形 V600 - OMRON

センシング機器B
センシング機器B
本誌には主に機種のご選定に必要な
内容を掲載し、
ご使用上の注意事項等は
掲載しておりません。
ご使用上の注意事項等、
ご使用の際に必要な内容につきましては、
必ずユーザーズマニュアルをお読みください。
2003年5月改訂
● 本誌に記載の標準価格はあくまで参考であり、
確定されたユーザ購入価格を表示したものではありません。
本誌に記載の標準価格には消費税が含まれておりません。
● 本誌に記載されているアプリケーション事例は参考用ですので、
ご採用に際しては機器・装置の機能や安全性を
ご確認の上、ご使用ください。
● 本誌に記載のない条件や環境での使用、
および原子力制御・鉄道・航空・車両・燃焼装置・医療機器・娯楽機械・
安全機器、その他人命や財産に大きな影響が予測されるなど、特に安全性が要求される用途への使用をご検討の
場合は、定格・性能に対し余裕を持った使い方やフェールセイフ等の安全対策へのご配慮をいただくとともに、当社
営業担当者までご相談いただき仕様書等による確認をお願いします。
RFIDシステム
MS
形V600
DATA
V600
NS
V600 HAM
42
CS
0
1
2
3
4
5
6
7
ERR
8
9
10
11
12
13
14
15
ユーザーズマニュアル
DRT
No.
インテリジェントフラグ3
V600-H06
V600-D
アンプ部
8KR04
V600-D
2KR16
v
d2 600
3p 54
v
d2 600
3p 53
形V600-HAM42-DRT
V600-D
23P71
MADE
IN
JAPAN
センサ部
形V600-HS51
● 本誌に記載の標準価格はあくまで参考であり、
確定されたユーザ購入価格を表示したものではありません。本誌に記載の標準価格には消費税が含まれておりません。
● 本誌に記載されているアプリケーション事例は参考用ですので、
ご採用に際しては機器・装置の機能や安全性をご確認の上、ご使用ください。
● 本誌に記載のない条件や環境での使用、
および原子力制御・鉄道・航空・車両・燃焼装置・医 療 機 器 ・ 娯 楽 機 械 ・ 安 全 機 器、その他 人 命や財産に大きな影響が予測されるな
ど、特に安 全 性が要 求される用 途への使 用をご検 討の場 合は、定 格 ・ 性 能に対し余 裕を持った使い方やフェールセイフ等の安 全 対 策へのご配 慮をいただくとともに、当 社 営
業 担当者までご相談いただき仕様書等による確認をお願いします。
クイック
オムロン
0120-919-066
携帯電話・PHS等移動通信からのお電話は、
お手数ですが、
TEL 055-982-5015(通話料がかかります)へおかけください。
【技術のお問い合わせ時間】
■営業時間:9:00∼12:00/13:00∼19:00
(土・日・祝祭日は9:00∼12:00/13:00∼17:00)
■営 業 日:年末年始を除く
上記フリーコール以外に、055-982-5002(通話料がかかります)
におかけいただくことにより、直接センシング機器の技術窓口につながります。
【営業のお問い合わせ時間】
■営業時間:9:00∼12:00/13:00∼17:30(土・日・祝祭日は休業)
■営 業 日:土・日・祝祭日/春期・夏期・年末年始休暇を除く
形V600-HS63
形V600-HS67
営業統轄事業部
東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎ウエストタワー14F(〒141-0032)
●営業にご用の方も、技術お問い合わせの方も、
フリーコールにお電話ください。
音声ガイダンスが流れますので、案内に従って操作ください。
形V600-HS61
インターネット情報サービス
オムロン制御機器の最新情報がご覧いただけます。
Industrial Webホームページ http://www.fa.omron.co.jp/
標準在庫機種の緊急ご購入の際にご利用ください。
データキャリア
形V600シリーズ
コンタクトセンタ TEL:03-5825-2324 http://www.omron24.co.jp/
オムロン商品のご用命は
●FAXによるお問い合わせは下記をご利用ください。
テクニカルセンタ お客様相談室 FAX 055-982-5051
●インターネットによるお問い合わせは下記をご利用ください。
http://www.fa.omron.co.jp/support/ ●その他のお問い合わせ先
納期・価格・修理・サンプル・承認図は貴社のお取引先、
または貴社担当オムロン営業員にご相談ください。
カタログ番号
向
KKLG-005D 2003年12月現在 ①VQ○
カタログ番号
C OMRON Corporation 1998
○
All Rights Reserved.
お断りなく仕様などを変更することがありますのでご了承ください
KKLG-005D
はじめに
オムロン商品をお買い上げいただきありがとうございます。
RFIDシステム形V600は、当社の高度な技術と豊富な経験により開発された認識(Identification)システムです。
本ユーザーズマニュアルは、インテリジェントフラグ 3の仕様、取扱方法について解説したものです。
RFIDシステムを安全に正しく使用していただくために、ご使用の前に本マニュアルをお読みください。
なお、本マニュアルはいつも手元において使用してください。
読んでご理解ください
この取扱説明書をお読みのうえで、保管、設置、プログラミング、動作、保守または廃棄をお願いします。ご質問ま
たはご意見がありましたら、当社担当者までご相談ください。
保 証 、責 任 の 制 限 等
<保証内容>
① 保証期間
当社商品の保証期間は、ご購入後またはご指定の場所に納入後1年といたします。 ② 保証範囲
上記保証期間中に当社側の責により当社商品に故障を生じた場合は、故障部分の交換または修理を、無償で実施い
たします。
ただし、故障の原因が次に該当する場合は、この保証の対象範囲から除外いたします。
a)カタログまたは仕様書などの記載されている以外の条件・環境・取扱いならびに使用による場合
b)当社商品以外の原因による場合
c)当社以外による改造または修理による場合
d)当社商品本来の使い方以外の使用による場合
e)当社出荷当時の科学・技術の水準では予見できなかった場合
f )その他、天災、災害など当社側の責ではない原因による場合
なお、ここでいう保証は、当社商品単体の保証を意味するもので、当社商品の故障により誘発される損害は保証の
対象から除かれるものとします。
<責任の制限>
当社商品に起因して生じた特別損害、間接損害、または消極損害に関しては、当社はいかなる場合も責任を負いません。
はじめに.p65
Page 1
03.12.5, 9:46 AM
Adobe PageMaker 6.5J/PPC
適合用途の条件
<適合用途の条件>
① 当社商品を他の商品と組み合わせて使用される場合、お客様が適合すべき規格・法規または規制をご確認くださ
い。
またお客様が当社商品を使用されるシステム、機械、装置への適合性を決めるため必要な手順はすべてご自身でご
確認ください。
これらお客様用途への当社商品の適合性について、当社は責任を負いません。
カタログに記載のアプリケーション事例は参考用ですので、ご採用に際しては機器・装置の機能や安全性をご確認
ください。
② 下記用途に使用される場合、当社営業担当者までご相談のうえ仕様書などによりご確認いただくとともに、定格・
性能に対し余裕を持った使い方や、万一故障があっても危険を最小にする安全回路などの安全対策を講じてくださ
い。
a)屋外の用途、潜在的な化学的汚染あるいは電気的妨害を被る用途または本カタログに記載のない条件や環境で
の使用
b)原子力制御設備、焼却設備、鉄道・航空・車両設備、医用機械、娯楽機械、安全装置、および行政機関や個別
業界の規制に従う設備
c)人命や財産に危険が及びうるシステム・機械・装置
d)ガス、水道、電気の供給システムや24時間連続運転システムなど高い信頼性が必要な設備
e)その他、上記 a)∼ d)に準ずる、高度な安全性が必要とされる用途
③ 当社商品を人命や財産に重大な危険を及ぼすような用途に使用される場合には、システム全体として危険を知らせ
たり、冗長設計などで安全性を高めるよう設計されていること、および当社商品が全体の中で意図した用途に対し
て適切に配電・設置されていることを必ず事前にご確認ください。
④ 当社商品が正しく使用されずお客様または第三者に不測の損害が生じることがないよう、使用上の禁止事項および
注意事項をすべてご理解のうえ守ってください。
お断り事項
<仕様の変更>
本カタログ記載の当社商品の仕様および付属品は改善またはその他の事由により、必要に応じて、変更する場合が
あります。
当社営業担当者までご相談のうえ、当社商品の実際の仕様をご確認ください。
<寸法と重量>
寸法と重量などの数値は参考値ですので、仮に公差を示していても、製造目的には使用できません。
<誤字・脱字のお断り>
本書の記載内容は、正確を期すため注意深く検査いたしましたが、書記、印刷または校正の誤り(誤字、脱字、脱
漏)がある可能性がありますので、疑わしい場合は当社にご確認ください。
<サービスの範囲>
当社商品の価格には、技術者派遣などのサービス費用は含まれておりません。
お客様のご要望がございましたら、当社営業担当者までご相談ください。
<適用範囲>
以上の内容は、日本国内での取引および使用を前提としております。
日本国外での取引および使用に関しては、当社営業担当者までご相談ください。
警告表示の意味
以下の警告表示は取扱説明書本文の中で使用されているものです。
正しい取扱いをしなければ、この危険のために、軽傷・中程度の傷害を負ったり、万一
警告
はじめに.p65
Page 2
の場合には重傷や死亡に至る恐れがあります。また、同様に重大な物的損害を受ける恐
れがあります。
03.11.26, 1:33 PM
Adobe PageMaker 6.5J/PPC
図記号の意味
以下の図記号は取扱説明書本文の中で使用されているものです。
特定の条件において、破裂の可能性がある場合を示す。
警告表示一覧表
以下の警告文はこの取扱説明書の製品に適用されます。各警告文は注意を促すために本文中の必要箇所にも記載してあ
ります。
警告
メモリS-RAMタイプデータキャリアを分解、加圧変形、100℃以上の加熱、焼却はしないで
ください。リチウム電池を内蔵しており、発火、破裂のおそれがあります。
安全上の要点
●安全に使用していただくための表示と意味について
本書では、形V600を安全に使用していただくために、注意事項を次のような表示と図記号で示しています。
ここで示した注意事項は、安全に関する重大な内容を記載しています。
必ず守ってください。表示と記号は次の通りです。
使用上の注意
次に示すような条件や環境で使用する場合は、定格、機能に対して余裕を持った使い方やフェールセイフなどの安全対
策へのご配慮をいただくとともに、当社営業担当者までご相談くださるようお願いいたします。
①取扱説明書に記載のない条件や環境での使用
②原子力制御・鉄道・航空・車両・燃焼装置・医療機器・娯楽機械・安全機器などへの使用
③人命や財産に大きな影響が予測され、特に安全性が要求される用途への使用
はじめに.p65
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Adobe PageMaker 6.5J/PPC
RFIDシステム
形V600
ユーザーズマニュアル
3
インテリジェントフラグ3
形V600-HAM42-DRT(Device-Net準拠)
DATA
V600
MS
NS
V600 HAM
42
0
1
2
3
4
5
6
7
ERR
CS
8
9
10
11
12
13
14
15
DRT
No.
V600-H06
V600-D
8KR04
はじめに.p65
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V600-D
23P71
IN JAPA
v
d2 600
3p 54
v
d2 600
3p 53
V600-D
2KR16
MADE
N
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目 次
第1章 特長とシステム構成
1-1
1-2
1-3
1-4
特長 ………………………………………………………………………………………………………
商品体系 …………………………………………………………………………………………………
システム構成 ……………………………………………………………………………………………
動作の概要 ………………………………………………………………………………………………
1-1
1-2
1-3
1-4
第2章 仕様と性能
2-1 アンプ部 ………………………………………………………………………………………………… 2-1
2-1-1 各部の名称と機能 ………………………………………………………………………………………………
2-1
2-1-2 一般仕様 …………………………………………………………………………………………………………
2-9
2-1-3 入出力仕様 ……………………………………………………………………………………………………… 2-10
2-1-4 外形寸法 ………………………………………………………………………………………………………… 2-14
2-2 センサ部 ………………………………………………………………………………………………… 2-15
2-2-1 仕様
……………………………………………………………………………………………………………… 2-15
2-2-2 外形寸法 ………………………………………………………………………………………………………… 2-16
2-3 データキャリア(メモリEEP-ROM(電池レス)タイプ)……………………………………………… 2-18
2-3-1 仕様、外形寸法 ………………………………………………………………………………………………… 2-18
2-3-2 メモリマップ …………………………………………………………………………………………………… 2-21
2-3-3 ライトプロテクト機能 ………………………………………………………………………………………… 2-22
2-4 データキャリア(メモリS-RAM(電池内蔵)タイプ)………………………………………………… 2-23
2-4-1 仕様、外形寸法 ………………………………………………………………………………………………… 2-23
2-4-2 メモリマップ …………………………………………………………………………………………………… 2-25
2-4-3 ライトプロテクト機能 ………………………………………………………………………………………… 2-26
2-4-4 電池寿命 ………………………………………………………………………………………………………… 2-28
第3章 交信仕様
3-1 交信距離 ………………………………………………………………………………………………… 3-1
3-1-1 交信距離仕様 ……………………………………………………………………………………………………
3-1
3-2
3-2 交信時間 ………………………………………………………………………………………………… 3-5
3-1-2 交信領域図 ………………………………………………………………………………………………………
3-2-1 交信時間仕様 ……………………………………………………………………………………………………
3-5
3-2-2 データキャリアの移動速度(コンベア速度) …………………………………………………………………
3-5
第4章 取りつけ
4-1 アンプ部の取りつけ …………………………………………………………………………………… 4-1
4-1-1 設置環境について ………………………………………………………………………………………………
4-1
4-1-2 取りつけ方法について …………………………………………………………………………………………
4-2
4-1-3 インターフェースケーブルとの接続 …………………………………………………………………………
4-4
4-1-4 センサ部コネクタの着脱方法 ………………………………………………………………………………… 4-5
4-2 センサ部の取りつけ …………………………………………………………………………………… 4-6
4-2-1 取りつけ方法 ……………………………………………………………………………………………………
4-6
4-2-2 周囲金属の影響 …………………………………………………………………………………………………
4-9
4-2-3 センサ部間の相互干渉 ………………………………………………………………………………………… 4-11
4-2-4 近接センサとの影響(相互干渉) ……………………………………………………………………………… 4-13
目次.p65
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Adobe PageMaker 6.5J/PPC
目 次
4-3 データキャリアの取りつけ …………………………………………………………………………… 4-15
4-3-1 メモリEEP-ROM(電池レス)タイプの取りつけ方法 ………………………………………………………… 4-15
4-3-2 メモリS-RAM(電池内蔵)タイプの取りつけ方法 …………………………………………………………… 4-21
第5章 上位機器との通信
5-1
5-2
5-3
5-4
5-5
5-6
5-1
AUTO(オート)モードによる読み出し ………………………………………………………………
SYNC(同期)モードによる読み出し …………………………………………………………………
AUTO(オート)モードによる書き込み ………………………………………………………………
SYNC(同期)モードによる書き込み …………………………………………………………………
上位機器のサンプルプログラム ………………………………………………………………………
エラー発生時の処理 ……………………………………………………………………………………
5-2
5-4
5-6
5-8
5-10
5-14
第6章 センサ部とデータキャリアの耐薬品性
6-1 センサ部の耐薬品性 …………………………………………………………………………………… 6-1
6-2 データキャリアの耐薬品性 …………………………………………………………………………… 6-2
付表
付-1 アクセサリ(別売) ……………………………………………………………………………………… 付-1
付-2 マルチベンダで使用する場合 ………………………………………………………………………… 付-2
付-3 マニュアルバージョン ………………………………………………………………………………… 付-7
目次.p65
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Adobe PageMaker 6.5J/PPC
第 1 章 特長とシステム構成
1-1 特長
インテリジェントフラグ3
3 は、メカフラグ、カンバン、および品質管理、工程管理を革新
するR F I D 方式の電子式フラグです。上位インターフェースは世界標準バスの1 つである
DeviceNet(CompoBus/D)に準拠しており、より汎用的なシステムの構築が実現可能です。
DATA
V600
MS
NS
V600 HAM
CS
0
1
2
3
4
5
6
7
ERR
8
9
10
11
12
13
14
15
42 DRT
No.
V600-H06
V600-D
8KR04
v
d2 600
3p 54
v
d2 600
3p 53
V600-D
2KR16
●従来の
「インテリジェントフラグシリーズ」
の機能を継承
V600-D
23P71
MADE
IN JAPA
N
●ラフな設置でOK。
しかもメカ的な寿命・
トラブルの心配は無用
データリード、データライト、ビットセット、ビット
交信距離は最大100mmと長距離。
クリア等の主要機能は、インテリジェントフラグ/イ
従来のセンサのようなシビアや位置決めや相互干渉の心配
ンテリジェントフラグ2を継承しています。
がなくなります。また、従来のメカフラグのようなシリン
●よりフレキシブルな用途に対応
データリードは従来の
「インテリジェントフラグシリー
ズ」に比べて、1.5倍の24ビットまで可能です。また、
ダなどのメカ部がないため、寿命、トラブルの不安があり
ません。
●従来のRFIDシステムと組み合わせ可能
データライトは、8ビット単位/16ビット単位の切換え
形V600シリーズのデータキャリアを共通して使えるため、
ができるようにしました。
既存ラインの拡張時などにも採用できます。
また、データキャリアへのアクセスアドレスは、マス
タ側からリモートで設定が可能となりました。
(設定可
能アドレス:00H∼FFH)
●省スペース化にも貢献
●EN規格に適合
アンプ部、センサ部、およびデータキャリアとのセットで
EC指令におけるEMC指令に適合しています。
(センサ部に形V600-HS63(2m)使用時)
センサ8台∼24台分の働きを1台のリードライトヘッド
で実現します。フラグやカンバン側もデータキャリア
が1個のため、大幅なスペース化が図れます。
1-1
第1章.p65
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Adobe PageMaker 6.5J/PPC
1-2 商品体系
オムロンのインテリジェントフラグシリーズの商品体系は、次のようになっています。
アプリケーションに合わせて最適な商品をご使用いただけます。
オムロン
インテリジェントフラグ
シリーズ
インテリジェントフラグ
(8ビットタイプ)
インテリジェントフラグ (16ビットタイプ)
インテリジェントフラグ (DeviceNet準拠/ Compo Bus/D対応)
リード専用タイプ
高機能タイプ
リード専用タイプ
高機能タイプ
形V600-HAR81/
形V600-HAR91
形V600-HAM81/
形V600-HAM91
形V600-HAR92
形V600-HAM42-DRT
ID
ID
ID
V600
-HAR
91
V600
-HAM
91
V600
-HAR
92
V600
※本マニュアルの対象機種
1 -2
第1章.p65
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Adobe PageMaker 6.5J/PPC
1-3 システム構成
インテリジェントフラグ3は、オープンネットワークの1つである
“DeviceNet
(CompoBus/D)
”
に準拠しており、スレーブ子
局として専用コネクタでワンタッチ接続が可能です。また、アンプ部とセンサ部もワンタッチコネクタ接続となっており、
ユーザビリティの向上を図っています。
なお、データキャリアは、形V600シリーズの各タイプが使用できます。
3
■インテリジェントフラグ3
マスタユニット
マスタユニット
マスタ親局
I/O
スレーブ子局
I/O
専用ケーブル
形DCA1/DCA2-5C10
スレーブ子局
インテリジェント
フラグ3
形V600-HAM42-DRT
V600
〈アンプ部〉
コネクタ接続
〈センサ部〉
形V600-HS51
〈センサ部〉
形V600-HS61
形V600-HS63
形V600-HS67
空間伝送(交信)
空間伝送(交信)
v
d2 600
3p 54
v
d2 600
3p 53
〈データキャリア〉
61
23P
0-D
V60
形V600- 形V600- 形V600- 形V600D23P53 D23P54 D23P55 D23P61
形V600D23P66N
形V600D23P66SP
形V600D23P72
形V600D23P71
形V600D8KR12
形V600D8KR04
形V600D2KR16
(形V600シリーズデータキャリアすべてとアクセス可能です)
1-3
第1章.p65
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Adobe PageMaker 6.5J/PPC
1-4 動作の概要
マスタ親局
上位機器
ライン制御
インターフェースケーブル
形V600-HAM42-DRT
(アンプ部)
V60
0
MS
NS
CS
V600
No.
