平塚中等教育学校校長室の窓から 2014年(平成26年)６月16日 vol.61 囲碁のはじまりは、四千年ぐらい前の中国と言われています。ただ、中国ではなくインドやチベット発祥の異説もあり、はっきりしたことはわかっていません。当初囲碁は、古代中国の皇帝（＝尭帝・舜帝）が、囲碁を創って子どものしつけのために教えたという伝説や、碁盤は宇宙、碁石は星のかわりで、暦（こよみ＝カレンダー）、占いに使ったという話があります。（日本棋院ホームページより）中国の古い書物（＝論語・孟子など）には既に囲碁についてのことが書かれており、また紀元前 770 （人生には白黒つかないことが結構ある）次の石のパターンがそれぞれあるから、計算すると、～前 221 年ころ春秋・戦国時代には、囲碁は戦略、政治、人生のシミュレーションゲームとして広まっ白黒の碁石を、通常19×19の格子が描かれた碁 361×360×359×・・・×３×２×１通りとな盤（19路）に交互に配置する。一度置かれた石は、る。数学の「確率」の分野で学ぶのだが、１からｎたようです。相手の石に全周を取り囲まれない限り、取り除いたまでの整数をかけ算するときの記号に階乗！がある。り移動することはできない。ゲームの目的は、自分先ほどの数は、361！と書き、『さんびゃくろくじの色の石によって盤面のより広い領域を確保するゅういちのかいじょう』と読む。ビックリではない。（囲う）ことである。初心者向け、お好み対局向けでは、実際にどのくらいの値になるか知りたいとに13路盤や9路盤、7路盤や6路盤もある。（ウィころだが、Excelなどの計算ソフトでも桁数表示でキペディア「囲碁」より）少し手間がかかる。簡単なのが、Windowsパソコ平塚は、プロ棋士に挑戦する「湘南ひらつか囲碁ンのアクセサリの電卓だ。電卓を起動させ、まつり1000面打ち大会」の開催地だが、囲碁棋士木谷實が1937年に内弟子を引き連れて平塚（桃浜町）に居を構えたことが起因すると言われている。ところで、本校囲碁部が今年も元気だ。第38回神奈川県高等学校夏季囲碁大会で、男子が団体優勝し、 “囲碁の甲子園”と言われる第38回全国高校囲碁選手権大会（東京日本棋院 7/22～24）に出場する。前田暖くん（６年）、北嵜司誠くん（４年）、藤井貴史くん（５年）の最強メンバーである。また、別大会の県予選の結果、第38回全国高等学校総合文化祭（茨城大会7/30・31）の囲碁部門、個人戦に北嵜司誠くん、女子団体戦に義原千花歩さん（５年）の出場が決定している。特に、昨年度の全国高校囲碁選手権大会で、前田『表示』の『関数電卓』暖くんが男子個人戦第を選択。『３６５』と４位に入賞しているが、入力し、“ｎ！”のボ『今年こそは団体戦でタンを押すだけで値が全国優勝したい』と昨年出てくる。スゴイ！のリベンジの闘魂を心 1.437･･･ｅ＋768とに秘めての出場となる。表示される。これは、約1.4×10768という値を示している。ｅ＋768の部分は、×10768というお約束だと思えばよい。ちなみに、地球から太陽までの平均距離は、約1億最近、将棋の世界では、電王戦（プロ棋士とコン 5000万km。150000000＝1.5×108だから、ピュータ将棋ソフトによる棋戦）があり、５番戦で比べると、10768という数はとてつもなく大きい数将棋ソフトの方が勝ったりしている。囲碁の世界でということが分かるはず。はまだそこまでいっていないようだが、棋譜再生なでは、ちょっとつまみ食い。囲碁入門用に、４路どではコンピュータが重宝しているようだ。盤がある。これで少年少女は結構鍛えられるという。囲碁は、黒と白の石を交互に置いていくが、“死んだ石”を取り上げたり、ややこしいルールを無視詰碁問題：黒先白死して、単純に、碁盤に黒、白の順に勝手に石を置いていくとき、何通りの置き方があるだろうか。＜張栩棋聖の四路ワールドより＞ 19路の場合を考えると、19×19＝361だから、黒石から始まるので、最初の黒は361通り。次の白石は、残りの360から１カ所選ぶので360通り。そ最後にもう一つ。４路盤では、何通りの石の置きの次の黒は359通り。それぞれの１通りに対して、方がある？平塚中等校長鈴木靖神奈川県立平塚中等教育学校 TEL 0463 (34) 0320 FAX 0463 (34) 3866 〒254-0074 平塚市大原１番13号 URL http://www.hiratsuka-chuto-ss.pen-kanagawa.ed.jp/