鹿島地区小学校統合計画説明会(越路校区 2回目)

鹿島地区小学校統合計画説明会 質疑応答(越路小学校区)20110829
鹿島地区小学校統合計画説明会(越路校区
日
時
平成23年8月29日(月) 午後7時30分から
場
所
越路小学校 2階食堂
2回目)
1.事前の質問に対する回答
保護者意見等
回
・ 合併特例債について。
答
・合併特例債につきましては、合併後の町が行う
事業につきまして、合併から10年間に限って
発行できる地方債です。分かり易くいえば町の
借金です。有利な点というのは対象事業費の国
庫補助分を除いて、残りの95%の借金の7割
相当分が普通交付税の基準財政需要額に算定さ
れる。わかりやすく言えば補助みたいなもので
すが、正確に言えば普通交付税に算定されると
いうことです。
・統合したケースと、存続させたケースのシミュ ・現時点においては作成されていません。統合小
レーションが想定作成されているか。
学校を建設した場合ですが町では約 6,600 ㎡の
床面積を考えています、近隣の事例を参考に坪
当り 80 万円の事業費がかかるとすると、校舎で
16 億円程度の見込みです。体育館は耐震化した
ものがありますので、それを使うということで、
あとはプール、外構工事ですけれど、現在鹿島
中学校の使っているプールがありますが小学生
にとっては深いので、浅く改造するか、あと設
計委託とか旧校舎の取り壊し等の費用を考える
と 19 億近くの経費がかかるであろうと算定し
ています。
・スポーツ教室等の校外活動について。
・できるだけ小学校の施設を利用して行いたいと
思いますが、今度は近くに鹿島体育館とか武道
館があり、そういう面では活用しやすい面もあ
るのかと思います。今後協議していく中で、皆
さんと協議していかなければならないことだと
考えております。
・答申について。
・ 答申は答申として、なくしてしまうことはで
きません。学校を建設することによって住民
税が増えるのではないかという心配の質問が
-1-
鹿島地区小学校統合計画説明会 質疑応答(越路小学校区)20110829
あったのですが、これについては町では財源
確保の目途を立てて統合小学校を計画してい
ますので、住民税に転嫁するとか、上げると
かいうことはございませんので安心してくだ
さい。
・東日本大震災で大変な状況の中でこんなことを ・統合小学校の建設というのは町においても大変
してもいいのか。
重要なことだと思っています、御祖小学校、滝
尾小学校は耐震強度が不足しており、人数も減
ってきており、複式学級も避けたいということ
から、保護者の方は安全、安心で切磋琢磨させ
る環境を望んでいらっしゃると思います。
・これまで話し合われてきた経過について
・中能登町学校統合検討委員会の中では、前回の
・今後どのような組織で検討していくのか。
説明にあったとおりですが、そこでは平成 18
年に区長会代表3人、学校代表3人、PTA 代表
3人、知識経験者、行政、教育委員会三人の合
計 15 人で 10 回の協議、検討を重ねて答申が出
されたものです。今後の検討組織はまだ決まっ
ていませんが、皆さんのご理解が得られれば統
合検討委員会と同じように地域代表、区長会代
表、女性協議会、PTA、学校長、保育園代表、
学識経験者、教育委員会等と話し合っていけれ
ばと思います。
・スクールバスの利用上において地域の方々との ・ スクールバスを運行するときは、それぞれの
ふれあいがなくなってしまうのではないか。
家庭の玄関先から乗って行くことは考えてい
ません。集合場所を決めて、そこまでの道を
友達同士で歩いてもらって、そこからまとま
って乗って小学校へ行くことですので、地域
とか、自然とのふれあいとか全くなくなると
いうことはないと思われます。
・学童施設もできるのか
・ 現在は小学校単位で5つの学童施設がありま
す。統合小学校を建設すれば学童施設につい
ても当然考えていかなければならないと思い
ます。これについては今後詰めていく必要も
あると思います。
・通学路の整備について
・ 徒歩通学児童の安全を図るうえで整備しなけ
-2-
鹿島地区小学校統合計画説明会 質疑応答(越路小学校区)20110829
ればならないと思います。そのためにも今、
合併特例債があるうちに小学校の建設ととも
に通学路の整備をしていかなければならない
と思います。
・ 3小学校の統合につきましては対等な立場で
・統合小学校の制服について
統合するということですので、どこかの学校
の制服をそのまま使うということでは理解が
得られないと思います。検討委員会の中に保
護者の方に入っていただき組織を立ち上げて
いかなければならないと思います。全員が一
気に切り替えるのではなく、統合中学校の場
合は新しい1年生が新しい制服を着ていま
す。在校生の2、3年生は従来からの制服と
いうことです、そういう期間が小学校につい
ても出てくることが考えられます。
・現在は、低学年と高学年の時間割が違うもので