HAM
42
7
ERR
DRT
6
5
4
3
2
1
15
0
14
13
DATA
12
11
10
9
8
センサ部
交信エリア
データキャリア
パレット
① PLCなどの上位機器(マスタ親局)
からアンプ部へデータ
キャリア内の情報の読み出し、あるいは書き込みの指示を
出します。この際、アクセスするデータキャリアのアドレ
スも同時に指定します。
② パレットに装着されたデータキャリアがセンサ部の交信エ
リア内に入ると指定されたアドレスの情報を読み出し、あ
るいは書き込みをします。
③ 情報の読み出し時は、その結果をアンプ部から上位機器へ
DeviceNet上で出力します。情報の書き込み時には、正常
に書き込み処理が完了したか否かを上位機器へ出力しま
す。
④ 上位機器はその結果を受けてライン制御などを行ないま
す。
1 -4
第1章.p65
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Adobe PageMaker 6.5J/PPC
第 2 章 仕様と性能
2-1 アンプ部
2-1-1 各部の名称と機能
●各部の名称
q DeviceNet(CompoBus/D)接続用コネクタ
付属コネクタにて接続してください。
DATA
V600
MS
NS
CS
0
1
2
3
4
5
6
7
ERR
V600- HAM42- DRT
No.
24VDC 24VDC GR
+
−
(0V)
o 電源端子
8
9
10
11
12
13
14
15
w データ表示LED(2色LEDX16)
◎緑色:リードデータをビット単位で表示
◎赤色:エラー終了時にエラー種別を点滅表示
(0∼7ビットのみ)
e CS表示(2色LED)
データキャリアとの交信結果を表示
◎緑色:正常終了時に点灯
◎赤色:エラー終了時に点灯
r NS表示
DeviceNet(CompoBus/D)の通信状態を表示
t MS表示
本体の動作状態を表示
カバー
y ディップスイッチ1
DeviceNet(CompoBus/D)の通信設定
u ディップスイッチ2
動作モードの設定
i センサ部接続用コネクタ
センサ部を接続するためのコネクタ
2-1
第2章.p65
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Adobe PageMaker 6.5J/PPC
2-1 アンプ部
●DeviceNet
(CompoBus/D)
接続用コネクタ
(q)
本体にケーブル側プラグ
(COMBICONネジプラグ:形XW4B-05C1-H1-D オムロン製)
を付属しています。
コネクタ
(プラグ)
線色
V600
信号種別
赤
電源ケーブル+側(V+)
白
通信データHigh側(CAN H)
−
シールド
青
通信データLow側(CAN L)
黒
電源ケーブルー側(Vー)
MS
NS
CS
V600 HAM42 DRT
No.
*プラグ、ケーブルに関する詳細は、
「CompoBus/Dユーザーズマニュアル
(マニュアルNo.SCCC-308□)
を参照ください。
●表示LEDの動作
(w∼t)
No.
w
名称
データ表示
機能
DATA0∼7
緑点灯
DATA0∼7で16ビット表示(1)
ERROR
赤点滅
エラー種別を表示
緑点灯
DATA8∼15で16ビット表示(2)
DATA8∼15
e
r
t
CS
NS
MS
内容
交信完了表示 緑点灯
データキャリアリード/ライト正常終了
赤点灯
データキャリアリード/ライト異常終了
ネットワーク
緑点灯
通信接続完了
ステータス
緑点滅
通信未接続
赤点滅
軽微な通信異常(通信タイムアウト)
赤点灯
致命的な通信異常(バスOFF検知)
消灯
緑点灯
電源供給無し
正常状態
緑点滅
未設定状態
赤点滅
軽微な故障(DIP SW 設定異常等)
赤点灯
致命的な故障(ハード異常)
マシン
ステータス
消灯
電源供給無し
2 -2
第2章.p65
Page 2
03.11.26, 1:14 PM
Adobe PageMaker 6.5J/PPC
2-1 アンプ部
●ディップスイッチ1
(y)
本ディップスイッチで、DeviceNet
(CompoBus/D)
の通信設定を行います。設定の際には、カバーを上に持ち上げて下さい。
ディップスイッチ1
ON
*工場出荷時には
すべて0に設定
されています
1
2
3
4
5
6
ノードアドレスの設定
7
8
通信速度の設定
・ノードアドレスの設定
1∼6でノードアドレスの設定を行ないます。なお、設定が可能なノードアドレスは、00∼63です。
ディップスイッチ1
ノード
アドレス
1
2
3
4
5
6
00
OFF
OFF
OFF
OFF
OFF
OFF
01
ON
OFF
OFF
OFF
OFF
OFF
02
OFF
ON
OFF
OFF
OFF
OFF
03
ON
ON
OFF
OFF
OFF
OFF
04
OFF
OFF
ON
OFF
OFF
OFF
:
:
:
:
:
:
:
61
ON
OFF
ON
ON
ON
ON
62
OFF
ON
ON
ON
ON
ON
63
ON
ON
ON
ON
ON
ON
2-3
第2章.p65
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Adobe PageMaker 6.5J/PPC
2-1 アンプ部
・通信速度(DR)
の設定
7、8で通信速度を設定します。なお、設定が可能な通信速度は、125kビット/s、250kビット/s、500kビット/sの3通りで
す。
通信速度
ディップスイッチ1
7
8
125kビット/s
OFF
OFF
250kビット/s
ON
OFF
500kビット/s
OFF
ON
設定不可
ON
ON
お願い
● 通信速度は、ネットワーク上のすべてのノード(マスタ、スレーブ)で同じ設定にして下さい。マスタと異なる通
信速度に設定した場合、スレーブが通信に参加できないだけでなく、正しく設定されたノード間の通信で通信異
常を誘発することがあります。
● ディップスイッチの設定は、必ず、本体の電源をOFFした状態で行なって下さい。
2 -4
第2章.p65
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2-1 アンプ部
●ディップスイッチ2
(u)
本ディップスイッチで、本体の動作モードの設定を行います。設定の際には、カバーを上に持ち上げて下さい。
ディップスイッチ2
ON
*工場出荷時には
すべて0に設定
されています
1
2
3
4
5
6
アクセスモード
の設定
アウトプットモード
未使用
の設定
(必ずOFFにしてください)
・アウトプットモードの設定
データキャリアとの交信後に交信結果を出力する時間
(出力時間)
を設定します。
通常は、100ms
(OFF)
に設定した状態をお奨めしますが、PLCのサイクルタイムかDeviceNet
(CompoBus/D)
の通信サイク
ルタイムのいずれかが100msを超えるような場合には、500ms
(ON)
に設定して下さい。
アウトプットモード
ディップスイッチ2
1
100ms
OFF
500ms
ON
2-5
第2章.p65
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2-1 アンプ部
・アクセスモードの設定
データキャリアとの交信を開始するモードを設定します。
センサ等の同期入力を受けて交信を開始するような場合には
“SYNC”
モードを、同期入力なしでデータキャリアの接近を
待って自動的に交信を開始するような場合には
“AUTO”
モードを使います。
用途に合わせて選択下さい。
ディップスイッチ2
アクセスモード
2
“AUTO”
モード
OFF
“SYNC”
モード
ON
お願い
ディップスイッチの設定は、必ず本体の電源をOFFした状態で行なってください。
2 -6
第2章.p65
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2-1 アンプ部
●センサ部接続用コネクタ
(i)
センサ部形V600-HS51、形V600-HS61、形V600-HS63、形V600-HS67等を接続するためのコネクタです。
なお、コネクタはワンタッチ接続方式となっています。
●電源端子
(o)
電源接続用、および接地用端端子です。
カバー
番号
名称
機能
1
24VDC+
DC24V電源用
2
24VDC−
(0V) 入力端子
3
GR
接地用端子
1
2
24VDC 24VDC
+
−
(0V)
3
GR
お願い
大きなノイズが加わる環境等においては、必ず接地用端子(GR)をD種接地(従来の第3種接地)をして下さい。
また、接地線を他の機器と共用した場合、かえって悪影響をおよぼす場合がありますので、ご注意下さい。
V600-HAM42-DRT
他機器
GR
D種接地(従来の第3種接地)
V600-HAM42-DRT
他機器 GR
D種接地(従来の第3種接地)
2-7
第2章.p65
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2-1 アンプ部
●機能説明
形V600-HAM42-DRTには、リード機能、およびライト機能を搭載しています。
リード機能ではデータキャリア内の指定されたアドレスから3バイト分のデータ<24ビット>をリードできます。
また、ライト機能についてはデータをバイト単位にライトする
“BYTE”
モードに加え、指定されたビットのみセットする
(
“1”
をたてる)
“BIT SET”
モード、指定されたビットのみクリアする
(
“0”
にする)
“BIT CLEAR”
モードを装備しており、メカフ
ラグの機能によりマッチしています。
また、ライトする範囲は<16ビット
(2バイト)
>と<8ビット
(1バイト)
>のいずれかを選択することができます。
なお、リードとライトの切換は、スイッチではなく、DeviceNet
(CompoBus/D)
によって割り付けられたビット
(WT BYTE
信号)
の
“0”
か
“1”
で行います。
●リード機能
(1) アドレス入力にて設定されたアドレスから3バイト分のデータ<24ビット>をデータキャリアから読み込みます。リー
ドされたデータはデータ出力信号に出力されます。
(2) データを出力した後にNORMAL出力が
“1”
になります。
(3) データキャリアからの読み出しが正常にできなかった場合には、エラー種別をデータ出力信号に出力すると共にERROR
出力を
“1”
にします。
●ライト機能
ライト機能には、前述のように①
“BYTE”
モード、②
“BIT SET”
モード、③
“BIT CLEAR”
モードの3つがあります。
1.
“BYTE”
モード(バイトモード)
(1) アドレス入力と16/8ビット切換入力、ライトエリア入力にて指定されたエリアに、データ入力信号に入力されたデー
タ<16/8ビット>をデータキャリアにライトします。
(2) ライトが正常終了後、NORMAL出力のビットが
“1”
になります。
(3) データキャリアへの書込みが正常にできなかった場合には、エラー種別をデータ出力信号に出力すると共にERROR出
力を
“1”
にします。
2.
“BIT SET”
モード(ビットセットモード)
(1) アドレス入力と16/8ビット切換入力、ライトエリア入力にて指定されたエリアで、データ入力信号に入力されたデー
タ<16/8ビット>で
“1”
となっているビットのみセット
(
“1”
をたてる)
します。
(2) ライトが正常完了後、NORMAL出力のビットが
“1”
になります。
(3) データキャリアへの書込みが正常にできなかった場合には、エラー種別をデータ出力信号に出力すると共にERROR出
力を
“1”
にします。
3.
“BIT CLEAR”
モード(ビットクリアモード)
(1) アドレス入力と16/8ビット切換入力、ライトエリア入力にて指定されたエリアで、データ入力信号に入力されたデー
タ<16/8ビット>で
“1”
となっているビットのみクリア
(
“0”
にする)
します。
(2) ライトが正常完了後NORMAL出力のビットが
“1”
になります。
(3) データキャリアへの書込みが正常にできなかった場合には、エラー種別をデータ出力信号に出力すると共に、ERROR
出力を
“1”
にします。
ライト時のアドレス設定について
形V600-HAM42-DRTは一度に16ビット
(2バイト)
のライトが可能ですが、メモリEEP-ROM
(電池レス)
タイプのデータキャ
リア
(形V600-D23□□□□)
で以下のアドレスを指定した場合に限り一度に16ビット
(2バイト)
のライトは行えません。以下
のアドレスを指定してライトしたい場合には、WT_BYTE入力を
“1”
として8ビットでライトを実行してください。また、以
下のアドレスを指定して一度に16ビット
(2バイト)
ライトを行なおうとした場合はアドレスエラー
(エラー種別
“3”
となります。)
0007H 000FH 0017H 001FH 0027H ・ ・ ・ 00E7H 00EFH 00F7H
2 -8
第2章.p65
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2-1 アンプ部
2-1-2一般仕様
●一般仕様
項目
仕様
マスタ占有チャネル数
入力:2CH 出力:2CH
(合計4CH)
センサ部接続数
1ch
通信電源電圧
DC11∼25V(通信コネクタより供給)
内部回路電源電圧
DC18∼26.4V
内部消費電流
通信電源:40mA以下 内部回路電源:150mA以下
耐電圧
AC500V 50/60Hz 1分間印加して漏れ電流10mA以下
10∼55Hz 複振幅1.5mm
振動
(耐久)
上下、左右、前後各方向 1掃引8minで4掃引
150m/s2
衝撃
(耐久)
上下、左右、前後各方向3回 計18回
使用周囲温度
0∼+55℃
(だたし、氷結しないこと)
使用周囲湿度
35∼85%RH(ただし、結露しないこと)
保存周囲温度
−25∼+65℃
(だたし、氷結しないこと)
保護構造
IEC60529規格 IP20(盤内蔵型)
取付方法
DINレール、または付属取付金具使用(M4ネジ)
外形寸法
65×65×60mm
質量
約150g
●使用可能センサ部
形式
形V600-HS51
形V600-HS61
形V600-HS63
形V600-HS67
●適合規格
規格No.
