※本通信掲載の写真・作品等は、児童本人の許諾を得て使用しております。 平成28年度11月号 教育目標 西和良小学校 学校だより はてなしのぞみ <学ぶ子 思いやる子 高める子> 餅米でつながる「温かい関わり」 校長 西脇 陽介 毎年秋になると、藤村彰一さんが、学校に餅米を 寄付してくださり、その餅米を使って、例年「もち 花づくり」をさせていただいていました。今年度は、 藤村さんにお願いして、全校児童で田植えや稲刈り の経験をさせていただき、自分たちで収穫した餅米 で餅花が作れるように取り組んできました。 今年度は、自分たちで田植えをした餅米を収穫し たところ、28.6Kgもの収量がありました。 【餅米のプレゼント作りの様子】 そこで、「もち花づくりで余る餅米の活用をどうしたらよいだろう。」と子ども達 に投げ掛けました。すると、子ども達からは、… ・地域の方に値打ちに買っていただいて、その収益を地震の被災地へ寄付したら…。 ・学校のみんなで使うものを買ったらどうかな。 ・もみとり(脱穀)も自分たちでほとんどできなかったし、もともと寄付してもらった お米を売るのはどうかな。 ・「ゆめまつり」で地域の方に餅米を(無料で)配りたい。 等々の意見が出て、子ども同士で何度も話し合いました。 1年生からも「ぼく達は、田植えと稲刈りしかしていないし、地域の方にいっぱい お世話になっているし、ゆめまつりに来てくれた人に餅米を渡してお礼をしたい。」 という意見を聞くことができました。日頃お世話になっている地域のできるだけ多く の人にお渡ししたいという思いで、今年のゆめまつりで配布する運びになりました。 実は、9月中旬に学校で始めた脱穀も、実際に作業をしてみると意外に量が多く、 10月になってもなかなか脱穀作業が進まなくて困っていたところを池田幸八郎さん や曽我敬次さんに助けていただき、精米することができ ました。大変お世話になり、ありがとうございました。 今回の子ども達の話し合いを通して、餅米でつながる 「温かい関わり」を感じました。地域の方からの子ども への温かい心を感じて、とても嬉しく思いました。また、 ほんの少しばかりの餅米のプレゼントですが、日頃の感 謝を込めて、子ども達から地域の方への温かい心が伝わ 【ゆめまつりでのもち米配布の様子】 ることを願っています。
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