住環境 ○快適な居住環境の保全 △施設のもう一段のグレードアップ まち施設 (道路・公園・下水以外) ・地域資源の積極活用 △公共施設(市役所)移転 ◎人的交流の活性化 まちの活力 ・駅周辺ににぎわいの創出 △地域資源を活かした特色づくり まちの特色 ・健康まちづくり 地域コミュニティ ・市民協働によるまちづくり 高齢化対応 ・バリアフリー化の推進 ○市民マナーの意識高揚 人 △世代間交流 その他 5 ・持続可能なまちづくり 市民が考えるまちづくり課題の解決アイデア 項 目 市民課題 行政が対応する解決策 働き場として工業地 ・工業系用途地域の有効 等の充実 活 ・稲葉町周辺の調整区域 を市街化→工業系 近隣都市と連携した ・ 名 古 屋 市 ( 志 段 味 地 戦略的な都市計画 土地利用 区)、長久手、瀬戸との 連携強化(道路整備) 頭脳集約的企業誘致 公共施設(市役所) 移転 駅周辺の有効利用 市街化調整区域の見 直し 5 市民自らが行う解決策 項 目 土地利用 市民課題 行政が対応する解決策 市民自らが行う解決策 住宅地と産業地域の バランス 農 地 の 保 全 、 農 地 ・遊水地としての農地→ ・市民農園としての活用 (荒れ地)活用→人 住宅地代の方向で遊水地 (荒れ地対策) 手、自給率アップ 利用も考えたい 特色のある基盤整備 の実施 駅の機能充実 ・駅前周辺の整備、有効 活用(特に三郷駅) ・核となるハコ物も必要 基盤整備 三郷駅の充実 シンボルロードの活 用 バスロータリー(駅 前広場の整備充実) 車需要減少への対応 (20、30年後には車の通 行量が減るぞ!) 南北幹線道路の整備 ・周辺都市と幹線道路の ・草刈りに協力する(道 推進 連携整備←通過交通が多 路、空き地) い 幹線道路 三郷駅等の駅周辺渋 ・瀬戸街道巡検道の片側 ・路上駐車のない地域作 滞の解消 二車線化 り ・自転車の使用 ・駐車物を置かない ・不法駐車をしない 歩道の整備・改善 ・区画整理事業 ・歩道の整備(特に瀬戸 街道、城山街道) 自転車道の整備 交通 生活道路 ・側溝にふたをする ・自転車道の整備、自転 車、停車場の整備、乗り 捨てOK、1回 100 円 生活道路の拡幅 公共交通の充実 ・あさぴー号のバス停 ・公共交通利用 ・巡回バスの充実、路線 ・市民として、どこまで 公共交通 &本数考えたい 負担して、バス網を維 ・南北の鉄道 持、充実するか考える必 ・藤が丘方面への交通、 要ある 将来人口、財政も考える 6 項 目 市民課題 行政が対応する解決策 市民自らが行う解決策 水辺や丘陵緑地の保 ・散歩道を作ったり、人 ・公園の草取り 全・活用(バーベキ が安全に入れたりするよ ュー) うにする ・住民管理の時も市のチ 充実した ェックを。町内会からの 公園・緑 市への報告 公園 公園の充実管理 ・緑 田園の保全・公園の 特色ある再整備検討 森林公園の活用 矢田川の美化 水辺 ・矢田川の親水空間、公 園づくり サイクリングロード ・瀬戸~名古屋までのサ ・矢田川サイクリングロ 延長整備 イクリングロードの整備 下水道の整備促進 ・下水道の配管整備。道 ードの認可への市民運動 路整備とともに早期整備 下水 ・下水整備の促進 ・矢田川河川改修100% 防災体制の充実 ・街路灯の整備、充実 洪水、地震対策 ・住宅地化のために遊水 ・自治会、見まわり充実 地の確保考える ・ボランティアセンター 防災 の整備 ・一次避難場所が近隣か 安全 らなくなった→避難箇所 安心 の見直し 地域の防犯性能の向 ・警察署設置=安全なま ・地域住民による防犯活 防犯 上 ち宣伝 動の継続 ・街路灯の整備 ・防犯パトロールを実施 する 公害 問題企業への対応強 化 快適な居住環境の保 ・街路灯を拡充する(夜 ・地域でゴミ拾いを定期 全(自然が身近) でも歩ける町にする) 的に行う ・住宅地での緑化につい 快適な居住環境 て、植木、庭木、垣根な どの樹木の道路へとび出 して、狭くなる まち施設 地域資源の積極活用 (道路・公園・ 施設のもう一段のグ 下水以外) レードアップ 7 項 目 市民課題 人的交流の活性化 行政が対応する解決策 市民自らが行う解決策 ・他の市から一瞬でも人 ・←これに市民が参画 が集まる何か1ポイント ・隣人、地域の人の顔を 知る まちの活力 駅周辺ににぎわいの ・駅周辺のにぎわい創出 創出(商業施設) まちの特色 地域資源を活かした ・行政と協働した地域資 特色づくり(景観の 源(維摩池、シンボルロ 活用) ードなど)をPRしたイ ベントによる活力の向上 健康まちづくり 地域コミュニテ ィ 高齢化対応 人 市民協働によるまち ・まちづくり活動に参加 づくり することの動機づけ ・メリットを与える バリアフリー化の推 進 市民マナーの意識高 ・モデル地区の計画 ・自治会の体制強化 揚 ・まちづくり活動への参 ・ポイ捨て禁止条例策定 加機会を充実させる 世代間交流 持続可能なまちづく ・ゴミ問題で、分別、リ ・食料自給率100% り その他 サ イ ク ル は 市 民 で す る ・CO2排出量(少ない) が、焼却、粉砕等の最終 日本一の街 処理問題の解決 ・太陽光発電とLED照 ・ 市 議 会 議 員 、 定 数 半 明の普及 減、日払い 8
© Copyright 2024 Paperzz