EN50081-2
EN50082-2
EC指令におけるEMC指令に適合しています。
(センサ部に形V600-HS63
(2m)
使用時)
2-9
第2章.p65
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2-1 アンプ部
2-1-3入出力仕様
形V600-HAM42-DRTは、PLCの入力32点
(2ch)
・出力32点
(2ch)
を占有します。
占有するチャネル番号
(Xch,Ych)
については、各マスター
(機種、および動作モード)
、形V600-HAM42-DRTのディップスイッ
チ1で設定するノードアドレス
(NODE ADDRESS)
により変わります。
・割り付けられるI/Oチャネル一覧表
接点
入力
(IN)
Xch
出力
(OUT)
(X+1)ch
Ych
(Y+1)
ch
0 ID0
ADDR0
OD0
EXT OD16
1 ID1
ADDR1
OD1
EXT OD17
2 ID2
ADDR2
OD2
EXT OD18
3 ID3
ADDR3
OD3
EXT OD19
4 ID4
ADDR4
OD4
EXT OD20
5 ID5
ADDR5
OD5
EXT OD21
6 ID6
ADDR6
OD6
EXT OD22
7 ID7
ADDR7
OD7
EXT OD23
8 ID8
WT_MODE1
OD8
未使用
9 ID9
WT_MODE2
OD9
未使用
WT_BYTE
OD10
未使用
11 ID11
WT_AREA
OD11
未使用
12 ID12
(Reserved)
※
OD12
未使用
13 ID13
(Reserved)
※
10 ID10
OD13
ERROR
14 ID14
READ/WRITE
OD14
NORMAL
15 ID15
INHIBIT /TRG
OD15
HS
※
(Reserved)
となっている入力は、必ず
“0”
として使用してください。
なお、詳しくは
「CompoBus/Dユーザーズマニュアル
(マニュアルNo.SCCC-308□)
」
を参照ください。
2-10
第2章.p65
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2-1 アンプ部
●I/O割付例
●ここでは、C200HW-DRM21-Vを使用し、固定割付とした場合の形V600-HAM42-DRTのI/O割付を示します。
V600-HAM42-DRTの
00
01
02
…
…
n
n+1
ノードアドレス
PLC出力信号
05000∼
05100∼
05200∼
V600入力信号
05115
05215
05315
PLC入力信号
35000∼
35100∼
35200∼
V600出力信号
35115
35215
35315
…
05000+n×100∼
05000+(n+1)×100∼
05115+n×100
05115+(n+1)×100
35000+n×100∼
35000+(n+1)×100∼
35115+n×100
35115+(n+1)×100
●形V600-HAM42-DRTのノードアドレスが“00”
の場合のI/O割付例を示します。
PLC出力信号
(V600-HAM42-DRT入力信号)
PLC入力信号
(V600-HAM42-DRT出力信号)
05000(ID0)
データキャリアへの書き込み
35000
(OD0)
データキャリアへの読み出し
05001(ID1)
データの指定
35001
(OD1)
データ
05002(ID2)
ID0∼ID15の16ビット書き込
35002
(OD2)
OD0∼OD15の16ビットの
05003(ID3)
みデータを指定します。
35003
(OD3)
読み出しデータ
05004(ID4)
35004
(OD4)
(本体のデータ表示LEDに
05005(ID5)
35005
(OD5)
表示します)
05006(ID6)
35006
(OD6)
エラー時のエラー出力種別
05007(ID7)
35007
(OD7)
05008(ID8)
35008
(OD8)
05009(ID9)
35009
(OD9)
05010(ID10)
35010
(OD10)
05011(ID11)
35011
(OD11)
05012(ID12)
35012
(OD12)
05013(ID13)
35013
(OD13)
05014(ID14)
35014
(OD14)
05015(ID15)
35015
(OD15)
05100(ADDR0)
読み込み、書き込みの
35100(EXT OD16)
データキャリアへの読み出し
05101(ADDR1)
開始アドレス指定。
35101(EXT OD17)
データ
05102(ADDR2)
“00H”
∼“FFH”
の範囲で
35102(EXT OD18)
OD16∼OD23の8ビットの
35103(EXT OD19)
読み出しデータ
05104(ADDR4)
35104(EXT OD20)
(但し、本体のデータ表示
05105(ADDR5)
35105(EXT OD21)
LEDはありません)
05106(ADDR6)
35106(EXT OD22)
05107(ADDR7)
35107(EXT OD23)
05103(ADDR3)
設定します。
05108(WT_MODE1)
ライトモードの切替信号
05109(WT_MODE2)
35108
(未使用)
未使用
35109
(未使用)
05110(WT_BYTE)
ライトの16/8bit切替信号
35110
(未使用)
05111(WT_AREA)
ライト8bit時のエリア指定信号
35111
(未使用)
05112(Reserved)
常時
“0”
35112
(未使用)
05113(Reserved)
35113
(ERROR)
交信エラー終了時の信号
05114(READ/WRITE)
リード/ライト切り替え信号
35114
(NORMAL)
交信正常終了時の信号
05115(INHIBIT/TRG)
INHIBIT/TRG信号
35115
(HS)
ハンドシェイク信号
2-11
第2章.p65
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Adobe PageMaker 6.5J/PPC
2-1 アンプ部
●信号名とその機能
信号
信号名
機能
ID0∼15
データ入力
データキャリアへの書き込みデータを入力します。
OD0∼15
データ出力
データキャリアからの読み込みデータが出力されます。
出力時にデータ表示LEDが点灯します。
また、エラー時にはエラー種別が出力されます。
EXT OD
拡張データ
データキャリアからの読み込みデータが出力されます。
16∼23
出力
ただしデータ表示LEDはありません。
ADDR0∼7
アドレス入力
読み込み・書き込み開始アドレスを指定します。
INHIBIT
INHIBIT 入力
AUTOモード時に INHIBIT を入力するビット
/TRG
/TRG入力
INHIBIT が
“0”
のときは、データキャリアとの交信をしません。
INHIBIT が
“1”
のときは、データキャリアとの交信をします。
SYNCモード時にTRGを入力するビット
TRG入力により、データキャリアとの交信を開始します。
READ
R/W切換
/WRITE
入力
READ/WRITEの切替を入力するビット
このビットが
“0”
の時にデータキャリアのデータを読み出すREAD動作となります。
このビットが
“1”
の時にデータキャリアへデータを書き込むWRITE動作となります。
WT_MODE1 ライトモード1
入力
WRITE動作時のBYTE/BITの切替を入力するビット
このビットが
“0”
の時に書き込みをBYTE単位で行うBYTE動作となります。
このビットが
“1”
の時に書き込みをBIT単位で行うBIT動作となります。
WT_MODE2 ライトモード2
入力
WRITE BIT動作時のBIT SETとBIT CLEARの切替を入力するビット
このビットが
“0”
の時にBIT SET動作となります。
このビットが
“1”
の時にBIT CLEAR動作となります。
WT_BYTE
16/8ビット
WRITE動作時の16/8ビット切替を入力するビット
切換入力
このビットが
“0”
の時に16ビットのデータをデータキャリアに書き込みます。
このビットが
“1”
の時に8ビットのデータをデータキャリアに書き込みます。
WT_AREA
ライトエリア
WRITE BYTE8ビット動作時のID0∼7/ID8∼15の8ビット切替を入力するビット
入力
このビットが
“0”
の時にID0∼7のデータをデータキャリアに書き込みます。
このビットが
“1”
の時にID8∼15のデータをデータキャリアに書き込みます。
HS
HS出力
INHIBIT /TRG入力信号のハンドシェイク制御を行うためのビット
INHIBIT /TRG入力を受け取ると
“1”
、解除されると
“0”
になります。
応答時間はネットワークの条件
(通信速度、ノード数、マスタ設定、etc)
により変わります。
上位機器側では本信号の
“1”
を待って INHIBIT /TRG入力を解除するようなプログラミング
をしてください。
NORMAL
ノーマル出力
READ/WRITE時データキャリアとの交信が正常に終了した場合に出力されます。
リード動作時にはこの出力の立ち上がりでOD0∼15、EXT OD16∼23のデータを読み込んで
ください。
ERROR
エラー出力
READ/WRITE時にデータキャリアとの交信が正常に行えなかった場合に出力されます。
エラー種別を上位機器側で検知したい場合は、この出力の立ち上がりでOD0∼7のデータを
読み込んで下さい。
2-12
第2章.p65
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Adobe PageMaker 6.5J/PPC
2-1 アンプ部
お願い
●電源電圧について
・定格電圧範囲を越えて使用しないでください。
定格電圧範囲以上の電圧を印加したり、交流電源
(AC100V)
を印加すると破裂したり、焼損したりする恐れがあります。
●負荷短絡について
・負荷を短絡させないでください。
(電源に接続しないでください。)
破裂したり、焼損したりする恐れがあります。
●誤配線について
電源の極性など、誤配線をしないでください。破裂したり、焼損したりする恐れがあります。
●使用環境について
爆発性ガス、引火性ガス、腐食性ガス、金属粉、防じん等のあるところでは使用しないでください。
●製品の構造について
・この製品のケースは取り外さないようにして下さい。取り外した場合、二度と性能を果たさなくなる可能性がありま
す。
・製品ケースの通風口から金属棒等を差し込まないで下さい。製品の誤動作、損傷、または発火につながる可能があり
ます。
●規格について
EC指令に適応するには、下図のようにフェライトコア
(TDK製:形ZCAT2035-0930)
を付けて下さい。
センサは形V600-HS63
(ケーブル2m)
のみ規格対応です。形V600-HS63のケーブルの端
(コネクタ付近)
にフェライトコア
を取付けて下さい。
フェライトコア
形V600-HS63
形V600-HAM42-DRT
2-13
第2章.p65
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Adobe PageMaker 6.5J/PPC
2-1 アンプ部
2-1-4外形寸法
16-動作表示灯
■外形寸法
8
23.1
4.9
7.3
42.5
38.85
4
48.6
65
2.2
5.5
2.2X7=15.4
65
50.85
3-動作表示灯
通信用コネクタ
3-端子
40.3
3
7.6 7.6
23.3
48
60
センサ部
コネクタ
24.1
35.2
・取付金具
・取付穴加工寸法
66
55
2-φ4.5(取付穴)
2-M4
16.7
35
55±0.2
2-14
第2章.p65
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Adobe PageMaker 6.5J/PPC
2-2 センサ部
インテリジェントフラグ3に使用できるセンサ部は4タイプです。
アプリケーションに応じて最適なタイプを選定してください。
2-2-1仕様
形V600-HS51
形V600-HS61
形V600-HS63
形V600-HS67
形式
項目
発振周波数
530kHz
使用周囲温度
−10∼+60℃
−10∼+70℃
保存周囲温度
−25∼+75℃
使用周囲湿度
35∼95%RH
絶縁抵抗
ケーブル端子とケース間 50MΩ
(DC500Vメガ)
耐電圧
ケーブル端子とケーブル間 AC1,000V 50/60Hz 1min
保護楮
IEC60529規格IP67、JEM規格IP67G
耐振動
耐久:10∼500Hz 複振幅2mm 3軸方向、
耐久:10∼2,000Hz 複振幅3mm 3軸方向、
1掃引11minで3掃引
1掃引15minで2掃引
2
耐衝撃
耐久:981m/s 3軸方向
耐久:490m/s2 3軸方向
各3回 計18回
各3回 計18回
ケーブル長
2m(固定)
空間伝送エラー検出
CRC16ビットを双方向に使用
(CRC:Cyclic Redundancy Check)
表示灯
−−−−
質量
約70g
電源表示:緑色
約190g
約540g
2-15
第2章.p65
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Adobe PageMaker 6.5J/PPC
2-2 センサ部
2-2-2外形寸法
<形V600-HS51>
2-歯付座金
ビニール絶縁丸型コード(φ4)
コネクタ
2-締付ナット
M12×1
φ9.6
φ13.7
7
49.5
33
35
材質
ケース
黄銅
通信面
ABS樹脂
充填樹脂
エポキシ樹脂
ケーブル
PVC
(耐油)
*コネクタは耐水性・耐油性は
ございません。
<形V600-HS61>
30.5
18
4.5
8.5 12±0.1
49.5
材質
18
φ13.7
コネクタ
交信面
2-3.5×5
(取りつけ穴)
ビニール絶縁丸型コード(φ4)
ケース
ABS樹脂
充填樹脂
エポキシ樹脂
ケーブル
PVC
(耐油)
*コネクタは耐水性・耐油性は
10
6.5
ございません。
<形V600-HS63>
4-R1
2-R5
2-φ4.5(取りつけ穴)
10 ブッシュ
ビニール絶縁丸型コード
φ6(7/φ0.18)8芯 標準長さ2m
コネクタ
40 28±0.1
φ13.8
51.5
5
5
27
53
電源表示灯(緑)
6
20
23
11
材質
ケース
ABS樹脂
充填樹脂
エポキシ樹脂
ケーブル
PVC
(耐油)
*コネクタは耐水性・耐油性は
ございません。
2-16
第2章.p65
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2-2 センサ部
<形V600-HS67>
5
5
50
4-φ4.5
(取りつけ穴)
100
90±0.2
50
コネクタ
電源表示灯(緑)
25
100
90±0.2
φ13.8
51.5
ブッシュ
ビニール絶縁
丸型コードφ6
10
14
10
30
材質
20
11
ケース材質
ABS樹脂
充填樹脂
エポキシ樹脂
ケーブル
PVC
(耐油)
*コネクタは耐水性・耐油性は
ございません。
2-17
第2章.p65
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2-3 データキャリア
(メモリEEP-ROM(電池レス)
タイプ)
2-3-1仕様、外形寸法
<形V600-D23P71/形V600-D23P72>
項目 形式
形V600-D23P71
形V600-D23P72
メモリ容量
254バイト
メモリ種類
EEP-ROM(不揮発性メモリ)
データ保持時間
10年間
(データ書き込み後10年間保持)
−10∼+40℃で書換え:アドレス毎に30万回
データ書換え回数
−10∼+70℃で書換え:アドレス毎に10万回
空間伝送エラー検出
CRC16ビットを双方向に使用(CRC:Cyclic Redundancy Check)
使用周囲温度
データ保持 −20∼+110℃ リード/ライト −10∼+70℃
保存周囲温度
−20∼+110℃
使用周囲湿度
35∼95%RH
保護構造
IEC60529規格 IP66
耐振動
耐久10∼2000Hz 片振幅1.5mm 加速度300m/s2 X、Y、Z各方向 30min 計90min
耐衝撃
2
耐久1000m/s(約100G)
X、Y、Z各方向3回 計18回
質量
約15g
約5g
●形V600-D23P71
●形V600-D23PD72
4-R2
86
50
4-R2
34
54
1.5
1.5
材質
ガラスエポキシ樹脂
外装
ポリウレタン樹脂
材質
ポリプロピレン
(PP)
樹脂
●形V600-A84
(専用ホルダ)
2-φ3.2(取りつけ穴)
M3サラねじ/
専用の超音波溶着機使用
99.8±0.5
42.5
24.4
8.5
5
4-R3
2.1
63.6
67.8±0.5
2.1
2.1
95.6
2.1
2-18
第2章.p65
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2-3 データキャリア(メモリEEP-ROM(電池レス)
タイプ)
<形V600-D23P66N>
項目 形式
形V600-D23P66N
メモリ容量
254バイト
メモリ種類
EEP-ROM
(不揮発性メモリ)
10年間
(−40∼+110℃)
、1年間
(−40∼+150℃)
データ保持時間
−25∼+85℃で書換え:アドレス毎に10万回
−25∼+60℃で書換え:アドレス毎に30万回
−25∼+25℃で書換え:アドレス毎に40万回
データ書換え回数
−25∼+ 0℃で書換え:アドレス毎に80万回
空間伝送エラー検出
CRC16ビットを双方向に使用(CRC:Cyclic Redundancy Check)
使用周囲温度
データ保持 −40∼+150℃※ リード/ライト −20∼+85℃
保存周囲温度
−40∼+150℃※
使用周囲湿度
35∼95%RH
保護構造
IEC60529規格 IP68
耐振動
耐久10∼2000Hz 複振幅1.5mm 加速度150m/s2 X、Y、Z各方向各10回、掃引時間15分
耐衝撃
耐久500m/s2 上下、左右、前後各3回 計18回
質量
約6.5g
※:150℃の耐熱性に関しては、150℃連続放置 1,000時間、熱衝撃−10℃/150℃各30分 1,000サイクルの評価試験で確認して
います。
(試験サンプル22ヶで不良0ヶ)
●形V600-D23P66N
4-R4
34
25±0.2
32
取りつけ穴加工寸法
4-R3
2-M3
25±0.2
25±0.2
2-φ3.5
2-φ6
32
25±0.2
3.5±0.1
ケース材質
34
PPS樹脂
●形V600-A86
(アタッチメント)
4-R5.5
25±0.2
2-φ4
2-M3
37
34
15
25±0.2
16
25±0.2
15
34
4
3.5
25±0.2
10
ケース材質
37
PPS樹脂
2-19
第2章.p65
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2-3 データキャリア(メモリEEP-ROM
(電池レス)
タイプ)
<形V600-D23P66SP>
項目 形式
形V600-D23P66SP
メモリ容量
254バイト
メモリ種類
EEP-ROM(不揮発性メモリ)
データ保持時間
10年間
(データ書き込み後10年間保持)
−20∼+40℃で書換え:アドレス毎に30万回
データ書換え回数
−20∼+70℃で書換え:アドレス毎に10万回
空間伝送エラー検出
CRC16ビットを双方向に使用
使用周囲温度
データ保持 −40∼+110℃ リード/ライト −20∼+70℃
保存周囲温度
−40∼+110℃
使用周囲湿度
35∼95%RH
保護構造
IEC60529規格 IP67、JEM規格 IP67G
耐振動
耐久10∼2000Hz 片振幅1.5mm 加速度300m/s2 X、Y、Z各方向 30min 計90min
耐衝撃
耐久1000m/s2 X、Y、Z各方向3回 計18回
質量
約19g
●形V600-D23P66SP
4-R6
34
2-φ5.5
(取りつけ穴)
取りつけ穴加工寸法
2-M5
36.5
34
80±0.2
1.3
ケース材質
80±0.2
6.5 2.5以下
PFA樹脂
95
2-20
第2章.p65
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2-3 データキャリア(メモリEEP-ROM
(電池レス)
タイプ)
<形V600-D23P61/形V600-D23P53/形V600-D23P54/形V600-D23P55>
項目 形式
形V600-D23P61
形V600-D23P53
形V600-D23P54
形V600-D23P55
メモリ容量
254バイト
254バイト
メモリ種類
EEP-ROM(不揮発性メモリ)
EEP-ROM(不揮発性メモリ)
10年間
(データ書き込み後10年間保持)
10年間
(−40∼+110℃)
1年間
(−40∼+150℃)
データ保持時間
空間伝送エラー検出
−25∼+85℃で書換え:アドレス毎に10万回
−25∼+60℃で書換え:アドレス毎に30万回
−25∼+25℃で書換え:アドレス毎に40万回
−25∼0℃で書換え:アドレス毎に80万回
−25∼+40℃で書換え:アドレス毎に30万回
−25∼+70℃で書換え:アドレス毎に10万回
データ書換え回数
CRC16ビットを双方向に使用
(CRC:Cyclic Redundancy Check)
CRC16ビットを双方向に使用
(CRC:Cyclic Redundancy Check)
使用周囲温度
データ保持 −40∼+85℃ リード/ライト −25∼+70℃
データ保持 −40∼+150℃ リード/ライト −25∼+85℃
保存周囲温度
−40∼+85℃
−40∼+150℃
使用周囲湿度
35∼95%RH
35∼95%RH
IEC60529規格 IP67、JEM規格IP67G
IEC60529規格 IP67、JEM規格 IP67G
保護構造
−10℃/+150℃ 各30分 1000サイクル:不良数 0/22
耐熱性
(寿命)
+150℃ 放置1000時間:不良数 0/22
耐振動
耐久10∼2000Hz 片振幅1.5mm 加速度300m/s2 X、Y、Z各方向 30min 計90min
耐久10∼2000Hz 複振幅1.5mmの振動をX、Y、Z各方向各15分間10掃引し異常ないこと
耐衝撃
耐久1000m/s2 X、Y、Z各方向3回 計18回
500m/s2の衝撃をX、Y、Z方向各3回計18回加え異常ないこと
質量
約5.8g
約0.4g
約1.0g
●形V600-D23P61 ●形V600-D23P53
36
30±0.1
24
約0.6g
●形V600-D23P54
R0.2
0
●形V600-D23P55
R0.3
0
R0.2
0
φ12 -0.2
φ8 -0.1
φ8 -0.1
2-R1.0
24
0
0
5 -0.1
5 -0.1
0
6 -0.2
2-φ3.5(取りつけ穴)
6
ケース材質 ABS樹脂
ケース材質 液晶ポリマー(LCP)
充填樹脂
充填樹脂
エポキシ樹脂
エポキシ樹脂
2.2
2-3-2メモリマップ
アドレス
1バイト
0000H
ライトプロテクト設定エリア
0001H
0002H
0003H
ユーザエリア
(254バイト)
00FD(H)
・データキャリアにはメモリとしてEEP-ROMが使用されています。
・ユーザが使用可能な容量としては、ライトプロテクトエリアアドレス0000Hを含めて、254バイトです。
2-21
第2章.p65
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2-3 データキャリア(メモリEEP-ROM
(電池レス)
タイプ)
2-3-3ライトプロテクト機能
ライトプロテクト機能は、データキャリアに保存された製品形式や機種などの、大切なデータを不用意な書き込みにより、
消失しないように設けられた保護機能です。
以下の方法でライトプロテクトを設定できます。
■ライトプロテクト設定方法
データキャリアのアドレス0000H 番地にライトプロテクト終了アドレスを書き込むと、アドレス0001H 番地∼
(終了アドレス)
のエリアがライトプロテクトされます。
ライトプロテクトを行うか行わないかは、アドレス0000H 番地の最上位ビットで指定します。
ビット
アドレス
0000H
7
6
5
4
3
2
1
従ってアドレス0080H ∼00FDH までを終了アドレスとして設
終了アドレス
有/無
終了アドレスの設定可能範囲 00H、01H∼7FH
0
と設定する
定することはできません。終了アドレスを
“00H ”
ライトプロテクト実行ビット
とアドレス0001H ∼00FDH までがライトプロテクトされま
(アドレス0000H 番地の最上位ビット)
す。
1:ライトプロテクトする
(有)
0:ライトプロテクトしない
(無)
■ライトプロテクトの設定例
(1) アドレス0001H 番地から0012H 番地までをライトプロテ
0000H
クトする場合
ビット
アドレス
0000H
アドレス
7
6
5
4
3
2
1
0
1
0
0
1
0
0
1
0
9
ライトプロテクト領域
0012H
2
00FDH
(2) 終了アドレス
“00H”
の場合、アドレス0000H 番地を除く全てのエリアがライトプロテクトされます。
ビット
アドレス
0000H
7
6
5
4
3
2
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
8
アドレス
0000H
0001H
0
ライトプロテクト領域
(終了アドレスを
“00H”
とした例)
00FDH
■ライトプロテクトの解除方法
一度設定したライトプロテクトを解除する場合、アドレス0000H 番地の最上位ビットを0に設定してください。ライトプロテ
クトは解除され、アドレス0000H 番地に設定されているライトプロテクトエリア指定のデータは無効となります。
《ポイント》
●アドレス0000H 番地をライトプロテクトすることはできません。
●ライトプロテクトの開始アドレスは0001H 番地固定です。したがって、ライトプロテクトする必要のあるデータは
0001H 番地からスタートするようにしてください。
2-22
第2章.p65
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2-4 データキャリア
(メモリS-RAM(電池内蔵)
タイプ)
2-4-1仕様、外形寸法
<形V600-D8KR12/13/04>
形式
形V600-D8KR12
項目
形V600-D8KR13
メモリ容量
形V600-D8KR04
8Kバイト
