■ はじめに ◎本書は,過去5回分(平成21年3月∼平成23年10月)の日本自動車整備振興会連合会(以下,日整連)・登 録試験に出題された問題を元に,○ ×・記述式問題を作成し,小テスト形式にしたものです。 ◎小テストは,下記の日整連発行の教科書別にジャンル分けしています。 ▪基礎自動車工学 ▪基礎自動車整備作業 ▪三級自動車ガソリン ▪三級自動車ジーゼル・エンジン ▪三級自動車シャシ ◎各章の項目順序は,各教科書の内容の順番(総論⇒エンジン本体…)となっています。授業の進行具合に合 わせてご使用いただけます。 ◎1ページ表面のみの小テスト形式です。 ◎受験に併せた学習をできるように ・3級ガソリンを受験する方は ・3級ジーゼルを受験する方は ・3級シャシを受験する方は のマークを表示しています。 のマークがついた項目を学習して下さい。 のマークがついた項目を学習して下さい。 のマークがついた項目を学習して下さい。 ・2級ガソリン及び2級ジーゼルを受験する方は全ての項を学習して下さい。 −参考− ◎弊社発行の自動車整備士シリーズと併せて本書をご使用ください。 ▪問題と解説 3級(ガソリン・ジーゼル・シャシ) 過去12回分の登録・検定試験の問題,及びその解説を収録。問題をジャンル別に分けて,イラストを使用 してわかりやすく解説。 ▪練習問題集 3級(ガソリン・ジーゼル・シャシ) 過去12回分の登録・検定試験の問題をジャンル別に分けた4択式の練習問題集。巻末には模擬試験も収録。 編集部 ■■ 目次 エンジン本体[ 6 ] ■ 基礎工学 自動車の材料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 鋼鉄/非鉄金属/非金属(ガラス) 自動車の機械要素 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 ねじ/ベアリング/ベルト伝達 基礎的な原理・法則[ 1 ] ・・・・・・・・・・・・ 7 基礎的な原理・法則[ 2 ] ・・・・・・・・・・・ 8 電気用図記号/諸元 計算問題[ 1 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 トルク/偶力 計算問題[ 2 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 力のモーメント/速度/ばね定数/電気回路 計算問題[ 3 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 電気回路 計算問題[ 4 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 電気回路 計算問題[ 5 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 電気回路/ベルト機構 計算問題[ 6 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 ギヤ/燃焼室 基礎整備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 基礎整備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26 バルブ・タイミング・ダイヤグラム / ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27 潤滑装置[ 1 ] 概要/オイル・ポンプ 潤滑装置[ 2 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28 オイル・ポンプ/オイル・フィルタ/オイル・パン 冷却装置[ 1 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29 ラジエータ/ラジエータ・キャップ 冷却装置[ 2 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30 サーモスタット/ファン/不凍液 燃料装置[ 1 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31 列型インジェクション・ポンプ/ 列型インジェクション・ポンプのガバナ 燃料装置[ 2 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32 列型インジェクション・ポンプのタイマ/ 分配型インジェクション・ポンプ/ 分配型インジェクション・ポンプのタイマ 燃料装置[ 3 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33 分配型インジェクション・ポンプのタイマ/ 電子制御式分配型インジェクション・ポンプ/センサ 燃料装置[ 4 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34 インジェクション・ノズル/ノズル・ホルダ/ フューエル・フィルタ ■ エンジン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 総論[ 1 ] 内燃機関/熱効率 総論[ 2 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 排出ガス/排出ガス浄化装置 総論[ 3 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 