平成26年度 おけさ柿病害虫防除暦(ボルドー体系)

平成26年度
おけさ柿病害虫防除暦(ボルドー体系)
JA佐渡
【表示されている農薬の使用基準は2013年9月末現在の登録内容です】
回数
散布時期
臨
時
3月上中旬
臨
時
発芽前~
1
臨
時
2
主な対象病害虫
コナカイガラムシ類
10a散布量
㍑手散布()
はSS散布
250
(200)
ハーベストオイル
1樹
コナカイガラムシ類
発芽期
20~40g/樹
5月上中旬
350
(250)
ケムシ類
(展葉期)
スタークル顆粒水溶剤
(樹幹塗布)
ファイブスター顆粒水和剤
展着剤
5月中下旬
5月下旬~
6月上旬
(開花直前)
カキクダアザミウマ
チャノキイロアザミウマ
フジコナカイガラムシ
落葉病
うどんこ病
炭疽病
灰色カビ病
350
(250)
400
(350)
6月中旬
フジコナカイガラムシ
オリオン水和剤
臨
時
8
発芽前
2倍
1
1,000倍
前日
-
前年フジコナカイガラムシが多発した樹やその周辺樹に対して塗
布する。(直前に塗布する箇所の粗皮を削りとる。)
※発芽期の塗布が効果的ですので、生育を診て実施してくださ
い。
※使用方法についてはJAの指導を受けること。
薬量
1g
水
1ml
100 g
下記各展着剤使用基準による
400
(350)
6月下旬
カメムシ類
カキノヘタムシガ
フジコナカイガラムシ
イラガ類
落葉病
7月上旬~
7月中旬
カメムシ類
落葉病
カメムシ類・アザミウマ類
カイガラムシ類 カキノヘタムシガ
7月下旬
8月上旬
落葉病
すす点病
炭疽病
カメムシ類・チャノキイロアザミウマ
コナカイガラムシ類 カキノヘタムシ
ガ
落葉病
炭疽病
8月中旬~
下旬
落葉病
すす点病
炭疽病
カメムシ類
アザミウマ類
9月上旬
落葉病・すす点病
炭疽病
1,000倍
45日
2
オンリーワンフロアブル
2,000倍
前日
3
生石灰
2-10式ボルドー
スミチオン水和剤
生石灰
2-10式ボルドー
・ファイブスターは生物農薬であるため、殺虫効果が現れるまで期間を
要するが、食害には効果は早く現れる。発生初期に散布する。
・強風等での枝葉がいたんだ場合は、ストロビードライフロアブ
ル3,000倍液(14日/3回)を散布する。(単用散布)
生石灰
硫酸銅
展着剤
2-10式ボルドー
モスピラン水溶剤
400
(350)
400
(350)
400
(350)
400
(350)
・フジコナカイガラムシ多発園ではアプロード水和剤
100 g 1,000倍(開花期まで/2回)を単用散布する。注)開花
100 g
1,000倍
2-10式
1,000倍
2-10式
75日
2
する。
・落葉病の感染期なので、間隔を空けずに、ムラがな
100 ml いように、ていねいにたっぷり散布をする。
-
-
1,000 g
-
-
200 g
45日
3
100 g
-
-
1,000 g
-
-
200 g
下記各展着剤使用基準による
2,000倍
7日
2
・アザミウマ類の飛来時期となるので、散布時期が遅れないよう
に注意する。
50 ml ・落葉病の感染期に入るので、散布ムラがないようにたっぷり散布
下記各展着剤使用基準による
硫酸銅
キラップフロアブル
400
(350)
3
1,000倍
硫酸銅
400
(350)
21日
オルトラン水和剤
トクチオン乳剤
カメムシ類 チャノキイロアザミウマ
7
2
-
・発生園では必ず散布する。粗皮けずり後に散布すると効果が高
い。
・落葉は3月中旬までに集め、埋める。
㍑ ・薬剤散布は無風の暖かい日を選び、主枝、亜主枝の分岐部分に
たっぷりかける。
後は薬害のおそれがあるので、必ず開花前に散布す
る。
展着剤
アザミウマ類
6
発芽前
備考欄(使用上の注意など)
・害虫多発の場合、発生状況を確認し散布する。
アザミウマ類
カイガラムシ類
ハスモンヨトウ
展着剤
5
50倍
~発芽期
落葉病
4
散布濃度
(休眠期)
アザミウマ類
ハマキムシ類
3
薬剤名又は展着剤
総使 水100Lあ
収穫前使
用回 たり薬量
用時期
数
・徒長枝等は防除効果の低下やアザミウマ類の発生助長につながるた
め、適切に整理する。(新梢管理を行い通風採光をはかる)
・2-10式ボルドーに替えて、ICボルドー412の50倍でも
良い。
・落葉病の感染期なので、間隔を空けずに、ムラがないように、ていねいにたっ
ぷり散布をする。
(梅雨期ではあるが、晴れ間を逃さず散布する。)
・カイガラムシ類の発生が多い場合は、モスピラン水溶剤4,000倍(前日/3
回)に薬剤を変更する。
・2-10式ボルドーに替えて、ICボルドー412の50倍でも良い。