メモリ種類
S-RAM
(揮発性メモリ)
電池寿命
電池寿命の表を参照(2-4-4項)
データ読出/書換回数
無制限
(電池寿命まで)
空間伝送エラー検出
CRC16ビットを双方向に使用(CRC:Cyclic Redundancy Check)
使用周囲温
データ保持
−40∼+70℃
リード/ライト
−25∼+70℃
保存周囲温度
−40∼+70℃
使用周囲湿度
35∼95%RH
保護構造
IEC60529規格 IP67、JEM規格 IP67G
耐振動
耐久10∼500Hz 片振幅1.0mm 加速度150m/s2 3軸方向 1掃引 11minで3掃引
耐衝撃
耐久1,000m/s2 X、Y、Z各方向 3回
質量
約70g
約70g
●形V60-D8KR12
●形V60-D8KR13
65
55±0.2
5
約160g
27
86
2-φ4.5(取りつけ穴)
27
10
10
2-φ4.5(取りつけ穴)
10
10
40 30±0.2
54 44±0.2
5
15 8
10.3
76±0.2
5
●形V60-D8KR04
86
31
5
76±0.2
5
4-φ4.5(取りつけ穴)
54 44±0.2
20
警告
10
ケース材質
ABS樹脂
充填樹脂
エポキシ樹脂
メモリS-RAMタイプ データキャリアを分解、加圧変形、
100℃以上の加熱、焼却はしないでください。
リチウム電池を内蔵しており、発火、破裂の恐れがありま
す。
2-23
第2章.p65
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2-4 データキャリア(メモリS-RAM
(電池内蔵)
タイプ)
<形V600-D2KR16>
項目 形式
メモリ容量
形V600-D2KR16
2Kバイト
メモリ種類
S-RAM
(揮発性メモリ)
電池寿命 注1
2年
(電池交換可能)
データ読出/書換回数
無制限
(電池寿命に無関係)
空間伝送エラー検出
CRC16ビットを双方向に使用(CRC:Cyclic Redundancy Check)
使用周囲温度
データ保持
−15∼+70℃
リード/ライト
0∼+50℃
保存周囲温度
−15∼+70℃
使用周囲湿度
35∼85%RH
保護構造 注2
IEC60529規格 IP50
耐振動
耐久10∼150Hz 片振幅1.5mm 加速度100m/s2 X、Y、Z各方向 30min
耐衝撃
耐久300m/s2 X、Y、Z各方向3回 計18回
質量
約15g
注1. 25℃の環境下での電池寿命です。温度と電池寿命との関係は2 - 4 - 4項をご参照ください。
交換用電池
(CR2016)
も用意しております。付-1をご参照ください。
2. 付属の電池交換カバーシールを貼り付けた場合です。
●形V600-D2KR16
●専用ホルダ
(形V600-A81)
4-R1.5
65
40±0.1
65
8-R0.5
20 24±0.1 42
40
(4-φ5.5) (4-φ3.5)
R0.5
9
5
3.5
2-R2.5
ケース材質
ABS樹脂
警告
メモリS-RAMタイプ データキャリアを分解、加圧変形、
100℃以上の加熱、焼却はしないでください。
リチウム電池
を内蔵しており、発火、破裂の恐れがあります。
2-24
第2章.p65
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2-4 データキャリア(メモリS-RAM
(電池内蔵)
タイプ)
2-4-2メモリマップ
データキャリアのメモリエリアは、最大8Kバイトあります。
1つのアドレスには、1バイト分のデータを書込むことができます。
(1)製造年月管理エリアの内容(メーカ書込み済)
データ
アドレス
0000H
0001H
アドレス
0000H
0002H
0001H
製造年月エリア
ライトプロテクト設定エリア
ビット 7
6
5
4
3
2
1
月の10の位
月の1の位
年の10の位
年の1の位
0
備考 (1)「年」
は西暦表記の下2桁
(1966→
“96”
)
0005H
(2)「月」
は2桁にて表記
(3月→
“03”
、10月→
“10”
)
0006H
(3) 形V600-D2KR16では、出荷時にデータは入っていま
00FFH
2
K
バ
イ
ト
0100H
せん。
(4) このエリアは読出しはできますが書込みはできませ
8
K
バ
イ
ト
ん。
01FFH
07FFH
1FFFH
上位桁
下位桁
1バイト
・ データキャリアには、メモリとしてS-RAMが使用されています。したがって、書換え/読み出し回数に対する制限はあり
ません。
・ メモリ容量は最大8Kバイトです。
8Kバイトのデータキャリアのアドレス空間
0000H∼1FFFH
2Kバイトのデータキャリアのアドレス空間
0000H∼07FFH
・ メモリの内容は、内蔵のリチウム電池により保持します。
2-25
第2章.p65
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2-4 データキャリア(メモリS-RAM
(電池内蔵)
タイプ)
2-4-3ライトプロテクト機能
ライトプロテクト機能はデータキャリアに保存された製品形式や機種などの大切なデータを不用意な書込みにより消失しな
いように設けられた保護機能です。
以下の方法でライトプロテクトを設定することができます。
■ライトプロテクトの設定方法
データキャリアのアドレス0002H∼0005Hの4バイト、ライトプロテクトを行うか行わないかは、アドレス0002Hの最上位ビッ
トで指定します。
ライトプロテクト実行するとき
アドレス
0002H
ビット 7
有/無
6
5
4
3
2
1
0
開始アドレスの下位2桁
0003H
開始アドレスの上位2桁
0004H
終了アドレスの上位2桁
0005H
終了アドレスの下位2桁
・ ライトプロテクト実行ビット
(アドレス0002Hの最上位ビット)
1:ライトプロテクトする
0:ライトプロテクトしない。
・ 設定可能エリア
開始アドレス:0006H∼1FFFH
終了アドレス:0006H∼1FFFH
2-26
第2章.p65
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2-4 データキャリア(メモリS-RAM
(電池内蔵)
タイプ)
■ライトプロテクトの設定例
(1) アドレス0015Hから0120Hまでライトプロテクトする場合
(スタートアドレス<エンドアドレス)
アドレス
0002H
0003H
0004H
0005H
ビット 7
6
1
0
5
4
3
2
0
0
0
0
8
0
0
0
0
1
0
1
0
0
0
0
アドレス
(HEX)
0
1
0000H
0015H
ライトプロテクト領域
5
0
0
0
0
0
0
0
1
0
1
0
1
0
0
0120H
1
1
0
0
0
2
0
1FFFH
(2) 1バイトのみライトプロテクトする場合
(開始アドレス = 終了アドレス)
開始アドレス、終了アドレスとも同じアドレスを設定
1バイト
ライトプロテクト領域
します。
(3) 終了アドレスがデータキャリアの最終アドレスを超え
0000H
る場合
(終了アドレス>1FFFH)
1FFFH
ライトプロテクト領域
データキャリアのメモリエリアは0000H∼1FFFHですの
で、1FFFHまでがライトプロテクトされます。
(4) 開始アドレスが終了アドレスを超える場合
0000H
0006H
(開始アドレス>終了アドレスの場合)
0006H∼終了アドレスまでと、開始アドレス∼1FFFHま
1FFFH
終了アドレス
開始アドレス
でがライトプロテクトされます。
■ライトプロテクトの解除方法
一度設定したライトプロテクトを解除する場合、アドレス
0002Hの最上位ビットを0に設定してください。ライトプロ
テクトは解除され、アドレス0002H∼0005Hに設定されてい
る開始アドレス、終了アドレスとも無効となります。
2-27
第2章.p65
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2-4 データキャリア(メモリS-RAM
(電池内蔵)
タイプ)
2-4-4電池寿命
データキャリアはリチウム電池を内蔵しています。下記に各データキャリアの電池寿命と交信バイト数、1日の交信回数の関
係を示します。既存システムと組合せてご使用になる際の参考としてください。
●形V600-D8KR12(代表例)
1 1,000
日
の 500
交 300
信
回
数 100
︵2
10
50
回 30
/
日
︶ 10
1 1,000
日
の 500
交 300
信
回
数 100
︵2
10
50
回 30
/
日
︶ 10
5年
5
3
1
●形V600-K8KR13
(代表例) ●形V600-K8KR04
(代表例)
8年
0
40
80
120 160 200 240 280
交信バイト数(バイト/回)
5年
8年
5
3
1
1 1,000
日
の 500
交 300
信
回
数 100
︵2
10
50
回 30
/
日
︶ 10
0
40
80
5年
8年
5
3
120 160 200 240 280
交信バイト数(バイト/回)
1
0
40
80
120 160 200 240 280
交信バイト数(バイト/回)
ご使用にあたって
●上記データは、-10∼+55℃の環境下における最悪データです。通常、周囲温度が高いほど、短かくなります。
例)・形V600-D8KR12の場合
周囲金属55℃にて、1回につき40バイトの交信を1日あたり2000回行った場合は8年、1日あたり4500回行った
場合は5年となります。
・形V600-D8KR04の場合
周囲金属55℃にて、1回につき200バイトの交信を1日あたり3000回行った場合は8年、1日あたり6500回行った
場合は5年となります。
●インテリジェントフラグ3の場合はオートモード時にデータキャリアが交信エリア内に停止し続けると電池寿命を
極端に短かくする場合があります。そのためアンプ部の電源を切るか、INHIBIT入力を
“0”
にしてセンサ部の発振
を止めてください。
●各データキャリアの内蔵電池消費量について
データキャリアが交信エリア内に1日(24時間)停止した場合の内蔵電池の消費量の目安は以下の通りです。
形式
内蔵電池容量
形V600-D8KR12
410mA/h
形V600-D8KR13
1,000mA/h
形V600-D8KR04
1,900mA/h
形V600-D8KR11
1,900mA/h
1日あたりの消費量
電池容量に対する割合
0.41%
1.68mA/h
( )
1時間あたり
0.07mA/h
0.168%
0.088%
0.088%
2-28
第2章.p65
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2-4 データキャリア(メモリS-RAM
(電池内蔵)
タイプ)
●形V600-D2KR16
電池寿命は2年間
(25℃時)
です。なお、これは交信回数、リード/ライトのバイト数に無関係です。
・電池寿命と温度との関係
(代表例)
<目安>
温度
電 2.5
池
寿
命
︵ 2
年
︶
1.5
1
1年間の電池
(例)
電池を実装していない状態で70℃
消費率
(%)
にて保管される場合、
20
1
(
2 年)
×
(1-0.32)
=1.36年
30
2
1年保管後、25℃にて使用される
40
4
場合は約1年4 か月程度となりま
50
8
す。
(0℃又は50℃付近で使用され
60
16
70
32
る場合は更に寿命が短くなりま
す。)
0.5
0
10
20
30
40
50
周囲温度(℃)
上記グラフは、電池実装状態
(絶縁シートを取り除いた状態)
での値です。
電池を実装していない状態で保管される場合はおよそ右上の表のとおりになります。
お願い
・電池交換時はデータが消えますので、交換前に必ずデータのバックアップをしてください。
・電池交換後は必ず付属の電池カバーシールを貼り付けてください。IP50が保証できなくなります。
(4-22ページ参照)
2-29
第2章.p65
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第 3 章 交信仕様
3-1 交信距離
センサ部とデータキャリア間の交信距離は、組合せや取付条件によって異なります。ここでは、センサ部とデータキャリア
の推奨する組合せと交信距離仕様について記載します。なお、交信距離は取付条件で異なるため、記載の取付条件を十分確
認してください。
3-1-1交信距離仕様
アンプ部
データキャリア
センサ部
形V600-D23P53
形V600-HAR91/HAM91/HAR92
形V600-HS51
形V600-HS61
形V600-HS63
形V600-HS67
0.5∼3.0mm
0.5∼3.0mm
−−−
−−−
形V600-D23P54
0.5∼5.0mm
0.5∼5.5mm
−−−
−−−
形V600-D23P55
0.5∼7.0mm
0.5∼7.0mm
0.5∼9.5mm
−−−
メモリ
形V600-D23P61
0.5∼8.0mm
0.5∼9.0mm
2∼16mm
−−−
EEP-ROM
形V600-D23P66N
−−−
−−−
5∼30mm
5∼35mm
(電池レス)
形V600-D23P66SP
−−−
−−−
5∼25mm
5∼30mm
形V600-D23P71
−−−
−−−
5∼35mm
10∼70mm
−−−
0.5∼18mm
5∼35mm
10∼50mm
5∼18mm
5∼45mm
10∼60mm
タイプ
形V600-D23P72
メモリ
形V600-D8KR12
S-RAM
形V600-D8KR13
−−−
−−−
10∼30mm
10∼40mm
形V600-D8KR04
−−−
−−−
10∼65mm
10∼100mm
形V600-D2KR16
−−−
−−−
2∼15mm
−−−
(電池内蔵)
タイプ
5∼15mm
注1.本仕様は、周囲温度、製品ばらつきを考慮した保証値です。
注2.リード距離とライト距離は同じです。
注3.センサ部設置条件
・形V600-HS51:鉄に埋め込んだ状態
(データキャリアとの軸ズレ±2.0mm)
・形V600-HS61:センサ部の背面が金属
(鉄)
のとき
(データキャリアとの軸ズレ±2.0mm)
・形V600-HS63:センサ部の背面が金属
(鉄)
のとき
(データキャリアとの軸ズレ±10.0mm)
・形V600-HS67:センサ部の背面が金属
(鉄)
のとき
(データキャリアとの軸ズレ±10.0mm)
注4.データキャリア設置条件
・形V600-D23P53/P54
:鉄に埋め込んだ状態
・形V600-D23P55/P66N/P66SP/P71/P72 :データキャリアの背面が樹脂のとき
(周囲に金属がないこと。)
・形V600-D23P61
:データキャリアの背面が金属
(鉄)
のとき
・形V600-D8KR12/13/04
:データキャリアの背面が金属
(鉄)
のとき
・形V600-D2KR16
:データキャリアを取付ホルダに装着状態で金属
(鉄・アルミ)
に取りつけたとき
注5.取りつけが金属以外の場合も仕様の交信距離を満足します。
注6.データキャリアは静止している状態。
3-1
第3章.p65
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3-1 交信距離
;
;;
;
3-1-2交信領域図(代表例)
<単位:mm>
ここではセンサ部をベースとした場合のデータキャリアとの交信領域を示します。
●センサ部 形V600-HS51と組合せた場合
形V600-HS51&形V600-D23P53
形V600-HS51&形V600-D23P54
形V600-HS51&形V600-D23P55
Y
Y
15
X
10
5
ー15
形V600-HS51&形V600-D23P61
形V600-HS51&形V600-D23P66N
Y
ー10
ー5
0
5
10
15
X
形V600-HS51&形V600-D8KR12
Y
15
X
10
5
ー30
●センサ部 形V600-HS61と組合せた場合
形V600-HS61&形V600-D23P53
ー20
ー10
0
10
20
30
X
形V600-HS61&形V600-D23P54
形V600-HS61&形V600-D23P55
Y
Y
15
X
10
5
ー15
形V600-HS61&形V600-D23P61
形V600-HS61&形V600-D23P72
ー10
ー5
0
5
10
Page 2
X
形V600-HS61&形V600-D8KR12
3 -2
第3章.p65
15
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3-1 交信距離
●センサ部 形V600-HS63と組合せた場合
形V600-HS63&形V600-D23P61
形V600-HS63&形V600-D23P66N
Y
Y
X
10
0
20
30
X
40
形V600-HS63&形V600-D23P71
X
30
20
20
10
10
-50 -40 -30 -20 -10 0
10 20 30 40 50
X
-50 -40 -30 -20 -10 0
形V600-HS63&形V600-D23P72
Y
Y
Y
40
30
10
-10
Y
40
20
-20
Y
Y
30
-40 -30
形V600-HS63&形V600-D23P66SP
60
X
10 20 30 40 50
形V600-HS63&形V600-D8KR12
Y
Y
X
Y
Y
60
40
X
X
X
40
40
20
20
-80 -60
-40
-20
20
20
0
40
60
80
X
形V600-HS63&形V600-D8KR13
-60
-40
-20
20
40
60
X
-60
形V600-HS63&形V600-D8KR16
Y
Y
0
-20
0
20
20
60
X
Y
80
X
X
40
40
Y
60
X
40
20
形V600-HS63&形V600-D8KR04
Y
Y
60
-40
60
40
-60
-40
-20
0
20
40
60
X
-60
-40
-20
0
20
20
40
60
X
-80 -60 -40
-20
0
20
40
60
80
X
3-3
第3章.p65
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3-1 交信距離
●センサ部 形V600-HS67と組合せた場合
V600-HS67&D23P66N
形V600-HS67&形V600-D23P66SP
形V600-HS67&形V600-D23P71
Y
Y
Y
80
70
80
60
50
40
60
40
20
X
形V600-HS67&形V600-D23P72
-80
-60
-40
-20
0
20
40
60
80
形V600-HS67&形V600-D8KR12
X
-100 -80
-60
-40
-20
0
20
40
X
X
60
40
40
40
20
20
20
0
20
40
60
80
100
X
-80
-60
-40
-20
0
20
40
60
80
X
-80
-60
-40
-20
0
20
40
形V600-HS67&形V600-D8KR04
Y
Y
120
X
80
40
-40
0
40
80
120
X
3 -4
第3章.p65
100
80
60
60
-80
80
Y
Y
80
X
80
-120
60
形V600-HS67&形V600-D8KR13
Y
Y
100
-20
20
Y
Y
-40
X
80
X
60
-80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 -10 0 10 20 30 40 50 60 70 80
-60
Y
100
40
30
20
10
-100 -80
Y
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60
80
X
X
3-2 交信時間
交信時間とは、センサ部∼データキャリア間の交信に必要な時間です。インテリジェントフラグ3の場合には、ライト時が
最も長くなります。
3-2-1交信時間仕様
形式
形V600-HAM42-DRT
リード
機能
データキャリア
種別
ライト
データリードモード
バイトモード
ビットセットモード
ビットクリアモード
EEP-ROMタイプ
79ms
140ms
152ms
S-RAMタイプ
64ms
97ms
109ms
3-2-2データキャリアの移動速度(コンベア速度)
インテリジェントフラグ3の交信領域と交信時間を把握することによって、ラインにおけるデータキャリアの移動速度
(コン
ベア速度)
を計算することができます。
データキャリアの移動速度
(コンベア速度)=
交信領域内移動距離
(X)
交信時間
(例)
形V600-HAM42-DRT/形V600-HS63/形V600-D8KR04で
データをリードする場合の計算
X=75mm
Y
Y
80
X
60
40
20
-80 -60 -40
-20
0
20
40
データキャリアの移動速度
(m/分)=
60
80
X
-3
75
(mm) 75×10 (m)
= 70.3
(m/分)
=
1
(分)
64ms
64×10 -3× 60
注1. 移動速度は、交信距離Y、および軸ずれなどで変わりますので交信領域図を参照にして、最も領域が広い部分で使用され
ることをお奨めします。
2. 本計算値は目安です。ご採用にあたっては、事前に実機テストを行ってください。
3. 本計算式には交信のエラー処理は含まれておりません。
3-5
第3章.p65
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第 4 章 取りつけ
4-1 アンプ部の取りつけ
4-1-1 設置環境について
■設置場所
■盤内の取りつけ位置
インテリジェントフラグ3のアンプ部を次のような場所に
アンプ部の使用周囲温度は、0∼+55℃です。下記項目を
設置しないでください。
守って取りつけてください。
・ 周囲温度が0∼+55℃の範囲を超える場所や温度変化が急
・ 通風スペースを十分とってください。特に複数台を並べ
激で結露するような場所。
・ 相対湿度が、35∼85%RHの範囲を超える場所。
・ 腐食性ガス、可燃性ガス、じん埃、塩分、鉄粉のある場
所。
て収容される場合には、ファンを取りつけて放熱してく
ださい。
・ 発熱量の高い機器
(ヒータ、トランス、大容量の抵抗器
など)
の間近に取りつけないでください。
・ 本体に直接、振動や衝撃が伝わる場所。
・ 動作線
(モータ駆動などの大きな電流が流れる線)
をアン
・ 直射日光があたる場所。
プ部の近くに配線する場合には、十分にテストを行い、
・ 水、油、薬品など飛沫がある場所。
配線条件に注意して配線してください。
4-1
第4章.p65
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4-1 アンプ部の取りつけ
4-1-2取りつけ方法について
アンプ部は、ねじ止めによる直付けとDINレール取りつけが可能です。
■直付けの場合
■DINレール取りつけの場合
直付けの場合、付属の取付金具を用い、必ず平ワッシャを
q DINレールに取りつける場合、まずA部をかけ、B方向
使用のうえ、M4のねじ
(2個)
にて取りつけてください。
に押すと装着されます。
w DINレールから外す場合は、取りつけフックを手前に引
いてください。
2-M4
アンプ部
55±0.2
A
DINレール
B
取りつけフック
<DINレール>
形PFP-100N2
(オムロン製)
<エンドプレート>
形PFP-M
(オムロン製)
4 -2
第4章.p65
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4-1 アンプ部の取りつけ
■取りつけ間隔
■ネットワークの接地方法
アンプ部形V600-HAM42-DRTを複数個並べて取りつける場
DeviceNetでは、グランドループができないように、ネッ
合は、本体が発熱しますので、10mm以上の間隔をあけて
トワークの1箇所だけで接地します。また、できるだけ
取りつけてください。
ネットワークの中央付近で接地するようにします。
次図のように、ケーブルのシールド線を電源供給装置の接
地端子GRと接続し、さらにD種接地
(第3種接地)
を行って
10mm以上
ください。
電源用タップ
T分岐タップまたは電源用タップ
アンプ部
V+
V+
CAN L
CAN L
シールド
オムロン製のDINレール用スペーサを2個以上お使いくださ
通信
ケーブル
シールド
CAN H
CAN H
V−
V−
通信
ケーブル
い。
(スペース1個の幅は5mm)
<スペーサ>
形PFP-S
GR
GR
V− V+
V− V+
通信電源
通信電源
D種接地(第3種接地)
D種接地(第3種接地)
接地する電源供給装置(1箇所のみ)
接地しない電源供給装置
複数の通信用の電源供給装置を使用している場合には、
ネットワークの中央付近の電源供給装置のみでシールド線
■接地について
GRラインは大地接地端子です。大きなノイズが加わる環
境においてのご使用、またはアンプ部形V600-HAM42-DRT
が誤動作するときはD種接地
(従来の第3種接地
(接地抵抗
100Ω以下)
)
をしてください。
また、接地線を他の機器と共用したり、建物の梁に接続し
と接続して接地し、他の箇所ではシールド線と接続しない
ようにしてください。また、複数の通信用の電源供給装置
をネットワークに接続する場合は、専用の電源用タップを
使用してください
(電源供給装置は、ノードには数えませ
ん)
。
ますと、かえって悪影響をうけることがありますのでご注
お願い
意ください。
アンプ部
他機器
・シールド線は、ネットワークの複数箇所で接地
しないでください。接地はかならず1箇所のみと
してください。
・接地は、必ずD種接地
(第3種接地)
にしてくださ
GR
D種接地
(従来の第3種接地)
アンプ部
D種接地
(従来の第3種接地)
他機器
い。
・接地は、駆動系のインバータ等とは別の、専用
接地にしてください。
■水や油がかかる場所での設置について
GR
アンプ部やインターフェースケーブルとの接続コネクタは
D種接地
(従来の第3種接地)
防水仕様ではありません。そのため制御ボックスに収納し
てください。
4-3
第4章.p65
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4-1 アンプ部の取りつけ
4-1-3インターフェースケーブルとの接続
■接続方法
Q
@
;
ケーブル
アンプ部とインターフェースケーブルとはコネクタ接続で
す。付属のコネクタを必ずご使用下さい。
プラグ
※インターフェースプラグ、ケーブルに付いては
「CompoBus/D ユーザースマニュアル
(マニュアルNo
SCCC-308□)
」
を参照ください。
コネクタ
V6
00
MS
NS
CS
V6
00
HA
M4
No.
