メディカルハーブ辞典

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ハーブ名 ブラックコホシュ Black cohosh
別名:
ブラックスネークルート
アメリカショーマ
原産地:
北アメリカ西部
科名:
キンポウゲ科
作用:
主要成分
説明:
学名
使用部位:
ホルモン分泌調整
鎮静作用
鎮痛作用
解熱作用
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*安全性レベルとは米国FDAが
定めたハーブの安全レベルのこと
クラス2b,クラス2c
安全性レベル
Cimicifuga racemosa
ハーブ番号
キミキフガ ラセモサ
根部、根茎部
22
作成日:
2008/05/03
修正日:
2011/02/05
写真1
適用: 更年期障害
生理痛、生理前症候群(PMS)
トリテルペン配糖体(アクティン、シミシフ
ゴシド)
イソフラボン(フォルモネチン)
タンニン
製油
写真2
ブラックコホシュはフィトエストロゲン(植物ホルモン)としての働きをもつハーブで、ホルモ
ンバランスを整える目的に用いられます。生理痛や生理前症候群を改善します。そのため
北米原住民から、長年にわたり、女性用ハーブとして重宝がられてきた歴史がある。EUで
は医薬品扱い。
また更年期のホルモン補充療法の代替療法として用いられ、ホットフラッシュ(ほてりやの
ぼせや発汗異常など)や不安、抑うつ、不眠などの改善にも活用されています。イソフラボ
ンは、女性ホルモン(卵胞ホルモン)と構造が似ている。
写真3
使用方法 ハーブティ、サプリメント原料,
チンキ剤
使用上の注意
推奨量は1日40mg(コミッションE)で、まれに胃腸不調を起こすので、続けて
飲む場合、6ヶ月以内とすること。過剰摂取は避ける。(めまい、吐き気などを
起こすことがある)主要な健康被害として、肝障害が報告されており、欧州医
薬品庁(EMEA)のハーブ医薬品に関する委員会(HMPC)では、入手可能な
データの評価により、肝障害の徴候があらわれた場合のブラックコホシュの
使用の中止、医師への相談、医師から患者への使用確認、症例の報告を促
す勧告を出しています。これを受け英国医薬品庁(MHRA)、フランス食品衛
生安全庁(AFSAA)、フィンランド食品安全局でも、注意喚起を行っています。
薬物との 更年期や生殖器摘出などにより、ホルモンバ
関連 ランスが崩れた女性がステロイドホルモンなど
のホルモン療法を受けられないときに、代替
品として、より副作用の少ないブラックコホシュ
の抽出物を利用するケースが多い。
最新情報
栽培方法
草丈75から250cmで背が高く、やや細い茎に大きく裂けた葉をつける。夏にクリーム色の香りのある花が多数咲き、
標高1600mまでの森林や草原に自生している多年草。家庭菜園には向かない
収穫時期
料理などへ
の利用
ハーブ名
ブラックコホシュ Black cohosh
著作権
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