・スミチオン水和剤に替えてスミチオン乳剤の1,000倍(45日、3回)でも良
い。
・スミチオンの高温散布時は薬害が発生する恐れがあるので注意する。
・落葉病の感染期なので、間隔を空けずに、ムラがな
50 ml いように、ていねいにたっぷり散布をする。
1,000 g ・2-10式ボルドーに替えて、ICボルドー412の50倍でも
良い。
200 g
-
-
-
-
下記各展着剤使用基準による
2-10式
4,000倍
前日
3
・この時期以降、高温時の散布は薬害発生の可能性が
25 g あるので注意する。また、果実への薬斑のおそれがあ
るため、展着剤は使用しないこと。
・すす点病感染期のため新梢管理を行い通風採光をはかる。
ベルクート水和剤
1,500倍
14日
3
66 g
スタークル顆粒水溶剤
2,000倍
前日
3
50 g (早い開花など)で散布間隔が開く場合に実施する。
トップジンM水和剤
1,500倍
前日
6
66 g
テルスター水和剤
2,000倍
14日
2
50 g
オーソサイド水和剤
1,000倍
7日
5
100 g
キラップフロアブル
2,000倍
7日
2
50
ベルクート水和剤
1,500倍
14日
3
66
(注1)
農薬の登録外使用は法律で禁止されています。上記以外の農薬使用についてはJA、関係機関にご相談ください。
周囲作物への農薬飛散防止に努めましょう。(柿以外の農産物に農薬がかからないよう注意しましょう)
周辺にタバコ・養蚕がある場合は、対象農家と事前に協議してください。
農薬使用については、容器等にあるラベルの内容を確認・遵守し行うこと!
散布作業はマスク、手袋等安全防除衣を着用するとももに、無風の涼しい日に実施しましょう。
・天候(梅雨明けが遅れる・降雨が多い)や生育状況
・カキノヘタムシガが多発する場合は、サムコルフロアブル
5,000倍(前日、3回)を混用散布する。または、単用で散布す
る。ハスモンヨトウの発生に注意する。
・カメムシ対策としてテルスター水和剤の替わりに、テルスターフ
ロアブルの6,000倍でも良い。(収穫3日前、2回まで)
・乾燥が続く場合は、生理障害対策のため灌水を実施する。
・周辺に水稲がある場合は農薬が飛散しないよう十分に注意するこ
ml と!
・カキノヘタムシガが多発する場合は、サムコルフロアブル
5,000倍(前日、3回)を混用散布する。または、単用で散布す
る。
・9月中旬以降のカメムシ対策として薬剤散布する場合はテルス
ターフロアブルの6,000倍とする。(収穫3日前、2回まで)
g
(注4)
2-10式ボルドー液の調整について
(ボルドー液100リットルの調整の場合)
小桶(熱で溶けない桶)を準備する。
そこに水を少量入れ生石灰を少しずつ入れ
、1kgの生石灰を溶かす。(発熱するので、
消化するまで待つ)消化したら薬液タンク
に移し、水を加え20リットルの生石灰液とする。
防除は生育や病害虫の発生予察に注意して適期におこないましょう。
手順1
園地環境(防風樹の整備・草刈りの徹底)をよくしましょう。
(注2)
薬剤混用の順序(水和剤混用の場合) 水 → 展着剤 → 殺菌剤 → 殺虫剤
薬剤混用の順序(乳剤混用の場合) 水 → 乳剤
別の大桶を準備し、200gの硫酸銅を水に溶かし
薬剤混用の順序(フロアブル剤、水和剤混用の場合) 水 → フロアブル剤 → 水和剤
手順2
水をさらに加え80リットルの硫酸銅液をつくる。
※ボルドー液の場合はボルドー液調製後に展着剤→殺虫剤の順に混用する
(注3)
手順1で作った薬液タンクに入った生石灰液
展着剤使用基準と上記「備考欄」に記載された農薬使用基準
100リットルあたり使用量 収穫前使用時期 総使用回数
に手順2で作った硫酸銅液を攪拌しながら
展着剤・農薬 展着剤及び農薬名
使用倍率(倍)
少しずつ加えて調合する。
5,000~10,000倍
ブレイクスルー
10ml~20ml
-
-
手順3
ブレイクスルーは、最後に混用して下さい。
(注意)
展着剤
5ml~20ml
このとき必ず生石灰液に硫酸銅を入れること
5,000~20,000倍
-
-
ネオエステリン
ストロビードライフロアブル
逆に入れないよう注意する!(凝固するため)
3,000倍
33g
14日
3回
殺菌剤
50倍
ICボルドー
2リットル
-
-
1,000倍
アプロード水和剤
100g 開花期まで
2回
テルスターフロアブル
6,000倍
33ml
3日
2回
殺虫剤
5,000倍
サムコルフロアブル
20ml
前日
3回
1,000倍
100ml
45日
3回
スミチオン乳剤