2D
RT
7
ER
R
6
5
4
3
2
1
15
0
14
13
DA
12
11
TA
10
9
8
警告
形V600-HAM42-DRT(ケーブル、
コネクタを含む)
は、必ず制御
ボックス内に入れて使用ください。水、油、埃、金属粉、腐食性ガ
ス、有機溶媒などがかかる場合、製品の誤動作、損傷、
または発
火につながる恐れがあります。
4 -4
第4章.p65
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4-1 アンプ部の取りつけ
4-1-4センサ部コネクタの着脱方法
コネクタの黒色部
(A部)
を持ち、切り込み部を合わせて
“カ
チッ”
と音がするまで挿入してください。
V6
00
なお、センサ部を取り外す場合には、右図のB部を引くと
MS
NS
CS
外れます。
V6
00
HA
M4
No.
2D
RT
注1. 挿入の際はB部を押してもロックされませんので必ず
7
ER
R
6
5
4
3
2
1
15
0
14
13
DA
12
11
TA
10
9
8
A部のモールド部を持ってください。
2. 取外す場合、必ずB部を持って引き抜いてください。
アンプ
B部
A部
4-5
第4章.p65
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4-2 センサ部の取りつけ
4-2-1取りつけ方法
<形V600-HS61>
<形V600-HS51>
・ 形V600-HS61はM3ねじ2個で固定してください。
・ 形V600-HS51はM12です。金属への埋込み、取りつけの
際は交信部
(コイル先端部)
から±15mm以上離してくだ
M3ねじ(2個)
さい。
周囲金属
φ30(±15)mm以上
リードライトヘッド
コイル中心
2-φ3.5
7mm以上
12±0.2 18
注.リードライトヘッドの先端より周囲金属
が出ないように取りつけてください。
4.5
18
30.5
●取りつけ金具への取りつけ
取りつけ穴加工寸法
φ12+0.5
0
注.付属のナット、歯付座金を使用して取りつけ金具にはさ
み込むように取りつけてください。なお締め付けトルク
の許容値は6N・mです。
4 -6
第4章.p65
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4-2 センサ部の取りつけ
<形V600-HS63>
形V600-HS63には、専用のナットを付属しています。
そのため表面取りつけと裏面取りつけが簡単にできます。
(1)表面取りつけ
(2)裏面取りつけ
付属のナットをA部に挿入して取りつけてください。
M4ねじ(2個)
A
ナット
コイル中心
2-M4
2-φ4.5
コイル中心
28±0.2 40
28±0.2
27
53
M4ねじ(2個)
27
注.表面取りつけの場合はナットを外してください。
4-7
第4章.p65
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4-2 センサ部の取りつけ
<形V600-HS67>
・形V600 - HS67の取りつけは、M4ねじおよびスプリング
100
90±0.2
ワッシャで取りつけてください。締付トルクは、0.7∼
4-M4
1.2N・mです。
・取りつけ方向やデータキャリアとの接近方向に制約はあ
りませんが、ベルトコンベアなどの移動装置の真近に取
りつけられる場合は、衝突に対して特に配慮ください。
100
90±0.2
お願い
センサ部を取りつける筐体が金属の場合は必ず筐体をD種接地(従来の第3種接地)してください。
4 -8
第4章.p65
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4-2 センサ部の取りつけ
4-2-2周囲金属の影響
<形V600-HS51>
<形V600-HS63>
センサ部の周辺に、コイル面まで金属がある場合は4-2-1項
センサ部は表面取りつけの他に、衝突防止のため、金属体
「取りつけ方法」
時の交信距離
(3-1-1の交信距離仕様)
と比べ
への埋め込みもできます。この場合、金属体との距離は誤
て30%低下します。
動作を防止するため、30mm以上離してください。周囲金
属体とセンサ部間が30mm以下の場合、交信距離が大幅に
周囲金属
(鉄)
低下します。また、高さ方向が本体の高さを超えないよう
にしてください。
φ12mm
交信距離
の低下率
約30%
23
以
下
R11以上
金属体
50以上
<単位:mm>
<形V600-HS61>
センサ部は表面取りつけの他に、衝突防止のため、金属体
30以上
への埋込みもできます。この場合、金属体との距離は誤動
作を防止するため、15mm以上離してください。また、高
さ方向が本体の高さを超えないように取りつけてくださ
金
属
体 30以上
30以上
い。
30以上
10
以
下
R10以上
金属体
30以上
注1. ケーブルの曲げ半径は11mm以上確保してください。
2. 周囲金属体とセンサ部間が30mm以下の場合、交信距離
<単位:mm>
が大幅に低下します。
15以上
15以上
15以上
15以上
金属体
注1. ケーブルの曲げ半径は10mm以上確保してください。
2. 周囲金属体とセンサ部間が15mm以下の場合、交信距
離が大幅に低下します。
4-9
第4章.p65
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4-2 センサ部の取りつけ
<形V600-HS67>
センサ部は表面取りつけの他に衝突防止のため、金属体への埋め込みもできます。
この場合、金属体との距離は誤動作を防止するため、50mm以上離してください。周囲金属体とセンサ部間が50mm以下
の場合、交信距離が大幅に低下します。
また、高さ方向が本体の高さを越えないようにしてください。
30
以
下
<単位:mm>
50以上
R11以上
金属体
50以上
金
属
体 50
以上
50以上
50以上
注1. コードの曲げ半径は11mm以上確保してください。
2. 周囲金属体とセンサ部間が50mm以下の場合、交信距
離が大幅に低下します。
4-10
第4章.p65
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4-2 センサ部の取りつけ
4-2-3センサ部間の相互干渉
複数のセンサ部を使用する場合、相互干渉による誤動作防止のため、それぞれ以下に示す取りつけ間隔を確保してください。
<形V600-HS51>
<形V600-HS63>
●対向する場合:80mm以上
●対向する場合:200mm以上
形V600-HS51
形V600-HS51
形V600
-HS63
80mm以上
形V600
-HS63
●並置する場合:80mm以上
80mm以上
形V600
-HS51
形V600
-HS51
200mm以上
●並置する場合:200mm以上
<形V600-HS61>
形V600-HS63
●対向する場合:80mm以上
形V600
-HS61
形V600-HS63
形V600
-HS61
200mm以上
80mm以上
●並置する場合:80mm以上
形V600-HS61
形V600-HS61
80mm以上
4-11
第4章.p65
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4-2 センサ部の取りつけ
<形V600-HS67>
●対向する場合:650mm以上
(SYNCモード使用時)
900mm以上
(AUTOモード使用時)
650mm以上
(900mm以上)
●並置する場合:550mm以上
(SYNCモード使用時)
1,200mm以上
(AUTOモード使用時)
550mm以上
(1,200mm以上)
4-12
第4章.p65
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4-2 センサ部の取りつけ
4-2-4近接センサとの影響(相互干渉)
形V600シリーズは電磁結合方式
(周波数530kHz)
を用いているため、センサ部と近接スイッチなど
(400∼600kHzの発振周波数
をもつセンサ)
と近接して配置した場合、近接センサが誤動作する場合があります。そのため、取りつけ、およびセンサの選
定に関しては事前テストなどにより十分な確認を行なってください。
<形V600-HS51>
<形V600-HS63>
近接センサとセンサ部との位置関係により、相互干渉距離
以下の取りつけ間隔を確保してください。
が異なります。以下に示す取りつけ間隔を確保してくださ
100mm以上
い。
形V600-HS63
近接センサ
近接センサ
100mm以上
近接センサ
形V600-HS51
近接センサ
200mm以上
100mm以上
150mm以上
100mm以上
近接センサ
形V600-HS63
<形V600-HS61>
以下の取りつけ間隔を確保してください。
100mm以上
近接センサ
形V600-HS61
近接センサ
近接センサ
100mm以上
100mm以上
形V600-HS61
近接センサ
4-13
第4章.p65
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4-2 センサ部の取りつけ
<形V600-HS67>
以下の取りつけ間隔を確保してください。
●対向設置する場合:300mm以上
●垂直設置する場合:400mm以上
並行設置する場合
近接センサ
300mm以上
400mm以上
形V600-HS67
近接センサ
400mm以上
近接センサ
形V600-HS67
4-14
第4章.p65
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4-3 データキャリアの取りつけ
4-3-1メモリEEP-ROM(電池レス)
タイプの取りつけ方法
<形V600-D23P71/形V600-D23P72>
データキャリアの取りつけは、別売の専用ホルダ
(形V600-A84)
を使用することをお奨めします。
■専用ホルダでの取りつけ方法
(1)専用ホルダ
(形V600-A84)
をパレットやコンテナに取りつけてください。
●ねじ止めの場合
●超音波取りつけの場合
M3皿ねじで取りつけてください。締付トルクは、0.3∼
専用ホルダをプラスチック製のバケットやコンテナに取り
0.5N・mです。
つける場合、超音波溶着することができます。この場合、
2-φ3.2(取りつけ穴)
M3サラねじ使用
24.4
99.8±0.5
42.5
4-R3
1ケ所あたり数秒で溶着できます。
<推奨超音波ウェルダー>
形式:100 Z-28S-H
メーカ:三甲株式会社
(TEL06-862-5132)
注.電話番号は変更になることがありますので事前にご確
67.8±0.5
認ください。
(2)専用ホルダを取りつけた後、データキャリアを差し込みます。下図のようにホルダの溝にデータキャリアを差し込み、最
後までスライドさせてください。
V600-A84
V600-D23P71
MADE IN JAPAN
MADE IN JAPAN
4-15
第4章.p65
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4-3 データキャリアの取りつけ
■背面金属の影響
データキャリアの背面に金属がある場合は、交信距離が低下します。万一、金属に取りつける場合には必ず非金属
(ex.プラス
チック、木材など)
のスペーサを入れてください。以下にデータキャリア金属面間の距離と交信距離の関係を示します。
(1)形V600-D23P71
(2)形V600-D23P72
交
信 (%)
距
離 100
背
面
金 80
属
な
し 60
を
100
% 40
と
し
た 20
と
き
Y
交
信 (%)
距
離 100
背
面
金 80
属
な
し 60
を
100
% 40
と
し
た 20
と
き
Y
(
(
形V600-HS63
形V600-HS67
センサ部
10
20
30
40
0
50 (mm)
背面金属との距離 X
データキャリア
形V600-HS67
10
20
30
40
背
面
金
属
Y
交信距離
金
属
)
)
0
形V600-HS63
50 (mm)
X
背面金属との距離 X
専用ホルダを使用すればデータキャリア−金属面間の距離を調節できます。下図のように専用ホルダは重ね合わせて使用で
きるようになっており、それぞれ向きを逆にして重ねると固定できます。
専用ホルダの厚みは5mm/1枚です。
V60
0-A8
4
AN
JAP
DE
IN
JAP
E IN
MA
MADE IN JAPAN
MAD
V600-A84
AN
V60
0-A
84
V600-A84
■傾きの影響
センサ部とデータキャリアはできるだけ平行になるように取りつけてください。
センサ部とデータキャリアは傾けて取りつけても交信できますが、傾きと交信距離との関係は以下のようになります。
(1)形V600-D23P71の傾きによる交信距離の低下率
データキャリアの傾き
(θ°
)
θ
金
属
0
10
20
30
40
形V600-HS63
0%
1%
3%
6%
10%
形V600-HS67
0%
0%
2%
4%
6%
(2)形V600-D23P72の傾きによる交信距離の低下率
データキャリアの傾き
(θ°
)
0
10
20
30
形V600-HS63
0%
3%
4%
5%
7%
形V600-HS67
0%
0%
4%
6%
12%
データキャリア
センサ部 形V600-HS63/HS67
40
取りつけ条件:センサ部は背面金属取りつけ
データキャリアは背面非金属取りつけ
4-16
第4章.p65
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4-3 データキャリアの取りつけ
<形V600-D23P66N>
■取りつけ方法
2-M3
データキャリアは、M3皿ねじ、およびワッシャーにて取り
つけてください。締付トルクは0.3∼0.5N・mです。
データキャリアの取りつけ方向、センサ部との移動方向に
25±0.2
制約はありません。
25±0.2
■背面金属の影響
データキャリアの背面に金属がある場合は、交信距離が低下します。万一、金属に取りつける場合には別売りの専用アタッ
チメント
(形V600-A86)
を使用していただくか、非金属
(ex.プラスチック、樹脂など)
のスペーサを入れてください。以下にデー
タキャリア−金属面間の距離と交信距離の関係を示します。
なお、専用アタッチメントの厚みは10mmで重ね合わせて使うこともできます。
アタッチメント
(形V600-A86)
の取りつけ方 形V600-D23P66N
交
信 (%)
距
離 100
背
面
金 80
属
な
し 60
を
100
% 40
と
し
た 20
と
き
Y
M3皿ねじ
(
00
V6
形V600-HS63
D
P6
23
6N
形V600-HS67
センサ部
M
AD
E
IN
JA
背
面
金
属
Y
交信距離
N
)
PA
金
属
データキャリア
0
10
20
30
40
50 (mm)
X
背面金属との距離 X
注.取りつけ穴の位置が重なるように方向合わせをしてく
ださい。
■傾きの影響
センサ部とデータキャリアはできるだけ平行になるように取りつけてください。
センサ部とデータキャリアは傾けて取りつけても交信できますが、傾きと交信距離との関係は以下のようになります。
形V600-D23P66Nの傾きによる交信距離の低下率
θ
データキャリアの傾き
(θ°
)
金
属
0
10
20
30
40
形V600-HS63
0%
2%
2%
3%
5%
形V600-HS67
0%
1%
3%
8%
17%
取りつけ条件:センサ部は背面金属取りつけ
データキャリア
形V600-D23P66N
データキャリアは背面非金属取りつけ
センサ部 形V600-HS63/HS67
4-17
第4章.p65
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4-3 データキャリアの取りつけ
<形V600-D23P66SP>
■取りつけ方法
データキャリアは、M5ねじ、およびワッシャーにて取りつ
2-M5
けてください。締付トルクは1.2N・mです。
データキャリアの取りつけ方向、センサ部との移動方向に
制約はありません。
80±0.2
■背面金属の影響
データキャリアの背面に金属がある場合は、交信距離が低下します。万一、金属に取りつける場合には、非金属
(ex.プラス
チック、樹脂など)
のスペーサを入れてください。以下にデータキャリア−金属面間の距離と交信距離の関係を示します。
形V600-D23P66SP
交
信 (%)
距
離 100
背
面
金 80
属
な
し 60
を
100
% 40
と
し
た 20
と
き
Y
(
形V600-HS63
形V600-HS67
センサ部
金
属
データキャリア
背
面
金
属
Y
交信距離
)
0
10
20
30
40
50 (mm)
X
背面金属との距離 X
■傾きの影響
センサ部とデータキャリアはできるだけ平行になるように取りつけてください。
センサ部とデータキャリアは傾けて取りつけても交信できますが、傾きと交信距離との関係は以下のようになります。
形V600-D23P66SPの傾きによる交信距離の低下率
データキャリアの傾き
(θ°
)
θ
金
属
0
10
20
30
40
形V600-HS63
0%
2%
2%
3%
5%
形V600-HS67
0%
1%
3%
8%
17%
取りつけ条件:センサ部は背面金属取りつけ
データキャリアは背面非金属取りつけ
データキャリア
形V600-D23P66SP
センサ部 形V600-HS63/HS67
4-18
第4章.p65
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4-3 データキャリアの取りつけ
<形V600-D23P61>
■取りつけ方法
データキャリアの取りつけは、M3ねじおよびワッシャーに
て取りつけてください。締付トルクは0.3∼0.5N・mです。
データキャリアの取りつけ方向、センサ部との移動方向に
制約はありません。
2-M3
30±0.1
■周囲金属の影響
データキャリアの周囲に金属がある場合
(b)
には、aの金属表面取りつけに比べて交信距離が約10%低下します。
なお、
「3-1 交信距離」
の仕様はaの金属
(鉄)
への取りつけの場合です。
a
b
データキャリア
データキャリア
鉄(SC,SS材)
交信距離
10%ダウン
鉄(SC,SS材)
a金属表面への取りつけ
b金属埋め込み取りつけ
■周囲金属の材質による違い
交信距離は周囲金属の材質によっても異なりますのでご注
意ください。
項目
データキャリア形式
鉄
SUS
黄銅
形V600-D23P61
100%
95%
95%
アルミ
ニウム
95%
注.背面金属が鉄の場合を100%とする
■傾きの影響
センサ部とデータキャリアはできるだけ平行になるように取りつけてください。
センサ部とデータキャリアは傾けて取りつけても交信できますが、傾きと交信距離との関係は以下のようになります。
θ
形V600-D23P61の傾きによる交信距離の低下率
金
属
データキャリアの傾き(θ°
)
データキャリア
形V600-D23P61
形V600-HS63
0
10
20
30
40
0%
5%
14%
23%
100%
金属
センサ部 形V600-HS63
4-19
第4章.p65
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4-3 データキャリアの取りつけ
<形V600-D23P53/形V600-D23P54>
■取りつけ方法
・ データキャリアの取りつけは、右図の加工寸法をご参照
形V600-D23P54
R0.3以下
形V600-D23P53
R0.2以下
ください。
・ 取りつけにあたっては、2液性のエポキシ系接着剤をご
使用ください。
+0.1
+0.1
0
φ12.1 0
φ8.1
推奨:2液性エポキシ接着剤
TB2001
(本剤)
/TB2105C
(硬化剤)
スリーボンド製
5
+0.1
0
6
+0.1
0
・ データキャリアはマーキング面が交信面になります。右
マーキング面
図の方向で取りつけてください。
マーキング面
■周囲金属の材質による違い
・周囲/背面金属の材質によっても交信距離が変わりますのでご注意ください。
データキャリア形式
項目
鉄
SUS
黄銅
アルミニウム
形V600-D23P53(φ8)
100%
70∼80%
55∼70%
55∼70%
形V600-D23P54(φ12)
100%
85∼90%
80∼85%
80∼85%
注.周囲背面金属が鉄の場合を100%とする
・周囲や背面が非金属の場合、交信距離は10%以上アップします。
■傾きの影響
センサ部とデータキャリアはできるだけ平行になるように取りつけてください。
センサ部とデータキャリアは傾けて取りつけても交信できますが、傾きと交信距離との関係は以下のようになります。
(1)形V600-D23P53の傾きによる交信距離の低下率
データキャリア
<形V600-D23P53>
形V600-HS51/HS61
金属
センサ部
形V600-HS51
θ
10
20
30
40
0%
8%
16%
30%
60%
(2)形V600-D23P54の傾きによる交信距離の低下率
<形V600-D23P54>
形V600-HS51/HS61
センサ部
形V600-HS61
データキャリアの傾き(θ°
)
0
データキャリアの傾き(θ°
)
0
10
20
30
40
0%
4%
8%
16%
30%
データキャリア
金属
θ
4-20
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4-3 データキャリアの取りつけ
<形V600-D23P55>
■取りつけ方法
・ データキャリアの取りつけは、非金属体に右図の加工寸法で取りつけてください。
形V600-D23P55
