人-ヒト-ひと - 日本パワーリフティング協会

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JPA時報
第22号
平成16年(2004年)7月15日発行
平成16年度第1回通常総会開かる 平成16年5月29日(土) 於 岸記念体育会館
議案
報告
(1)平成15年度事業報告について
(2)平成15年度収支決算について
(3)平成17年度叙勲及び褒章候補者の推薦について
(4)その他 準会員会費,来年度から2万円へ増額
(1)中期計画策定について 等
平成16年度全国技術部長等会議開かる
総会終了後,懸案でありました全国技術部長等会議(写真右上)が開催されました。今後,全
国事務局長会議との両輪で中央と地方との意思疎通が円滑に進むことが期待されます。
訃報
前日本パワーリフティング協会会長 柳川覚治 様には,6月26日ご逝去されました。生
前のご尽力,ご功績に感謝申し上げますと共に謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
地 方 か ら
東名アスレチックセンター(東海・愛知県)
ジム開設は1982年,東名高速名古屋インターか
ら近い場所にあるため「東名」の2文字が頭につきま
した。以来22年,その間に多くのパワーリフター,
ボディービルダーが誕生致しました。昨今はジュニア
の活躍に目覚ましいものがあります。ベンチプレス世
界記録の三輪景吾,スキーとパワー制覇の荻山浩加,
多くの記録を樹立の三浦里花,サブジュニアから好ス
タートした増田,日比野選手等。それに続けと世界の
舞台を目指して頑張っている選手がまだ控えておりま
す。そんな中へパラリンピック出場の宇城選手が加わ
校生も熱心です。今日も「アスリートか
ってのトレーニング風景は見物です。一方ダンベル体
ら高齢者まで」を幅広く指導に当たる鈴
操から転向のマスターズ2人(女性),76歳の元気
木正之コーチの大声が響きます。
女性も負けてはいません。野球,スキー,ゴルフの高
(代表 高木燿子)
人-ヒト-ひと
パワーリフティングとの出会い
神奈川県松田町在住
パワーリフティングという競技に出会い,夫
婦揃ってのめりこむようになって今年で早6年
目,こんな形で50歳を超えることになろうと
は夢にも思っていませんでした。
神奈川県で国体が開催された平成10年,パ
ワーリフティングが初めて国体デモンストレー
ション競技として参入することとなり,私達の
住む松田町で競技が開催されることになりまし
た。これが我々夫婦ともに「パワーリフティン
グ」という名前を知るきっかけとなりました。
町で行われるこの大会にぜひ町の住人も参加
しよう!という募集があり,町役場より体験教
室参加の要請を受けたため,もともと力に自信
のあった私と当時体育大学に在学していた息子
がまず参加しました。そこで淺間成敏先生と初
めて出会い,トレーニング方法を一から教えて
いただきました。話を聞いていくうちに,当時
肩を痛めていた妻のリハビリにも良いのでは?
と考え,一ヶ月後には妻も一緒に参加するよう
になりました。
大森了・聖子
トレーニングに参加すること二週間,長年悩
まされた妻の肩の痛みは嘘のように無くなり,
今でもそのことを思い出しては二人で「あれは
感激したなぁ」と話をしております。我々夫婦
にとって,これがパワーリフティングの魅力に
取りつかれた第一歩となりました。
それから徐々にのめりこみ,妻の全日本大会
への参加,夫婦揃っての全日本マスターズへの
参戦,そして今までパスポートすら持っておら
ずこのまま海外に出ることはないだろうと考え
ていた私たちが世界大会に参加・・・と私たち
の生活は一変しました。北は北海道から南は沖
縄まで全国に友人ができ,また海外にも友人が
出来たことは私たちの財産でもあります。
もちろん,年老いた私たちがここまで競技を
続けてこられたのは,家族の協力・理解なくし
ては考えられないことです。そして,何より人
の助けがないと練習できないこの競技にとっ
て,トレーニングを通じて出来た仲間の助けに
は感謝してもしきれないものがあります。
これからも仲間への感謝を忘れることなく,
助け合いながらトレーニングを続け,夫婦揃っ
てパワフルに還暦を迎えたいと思っておりま
す。皆様,これからもどうぞよろしくお願い申
し上げます!
編集後記
前号に続き,今号では新潟県体協加盟のお知らせとなりました。間違いなく今,パワーには追い
風が吹いています。次の目標の30県達成も現実味を帯びてきています。国体正式競技は夢物語で
はなくなったのです。今号もまた玉稿をお寄せいただきました各位にお礼申し上げます。(T)
平成22年千葉国体パワーリフティング競技の参入に向けて全国の総力を結集しよう!