平成26年度事業報告並びに決算報告

平成26年度事業報告並びに決算報告
自 平成 26 年 4 月 1 日
公益財団法人
至 平成 27 年 3 月 31 日
北九州国際技術協力協会
目
1.平成26年度事業報告総括
次
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
2.研修部事業報告(JICA 研修事業) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
3.技術協力部事業報告
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9
4.国際親善交流事業報告
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
14
5.広報活動報告
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
17
6.平成26年度事業報告附属明細書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
17
平成26年度事業報告
1.H26年度事業報告総括
(1)KITA中長期指針
1. KITA財産づくり
2.
「KITAらしさと」と「北九州立地の強み」追求
(2)H26年度事業計画の達成状況概要
推 進 課 題
1.海外ニーズ調査発掘と
海 外ネット ワーク 構
築の一層の推進
達
成 状 況
(1)JICA九州・北九州市関係部局との連携によるニーズ発掘
と共有化をほぼ実現
(2)海外ニーズ発掘活動とその集約を実行中
(3)海外研修員ネットワークの開発と運用開始実現
2.研修事業・技術協力事
業の事業力強化・充実
(1) KITA内事業間連携・部門間連携のさらなる強化をほぼ実
現
(2) JICA・北九州市関係部局との連携体制強化をほぼ実現
(3) 年次事業計画の策定・実行の常態化を実現
3.KITA経常収支の黒
字体質確立
4.システムインフラ整備
3年計画の推進(H24
年度~H26 年度)
5.公益財団法人運営の定
着化・透明性確保と諸
(1)KITA収支計画精度向上と中長期見通しの確保をほぼ実現
(2) KITA内事業部門別採算の改善方策・体制をほぼ確立
(1) システムインフラの中核である業務支援システム開発完成
(2)システムインフラの活用拡大と業務支援システム導入教育を
ほぼ達成
(1)公益財団法人の認定を受けて2年、新制度運用がほぼ安定
(2)公益財団法人運営の定着化が着実に進展
情報の公開
●経常収支
収益:226.4百万円
(予算
収益:304.1百万円
支出:234.5百万円
支出:303.5百万円)
JICA全体の研修事業案件数減少に伴う影響で研修事業が減少
(対予算約25%減)するなど、当期利益が対予算約8.7百万円
の減少(-8.1百万円)
1
2.
研修部事業報告(JICA 研修事業)
(1) 平成26年度研修実施状況
H26年度の実施状況を前年度と比較して表・1に示す。
表・1 平成26年度と平成25年度間の研修の諸元の比較 (実績)
諸元 コース数
年度
研修員合計 (人)
開講月数*1)
参加国数
(総数)
(1コース平均)
(総数)
(1コース平均)
(総数)
(アフリカ)
H26年度
31
304
9.9
38
1
85
26
H25年度
40
367
9.2
40
1
92
27
差異
▲9
▲ 63
0.7
▲2
0
▲7
▲1
(変化率)
-22.5%
-17.2%
7.6%
-5.5%
0%
-7.6%
-3.7%
*1)
実質の研修期間(休日および研修前後の準備期間を含まず)
コース数の大幅な減少(▲9)が大きな特徴である
H26年度は85カ国の研修員が KITA
研修に参加した。国別ではアフリカの
参加者が最も多く30%を占める。
H26年度は304名の研修員が KITA
研修に参加した。国別ではアフリカの
参加者が最も多く27%を占める。
(2) H26年度に実施した研修コース
2
H26年度に実施した全コースのコース名および実施期間を表・2に示す。
これらのコースの中で、特徴的なコースの2例を次に示す。
1)分類Ⅳの No. 2
分
野
コース名
Ⅳ 省エネルギー・新エネルギー
