日本パーカライジング株式会社 ド ー シ パル e Pallucid パルシード の特徴 ① 環境対応 ⇒6価も3価も含まない完全 Crフリー Crフリー ② 無機アモルファス酸化物膜(+有機膜) ⇒無色透明の高耐食性膜 ③ 耐薬品性 パルシードは、RoHS指定対象物質を含まず、3価Crも含まない ⇒酸、アルカリ、溶剤にも強い ④ 密着性 完全クロムフリー高耐食性皮膜です。 ⇒塗装、樹脂との密着性が良い 1.パルシードの概要 ①金属材料を脱脂したのち40~50℃の化成処理浴に浸漬し、 アモルファス酸化物皮膜を形成します。 ②さらに有機シーリング浴に浸漬、熱風乾燥することによ 脱脂 水洗 り、無塗装でも高耐食性が得られます。 Crフリー Crフリー 化成処理 水洗 パルシード化成処理 パルシード 有機 シーリング (CT-J4510) 水洗 熱風乾燥 対象素材:鉄合金、アルミ合金、各種亜鉛メッキ材 2.皮膜状態 アモルファス酸化物膜 有機シーリング膜 (パルシード化成処理皮膜CT-J4510) 素材金属 パルシード皮膜の断面構造 3.高耐食性の理由(CT-J4510単体) 4.皮膜の密着性(塗装後) (CT-J4510単体) 耐水2次密着性 → 良好 パルシード化成処理は、皮膜の持つ高いバリ アー性と耐アルカリ、耐酸性により塗膜下地 としても優れた耐食性・密着性を示します。 温水浸漬 (DI水, 40℃, 240h) 水滴除去 2mm碁盤目カット H 2O,O 2 アルカリ性 カソード テープ剥離 りん酸亜鉛 評価:碁盤目の剥離個数を測定 塗膜欠陥部 酸性 アノード 基材種 剥離個数 塗膜 アルカリ性 カソード 0/100 GA 0/100 AL 0/100 0/100 0/100 パルシー ド 基材 e 剥離後写真 剥離個数 図 塗膜下腐食のモデル図 5.皮膜成分と膜厚 0/100 CRS (CT-J4510単体) 8 6 Intensity 50nm Fe 4 Main component 2 O 0 0 写真 化成処理皮膜CT-J4510の断面 [透過型電子顕微鏡による] 6.皮膜の耐薬品性 図 10 20 30 40 Tim e (s) 50 60 GDSによる皮膜深さ方向の元素分布 (CT-J4510単体) 酸 アルカリ 溶剤 リン酸亜鉛 り ん 酸 亜 鉛 80 新 表 面 処 理 パルシード化成皮膜 (CT-J4510) 40 良好 耐薬品性良好 MEK BC エーテル トルエン ヘキサン TEA K4P2O7 NH4OH KOH NaOH クエン酸 HF 酢酸 H3PO4 HNO3 0 H2SO4 20 HCl 皮膜溶解率 60 エタノール (%) 100 7.耐食性 (CT-J4510単体) …… SRV摺動試験 SRV摺動試験 ①温塩水浸漬 CRS 840h 1680h 結果: リン酸塩処理より 良好 りん酸塩処理 パルシード ②複合サイクル試験 電着塗装後 CCT 90cycles後 CRS 結果: リン酸塩処理より 8.注意事項 良好 AL 基材 リン酸亜鉛処理 パルシード処理 ③ 耐食性(SST) 結果:有機シーリングあり(塗装なし)でグリーンクロメートと同等 9.連絡先 比較材(グリーンクロメート) パルシード(ジンケート浴) パルシード(シアン浴) パルシード(酸性浴) 写真 SST240時間後の外観(亜鉛めっき板) 8.パルシードの応用 ※ 目的・用途に応じた各種プロセスとの組み合わせが可能です ※ パルシードは、パルシード化成処理皮膜(CT-J4510)と有機シーリングの組み合わせ により、優れた耐食性、耐薬品性等を発揮しますが、塗装下地としては化成処理 皮膜(CT-J4510)単体でもご使用頂けます。 前処理 パルシード処理 パルシード化成 処理皮膜 BK-A 脱脂 黒色化 ケミブラスト 後処理 潤滑塗装 (CT-J4510) + 防錆塗装 有機シーリング 接着剤 表面粗化 2007.1.18 9.連絡先 本社(加工事業本部)〒103-0027 東京都中央区日本橋1-15-1 03(3278)4466 総合技術研究所 〒254-0012 神奈川県平塚市大神2784 0463(55)4431 宇都宮工場 〒321-0905 栃木県宇都宮市平出工業団地26-2 028(663)1621 前橋工場 〒371-0852 群馬県前橋市総社町総社2110 027(251)1891 平塚第三工場 〒254‐0012 神奈川県平塚市平塚市大神1784 0463(55)4840 愛知工場 〒475-0032 愛知県田市潮干町1-6 0569(29)2481 九州第三工場 〒807-0001 福岡県遠賀郡水巻町猪熊10-5-1 093(202)1451 仙台工場 〒989-2421 宮城県岩沼市下野郷字中野馬場34-46 0223(24)2683 勝田工場 〒312-0062 茨城県ひたちなか市大字高場字下原1700-2 029(272)5435 古河工場 〒306-0206 茨城県猿島郡総和町丘里14-3 0280(98)1240 新潟工場 〒959-1286 新潟県燕市大字小関字野中1095 0256(64)4621 船橋工場 〒273-0017 千葉県船橋市西浦3-5-1 047(433)5171 平塚第二工場 〒254‐0027 神奈川県平塚市堤町3-9 0463(22)5751 伊丹工場 〒664-0842 兵庫県伊丹市森本9-62 0727(82)0999 福山工場 〒721-0926 広島県福山市大門町5-11-3 0849(41)7605 九州第二工場 〒807-0813 北九州市八幡西区夕原町4-7 093(631)0961
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