EGR 装置/ブローバイ・ガス還元装置 総論[ 4 ] エンジン本体[ 7 ] バルブ・タイミング・ダイヤグラム 熱/力/仕事とエネルギ/圧力と応力/電気と磁気 /自動車の諸元 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25 燃焼室/シリンダ/シリンダ・ライナ / シリンダ・ブロック ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 内燃機関/ジーゼル・ノック エンジン本体[ 1 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20 レシプロ・エンジン/点検・修正/ピストン エンジン本体[ 2 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21 ピストン/ピストン・ピン/ピストン・リング エンジン本体[ 3 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22 ピストン・リング/コンロッド エンジン本体[ 4 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23 コンロッド/クランクシャフト エンジン本体[ 5 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24 クランクシャフト/フライホイール/バルブ機構 吸排気装置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35 エア・クリーナ/ インレット・マニホールド/エキゾースト・マニホールド/ マフラ ■ シャシ 総論/動力伝達装置[ 1 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36 安全装置/クラッチ/クラッチの点検・整備 動力伝達装置[ 2 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37 クラッチの不具合/マニュアル・トランスミッション 動力伝達装置[ 3 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38 オートマティック・トランスミッション/点検・整備 動力伝達装置[ 4 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39 プロペラ・シャフト/ ファイナル・ギヤ/ディファレンシャル 動力伝達装置[ 5 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40 ファイナル・ギヤ及びディファレンシャル/ トランスミッションの変速比/駆動輪の回転速度 アクスル及びサスペンション[ 1 ] ・・・・・・・・・・・41 アクスル/スタビライザ/シャシ・スプリング ■■ 目次 アクスル及びサスペンション[ 2 ] ・・・・・・・・・・・42 シャシ・スプリング/ショック・アブソーバ ステアリング装置[ 1 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43 ステアリング操作機構/ステアリング・ギヤ機構 ステアリング装置[ 2 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44 ステアリング・リンク機構/パワー・ステアリング ホイール及びタイヤ[ 1 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・45 ホイール/タイヤ ホイール及びタイヤ[ 2 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・46 タイヤ/タイヤの点検/ホイール・バランス ホイール・アライメント ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47 ホイール・アライメント/ホイール・アライメントの 点検 ブレーキ装置[ 1 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・48 ドラム式ブレーキ/ディスク式ブレーキ ブレーキ装置[ 2 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49 ディスク式ブレーキ/ブレーキ液/ ロード・センシング・プロポーショニング・バルブ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50 ブレーキ装置[ 3 ] ■ 電子制御装置 電子制御装置[ 1 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・62 吸気系統/燃料系統 電子制御装置[ 2 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・63 燃料系統/センサ ■ 燃料 燃料 燃料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・64 /燃料 ■ 潤滑及び潤滑剤 潤滑及び潤滑剤 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・65 