【イラン省エネルギー・再生可能エネルギー】
・イラン国向けに(単独)設定された初めてのコース。
(イランは国際的にまだ問題があるものの、将来を見据えてのコース設定)
・企業の協力(講師や見学受け入れ)を得るのに難航したが、最終的には
希望通りのカリキュラムが組めた。
・公式言語:ペルシャ語。しかし、大半の研修員は英語化→心温まる交流が
特
徴
出来た。
・イランに関する貴重な情報も入手することが出来た。→研修協力先に送付
し大変感謝された。
・太陽光発電分野におけるドイツの進出には驚いた。
・27 年度は「省エネ」にウエイトおいて実行の予定。
2)分類Ⅴの No5, 6
分
野
コース名
Ⅲ 職業訓練、他
【アフリカ地域起業家育成・中小零細企業活性化 (A)(B)】
・アフリカの貧困克服には「仕事の創造(起業)と中小企業の活性化」との
考えで設定された研修コース。
・起業のためにはそのネタの提供が重要→BOP ビジネス展開中の日本の企業
を紹介した。
特
徴
・パナソニック社のソーラーランタンを紹介したら大反響。ケニアの研修員
に1台プレゼントしたらスラムで使用→貴重な情報を返してくれた。(ラ
ンプ用油代:$15/月の節約になったと)
・この情報をパナソニックと共有した
3
3
(3)研修成果のフオォローアップおよび情報取集のための海外出張
研修成果をビデオに収録するため、H27 年1月 3 日~1月 10 日、ベトナム(ホーチミン
市とハノイ市)に出張した。主要内容を以下に示す。
4
(4)研修トピックス(帰国研修員からの報告)
24名(12カ国)の帰国研修員から寄せられた現地活動状況を KITA ホームページに
紹介した。
年
2014
2015
2)帰国研修員 現地活動状況(ピックアップ)
5
公開月
報告者
国名
4
5
6
末田
上野
宮本
7
川崎淳
8
末田
9
川崎淳
10
11
12
1
2
3
4
5
末田
三木
宮本
上野/吉本
三木
-
末田
小杉
トルコ
ベトナム
チリ
スリランカ
トンガ
コソボ
ベネズエラ
コソボ
コロンビア
ベネズエラ
スリランカ
パレスチナ
ブラジル
チリ
ベトナム
ボリビア
-
コソボ
ケニア
帰国研修員
バハ
ソン、ニュン
ホセ、フランシスコ、他2名
ダンミ
マナセ
アデム
ホアン
ヴェビ
エールナン
エンジェル
ティラック
ターレック
日系(中岡、乙幡)
パブロ
サンドラ
-
照井/ヴェビ
ジーケー
6
7
表・2 平成26年度 JICA研修コース実施実績 (研修部)
区
分
No
コース名
参加
国数
1
産業環境対策
6
2
大気汚染源管理
9
3
廃棄物管理技術(応用・技術編)
6
4
コンポスト事業運営(A)
8
5
コンポスト事業運営(B)
9
6
環境教育
12
7
イラク産業環境対策に於ける能力開発
★
Ⅱ
1
下水道システム維持管理(B)
7
水
資
2
水環境行政
8
3
下水対策能力向上
★
4
ベトナム下水道経営
★
Ⅲ
1
生産性向上のための保全管理
5
生
産
2
メカトロニクス・ロボット実践技術
6
・
設
備
3
中南米地域生産性向上活動普及
<ボランティア連携>
4
1
インド省エネルギー技術
★
2
イラン省エネルギー・再生可能エネルギー
★
3
省エネルギー政策立案(C)
9
4
太陽光発電技術
11
5
低炭素化社会実現のための発電技術-A
5
6
低炭素化社会実現のための発電技術-B
3
7
低炭素化社会実現のための発電技術-C
6
8
民政部門省エネ推進 (A)
5
9
民政部門省エネ推進 (B)
7
1
食品衛生のための行政能力強化 5
2
中南米地域 中小企業・地場産業活性化
12
Ⅴ
3
中小企業振興
2
職
業
訓
練
他
4
アフリカ地域 実践的電気・電子技術者養成
10
5
アフリカ地域起業家育成・中小零細企業活性化ーA
6
6
アフリカ地域起業家育成・中小零細企業活性化ーB
7
7
ケニア/一村一品サービス改善プロジェクト
★
8
イラン・中小企業のマーケテイング能力強化
★
Ⅰ
環
境
管
理
源
・
処
理
Ⅳ
省
・
新
エ
ネ
ル
ギ
ー
コース数合計:31コース
5月
6月
7月
★:国別研修(1か国)
8
8月
9月 10月 11月 12月 1月
参加国数(重なりを除く):85ヶ国
2月
3月
4月
5月
3.
