マイクロンが PCI Express を搭載した世界最速のソリッド・ステート・ストレージを発表新製品 PCI Express ストレージシステムでエンタープライズ向け効率性、レスポンスの快適性、データの完全性が向上 2011 年 6 月 1 日、アイダホ州ボイシー（GLOBE NEWSWIRE)—マイクロンテクノロジー社（Nasdaq:MU）は本日、PCI Express 搭載ソリッド・ステート・ストレージシステムである RealSSDTM P320h ソリッド・ステート・ドライブ（SSD）シリーズを発表しました。新製品 RealSSD P320h シリーズは最高の性能と耐久性を提供しており、データ量の多いクラウドコンピューティング、ハイパフォーマンスコンピューティング、データ解析、ビジネスインテリジェンス、ビデオ・オン・デマンドといったエンタープライズ向けアプリケーションのご要望にお応えします。データの保存、アクセス、共有に関する新方式の登場で、ハードドライブによる従来のエンタープライズ向けストレージモデルでの対応が困難になりつつありますが、PCIe SSD なら十分な対応が可能です。マイクロンの NAND ソリューショングループ・エンタープライズ部門のゼネラルマネージャーである Gary Gentry 氏は次のように述べています。「マイクロンは P320h PCIe ソリッド・ステート・ストレージシステムにより、エンタープライズ向けストレージの全く新しいカテゴリーを確立しつつあります。P320h はお客様に、業界最高のパフォーマンス・ソリューションを提供します」 P320h システムは、実績あるマイクロン社製 34 ナノメートル（nm）シングルレベルセル（SLC）の NAND フラッシュメモリテクノロジーを採用、350 ギガバイト（GB ）と 700GB の 2 タイプのユーザー容量をご用意しました。また本製品は NAND シリコンからシステムソリューションのコントローラーに至るまで、マイクロンによる設計・開発がおこなわれました。 P320h シリーズは PCIe システムに新たな標準を打ち立てるものです。もっとも近い競合製品と比較しても 2 倍以上の連続書込/読込速度-- 最大毎秒 3GB の持続スループットを実現、またエンタープライズ市場で一般的に使用される処理能力の尺度である IOPS（1 秒間に可能な I/O の回数）に関しては、最大で読込 75 万 IOPS、書込 34 万 1 千 IOPS に到達しています。 YouTube、Facebook、Netflix といったクラウドコンピューティングでは、膨大なデータの読込やアクセスがおこなわれます。IDC によると、2010 年に作成・複製されたデジタルコンテンツの量は 1.2 ゼタバイトに達しています（注 1）。こうした情報にすばやくアクセスするためには、特にストレージシステムにおいて極めて高速のバックエンド・インフラが必要です。P320h ドライブはクラウドメディア・ストリーミングアプリケーションで使用した場合、1500 本の HD ビデオストリームを同時に転送することが可能です（注 2）。高性能 PCIe SSD の恩恵を受けるアプリケーションとしては、これ以外にウェブサーバーやオンライン・トランザクション処理用データベースなどがあります。たとえば P320h システムの高速ランダム性能は、150 万人以上の Outlook ユーザーをサポートする Exchange サーバーの IOPS に匹敵します（注 3）。さらにオンラインによる銀行口座の振替処理など従来のトランザクションデータベースに関しては、 P320h ならハードドライブ 5000 台分に近い処理能力を持っています（注 4）。マイクロン社製 P320h システムの優れた性能の詳細は、www.micron.com/ssd/pcie にてご覧いただけます。 P320h はマイクロン独自のマネージメントテクノロジーである RAIN（Redundant Array of Independent NAND）を採用しています。これは NAND フラッシュメモリーチャンネルにおいてデータを複製することにより、エンタープライズ向けデータを確実に保護するよう設計されたものです。また本製品は、700GB ドライブに毎日 28 テラバイトの書込を 5 年間続けることが可能なエンタープライズ向けの耐久性も備えています。 P320h シリーズの初回生産は、フルハイト/ハーフレングスで幅 111.15mm×長さ 167.65mm×厚さ 14.47mm のフォームファクターにてお求めいただけます。マイクロンではそれ以外の PCIe フォームファクターも現在開発中で、今年後半に発表の予定です。現在 P320h の初期サンプル出荷中で、量産開始は第 3 四半期を予定しています。（注 1）米調査会社 IDC 社の白書『The Digital Universe Decade – Are You Ready?』（EMC 社後援）による。（注 2）ビデオ・オン・デマンドのストリームに関する現在の標準レートを使用（圧縮 MPEG2 を毎秒 16Mb でストリームした場合）。P320h は 3GB の連続読込または毎秒 3000Mb の連続書込が可能。（注 3） Exchange Server 2007 を実行する Outlook Mail サーバーがヘビーユーザー1 人あたり 0.32 IOPS を必要とすると仮定した場合、読込 75 万 IOPS には 234 万 3750 人のユーザーをサポートする処理能力があり（750,000/0.32）、書込 34 万 1 千 IOPS には 106 万 5635 人のユーザーをサポートする処理能力がある。 Microsoft Exchange Server TechCenter（http://technet.microsoft.com/enus/library/bb738147%28EXCHG.80%29.aspx）のデータによる。（注 4）153 IOPS の標準的 15k SAS HDD のドライブあたりの数字。（750000/153=4901.96）関連リンクマイクロンの最新情報は、以下のサイトでもご覧いただけます。 -- マイクロン・イノベーションズ・ブログ: www.micronblogs.com -- マイクロン on Twitter: http://twitter.com/microntechnews and http://twitter.com/realssd -- マイクロン・プレスルーム: www.micron.com/media マイクロンテクノロジー社についてマイクロンテクノロジー社は、先進的な半導体ソリューションを提供する世界的大手企業です。マイクロンは、世界全域での事業活動を通じ、最先端のコンピューター、家電製品、ネットワーキング、組み込み製品、モバイル機器などに使用される DRAM、NAND および NOR フラッシュメモリ全般、およびその他の革新的メモリ技術、パッケージングソリューション、半導体システムなどを製造・販売しています。マイクロンテクノロジー社の普通株式は NASDAQ に MU のコード名で上場取引されています。マイクロンテクノロジー社に関する情報は www.micron.com をご覧下さい。マイクロンテクノロジー社のロゴは、 http://www.globenewswire.com/newsroom/prs/?pkgid=6950 にて入手可能です。 © 2011 年 Micron Technology, Inc. All rights reserved. 情報は予告なく変更されることがあります。“Micron”および Micron のロゴは Micron Technology, Inc.の登録商標です。”RealSSD”は Micron Technology, Inc.の商標です。その他の商標はすべて、それぞれの所有権者に帰属します。このプレスリリースには、マイクロンの新製品 P320h PCIe SSD の製造に関する将来予測の記述が含まれています。実際の出来事や結果は、将来予測の記述に含まれる内容と大きく異なる可能性があります。マイクロンが米証券取引委員会に対し随時提出する連結ベースの書類、具体的にはマイクロン最新のフォーム「10-K」と「10Q」をご覧ください。これらの書類は、マイクロンによる連結ベースの実際の結果と「将来予測」に記載されたものが大きく異なる原因となり得る重要な要因を含むと共に、それらを特定しています（「特定の要因」を参照）。当社は「将来予測」に示された期待は妥当だと考えておりますが、将来の結果、活動のレベル、実績、あるいは成果を保証するものではありません。連絡先: Kirstin Bordner Micron Technology, Inc. (208) 368-5487 [email protected]