・ 取りつけにあたっては、エポキシ系接着剤をご使用ください。
R0.2以下
製品名
メーカー
2液性エポキシ接着剤
樹脂等
φ8.1
使用周囲温度
−40∼+70℃
+0.1
0
推奨:ご使用される周囲温度別に、下表に掲げる接着剤をご推奨いたします。
(株)
スリーボンド
2001(本剤)
/2105C(硬化剤)
−40∼+150℃
1液性エポキシ接着剤
(株)
スリーボンド
5
+0.1
0
2285
・ データキャリアは、マーキング面が交信面になります。右図の方向で取りつけてく
ださい。
マーキング面
マーキング面
■周囲金属の影響(参考)
データキャリアの周囲に金属がある場合は、交信距離が大幅に低下します。以下にデータキャリアの周囲が樹脂の場合を100%
とした場合の交信特性を示します。
センサ部形式
鉄
SUS
黄銅
アルミニウム
形V600-HS51
項目
約40%
約35%
約30%
約30%
形V600-HS61
約35%
約25%
約20%
約20%
■傾きの影響(参考)
センサ部とデータキャリアはできるだけ平行になるように取付けてください。
センサ部とデータキャリアは傾けて取りつけても交信できますが、傾きと交信距離との関係は以下のようになります。
形V600-D23P55の傾きによる交信距離の低下率
データキャリアの傾き(θ°
)
データキャリア
樹脂
θ
0
10
20
30
40
形V600-HS51
0%
10%
20%
30%
50%
形V600-HS61
0%
16%
24%
30%
45%
センサ部
形V600-HS51
センサ部
形V600-HS61
データキャリア
樹脂
θ
4-21
第4章.p65
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4-3 データキャリアの取りつけ
4-3-2メモリS-RAM(電池内蔵)
タイプの取りつけ方法
<形V600-D8KR12/13/04>
■取りつけ方法
・データキャリアの取りつけは、M4ねじ、およびスプリングワッシャにてねじ止めしてください。
締付トルクは0.7∼1.2N・mです。
・データキャリアの取りつけ方向、センサ部との移動方向に制約はありません。
・形V600-D8KR12
65
55±0.2
・形V600-D8KR13
86
76±0.1
2-M4
30±0.2 40
2-M4
44±0.1 54
・形V600-D8KR04
86
76±0.2
4-M4
44±0.2 54
4-22
第4章.p65
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4-3 データキャリアの取りつけ
■金属部への取りつけ方法
(1)形V600-D8KR12/13
形V600-D8KR12、形V600-D8KR13は、表面取りつけの他に金属体への埋込み取りつけも可能ですが、金属の高さ方向が本体
を越えないようにしてください。
・形V600-D8KR12
表面取りつけ
埋込み取りつけ
15mm以下
金属体
金属体
・形V600-D8KR13
表面取りつけ
埋込み取りつけ
15mm以下
金属体
金属体
(2)形V600-D8KR04
・ 形V600-D8KR04は、金属表面取りつけの他に埋込み取りつけができますが、埋込み取りつけの場合、金属体との距離xに
よって交信距離が大幅に変わるのでご注意ください。
Xmm
表面取りつけ
Xmm
埋込み取りつけ
20mm以下
金属体
金属体
金属背面取りつけ
金属埋込み取りつけ
●センサ部形V600-HS63との組み合せ
●センサ部形V600-HS67との組み合せ
(軸ズレ±0mm時)
交100
信
距
離 80
︵
mm
︶
60
(軸ズレ±0mm時)
交
信
距
離
︵
mm
︶ 100
X
X
X
X
センサ部
40
センサ部
データキャリア
X
X
20
0
20
40
データキャリア
50
X
X
60
80
∞大
(100以上)
mm
周囲金属との間隔(X)
( )
0
20
40
60
80
∞大
(100以上)
mm
周囲金属との間隔(X)
( )
■傾きの影響
センサ部とデータキャリアは、下図のようにθが10°以下になるように取りつけてください。
θが10゜以下となるように
取りつけてください。
データ
キャリア
θ
センサ部
4-23
第4章.p65
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4-3 データキャリアの取りつけ
<形V600-D2KR16>
■取りつけ方法
取りつけにあたっては別売の専用ホルダ
(形V600-A81)
を使用してください。
まず、専用ホルダをM3皿ねじで最低2カ所をねじ止めしてください。締付トルクは0.3∼0.5N・mです。
データキャリアはこの専用ホルダに手ではめ込んでください。
データキャリアの背面に、付属の電池交換カバーシールを必ず貼り付けてください。電池交換カバーシールがないと、保護
構造IP50が保証されません。
カバーシール
40±0.1
電池交換時、データは保持されません。
電池交換時にデータのバックアップ
をお願いします。
使用電池
CR2016
ご注意
(4φ5.5)
CK
リチウム電池を内蔵しています。
発火、破裂、燃焼の恐れがあるので
100℃以上の過熱、焼却は
しないでください。
LO
24±0.1
OPEN
電池の交換方法
+極を上側にして
ツメに引っ掛けた後
強く押し込んで
ください。
(4φ3.5)
■金属部への取りつけ方法
金属埋込み取りつけ、金属表面取りつけが可能です。下図のように取りつければ、交信距離に変化はありません。
埋込み取りつけ
10mm以上
表面取りつけ
10mm以上
データキャリア
5mm以下
(注)
データキャリア
金属体
金属体
注.専用ホルダをご使用の場合、9mm以下になります。
■傾きの影響
センサ部とデータキャリアは、下図のようにθが10°以下となるように取りつけてください。
θが10゜以下となるように
取りつけてください。
データ
キャリア
θ
センサ部
4-24
第4章.p65
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第 5 章 上位機器との通信
インテリジェントフラグ3形V600-HAM42-DRTは、DeviceNet
(Compo Bus/D)
のマスタユニットと接続して使用することがで
きます。
本章では、マスタユニットと接続し、通信する際の動作について機種別にタイムチャートと動作概要示します。本章に示す
タイムチャートに従い、上位機器の通信プログラムを作成してください。
形式
動作内容
インテリジェントフラグ3
形V600-HAM42-DRT
ページ
AUTO
(オート)
モードによる読み出し
5−2
SYNC
(同期)
モードによる読み出し
5−4
AUTO
(オート)
モードによる書き込み
5−6
SYNC
(同期)
モードによる書き込み
5−8
各信号については2-1-3
「入出力仕様」
をご参照下さい。
5-1
第5章.p65
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5-1 AUTO(オート)
モードによる読み出し
オートモードとは、形V600-HAM42-DRTが電源ON時で INHIBIT 入力が
“1”
の間は常時データキャリアとアクセスできる状態
にあるモードです。したがって、同期用のTRG入力は必要無く、データキャリアが交信エリア内に入ると自動的にデータキャ
リアとアクセスを行います。
なおリードされたデータは、データキャリアが存在している間、データ出力信号に出力されます。
リードアクセス後、データキャリアが交信エリア内にとどまった場合、再度のアクセスは行われません。データキャリアが
一度交信エリア外に出た後、または INHIBIT 入力が
“0”
にて動作を停止し、解除後に、再度データキャリアの待ち状態にな
ります。
データキャリア
の位置
エリア内
データキャリア
とのアクセス状態
アドレス入力
(DC検出中) 読出実行q
エリア外
エリア内
(DC検出中) 読出実行w (DC検出中)
読出実行e (DC検出中)
アドレス指定入力
INHIBIT入力
HS
出力
R/W切換
入力
"0"
NORMAL
出力
t auto
ERROR
出力
データ全て0
データ出力
データ入力
データ表示
LED
データq
全て0
データw
全て0
データe
全消灯
データe表示
Don't Care
前回データ出力 全消灯
データq表示
全消灯 データw表示
出力時間t auto はデータキャリアが交信エリアに存在している時間となります。ただし、ディップスイッチ2-1
(アウトプット
モード)
で設定された出力時間
(OFFの場合は100ms、ONの場合は500ms)
より存在時間が短い場合は、この時間まで継続して
出力されます。
5 -2
第5章.p65
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5-1 AUTO(オート)
モードによる読み出し
<解説>
正常時
エラー時
(1)上位機器側で INHIBIT を
“1”
にした状態でデータキャリ
AUTOモード時のエラーは一般的には移動速度が速すぎてし
ア待ち状態になります。初期状態ではデータ出力はすべ
まって、アクセス中に交信エリアからデータキャリアが出
て
“0”
です。
てしまった場合などに発生します。
(2)データキャリアが交信エリア内に入ると、入力情報を取
(1)エラーが発生すると、エラーに対応したエラー種別を
り込み、データキャリアからの読出し処理を開始しま
データ出力に出力し、ERROR信号を
“1”
にします。この
す。この時データ出力の
“0”
クリア、LEDの消灯を行いま
時データ表示LEDにはエラー種別を点滅表示
(赤色)
しま
す。
す。
(3)読出し処理が完了すると、データキャリアのデータを
データ出力に出力し、NORMAL出力を
“1”
にします。こ
の時にデータ表示LEDにもデータ出力の内容が表示され
(2)データキャリアが交信エリア内に存在する場合は、デー
タ出力、エラー出力は保持されます。
(3)データキャリアが交信エリア外に出た時点でデータ出
力、ERROR出力は
“0”
になります。
ます。
(4)データキャリアが交信エリア内に存在する場合は、デー
タ出力、NORMAL出力は保存されます。
(5)データキャリアが交信エリア外に出た時点でデータ出
力、NORMAL出力は
“0”
になります。
ただし、データキャリアがアウトプットモードで設定さ
れた時間より速く、交信エリア外に出た場合はアウト
プットモードで設定された時間経過後、データ出力、
NORMAL出力は
“0”
になります。
(6)データ表示LEDは、次のデータキャリアがエリア内に入
るまで、保持されます。
(7)データキャリアがエリアから出ない状態で、処理を継続
して行う場合
(次データ読出し、等)
には、上位機器側で
INHIBIT 入力を
“0”
にして下さい。これにより出力/LED
は
“0”
クリア/消灯され、その後 INHIBIT 入力が解除
(
“1”
)
ただし、データキャリアがアウトプットモードで設定さ
れた時間より速く、交信エリア外に出た場合はアウト
プットモードで設定された時間経過後、データ出力、
ERROR出力は
“0”
になります。
(4)データ表示LEDは、次のデータキャリアがエリア内に入
るまで、出力保持されます。
( 5 ) データキャリアがエリアから出ない状態で、処理を継
続して行う場合(リトライ、等)には、上位機器側で
INHIBIT 入力を“0”にして下さい。これにより出力/
LEDは“0”クリア/消灯され、その後 INHIBIT 入力が
解除(“1 ”)されると、再度データキャリアを検出
し読出し処理を行います。
※ HS出力が“1”になるまで INHIBIT 入力を“0”のま
まにしてから“1”として下さい。
されると、再度データキャリアを検出し読出し処理を行
います。※HS出力が
“1”
になるまで INHIBIT 入力を
“0”
の
ままにしてから
“1”
として下さい。
5-3
第5章.p65
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5-2 SYNC(同期)
モードによる読み出し
同期モードでは、形V600-HAM42-DRTの電源ON後、TRG入力待ちの状態になります。
TRG入力後、直ちに、リードまたはリトライアクセスが行われます。その時データキャリアが交信エリア内にあれば、処理
結果が一定時間出力されます。データキャリアが交信エリア内に無ければ、データキャリア不在を検知してエラー出力を出
力します。
データキャリア
の位置
エリア内
データキャリア
とのアクセス状態
エリア外
読出実行q
エリア内
読出実行w(エラー発生)
読出実行e
アドレス指定入力
アドレス入力
TRG入力
HS出力
R/W切換
入力
"0"
NORMAL
出力
t sync
t sync
ERROR
出力
t sync
データ全て0
データq
全て0
エラーw
全て0
データe
データ出力
Don't Care
データ入力
データ表示
LED
前回データ出力 全消灯
データq表示
全消灯 データwエラー表示 全消灯 データe表示
(アウトプットモード)
がOFFの場合は100ms、ONの場合は500msとなります。
出力時間tsyncについてはディップスイッチ2-1
5 -4
第5章.p65
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5-2 SYNC(同期)
モードによる読出し
<解説>
正常時
エラー時
(1)上位機器側でR/W切換入力を
“0”
とし、データキャリアが
SYNC
(同期)
モード時のエラーは、一般的にデータキャリア
交信エリア内に存在する状態で、TRG入力を
“1”
にしま
が交信エリア内に存在しない状態でTRG入力を
“1”
にした場
す。
合に起こります。
※ HS出力が
“1”
になるまでTRG入力を
“1”
のままにして下さ
(1)交信エリア外でTRG入力を
“1”
にした時、データキャリア
の不在を検知します。
い。
(2)TRG入力の
“1”
を確認すると、入力情報を取込み、HS出
(2))エラーに対応したエラー種別をデータ出力ラインに出力
力に
“1”
を出力した後、データキャリアからの読出し処理
し、ERROR出力を
“1”
にします。この時データ表示LED
を開始します。この時データ出力の
“0”
クリア、LEDの消
にはエラー種別を点滅表示
(赤色)
します。
(3)アウトプットモードで設定された時間経過後、データ出
灯を行います。
(3)TRG入力が
“0”
になると、HS出力を
“0”
にします。
力、ERROR出力は
“0”
になります。
(4)読出し処理が完了すると、データキャリアのデータを
データ出力に出力し、NORMAL出力を
“1”
にします。こ
の時データ表示LEDにはリードデータを表示します。
※ データキャリアとの読出し処理完了時点で、TRG入力の
“1”
が継続している場合には、TRG入力の
“0”
になるのを
待ってデータ出力を行います。
(5)上位機器側ではNORMAL出力をトリガに、データ出力を
取り込みます。
(6)アウトプットモードで設定された時間経過後、データ出
力、NORMAL出力は
“0”
になります。
5-5
第5章.p65
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5-3 AUTO(オート)
モードによる書き込み
AUTO
(オート)
モードには、16ビットもしくは8ビットのデータを、①そのまま書き込む
「BYTE
(バイト)
モード」
、②ある特定
のビットのみに
“1”
をたてる
「BIT SET
(ビットセット)
モード」
、③ある特定のビットのみを
“0”
にする
「BIT CLR
(ビットクリア)
モード」
の3つがあります。これらのモードにおける基本的なタイムチャートは同様であるため、ここでは
「BYTE
(バイト)
モー
ド」
を代表例として示します。
データキャリア
の位置
データキャリア
とのアクセス状態
アドレス入力
エリア内
エリア外
エリア内
書込実行e (DC検出中)
(DC検出中) 書込実行w (DC検出中)
(DC検出中) 書込実行q
アドレス指定入力
INHIBIT入力
HS
出力
R/W切換
入力
"1"
NORMAL
出力
t auto
ERROR
出力
データ出力
データ全て0
全て0
ライトデータq
データ入力
データ表示
LED
全て0
前回データ出力 全消灯
全て0
全て0
ライトデータw
データq表示
全消灯 データw表示
全て0
ライトデータe
全消灯
データe表示
(アウトプットモー
出力時間tautoはデータキャリアが交信エリアに存在している時間となります。ただし、ディップスイッチ2-1
ド)
で設定された出力時間
(OFFの場合は100ms、ONの場合は500ms)
より存在時間が短い場合は、この時間まで継続して出力
されます。
5 -6
第5章.p65
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5-3 AUTO
(オート)
モードによる書き込み
<解説>
正常時
エラー時
(1)上位機器側でR/W切換入力を
“1”
、 INHIBIT 入力を
“1”
に
AUTOモード時のエラーは一般的には移動速度が速すぎて
した状態でデータキャリア待ち状態になります。初期状
しまって、アクセス中に交信エリアからデータキャリアが
態ではデータ出力は全て
“0”
です。
出てしまった場合などに発生します。
(2)上位機器側でデータ入力にライトデータを入力します。
(1)エラーが発生すると、エラーに対応したエラー種別を
(3)データキャリアが交信エリア内に入ると、入力情報を取
データ出力に出力し、ERROR信号を
“1”
にします。この
り込み、データキャリアへのデータの書込み処理を開始
時データ表示LEDはエラー種別を点滅表示(赤色)しま
します。この時データ出力の
“0”
クリア、LEDの消灯を行
す。
(2) データキャリアが交信エリア内に存在する場合は、デー
います。
(4)書込み処理が完了すると、NORMAL出力を“1”にしま
す。この時にデータ表示LEDにライトデータが表示され
タ出力、エラー出力は保持されます。
(3)データキャリアが交信エリア外に出た時点でデータ出
力、ERROR出力は
“0”
になります。
ます。
( 5 ) データキャリアが交信エリア内に存在する場合は、
NORMAL出力は保持されます。
(6)データキャリアが交信エリア外に出た時点でNORMAL出
力は
“0”
になります。
ただし、データキャリアがアウトプットモードで設定さ
れた時間より速く、交信エリア外に出た場合はアウト
プットモードで設定された時間経過後、NORMAL出力は
“0”
になります。
(7)データ表示LEDは、次のデータキャリアがエリア内に入
るまで、保持されます。
(8)データキャリアがエリアから出ない状態で、処理を継続
して行う場合
(次データ書込み、等)
には、上位機器側で
INHIBIT 入力を
“0”
にして下さい。これにより出力/LED
は
“0”
クリア/消灯され、その後 INHIBIT 入力が解除
(
“1”
)
ただし、データキャリアがアウトプットモードで設定さ
れた時間より速く、交信エリア外に出た場合はアウト
プットモードで設定された時間経過後、データ出力、
NORMAL出力は
“0”
になります。
(4) データ表示LEDは、次のデータキャリアがエリア内に入
るまで、保持されます。
( 5 ) データキャリアがエリアから出ない状態で、処理を継
続して行う場合(リトライ、等)には、上位機器側で
I N H I B I T 入力を
“0 ”
にして下さい。これにより出力/
LEDは
“0”
クリア/消灯され、その後 INHIBIT 入力が解
除
(
“1 ”
)
されると、再度データキャリアを検出し書込み
処理を行います。
※ HS出力が
“1”
になるまで INHIBIT 入力を
“0”
のままにし
て下さい。
されると、再度データキャリアを検出し書込み処理を行
います。
※ HS出力が
“1”
になるまで INHIBIT 入力を
“0”
のままにし
て下さい。
5-7
第5章.p65
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5-4 SYNC(同期)
モードによる書き込み
SYNC
(同期)
モードには、AUTO
(オート)
モード同様、16ビットもしくは8ビットのデータを、①そのまま書き込む
「BYTE
(バ
イト)
モード」
、②ある特定のビットのみに
“1”
をたてる
「BIT SET
(ビットセット)
モード」
、③ある特定のビットのみを
“0”
にす
る
「BIT CLR
(ビットクリア)
モード」
の3つがあります。これらのモードにおける基本的なタイムチャートは同様であるため、
ここでは
「BYTE
(バイト)
モード」
を代表例として示します。
データキャリア
の位置
エリア内
データキャリア
とのアクセス状態
書込実行q
エリア外
エリア内
書込実行w(エラー発生)
書込実行e
アドレス指定入力
アドレス入力
TRG入力
HS出力
R/W切換
入力
"1"
NORMAL
出力
t sync
t sync
ERROR
出力
t sync
データ全て0
全て0
全て0
エラーw
全て0
全て0
データ出力
データ入力
Don't Care
データ表示
LED
前回データ出力 全消灯
ライトデータq
ライトデータw
ライトデータe
ライトデータq表示 全消灯 データwエラー表示 全消灯 データe表示
(アウトプットモード)
がOFFの場合は100ms、ONの場合は500msとなります。
出力時間tsyncについてはディップスイッチ2-1
5 -8
第5章.p65