潤滑/エンジン・オイル/潤滑剤 ■ 法令 車両法 保安基準 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・66 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・67 真空式制動倍力装置/点検・整備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・51 フレーム及びボデー 解答一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・68 フレーム及びボデー ■ 電気装置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・52 半導体 半導体 バッテリ[ 1 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・53 バッテリの性能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・54 バッテリ[ 2 ] バッテリの充電/バッテリの充電方法/ バッテリ充電時の注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55 始動装置 始動装置 充電装置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・56 充電装置 点火装置[ 1 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・57 イグニション・コイル/スパーク・プラグ 点火装置[ 2 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・58 スパーク・プラグ/スパーク・プラグの点検 予熱装置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・59 予熱装置 灯火装置/計器 [ 1 ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60 灯火装置/ヘッドライト・テスタ/計器 計器[ 2 ]/暖冷房装置 計器/暖冷房装置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・61 ■■ 基礎工学 NO.5 自動車の材料 氏名 正解 /20 ■ 鋼鉄(基礎 P49∼ P52) 【 1 】自動車に使用されている鉄鋼に関する記述として,適切なものには○を,適切でないものには×を記入 しなさい。 1.鋳鉄は鋼に比べて炭素の含有量が多い。 2.鋳鉄は鋼に比べて耐摩耗性に優れているが,一般に衝撃に弱い。 3.窒化とは,鋼の中心部に窒素を染み込ませ硬化させる操作をいう。 4.焼き入れは,鋼の硬さ及び強さを増すために用いられ,その効果は炭素の含有量の多い鋼ほど大きくな るが,材質はもろくなる。 5.焼き入れとは,鋼の硬さ及び強さを増すために,ある温度まで加熱した後,水や油などで急に冷却する 操作をいう。 6.焼き戻しとは,焼き入れした鋼に粘り強さを増すため,ある温度まで加熱した後,徐々に冷却す る操作をいう。 7.高周波焼き入れとは,高周波電流で鋼の表面層を加熱処理する焼き入れ操作をいう。 1 2 3 4 5 6 7 ■ 非鉄金属(基礎 P52) 【 2 】非鉄金属に関する記述として,適切なものには○を,適切でないものには×を記入しなさい。 1.アルミニウムは,電気の伝導率が銅の約3倍である。 2.アルミニウムは,比重が鉄の約半分と軽く,熱の伝導率は鉄の約10倍である。 3.青銅は,銅にすずを加えた合金で,耐摩耗性に優れ,潤滑油とのなじみもよいので,ブシュなどに使用 されている。 4.青銅は,銅に亜鉛を加えた合金である。 5.黄銅は,銅に錫を加えた合金である。 6.黄銅は,銅に亜鉛を加えた合金である。 7.黄銅は,銅に鉛を加えたもので,軸受合金として使用されている。 8.ケルメットは,銅に鉛を加えた合金である。 9.ケルメットは,銅に亜鉛を加えた合金で,加 工性に優れているので,ラジエータなどに使用 1 2 3 4 5 6 7 8 9 されている。 ■ 非金属(ガラス)(基礎 P55) 【 3 】自動車に用いられるウインド・ガラスに関する記述として,適切なものには○を,適切でないものには ×を記入しなさい。 1.部分強化ガラスは,破損したときにガラス全体が細片となる特性がある。 2.ガラスは,一般に,ケイ砂,ソーダ灰,石灰などを混ぜて約600℃に加熱して溶かし,形枠などに入れた後, 冷却して成形する。 3.強化ガラスは,破損したときに破片の一部がやや粗くなるように特殊加工を施している。 4.合わせガラスは,2枚以上の板ガラスの間にプラスチックを中間膜として接 着したものである。 1 2 3 4 ■■ エンジン NO.16 総論[ 1 ] 氏名 正解 /17 ■ 内燃機関(3級ガソリン P7∼ P9/3級ジーゼル P7∼ P9) 【 1 】エンジンの内燃機関に関する記述として,適切なものには○を,適切でないものには×を記入しなさい。 1.4サイクル・エンジンは,ピストンの1ストロークで吸入,圧縮,燃焼,排気の4サイクルを完了する。 2.4サイクル・エンジンは,ピストンの2ストロークで吸入,圧縮,燃焼,排気の1サイクルを完了する。 3.4サイクル・エンジンは,ピストンの4ストロークで吸入,圧縮,燃焼,排気の4サイクルを完了する。 