・通学バスの回数について
すから、下校については低学年1回、高学年1
回と2回に分けてバスを運行している状況でご
ざいます。
2.グループ討議による質問及び回答
保護者意見等
回
答
・私は統合の話を初めて聞きますけど、お金を使 ・将来的には絶対に統合は避けてとおれない。そ
のタイミングとして今有利な財源のあるうちに
うことだけにしか話が聞こえてこない。
統合して新築して鹿島地区の小学校整備を行い
たい。プールもあり、体育館もあり用地買収の
必要もない。学校本体だけを整備すればいい。
鹿島中を改築するにしても耐用年数がありませ
ん。
・クラスの人数が増えると学校の教育の質が落ち ・小学校にしても、中学校にしても子どもたちは
ある程度の人数の中でいろんなことを経験しな
ないか。
がら集団生活を通して生きる力をつけていく訳
ですが、そこそこの規模が必要である。1学年
2クラスないしは3クラスが理想的である。鹿
-3-
鹿島地区小学校統合計画説明会 質疑応答(越路小学校区)20110829
島地区が統合すれば理想的な規模になり、いろ
んな活動ができるようになり、子どもたちにと
ってはいろんな経験、体験、勉強できるように
なる。
・町民の負担はないと言っていますが、私たちか、 ・総費用の30%が町にあるのかということです
次の子どもたちにかかってくるのでないか。
が、町ではこういうときのためにしっかりとし
た貯えがあります、基金として貯えをもってい
るので子どもに転嫁されるという心配はないと
思います。
・バス通学になれば集合場所には児童だけが集ま ・金丸の事例で言いますと2箇所にバスの待合所
ってバスに乗って行くのか。保護者、先生方、
があります。瀬戸、花見月にも待合所がありま
地域の人とか誰か必要だと思うので、そういう
す。最初の制度時にスタートしたときはお世話
負担も自分たちにかかってこないのか。また子
をする人がいましたが。しばらくすれば必要な
どもの体力が落ちるのではないか。
くなるでしょう。月に2から3回は見守り隊と
してボランティアが配置されている事例はあり
ます。
・ 統合問題について越路小学校の先生方の意見 ・ 今の越路小学校の規模とかを考えた場合、現
状からは本当に必要だと考えておりません。
をお聞きしたい。
ただ将来的に町全体を考えたときに、総合的
に考えると必要なのかなと思います。越路小
学校で一番大事にしていることは、私は来た
ばかりなのですけれども地域との和を大事に
していきたいなと思います。仲良くやってい
きたいなと思います。いろいろなことを進め
る面においても、建物も大事ですが、人の環
境も大事ですので、そういうことを思ってい
ます。
・統合するにあたって、クラスの編成について少 ・ 規模が大きくなればそれにつれて、先生方の
な目の人数、子どもに目が届く配置にしてほし
人数も増えてきます。今ようやく国の方では
い。
1年生だけ35人学級、石川県の方では1、
2年を対象としていたが3、4年生に35人
学級を実現してくれました。この越路小学校
でもその恩恵を受けまして教室が足りなくな
って急遽工事をして教室を増やしたことがあ
ります。35 人学級になればしっかりと人員配
置されますし、規模が大きくなればさらに教
-4-
鹿島地区小学校統合計画説明会 質疑応答(越路小学校区)20110829
職員の配置も増えてきます。逆に規模の小さ
い学校の方が、配置が少ないので回りきれな
くなる、級外の先生もいないということにな
る。そういう心配はいりません。
・ 越路地区の人口が減ると予想していることが ・ 旧鹿島町時代に越路地区で宅地造成という施
納得いかないです。越路地区は今まで増えて
策を行われたことが、いい結果だと思います。
きた訳じゃないですか。
今後も継続して行わないと、いつかは減って
きますし、越路ばかりに継続して造成を行う
ことは難しいと思います。
・ 基金を使ってしまうと結局借金が増えてくる ・合併当初より基金は確実に増えています。ただ
だけで建てた借金は子どもたちになくても、
借金も増えておりますので、借金を返しながら
それ以降のものについては子ども達か自分た
やっていくことが必要であると考えます。借金
ちにかかってくるのではないか。
を返すことによって新しい事業ができるのでは
ないかと思います。今年度もかなりの金額を返
済していると総務課の方から聞いています。基
金においても増えているということでございま
す。
・ 統合したとき、特別支援学級が増えるとか、 ・ 確かに統合することによって障害をもったお
増えたとすればその費用負担とかも考えてい
子様が増える可能性はあります。それについ
るのですか
ては、適切に障害の状況に応じた学級を開設、
増設して対応したいと考えております。
・ 鹿島地区の小学校は中学校を壊して建設す ・鳥屋中、鹿西中の校舎活用については今後の課
る、鳥屋中学校、鹿西中学校はどうなるので
すか、単なるこわすだけですか。
-5-
題となっています。