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5-4 SYNC
(同期)
モードによる書込み
<解説>
正常時
エラー時
(1)上位機器側でR/W切換入力を
“1”
、ライトデータを出力
SYNC
(同期)
モード時のエラーは、一般的にデータキャリア
し、データキャリアが交信エリア内に存在する状態で、
が交信エリア内に存在しない状態でTRG入力を
“1”
にした場
TRG入力を
“1”
にします。
合に起こります。
※ HS出力が
“1”
になるまでTRG入力を
“1”
のままにして下さ
(1) 交信エリア外でTRG入力を
“1”
にした時、データキャリア
の不在を検知します。
い。
(2)TRG入力の
“1”
を確認すると、入力情報を取込み、HS出
(2) エラーに対応したエラー種別をデータ出力ラインに出力
力に
“1”
を出力した後、データキャリアへの書込み処理を
し、ERROR出力を
“1”
にします。この時データ表示LED
開始します。この時データ出力の
“0”
クリア、LEDの消灯
にはエラー種別を点滅表示
(赤色)
します。
(3) アウトプットモードで設定された時間経過後、データ出
を行います。
(3)TRG入力が
“0”
になると、HS出力を
“0”
にします。
力、ERROR出力は
“0”
になります。
(4)書込み処理が完了すると、データ出力にALL0を出力し、
NORMAL出力を
“1”
にします。この時データ表示LEDに
はライトデータを表示します。
※ データキャリアへの書込み処理完了時点で、TRG入力の
“1”が継続している場合には、TRG入力の“0”を待って
データ出力を行います。
(5)上位機器側ではNORMAL出力をトリガに、データ出力を
取り込みます。
(6)アウトプットモードで設定された時間経過後、データ出
力、NORMAL出力は
“0”
になります。
5-9
第5章.p65
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5-5 上位機器のサンプルプログラム
■サンプルプログラム1
SYNC
(同期)
モードでアドレス10番地から2バイトのリードを行う場合、以下のようなラダーとなります。
(DeviceNetマスタ 形C200H-DRM21-V1、形V600-HAM42-DRTのノードアドレス0の場合)
25315
MOV
#0010
CH0051
起動
HS
TRG
リトライ
READ/WRITE
自己保持
自己保持
NORMAL
TRG
@MOV
CH0350
DM0000
完了接点
ERR
リトライ
DeviceNetシステムが立ち上がるまでには時間がかかります。マスタのステータスエリアのI/Oデータ通信動作中フラグ、異
常発生中フラグを利用して、マスタが立ち上がり、リモートI/O通信が起動するまで、スレーブのI/O処理を行わないように
してください。
詳しくは、
「CompoBus/Dユーザーズマニュアル
(マニュアルNo.SCCC-308□)
」
を参照してください。
5-10
第5章.p65
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5-5 上位機器のサンプルプログラム
サンプルプログラム1を利用の場合は、下図のタイムチャートで示す①
(TRG入力を立ち下げてからNORMAL出力が立ち上が
るまで)
の間に再度TRG入力をONすることはおやめください。
TRG入力
HS出力
q
NORMAL
出力
この間にTRG入力が再度ONされますと、その後TRG入力がONし続けてしまい、形V600-HAM42-DRTはNORMAL出力を返し
ません。
特にセンサ等の出力によりTRG入力を直接ONさせてご使用される場合は、チャタリング等にも気を付け、チャタリング防止
の素子等を入れて対策を施すか、以下のサンプルプログラムを参考にして①の間にTRG入力がONすることをプログラムにて
禁止してください。
チャタリング対策後のサンプルプログラム
MOV
#0010
CH051
電源 ON
DIFU
追加部分
センサ出力
起動
完了
破線で囲まれた部分を追加することで、
“起動”
に自己保持をかけています。
この事でセンサ出力が一度ONしてから
完了がONするまでの間は、再度のTRG
自己保持 1
自己保持 1
入力がONする事を禁止しています。
起動
自己保持 2
HS
常時 OFF
R/W
TRGER
・DeviceNetマスタ
形C200HWD-RM21-V1
・形V600-HAM42-DRTのノードアドレス
自己保持 2
“0”
の場合
MOV
NORMAL
CH350
DM0000
完了
ERROR
リトライ
5-11
第5章.p65
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5-5 上位機器のサンプルプログラム
■サンプルラダープログラム2
SYNCモードでデータキャリアのアドレス02Hから16バイトのデータを1チャネル
(2バイト)
ごとに連続でリードし、DM0100
∼0107に格納するプログラムです。
(DeviceNetマスタ形C200HW-DRM21-V1、形V600-HAM42-DRTのノードアドレス0の場合)
MOV
25315
#0002
DM0000
開始アドレス
電源 ON
データキャリアの読み込みア
ドレスを02Hに設定します。
MOV
データキャリアの読み込みバ
#0016
DM0001
バイト数
イト数を16バイトに設定しま
MOV
#0100
DM0002
R_DATA
す。
リードデータの格納先を間接
初
期
設
定
部
指定でDM0100からに設定し
ます。
BSET
#0000
DM0100
DATA12
DM0107
DATA1516
00100
センサ出力
DIFU
00101
00102
起動
完了
00103
自己保持 1
自己保持 1
起動
DM0100∼DM0107をクリア
“センサ出力”により、起動
開始。
誤動作防止のため、動作開
00103
00102
リードデータの格納先である
始後は
“完了”
がONするまで
“センサ出力”による再起動
を禁止しています。
35115
MOVD
“起動”
、
“リトライ”
、
“継続”
によって
“ADDR0∼7”
にアド
HS
DM0000
読込アドレス
#0010
051
ADDR
00104
レスを転送し、“R / W ”を
R E A D に設定して、
“TRIGER”
をONします。
リトライ
00105
25314
継続
常時 OFF
05114
R/W
00106
05115
自己保持 2
TRGER
外
部
入
力
部
自己保持2により
“HS”
がON
するまで、出力を保持しま
す。
ト
リ
ガ
入
力
部
00106
自己保持 2
5-12
第5章.p65
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03.11.26, 1:16 PM
Adobe PageMaker 6.5J/PPC
5-5 上位機器のサンプルプログラム
DIFU
35113
00107
↑ERROR
ERROR
“ERROR”
の立ち上がりで、
“リトライ”
をONし再度トリ
ガ処理を行います。
00107
00104
↑ERROR
リトライ
35114
DIFU
00108
↑NORMAL
NORMAL
MOVD
00108
CH350
ID0~15
*DM0002
R_DATA
↑NORMAL
エ
ラ
ー
処
理
部
“NORMAL”
の立ち上がりに
読み込み処理を実行します。
データキャリアのリードデー
タをDM0002の間接指定先
(DM0100∼)
に転送します。
SUB
読み込みバイト数を2 減算
DM0001
バイト数
#0002
DM0001
バイト数
し、未読み込みのバイト数と
します。
デ
ー
タ
読
み
込
み
処
理
部
(1チャネル=2バイト)
CMP
#0000
DM0001
バイト数
25507
ADB
<
DM0000
開始アドレス
#0002
DM0000
開始アドレス
INC
DM0002
R_DATA
未読み込みのバイト数が残っ
ているか確認しています。
未読み込みのバイト数が残っ
ていれば、データキャリアの
読出し開始アドレスに2をバ
イナリ加算し、リードデータ
の転送指定先の間接アドレス
をインクリメントして、
“継
続”
をONし、再度トリガ処理
継
続
処
理
部
に入ります。
00105
継続
25507
00101
<
完了
リードがすべて完了した時、
“完了”
をONし、処理が完了
したことをしらせます。
完
了
処
理
部
5-13
第5章.p65
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Adobe PageMaker 6.5J/PPC
5-6 エラー発生時の処理
データキャリアとの交信でエラーが発生した場合には、LEDによる表示とデータ出力の両方でお知らせします。
エラー種別表
LED点滅ビット
エラー名称
/出力ビット
エラー内容
エラー発生時の処理
7
ハード異常
過度なノイズによるCPU異常
電源リセット
6
未使用
未使用
未使用
未使用
5
未使用
未使用
4
ライトプロテクトエラー
ライトプロテクト領域にアドレスが設 ライトプロテクト領域のチェック、アドレ
3
アドレスエラー
データキャリアのメモリエリアを超える 設定アドレスのチェック
定された
スの変更
アドレスが設定された
16ビットのライト時にアドレスを
07H、OFH、EFH、F7H、に設定された
2
データーキャリア不在エラー トリガ入力時にデータキャリアが交信 ・
トリガ入力タイミングのチェック
エリア内に存在しない
・交信距離などの設置条件チェック
センサ部未接続
1
不一致エラー
(ライト時に限定)
0
センサ部の接続チェック
ライト処理中のベリファイリードでの
過度速度、交信距離などの設置条件
エラー
チェック
データーキャリア交信エラー データキャリアとの交信が正常に終
了しなかった
過度速度、交信距離などの設置条件
チェック
5-14
第5章.p65
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Adobe PageMaker 6.5J/PPC
第 6 章 センサ部とデータキャリアの耐薬品性
6-1 センサ部の耐薬品性
<形V600-HS51/61/63/67>
ケース材質には、ABS樹脂を使用しており、充填樹脂にはエポキシ樹脂を使用しています。下表を参考にしてABS樹脂、エポ
キシ樹脂に影響のある薬品を避けてください。
ただし、防爆用途では使用できません。
●変形、クラックなどが発生する薬品
ABS樹脂
エポキシ樹脂
トリクレン、アセトン、キシレン、
トルエン、ガソリン、クレゾー
王水、クロム酸、硫酸
(90%RT)
、硝酸
(60%RT)
、液体アンモニ
ル、塩化メチレン、フェノール、ミクロヘキサノン、王水、クロム
ア、アセトン、塩化メチレン、フェノール
酸、硫酸
(90%RT)
、メチルエチルケトン、アニリン、ニトロベン
ゼン、モノクロルベンゼン、ピリジン、硝酸
(60%RT)
、ギ酸
(80
%RT)
●変形、膨潤などの可能性がある薬品
ABS樹脂
エポキシ樹脂
塩酸、アルコール、フレオン、水酸化ナトリウム、過酸化水素、ベ
硫酸(10%RT)
、硝酸(10%RT)
、塩酸(30%RT)
、酢酸(50%
ンジン、硫酸
(10%RT)
、硝酸
(10%RT)
、
リン酸
(80%RT)
、液体
RT)
、ショウ酸、水酸化カルシウム、ベンゼン、クレゾール、アル
アンモニア
コール、ミクロヘキサノン、
トルエン、キシレン、ベンジン、グ
リース
●影響のない薬品
ABS樹脂
エポキシ樹脂
アンモニア、灯油、鉱油、現像液、ユシローケンS50、ケミクー
アンモニア、塩酸
(10%RT)
、水酸化カリウム、石油、ガソリン、
ルZ、ベロシティNo.3、ユシローケンEEE-30Y、石油、グリース
ユシローケンS50、ケミクールZ、ベロシティNo.3、ユシローケ
酢酸、ショウ酸、水酸化カルシウム、
リン酸
(30%RT)
、塩酸
(10
ンEEE-30Y
%RT)
、水酸化カリウム
注.上記の試験は室温
(23℃)
での結果です。高温時、低温時については、室温
(23℃)
で影響ない薬品においても、影響がで
る場合がありますので、事前に十分な確認を行ってください。
6-1
第6章.p65
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Adobe PageMaker 6.5J/PPC
6-2 データキャリアの耐薬品性
<形V600-D23P61/53/54(メモリEEP-ROMタイプ)
>
<形V600-D8KR12/13/04
(メモリS-RAMタイプ)
>
ケース材質にはABS樹脂を使用しており、充填樹脂にはエポキシ樹脂を使用しています。下表を参考にしてABS樹脂、エポキ
シ樹脂に影響のある薬品を避けてください。
●変形、クラックなどが発生する薬品
ABS樹脂
エポキシ樹脂
トリクレン、アセトン、キシレン、
トルエン、ガソリン、クレゾー
王水、クロム酸、硫酸
(90%RT)
、硝酸
(60%RT)
、液体アンモニ
ル、塩化メチレン、フェノール、ミクロヘキサノン、王水、クロム
ア、アセトン、塩化メチレン、フェノール
酸、硫酸
(90%RT)
、メチルエチルケトン、アニリン、ニトロベン
ゼン、モノクロルベンゼン、ピリジン、硝酸
(60%RT)
、ギ酸
(80
%RT)
●変形、膨潤などの可能性がある薬品
エポキシ樹脂
ABS樹脂
塩酸、アルコール、フレオン、水酸化ナトリウム、過酸化水素、ベ
硫酸(10%RT)
、硝酸(10%RT)
、塩酸(30%RT)
、酢酸(50%
ンジン、硫酸
(10%RT)
、硝酸
(10%RT)
、
リン酸
(80%RT)
、液体
RT)
、ショウ酸、水酸化カルシウム、ベンゼン、クレゾール、アル
アンモニア
コール、ミクロヘキサノン、
トルエン、キシレン、ベンジン、グ
リース
●影響のない薬品
エポキシ樹脂
ABS樹脂
アンモニア、灯油、鉱油、現像液、ユシローケンS50、ケミクー
アンモニア、塩酸
(10%RT)
、水酸化カリウム、石油、ガソリン、
ルZ、ベロシティNo.3、ユシローケンEEE-30Y、石油、グリース
ユシローケンS50、ケミクールZ、ベロシティNo.3、ユシローケ
酢酸、ショウ酸、水酸化カルシウム、
リン酸
(30%RT)
、塩酸
(10
ンEEE-30Y
%RT)
、水酸化カリウム
注.上記の試験は室温
(23℃)
での結果です。高温時、低温時については、室温
(23℃)
で影響ない薬品においても、影響がで
る場合がありますので、事前に十分な確認を行ってください。
お願い
形V600-D23P71/P72には耐薬品性、耐油性がありませんので、薬品、油のかかる場所で使用しないでください。
6 -2
第6章.p65
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6-2 データキャリアの耐薬品性
<形V600-D23P66N/-A86>
材質はPPS樹脂を使用しています。下表を参考にしてPPS樹脂に影響のある薬品を避けてください。
薬品名
塩酸
硫酸
硝酸
薬品名
室温
90℃
A
A
室温
90℃
37%
A
A
次亜塩素酸ナトリウム溶液
10%
A
A
フェノール水溶液
98%
A
B
氷酢酸
50%
A
A
酢酸
A
A
30%
A
A
オレイン酸
A
A
5%
A
A
A
A
3%
A
A
メチルアルコール
95%
A
A
60%
B
C
エチルアルコール
95%
A
A
40%
A
B
酢酸エチル
A
A
10%
A
A
セバシン酸 2-エチルヘキシン
A
A
弗化水素水
40%
A
A
アセトン
A
A
クロム酸 40%
A
A
ジエチルエーテル
A
A
過酸化水素水 28%
A
B
n-ヘプタン
A
A
3%
A
A
2、2、4トリメチルペンタン
A
A
60%
A
A
ベンゼン
A
A
10%
A
A
トリエン
A
A
NaOH水溶液 1%
A
A
アニリン
A
A
アンモニア水
28%
A
B
鉱物油
A
A
10%
A
B
ガソリン
A
A
塩化ナトリウム
10%
A
A
絶縁油
A
A
炭酸ナトリウム
20%
A
A
ジクロルエチレン
A
A
2%
A
A
四塩化炭素
A
A
A:影響なし B:変質、膨潤などの可能性あり C:変形、クラックなどの発生あり
注.本一覧表は、PPS樹脂を室温および90℃の各薬品に放置した時の変化の度合いを示しています。本一覧表に示す薬品の種
類/濃度や温度条件と異なる場合には、実際に使用される際に必ず、事前にテストをしてください。
6-3
第6章.p65
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Adobe PageMaker 6.5J/PPC
6-2 データキャリアの耐薬品性
<形V600-D23P66SP>
外装にPFAを採用しています。ご使用にあたっては以下の資料を参考にして特性などをご確認ください。
■ふっ素樹脂「PFA」の耐薬品性について
(参考)
PFA:Tetrafluorethylene-Perfluoroalkylvinyletheir copolymer
四ふっ化エチレン−パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体
ふっ素樹脂PFAはほとんどの化学薬品に不活性です。
2
、および一部のハロゲン誘導体にのみ反応します。
ただし、溶融状態のアルカリ金属、高温高圧下のF(ふっ素)
通常よく用いられている有機、無機の化学薬品に浸漬、さらした場合のテスト結果を以下に示します。このテストは圧縮成
形によるテストピース
(1.3mm厚み)
を所定温度で薬品に1週間
(168時間)
浸漬し、薬品から取り出してすぐ、重量変化、引張強
さ、伸びの残存値を測定したもので、引張強さの15%以内の変化、伸びの10%以内の変化、重量増加の0.5%未満の変化であ
れば、実用上問題ないと考えます。
トリクロロ酢酸、トリ-n-ブチルフォスフェート、パークロロエチレン、四塩化炭素など、樹脂表面をよく濡らす液体に高温
下で接触させた場合に、吸収による重量増加が生じやすく、引張特性も低下する傾向にあります。しかし、薬品が溶剤を吸
収した場合でも、分子構造の変化は生じません。ただし、薬品を吸収した状態で温度変化や圧力変化、または機械的にダメー
ジをあたえた場合は、吸収された薬品がPFA内で膨張、収縮を繰り返し、クラックや水膨れなどの構造上のトラブルを発生さ
せることがあり得ます。しかし、これはいかなるプラスチックでも起こる現象です。
●無機化合物
薬品名
●有機化合物
残存特性
(%) 重量増加
試験温度
(℃) 引張強さ 伸び
(%)
残存特性
(%) 重量増加
試験温度
(℃) 引張強さ 伸び
(%)
薬品名
濃塩酸
120
98
100
0.0
水酢酸
118
95
100
0.4
濃硫酸
120
95
98
0.0
無水酢酸
139
91
99
0.3
ふっ酸
(60%)
23
99
99
0.0
トリクロロ酢酸
196
90
100
2.2
発煙硫酸
23
95
96
0.0
イソオクタン
99
94
100
0.7
王水
120
99
100
0.0
ナフサ
100
91
100
0.5
クロム酸
(50%)
120
93
97
0.0
鉱油
180
87
95
0.0
濃硝酸
120
95
98
0.0
トルエン
110
88
100
0.7
23
99
99
0.0
o-クレゾール
191
92
96
0.2
発煙硝酸
66
98
100
0.0
ニトロベンゼン
210
90
100
0.7
カ性ソーダ(50%)
濃アンモニア水
120
93
99
0.4
ベンジンアルコール
205
93
99
0.3
過酸化水素
(30%)
23
93
95
0.0
アニリン
185
94
100
0.3
臭素
23
99
100
0.5
n-ブチルアミン
78
86
97
0.4
塩素
120
92
100
0.5
エチレンジアミン
117
96
100
0.1
塩化鉄(25%)
100
93
98
0.0
テトラヒドフラン
66
88
100
0.7
塩化亜鉛
(25%)
100
96
100
0.0
ベンズアルデヒド
179
90
99
0.5
69
83
100
2.7
シクロヘキサノン
156
92
100
0.4
クロロスルフォン酸
151
91
100
0.0
メチルエチルケトン
80
90
100
0.4
濃りん酸
100
93
100
0.0
塩化スルフリル
アセトフェノン
202
90
100
0.6
ジメチルフタレート
200
98
100
0.3
n-ブチルアセテート
125
93
100
0.5
トリ-n-ブチルフォスフェート
200
91
100
2.0
メチレンクロライド
40
94
100
0.8
パークロロエチレン
121
86
100
2.0
四塩化炭素
87
100
2.3
154
96
100
0.2
ジメチルスルフォキサイド
189
95
100
0.1
ジオキサン
101
92
100
0.6
参考文献:里川孝臣氏編
「ふっ素樹脂ハンドブック」
(日刊工業新聞社)
6 -4
第6章.p65
77
ジメチルフォルムアミド
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Adobe PageMaker 6.5J/PPC
6-2 データキャリアの耐薬品性
■データキャリアからの析出物質について
(参考)
PFAを浸透して薬品が内蔵データキャリアに浸漬した場合
にはデータキャリアからイオンなどが析出することがあり
ます。
●イオンクロマト分析結果
これは内蔵データキャリアを水中で加熱浸漬
(100℃、16
時間)
し、抽出されるイオンを分析するものです。
・抽出イオン
(含有量)
Cr …0.5p.p.m.、Na+…10p.p.m.、
NH4+…11p.p.m.、K+…1.0p.p.m.