4.4サイクル・エンジンは,ピストンの4ストロークで吸入,圧縮,燃焼,排気の1サイクルを完了する。 5.4サイクル・エンジンは,クランクシャフトが2回転する間に1サイクルの作用が完了する。 6.4サイクル・エンジンは,クランクシャフトが1回転する間に1サイクルの作用が完了する。 7.2サイクル・エンジンは,クランクシャフトが1回転する間に1サイクルの作用が完了する。 8.ロータリ・エンジンは,ロータが1回転する間にエキセントリック・シャフトが3回転する。 9.定容サイクルは,一定圧力のもとで燃焼が行われる。 10.複合サイクル(サバテ・サイクル)では,一定容積,一定圧力のもとで燃焼が行われる。 11.1kg の軽油を燃焼させるのに必要な空気の質量は,理論上約15kg とされている。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 【 2 】4サイクル・エンジンの作動に関する次の文章の(イ)∼(ロ)にあてはまる語句を記入しなさい。 ピストンが(イ)ストローク動くと,クランクシャフトは(ロ)回転する。 イ ロ ■ 熱効率(3級ガソリン P16) 【 3 】ガソリン・エンジンの熱効率に関する記述として,適切なものには○を,適切でないものには×を記入 しなさい。 1.エンジンに供給された燃料の発熱量は,軸出力として取り出される有効な仕事のほかは,大部分が冷却, 排気などの熱損失として失われる。 2.ガソリン・エンジンの熱効率は,約45∼55%である。 3.ガソリン・エンジンの熱効率とは,有効な仕事に変えられた熱量と, 供給された燃料の発熱量との比をいう。 4.熱勘定とは,供給された燃料の発熱量に対して,有効な仕事に変えられた熱量や,冷却や排気などの損 失として費やされた熱量が占める割合を算出したものをいう。 1 2 3 4 ■■ シャシ 総論/動力伝達装置[ 1 ] NO.36 氏名 正解 /16 ■ 安全装置(3級シャシ P11∼ P14) 【 1 】自動車の安全装置に関する記述として,適切なものには○を,適切でないものには×を記入しなさい。 1.運転者の視界を確保するものとして,ハイマウント・ストップ・ランプは装着されている。 2.運転者の視界を確保するものとして,超音波雨滴除去ミラーは装着されている。 3.運転者の視界を確保するものとして,コーナリング・ランプは装着されている。 4.運転者の視界を確保するものとして,リヤ・ウインド・デフォッガは装着されている。 5.アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)は,急ブレーキ又は滑りやすい路面でのブレーキ時に,車 輪がロックするのを防ぎ,制動中の車両の安定性及び操舵を確保する。 6.アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)は,急加速又は滑りやすい路面での操舵時に,車両の安定 性及び操舵を確保する。 7. ELR シート・ベルトは,急減速時や衝突時であっても,常にベルトが体の動きに合わせて自由に出入り するので,シート・ベルト装着時の圧迫感が軽減される。 8. SRS エア・バッグは,シート・ベルト装着者の保護を補う装置で,前方からの衝突に際して作動し,エア・ バッグを瞬時に展開させて,乗員の顔や頭が直接ハンドルなどに衝突するのを防いでいる。 1 2 3 4 5 6 7 8 ■ クラッチ(3級シャシ P16∼ P20) 【 2 】ダイヤフラム・スプリング式クラッチ(プッシュ式)に関する記述として,適切なものには○を,適切 でないものには×を記入しなさい。 1.ピボット・リングは,ダイヤフラム・スプリング式クラッチ(プッシュ式)の構成部品である。 2.リトラクティング・スプリングは,ダイヤフラム・スプリング式クラッチ(プッシュ式)の構成部品である。 3.レリーズ・レバーは,ダイヤフラム・スプリング式クラッチ(プッシュ式)の構成部品である。 4.プレッシャ・プレートは,ダイヤフラム・スプリング式クラッチ(プッシュ式)の構成部品である。 1 2 3 4 ■ クラッチの点検・整備(3級シャシ P47∼ P50) 【 3 】クラッチの点検及び整備に関する記述として,適切なものには○を,適切でないものには×を記入しな さい。 1.クラッチ・ペダルの高さは,アジャスト・スクリュ又はペダル・ストッパなどで調整する。 2.クラッチ・ディスクの振れは,ノギスを用いて測定する。 3.クラッチ・カバーの取り付け ( 組み付け ) ボルトは,対角的に規定トルクで均一に締め付ける。 4.クラッチ液はボデーに付着すると塗装面を著しく侵すので,取り扱いには十分注意する。 1 2 3 4 ■■ 電気装置 NO.52 半導体 氏名 正解 /16 ■ 半導体(3級ガソリン P97∼ P101/3級シャシ P163∼ P166/3級ジーゼル P135∼ P139) 【 1 】半導体に関する記述として,適切なものには○を,適切でないものには×を記入しなさい。 1.真性半導体は,シリコンやゲルマニウムに他の原子をごく少量加えたものである。 2. P 型半導体は,自由電子が多くあるようにつくられた半導体である。 3.ダイオードは,P 型半導体と N 型半導体を接合したものである。 4.ツェナ・ダイオードは,P 型半導体と N 型半導体の間に真性半導体を挟んだ構造になっている。 5.ツェナ・ダイオードは,光信号を電気信号に変換する場合に使われている。 6.発光ダイオードは,P 型半導体と N 型半導体を接合したもので,順方向の電圧を加えて電流を流すと発 光するものである。 