技術協力部事業報告
●概ね事業計画に沿って事業を推進できたが、鉄鋼技術関連については年度途中で今後の
取り組みを取り止めた。
●環境省~北九州市の連携で、新しく「日中都市間連携による大気環境改善」への取り組
みが始まり、中国からの訪日研修の一部(コースリーダー)を担当することになった。
●マスタープランの先取りとして、コンサルティング業務への取り組みを開始した。
(1) 中小企業海外展開支援
主としてアジア諸国の企業調査およびビジネスマッチィング支援を行った。
対象国・地域
ベトナム南部
関係箇所
実
績
北九州市国際
●北部地域(ハノイ・ハイフォン等)で実績のある経済交流支援を南部
ビジネス政策課
地域(ホーチミン・周辺都市)へ拡大。
・8/17-21:工業用ゴム・プラスチック分野での経済交流実施
北九州企業 4 社参加、有望商談 13 件。
・1/18-22:金属加工・機械製造分野での経済交流実施
北九州企業 4 社参加、有望商談 16 件。
シンガポール
北九州市国際
●プロセス産業分野での経済交流の可能性調査を行った。
ビジネス政策課
・日本能率協会主催「プロセス産業向け設備・システム販路拡大プログ
ラム」に同行、カウンターパート、交流方法、企業要望等を調査。
・調査結果:ASEAN 諸国を睨んだ「高度な独自技術・製品」の
販売拠点として有望。
トルコ
JETRO 北九州、 ●RIT 事業の可能性調査を目的として、トルコを訪問した。
北九州市国際
ビジネス政策課
(1 回目:6/16-21, 2 回目:11/2-8)
・北九州市と西黒海開発機構との間で、協力協定締結。
・企業 5 社と共に製鉄所等を訪問しビジネスマッチィングの可能性を
調査。
●結果鉄鋼関連商品が主体のため、RIT 本事業化は断念した
台湾
北九州市国際
ビジネス政策課
●台湾電気炉メーカーとのスラグ処理に関するビジネスマッチィングを企画
したが、進展せず。
(25 年度末に、台湾資源再生協会、電炉メーカーを訪問・調査)
タイ
北九州市国際ビ
ジネス政策課
ロシア
ロシア NIS 貿易会
●鉄鋼関連商品が主体のため、取り組みを中止した。
商談進展中の案件は、B to B に移行。
●鉄鋼関連商品が主体のため、本年度の取り組みを中止した。
商談進展中の案件は、B to B に移行。
9
対象国・地域
インドネシア
関係箇所
実
績
北九州市新成
●市内メンテナンス企業 4 社でコンソーシアムを組み、JICA の中小企業海外
長戦略課
展開支援事業へ応募したが、不採択となった。
(KITA はコンサルの一員として企画書作成に協力)
ベトナム
北九州市国際
●市内企業のコンサルとして、JICA の中小企業海外展開支援事業へ
ビジネス政策課
応募したが、不採択となった。
(2) JICA 草の根事業
●Ⅱ期事業が採択され、更に 2 年間プロジェクトが継続されることになった。
●Ⅱ期事業として、具体的には下記の取り組みを行い、大きな成果を上げることができた。
取り組み項目
生産管理力・経営管理力
に関する人材育成
実
績
●キーマン育成を目的とした訪日研修を実施した(7/29-8/8)
・ハイフォン工業職業短期大学教員 4 名、市職員 1 名、企業代表 2 名
・経営管理、生産管理に関する講義と市内企業訪問・見学
⇒27 年度から新講座開設、既存講座の充実へ
個別企業診断・指導
●現地訪問 5 回 ⇒ 33 社を診断・指導した。
(生産技術力・管理力向
●鋳物企業の多くが品質問題を抱えていることから、鋳物の専門
上)
家に同行を依頼し、鋳造技術に関する集中指導を実施した。
(11 社)
北九州企業との技術交
流・商談会
(詳細トピックス参照)
●北九州企業(13 社)の技術プレゼンテーションを実施、その後商談へ。
・来訪者:350 名以上、商談企業:延べ 140 社
⇒現在取引を開始したのが 2 件、5 件が商談継続中である
(3) 技術指導・技術支援
対象国・内容
実
績
ケニア
●「ケニア国ナイロビ市廃棄物管理能力向上プロジェクト(JICA)
」の共同企
廃棄物管理現地指導
業体の一員として、技術専門家をケニアに派遣し、現地指導を実施し
た。
タイ、インド
●JCM 協議の事前調査として、日鉄住金総研からの依頼により、
二国間クレジット、ISO14003
鉄連で合意した譲渡可能な省エネ技術の現地適用可否診断を実施し