●ICP発光分光分析結果
これは、データキャリア
(形V600-D23P66SP)
を薬液に入
れ、PFAを通して析出する物質を調べるものです。方法
としてはPFAを浸透しやすい濃塩酸
(100%)
80℃にデータ
キャリアを300時間浸漬させた後、析出物質を分析するも
のです。
・析出物質
(濃度)
Si…700ng/p、S…1000ng/p、Ca…30ng/p
お願い
「耐薬品性」や
「析出物質」
についてはあくまで参考であり、温度や薬品濃度などの条件が異なれば、変化率や析出量な
ども異なります。
そのため、実際に使用される際には、必ず事前にテストを実施し、問題がないかを確認してください。
6-5
第6章.p65
Page 5
03.11.26, 1:17 PM
Adobe PageMaker 6.5J/PPC
付表
付-1 アクセサリ
(別売)
名称/形状
仕様
形式
備考
形V600-A84
専用ホルダをプラスチック製のバ
ケットやコンテナに取りつける場
合、ねじ止め以外に超音波溶着す
ることもできます。
(プラスチックウエルダー形式:
100 Z-23S-H、
メーカ:三甲株式会社
TEL06-862-5132)
*
またホルダを数枚重ね合わせるこ
とで、背面からの距離を確保する
スペーサの役割も果たします。
専用ホルダ
0-A84
JAP
AN
JAP
AN
形V600-D23P71
形V600-D23P72
の2タイプに使用できます。
V 60
MA
DE
IN
MAD
E IN
V60
0-A
84
アタッチメント
M
形V600-D23P66N専用
形V600-A86
AD
E
IN
JA
PA
N
形V600-D2KR16専用
専用ホルダ
OM
V600 RON
-D2K
R16
形V600-A81
リチウム電池(CR2016)
M3皿ねじで固定
(最低2ケ所)
形V600-D2KR16専用
市販品
OM
V600 RON
-D2K
R16
C R2016
形CR2016
形V600-A82
電池交換カバー
シール添付
*電話番号は変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
付-1
付表.p65
Page 1
03.11.26, 1:17 PM
Adobe PageMaker 6.5J/PPC
付-2 マルチベンダで使用する場合
■他社製コンフィグレータを接続する場合
他社製コンフィグレータ
(DeviceNet上のマスタおよびスレーブの環境設定を行うツール)
から、オムロン製マスタ/スレーブ
に対しては、読み出しのみ可能です。なお設定変更はできませんのでご注意ください。
他社製コンフィグレータをご使用になる場合は、オムロン製スレーブのEDSファイル
(各スレーブのパラメータと動作情報の
格納ファイル)
の作成をお勧めします。
EDSファイルの作成にあたっては、下記のデバイスプロファイルを参照してください。なお、EDSファイルの作成方法は、
ご使用のコンフィグレータのマニュアルを参照してください。
■形V600-HAM42-DRTのデバイスプロファイル
一般データ
適合DeviceNet仕様
Volume I-Release 1.3
Volume II-Release 1.3
ベンダ名
デバイスプロファイル名
OMRON Corporation
ベンダID=47
スレーブ
プロファイルNo.=0
:Generic
製品カタログNo.
マニュアル番号
(SCCC-308)
製品レビジョン
1.3
フィジカル
ネットワーク消費電流
DC24V 40mA以下
コンフォーマンス
コネクタタイプ
オープン・フラグ
データ
物理層の絶縁の有無
あり
サポートLED
Module
MAC IDの設定
ディップスイッチ
Network
通信データ
デフォルトMAC ID
0
伝送ボーレートの設定
ディップスイッチ
サポート伝送ボーレート
125kビット/s、250kビット/s、500kビット/s
プレデファインドマスタ/スレ
グループ2オンリサーバ
ーブコネクションセット
ダイナミックコネクションの
なし
サポート
(UCMM)
エクシプリシットメッセージの
あり
フラグメンテーションサポート
付-2
付表.p65
Page 2
03.11.26, 1:17 PM
Adobe PageMaker 6.5J/PPC
■オブジェクトの実装
●Identityオブジェクト
(0x01)
オブジェクトクラス
オブジェクトインスタンス
アトリビュート
未サポート
サービス
未サポート
アトリビュート
ID 内容
Get
Set
値
1
Vendor
○
×
47
2
Product type
○
×
0
3
Product code
○
×
202
4
Revision
○
×
1.3
5
Status
(bits supported)
○
×
bit0のみ
6
Serial number
○
×
ユニットごと
7
Product name
○
×
*1 V600-HAM42
8
State
×
×
サービス
DeviceNetサービス
パラメータオプション
05 Reset
なし
0E Get_Attribute_Single
なし
*1登録文字数制限のため
“-DRT”
は削除しています。
●メッセージルータオブジェクト
(0x02)
オブジェクトクラス
オブジェクトインスタンス
アトリビュート
未サポート
サービス
未サポート
アトリビュート
未サポート
サービス
未サポート
ベンダ固有仕様の追加
なし
●DeviceNetオブジェクト
(0x03)
オブジェクトクラス
オブジェクトインスタンス
アトリビュート
未サポート
サービス
未サポート
アトリビュート
ID 内容
Get
Set
1
Mac ID
○
×
2
Baud rate
○
×
3
B01
○
×
4
Bus-off counter
×
×
5
Allocation information
○
×
6
MAC ID switch changed
×
×
7
Baud rate switch changed
×
×
8
MAC ID switch value
×
×
9
Baud rate switch value
×
サービス
DeviceNetサービス
値
00H
×
パラメータオプション
0E Get_Attribute_Single
なし
4B Allocate Master/Slave_
なし
Connection_Set
4C Release_Master/Slave_
なし
Connection_Set
付-3
付表.p65
Page 3
03.11.26, 1:17 PM
Adobe PageMaker 6.5J/PPC
●Connectionオブジェクト
(0x05)
オブジェクトクラス
アトリビュート
未サポート
サービス
未サポート
最大可能アクティブコネクション数
1
オブジェクト
インスタンス1
セクション
情報
インスタンスタイプ
Explicit Message
プロダクショントリガ
Cyclic
最大インスタンス数
1
トランスポートタイプ
Server
トランスポートクラス
3
アトリビュート
ID 内容
Get
Set
1
State
○
×
2
Instance type
○
×
00H
3
Transport class trigger
○
×
83H
4
Produced connection ID
○
×
5
Consumed connection ID
○
×
6
Initial comm. characteristics
○
×
21H
7
Produced connection size
○
×
0D00H
8
Consumed connection size
○
×
0D00H
9
Expected packet rate
○
○
値
12 Watchdog time-out action
○
×
01
13 Produced connection path
○
×
00
14 Produced connection path
○
×
15 Consumed connection path
○
×
length
00
length
16 Consumed connection path
サービス
○
DeviceNetサービス
×
パラメータオプション
05 Reset
なし
0E Get_Attribute_Single
なし
10 Set_Attribute_Single
なし
付-4
付表.p65
Page 4
03.11.26, 1:17 PM
Adobe PageMaker 6.5J/PPC
オブジェクト
セクション
インスタンス2
情報
インスタンスタイプ
Polled I/O
プロダクショントリガ
Cyclic
最大インスタンス数
1
トランスポートタイプ
Server
トランスポートクラス
2
アトリビュート
ID 内容
Get
Set
1
State
○
×
2
Instance type
○
×
01H
3
Transport class trigger
○
×
82H
4
Produced connection ID
○
×
5
Consumed connection ID
○
×
6
Initial comm. characteristics
○
×
01H
7
Produced connection size
○
×
0400H
8
Consumed connection size
○
×
0400H
9
Expected packet rate
○
○
値
12 Watchdog time-out action
○
×
00
13 Produced connection path
○
×
06
14 Produced connection path
○
×
20,04,24,01,30,03
15 Consumed connection path
○
×
06
×
20,04,24,01,30,03
length
length
16 Consumed connection path
サービス
○
DeviceNetサービス
パラメータオプション
05 Reset
なし
0E Get_Attribute_Single
なし
10 Set_Attribute_Single
なし
付-5
付表.p65
Page 5
03.11.26, 1:17 PM
Adobe PageMaker 6.5J/PPC
オブジェクト
インスタンス3
セクション
情報
インスタンスタイプ
Bit Strobed I/O
プロダクショントリガ
Cyclic
最大インスタンス数
1
トランスポートタイプ
Server
トランスポートクラス
2
アトリビュート
ID 内容
Get
Set
1
State
○
×
2
Instance type
○
×
01H
3
Transport class trigger
○
×
82H
4
Produced connection ID
○
×
5
Consumed connection ID
○
×
6
Initial comm. characteristics
○
×
01H
7
Produced connection size
○
×
0400H
8
Consumed connection size
○
×
0080H
9
Expected packet rate
○
○
値
12 Watchdog time-out action
○
×
00
13 Produced connection path
○
×
06
14 Produced connection path
○
×
20,04,24,01,30,03
15 Consumed connection path
○
×
06
×
20,04,24,01,30,03
length
length
16 Consumed connection path
サービス
○
DeviceNetサービス
パラメータオプション
05 Reset
なし
0E Get_Attribute_Single
なし
10 Set_Attribute_Single
なし
付-6
付表.p65
Page 6
03.11.26, 1:17 PM
Adobe PageMaker 6.5J/PPC
付-3 マニュアルバージョン
マニュアル改訂記号は、表紙・裏表紙に記載されているカタログ番号の後尾に付記されます。
KKLG-005D
①
▲
▲
カタログ番号
改訂記号
増刷記号
増刷記号
改訂記号
改訂年月
改訂内容
1998年 10月
初版
1998年 12月
付-2、付-3追加
B
r
2000年 3月
SI単位第3段階反映
C
t
2000年 9月
V600 - D23P55追加
C
y
2002年 2月
補足説明の追加
(4-20、4-21)
D
q
2003年 12月
PL標記追加
付-7
付表.p65
Page 7
03.11.26, 1:17 PM
Adobe PageMaker 6.5J/PPC
保証内容
1. 保証期間
納入しました商品の保証期間は、ご指定場所に納入後 1 年間と致します。
2. 保証範囲
上記保証期間中に当社側の責により故障を生じた場合は、その商品の故障部分の交換または修理を、その商品
のご購入あるいは納入場所において無償で行わせていただきます。
ただし、次に該当する場合は、この保証の対象範囲から除外させていただきます。
① 本取扱説明書または別途取り交わした仕様書などにて確認された以外の、不適当な条件・環境・取扱い
並びに使用による場合
② 故障の原因が納入品以外の事由による場合
③ 当社以外による改造または修理による場合
④ 商品本来の使い方以外の使用による場合
⑤ 当社出荷当時の科学・技術の水準では予見できなかった事由による場合
⑥ その他、天災、災害など当社側の責ではない原因による場合
なお、ここで言う保証は、納品単体の保証を意味するもので、納入品の故障により誘発される損害はご容赦い
ただきます。
3. サービスの範囲
納入品の価格には、技術者派遣などのサービス費用は含んでおりません。
ご要望により、別途ご相談させていただきます。
以上の内容は、日本国内での取引および使用を前提としております。
日本以外での取引およびご使用に関しては、別途当社営業担当者までご相談ください。
保証内容.p65
Page 1
03.11.26, 1:18 PM
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センシング機器B
センシング機器B
本誌には主に機種のご選定に必要な
内容を掲載し、
ご使用上の注意事項等は
掲載しておりません。
ご使用上の注意事項等、
ご使用の際に必要な内容につきましては、
必ずユーザーズマニュアルをお読みください。
2003年5月改訂
● 本誌に記載の標準価格はあくまで参考であり、
確定されたユーザ購入価格を表示したものではありません。
本誌に記載の標準価格には消費税が含まれておりません。
● 本誌に記載されているアプリケーション事例は参考用ですので、
ご採用に際しては機器・装置の機能や安全性を
ご確認の上、ご使用ください。
● 本誌に記載のない条件や環境での使用、
および原子力制御・鉄道・航空・車両・燃焼装置・医療機器・娯楽機械・
安全機器、その他人命や財産に大きな影響が予測されるなど、特に安全性が要求される用途への使用をご検討の
場合は、定格・性能に対し余裕を持った使い方やフェールセイフ等の安全対策へのご配慮をいただくとともに、当社
営業担当者までご相談いただき仕様書等による確認をお願いします。
RFIDシステム
MS
形V600
DATA
V600
NS
V600 HAM
42
CS
0
1
2
3
4
5
6
7
ERR
8
9
10
11
12
13
14
15
ユーザーズマニュアル
DRT
No.
インテリジェントフラグ3
V600-H06
V600-D
アンプ部
8KR04
V600-D
2KR16
v
d2 600
3p 54
v
d2 600
3p 53
形V600-HAM42-DRT
V600-D
23P71
MADE
IN
JAPAN
センサ部
形V600-HS51
● 本誌に記載の標準価格はあくまで参考であり、
確定されたユーザ購入価格を表示したものではありません。本誌に記載の標準価格には消費税が含まれておりません。
● 本誌に記載されているアプリケーション事例は参考用ですので、
ご採用に際しては機器・装置の機能や安全性をご確認の上、ご使用ください。
● 本誌に記載のない条件や環境での使用、
および原子力制御・鉄道・航空・車両・燃焼装置・医 療 機 器 ・ 娯 楽 機 械 ・ 安 全 機 器、その他 人 命や財産に大きな影響が予測されるな
ど、特に安 全 性が要 求される用 途への使 用をご検 討の場 合は、定 格 ・ 性 能に対し余 裕を持った使い方やフェールセイフ等の安 全 対 策へのご配 慮をいただくとともに、当 社 営
業 担当者までご相談いただき仕様書等による確認をお願いします。
クイック
オムロン
0120-919-066
携帯電話・PHS等移動通信からのお電話は、
お手数ですが、
TEL 055-982-5015(通話料がかかります)へおかけください。
【技術のお問い合わせ時間】
■営業時間:9:00∼12:00/13:00∼19:00
(土・日・祝祭日は9:00∼12:00/13:00∼17:00)
■営 業 日:年末年始を除く
上記フリーコール以外に、055-982-5002(通話料がかかります)
におかけいただくことにより、直接センシング機器の技術窓口につながります。
【営業のお問い合わせ時間】
■営業時間:9:00∼12:00/13:00∼17:30(土・日・祝祭日は休業)
■営 業 日:土・日・祝祭日/春期・夏期・年末年始休暇を除く
形V600-HS63
形V600-HS67
営業統轄事業部
東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎ウエストタワー14F(〒141-0032)
●営業にご用の方も、技術お問い合わせの方も、
フリーコールにお電話ください。
音声ガイダンスが流れますので、案内に従って操作ください。
形V600-HS61
インターネット情報サービス
オムロン制御機器の最新情報がご覧いただけます。
Industrial Webホームページ http://www.fa.omron.co.jp/
標準在庫機種の緊急ご購入の際にご利用ください。
データキャリア
形V600シリーズ
コンタクトセンタ TEL:03-5825-2324 http://www.omron24.co.jp/
オムロン商品のご用命は
●FAXによるお問い合わせは下記をご利用ください。
テクニカルセンタ お客様相談室 FAX 055-982-5051
●インターネットによるお問い合わせは下記をご利用ください。
http://www.fa.omron.co.jp/support/ ●その他のお問い合わせ先
納期・価格・修理・サンプル・承認図は貴社のお取引先、
または貴社担当オムロン営業員にご相談ください。
カタログ番号
向
KKLG-005D 2003年12月現在 ①VQ○
カタログ番号
C OMRON Corporation 1998
○
All Rights Reserved.
お断りなく仕様などを変更することがありますのでご了承ください
KKLG-005D