7.発光ダイオードは,光信号を電子信号に変換する場合に使われる。 8.ホト・ダイオードは,電気信号を光信号に変換する場合に使われている。 9.ホト・ダイオードは,インジケータ・ランプに使われる。 10.サーミスタは,抵抗値が温度変化に対して大きく変化する半導体の特性を利用した素子である。 11. IC(集積回路)は, 「はんだ付けによる故障が少ない」, 「超小型化が可能になる」などの利点の反面, 「消 費電力が多い」などの欠点がある。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 【 2 】図に示すトランジスタに関する次の文章の(イ)∼(ホ)にあてはまる語句を記入しなさい。 図①のトランジスタは(イ)トランジスタと呼ばれ,ベース電流は(ロ)から(ハ)に C 流れ,コレクタ電流は(ニ)から(ホ)に流れる。 イ ロ ハ ニ ホ B E ■■ 電子制御装置 NO.62 電子制御装置[ 1 ] 氏名 正解 /19 ■ 吸気系統(3級ガソリン P141∼ P144) 【 1 】電子制御装置の吸気系統に関する記述として,適切なものには○を,適切でないものには×を記入しな さい。 1.バキューム・センサはサーミスタを用いている。 2.バキューム・センサは,吸入空気量の検出に発熱抵抗体に流れる電流値の変化を用いている。 3.バキューム・センサは,エンジンの吸入空気量を求めるためにインレット・マニホールド内の圧力を検 出している。 4.バキューム・センサには,圧力を加えると,その電気抵抗が変化する性質をもつ半導体が用いられている。 5.エア・フロー・メータは,点火時期制御に直接関与していない。 6.エア・フロー・メータは,エンジンの吸入空気量を求めるためにインレット・マニホールド内の圧力を 検出している。 7.熱線式エア・フロー・メータは,吸入空気量の検出に発熱抵抗体に流れる電流値の変化を用いている。 8.熱線式エア・フロー・メータは,吸入空気量が多いと出力電圧は高くなる。 9.メジャリング式エア・フロー・メータは,吸入空気量の検出に発熱抵抗体に流れる電流値の変化を用い ている。 10.カルマン渦式エア・フロー・メータは, 吸入空気量の検出に発熱抵抗体に流れる電流値の変化を用いている。 11.スロットル・ポジション・センサは,エンジンの吸入空気量を求めるためにインレット・マニホールド 内の圧力を検出している。 12. ISCV(アイドル・スピード・コントロール・バルブ)は,エンジンの吸入空気量を求めるためにインレッ ト・マニホールド内の圧力を検出している。 13.電子制御装置の ISCV(アイドル・スピード・コントロール・バルブ)は,点火時期制御に直接関与し ていない。 14.ステップ・モータ式 ISCV は,ロータ,ステータ・コイル,バルブなどで構成されている。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 ■ 燃料系統(3級ガソリン P144∼ P147) 【 2 】電子制御装置の燃料系統に関する記述として,適切なものには○を,適切でないものには×を記入しな さい。 1.プレッシャ・レギュレータは,インジェクタに掛かる燃圧を制御している。 2.インジェクタの噴射量は,ニードル・バルブが閉じている時間により決定されている。 3.燃料噴射量は,インジェクタのソレノイド・コイルの通電時間を変えることにより制御している。 4.燃料噴射圧力は,インジェクタのソレノイド・コイルの通電時間を変えることにより制御している。 5.インクジェクタにかかる燃圧は,インジェクタのソレノイド・コイルの通電時間を変えることにより制 御している。 1 2 3 4 5 ■■ 燃料 燃料 NO.64 氏名 正解 /15 ■ 燃料(3級ガソリン P158) 【 1 】ガソリンの性状に関する記述として,適切なものには○を,適切でないものには×を記入しなさい。 1.無色透明(製品はオレンジ系に着色)で特異の臭気がある。 2.完全燃焼すると炭酸ガスと水を発生する。 3.一般に比重は,約1.2∼2.0で,引火点は約−200∼−250℃である。 4.主成分は炭化水素である。 1 2 3 4 【 2 】「ガソリン取り扱い上の注意」に関する記述として,適切なものには○を,適切でないものには×を記 入しなさい。 1.ガソリンの消火に有効な消火器を備える。 2.保管をする際は,容器を開放し,換気に注意する。 3.引火性が大きいので火気を近付けない。 4.フューエル・タンクから別の容器に移し替えるときなどは,静電気の発生に注意する。 1 2 3 4 ■ 燃料(基礎工学 P71/3級ジーゼル P176) 【 3 】燃料(軽油)に関する記述として,適切なものには○を,適切でないものには×を記入しなさい。 1.一般に軽油の比重は0.80∼0.90である。 2.一般に軽油の着火点は約45∼80℃である。 3.一般に軽油の着火点は約350℃前後である。 4.着火性を表すものにオクタン価があり,この数値の大きいものほど着火性がよい。 5.ジーゼル・エンジン用としては,着火性がよく,適当な粘度をもち,硫黄分が少なく,微細なごみも含 まないものが必要である。 6.軽油の種類・品質は JIS 規格に決められており,一般には2号が用いられ,寒冷地では3号又は特3号 が用いられている。 7.軽油の種類・品質は JIS 規格に決められており,一般には3号が用いられ,寒冷地では1号又は特1号 が用いられている。 