普及のための省エネ診断
た。
フォーメーション:経済産業省―デロイト・トーマツ―日鉄住金総研(KITA)
10
(4) 委託研修
研修名
関係箇所
実
績
日中大気環境改善
北九州市国際環
●中国において PM2.5 をはじめとする大気汚染
研修
境戦略室
が深刻化する中、「第 16 回日中韓 3 カ国環境大
臣会合」において「都市間連携を歓迎する」意
向が示された。これを受けて北九州市が実行す
る訪日研修のコースリーダーを KITA が担当すること
になった。
・上海市訪日研修(H26.11 月と H26.12 月の 2
回実施)
・天津市訪日研修(H27.1 月に 1 回実施)
自治体職員受入れ
北九州市環境局
●左記各局の受入れ研修員に関する事務処理を
研修
上下水道局
実施
アジア低炭素化セン
(各 1 名、計 3 名)
タ
韓国中小企業経営者
日韓産業技術協
●「環境・省エネルギー」をテーマとして、15 名受入
研修
力財団
れ。
・事例紹介と工場訪問による現場見学で構成
中国昆明市水環境整
北九州市上下水
備事業研修
道局
[トピックス]
●管理局排水処理場職員 10 名受入れ。
・上下水道運転説明と現場見学で構成
ベトナム ハイフォン市における北九州企業との技術交流・商談会
(1)背景
・北九州市-ハイフォン市は平成 21 年「友好協力協定」締結、平成 26 年「姉妹都市協定」
締結
・JICA 草の根支援事業「ハイフォン市製造業の技術力・経営管理能力向上プログラム」を
推進
第 1 期:平成 23~25 年度実施(受入れ研修 14 名、現地指導企業 45 社)
第 2 期:平成 25~27 年度実施中
今期の主要イベントとして「技術交流・商談会」および常設展示を計画
(2)技術交流・商談会
・実施日/場所:平成 26 年 11 月 13 日・14 日/ハイフォン市・美術展示センター
・参加企業:13 社
北九州企業:11 社(17 名)
アイテックシステム㈱、小倉鉄道㈱、㈲照寿司、東洋精工㈱、ドーワテクノス㈱、
11
㈱戸畑製作所、濱田重工㈱、富士岐工産、㈱マツシマメジャテック、㈱山本工作
所、吉川工業㈱
ベトナム進出企業:2 社(6 名)
山九ロジスティクベトナム、TOTO ベトナム
・来場者:約 350 名(商談会来場企業 59 社)
ハイフォン市商工局 Son 副局長の歓迎挨拶
北九州市産業経済局柴田部長の開会挨拶
①セミナー
・参加企業各社から自社の技術・製品、商談希望内容などをプレゼンテーション。
②展示商談会
・参加企業各社ごとにパネル・製品等の展示を行い、その前の商談テーブルで商談会
を実施。 (商談参加企業 59 社、商談件数 146 件)
現地テレビ局取材の中での技術・製品等の説明
商談会風景
(3)ハイフォン市内での常設展示
・展示品は技術交流・商談会終了後、ハイフォン工業職業カレッジにて常設展示されて
12
おり、ハイフォン市企業や当カレッジ学生への北九州企業の PR の場になっている。
カレッジ内での常設展示風景
ハイフォン工業職業カレッジ
ハイフォン市技術交流・商談会に参加および支援いただいた皆様
13
4. 国際親善交流事業報告
(1) 親善交流プログラム
日本での技術や知識の習得という志を胸に来日した研修員に、少しでも日本の伝統や文化、
生活に触れさせ、また、それらを通じて、日本人の心を理解してもらうため、関係者各位の理解と
協力を得ながら、様々な国際親善交流プログラムを実施した。
1) ホームビジット
研修員を登録ホストファミリーの家庭に招き、日常生活の中でお互いの伝統や文化、生活習慣
等に触れる機会を設け、国際親善を図る日帰りの交流事業として実施した。
年 間 実 施 回 数 : 6回
参 加 研 修 員 数 : 31 ヶ国 / 49 名
参加ホストファミリー数 : 29 家庭
2) バスハイク
北九州市外の観光地を案内することによって、日本の歴史や文化に触れてもらい、また、自分
が参加する研修コース以外の研修員との交流を深めてもらうことを目的としたバスハイクを国際ソ
ロプチミスト北九州様のご支援のもと、平成26年度は、下記のプログラムを実施した。
実施日
10/26(日)
参加
行き先等
研修員数
山口方面(長府毛利邸及び功山寺、
海響館等)
14 名
参加国
9 ヶ国
3) 研修員歓迎パーティ“西日本工業倶楽部の夕べ”
