ICT Info TM

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TM
Number 104, 2006/9/11
Infection Control Team
勤医協中央病院 院内感染対策チーム 発行責任者: 高桑 良平
D バッグの変更と交換頻度の変更について
現在、当院で採用している D バッグは単層式であり、逆流しやすい構造になっています。そのため看護技術
マニュアルでは「1日1回は交換」と記載されています。実態調査ではマニュアルを厳守しているセクションと数日
間使用し続けているセクションがありました。
このたび、D バッグ費用、感染性廃棄物費用、看護労働などについて検討した結果、現行よりも精度の良い
二層式(メラアクアシール D2バッグ)に変更し、数日間使用し続けることで、看護労働の軽減および年間約40
万円の費用削減が見込まれことがわかり、下記に変更することに決めました。コネクター付接続管も変更(価格
は同じ)になりますので、ご注意ください。変更時期は、各セクションで次期払い出しから随時変更になります。
なお、製品の発注・搬送方法などに関しては中病資材課ニュース(第22号)を参照してください。
ウォータートラップに泡状分泌物
が入ったら、バッグを交換する
ここから注水する
落差式(ウォーターシー
ル)では、ここに逆流防止
弁(別売り)を接続する。
メラサキュームと接
続する吸引チューブ
(青)は現行と同じ
メラ コネクター付接続管
8×P
メラ アクアシール D2バッグ
勤医協中央病院看護技術マニュアル 2006年版
15−1.胸腔穿刺
逆流防止弁
1患者1個。途中で吸引器使用
する場合はバッグに貼付、保管
する。使用後は廃棄する。
0の目盛線まで注水する。
常に水量を観察し、少なくな
ったら追加する。
Ⅰ胸腔ドレーンの挿入の実際
11
項目
D バッグの交換をす
る。
主な手順
現行
1) 1日1回は交換するが、目盛の
上限をオーバーしそうな時、量
が多い時は必要に応じて交換
する。
1)
改定後
目盛の上限をオーバーしそうな
時、量が多い時は必要に応じて
交換する。
ウォータートラップに泡状分泌
物が入ったら、交換する。
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