1 2 3 4 5 6 7 ■■ 潤滑及び潤滑剤 NO.65 潤滑及び潤滑剤 氏名 正解 /22 ■ 潤滑(3級ガソリン P158∼ P159/3級シャシ P207/3級ジーゼル P176∼ P177) 【 1 】潤滑剤の作用に関する記述として,適切なものには○を,適切でないものには×を記入しなさい。 1.減摩作用は,摩擦熱を吸収して物体を冷却する。 2.減摩作用は,物体が接触する面に油膜をつくることにより,摩擦を少なくする。 3.減摩作用は,ごみや金属粉などを分散浮遊させて,油路にたい積しないようにする。 4.減摩作用は,圧力を分散させると共に衝撃力を吸収する。 5.減摩作用は,点接触又は線接触を受ける部分の圧力を分散させると共に衝撃を吸収する。 6.緩衝作用は,点触又は線接触を受ける部分の圧力を分散させると共に衝撃を吸収する。 7.防錆作用は,点接触又は線接触を受ける部分の圧力を分散させると共に衝撃を吸収する。 8.潤滑剤には,摩擦熱を吸収して物体を冷却する作用がある。 9.密封作用は,点接触又は線接触を受ける部分の圧力を分散させると共に衝撃を吸収する。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 ■ エンジン・オイル(3級ガソリン P160∼ P161/3級ジーゼル P177∼ P178) 【 2 】エンジン・オイルに関する記述として,適切なものには○を,適切でないものには×を記入しなさい。 1.「SAE10W −30」のエンジン・オイルは,「SAE30」のオイルに比べて,使用可能温度の範囲が広い。 2.「SAE10W −30」のエンジン・オイルは,シングル・グレード・オイルである。 3.「SAE10W −30」のエンジン・オイルは,高速,高負荷及び高温時の面では,SAE10W のオイルの性能 である。 4.「SAE10W −30」のエンジン・オイルは,低温時の始動性の面では,SAE30のオイルの性能である。 1 2 3 4 ■ 潤滑剤 (3級シャシ P208∼ P209) 【 3 】潤滑剤に関する記述として,適切なものには○を,適切でないものには×を記入しなさい。 1.オイルの粘度が,温度によって変化する度合を示す数値を粘度指数という。 2.オイルは,粘度指数の小さいものほど,温度による粘度変化の度合が少ない。 3.オイルは,粘度指数の大きいものほど,温度による粘度変化の度合が少ない。 4.ギヤ・オイルの粘度は,粘度指数の大きいものほど温度による粘度変化の度合が大きい。 5.オイルの粘度が低過ぎると,油膜が切れやすく潤滑作用が十分に行われなくなる。 6.オイルの粘度が高過ぎると,粘性抵抗が大きくなり動力損失を増大させる。 7.グリースの硬さの度合は,ちょう度で表される。 8.グリースは,ちょう度の数値が大きいものほど硬い。 9.ブレーキ・グリースは,シューとホイール・シリンダの接触部や,バック・プレートとシューとの接触 部などに用いられる。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 ■■ 法令 NO.66 車両法 氏名 正解 /21 【 1 】「道路運送車両法」に照らし,適切なものには○を,適切でないものには×を記入しなさい。 1.特殊自動車分解整備事業は,自動車分解整備事業の種類に該当する。 2.軽自動車分解整備事業は,自動車分解整備事業の種類に該当する。 3.小型自動車分解整備事業は,自動車分解整備事業の種類に該当する。 4.普通自動車分解整備事業は,自動車分解整備事業の種類に該当する。 5.普通自動車は,普通自動車分解整備事業の対象車種である。 6.四輪の小型自動車は,普通自動車分解整備事業の対象車種である。 7.検査対象軽自動車は,普通自動車分解整備事業の対象車種である。 8.大型特殊自動車は,普通自動車分解整備事業の対象車種である。 9.点検の結果は,点検整備記録簿に記載しなければならない事項である。 10.整備の概要は,点検整備記録簿に記載しなければならない事項である。 11.整備に入庫した年月日は,点検整備記録簿に記載しなければならない事項である。 12.点検の年月日は,点検整備記録簿に記載しなければならない事項である。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 【 2 】「道路運送車両法」に照らし,次の各文の( )にあてはまる語句を記入しなさい。 1.「道路運送車両法」で規定する自動車の種別は,普通自動車,小型自動車,軽自動車, (イ)及び(ロ)である。 2.「道路運送車両」とは,(イ),(ロ)及び(ハ)をいう。 3.自動車の使用者は,自動車検査証の記載事項について変更があったときは,その事由があった日から( ) 以内に,当該事項の変更について,国土交通大臣が行う自動車検査証の記入を受けなければならない。 4.自動車の(イ)は,自動車の点検をし,及び必要に応じ整備をすることにより,当該自動車を(ロ)に 適合するように維持しなければならない。 5.自動車分解整備事業者は,分解整備を行う場合においては,当該自動車の分解整備に係る部分が( ) に適合するようにしなければならない。 1 イ 2 ロ 4 イ ロ イ 5 ロ ハ 3 自動車整備士 実力判定問題集 3級 平成24年版 ■発行所 株式会社 自動車公論社 〒110−0005 東京都台東区上野3−1−8 TEL 03-3837-5730 FAX 03-3837-5740 ■定 価 1,000円(税込) 送料200円 ■発行日 平成24年4月
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