研修員の歓迎パーティの目的も兼ね、西日本工業倶楽部を訪問し、施設見学や夕食会とあ
わせ、裏千家淡交会北九州支部の伊達雅子先生はじめ支部の皆様のご協力を得て、邸内で茶
道を体験する「西日本工業倶楽部の夕べ」を実施した。
年 間 実 施 回 数 : 2回
参 加 研 修 員 数 : 22 ヶ国 / 39 名
4) “ギラヴァンツ北九州”サッカー観戦
平成21年度から実施している、北九州を本拠地とする唯一のプロサッカーチーム“ギラヴァン
ツ北九州”の観戦応援事業を平成26年度も下記のとおり実施した。
17
1918
14
回
実施日
参加
対 戦 相 手
参加国
備 考
研修員数
1
8/17(日)
ファジアーノ岡山
14 名
2
10/4(土)
カターレ富山
6名
12 ヶ国
5 ヶ国
NSSC の若手社員4名参
加
5) 北九州町歩き
北九州での生活に馴染んでもらい、また、北九州をより良く知ってもらうことを目的として、北九
州の見どころを巡る「町歩き」プログラムを実施した。平成26年度は、小倉城が改修工事に伴い、
4月1日~12 月 13 日まで閉館となったため、「小倉町歩き」に代わり、新たに「門司港町歩き」を
加えたが、研修員には好評で、今後もメインプログラムとして続けたい。
町歩き内容
参加
回
実施日
1
6/15(土)
門司港町歩き
8名
6 ヶ国
2
11/15(土)
門司港町歩き
14 名
12 ヶ国
研修員数
参加国
備 考
北九州市立大学の
学生 8 名参加
6) ボーリング大会
天候によって計画していたプログラムが急遽中止になってしまうという事態を避けるため、天
候に左右されないプログラムとして、新規にボーリング大会を企画・実施したが、国にボーリング
場そのものがなく、ボーリングは初体験という研修員も多く、大いに楽しんでくれたので、今後も
続けて行きたい。
回
実施日
参加
参加国
研修員数
1
4/13(日)
7名
6 ヶ国
2
8/9(土)
8名
7 ヶ国
3
3/8(日)
16 名
14 か国
15
20
7) 地元企業交流会
地元企業の新日鐵住金ステンレス(株)八幡製造所様より、英語に触れる機会の少ない若手
社員のために研修員との交流会を設けさせて欲しいとの提案があり、平成 26 年度の新規プログ
ラムとしてスタートさせた。「若戸渡船乗車体験」や「すしパーティ」等々ユニークなイベントを同社
の若手社員の皆さんが企画・実施してくださり、参加した研修員達も交流会を楽しんでくれた。
回
実施日
参加研修員数
参加国
1
10/1(水)
6名
5 ヶ国
2
10/9(木)
6名
5 ヶ国
3
12/1(月)
6名
5 ヶ国
4
2/2(月)
9名
7ケ国
5
3/16(月)
5名
4 ケ国
(2) 英文生活情報誌(「Let’s Enjoy Kitakyushu!」)の配付
(公財)吉川育英会のご協力を得て、毎年改訂発行している生活情報冊子(英文)「Let’s Enjoy
Kitakyushu!」を研修員全員に配付した。この冊子は、北九州滞在中に研修員が快適にそして便
利に生活するための情報冊子であり、見慣れぬ土地に不安を抱く研修員にとっては貴重な情報
源となっている。
(3) 記念写真CD・メッセージフォト作成・贈呈
(4) グリーティング電子メール送付
平成25年度に完成した情報データベースシステムを利用して、グリーティングメールを一斉送信
した。
送信件数
昭和55年~平成23年度研修員宛 1,961 通
平成24年度研修員宛 366 通
平成25年度研修員宛 2,588 通
平成26年度研修員宛 2,773 通
16
21
5.広報活動
(1) KITA ニュース
平成26年度は、年4回(日本語版:7 月と1月、英語版:4 月と 10 月)発行した。
(2) ホームページ(HP)
最新記事の掲載・更新などを適宜行い、市民、KITA 関係者への KITA の紹介、活動内容 など
を広報した。
6.平成26年度事業報告附属明細書
平成26年度事業報告には、「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律施行規則」 第
34条第3項に規定する附属明細書「事業報告の内容を補足する重要な事項」が存在しないので
作成しない。
平成27年6月
公益財団法人 北九州国際技術協力協会
17
22