IEC 61508テクノロジデータシート

IEC 61508 FUNCTIONAL SAFETY
TECHNOLOGY COMPONENTS
SAFEPROG – 安全プログラミングシステムと SAFEOS
– 安全埋め込みランタイムシステム、オートメーション
テクノロジー (OEM) メーカー向け
データシート
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© PHOENIX CONTACT 2016-04-21
説明
SAFEPROG セーフティ IEC 61131 プログラミングシステ
ムとSAFEOSセーフティ高性能ランタイムシステムは、互
いに完全に統一された、認定済みのソフトウェアコンポー
ネントです。これらのシステムにより、コントローラのメ
ーカーは IEC 61508 (SIL 3) の要件に準拠するコントロー
ルシステムを開発し、非常に短い期間で市場に流通させる
ことができます。
SAFEPROG
SAFEPROG は最先端の IEC 61131 プログラミングシステ
ムの様々な機能をサポートしています。グラフィカルなプ
ログラミング言語 Ladder Diagram (LD) と Function Block
Language (FBD) を使用し、安全 PLC プログラムをほんの
数ステップで開発することが可能です。構造化テキスト
(ST) プログラミング言語はオプションとして利用できま
す。
SAFEPROG は、機能安全性の要件に即する形で開発され
てきました。進歩的かつエラー検出機能が付いた様々な手
段により、セーフティPLCプログラムの簡単な作成が可能
となっています:
– 多種多様なソフトウェアアーキテクチャが、安全機能
における最高レベルの信頼性を確実なものにしていま
す。
– 定義済みアクセス権によるユーザ管理
– プロジェクトおよびコントローラのパスワード保護
– ユーザアクションのロギング
– セーフティテクノロジーのための特殊データタイプ
(例:SAFEBOOL、SAFEINT)
– プログラムコードにおける安全信号パスを、プログラ
ム作成中にリアルタイムで解析
– マシンやシステムの安全機能を検証する統合レポート
– タイムシーケンスを含むプログラム論理のシミュレー
ション
– 図形処理プロジェクト比較:オンラインおよびオフラ
イン
SAFEOS
SAFEOS はセーフティコントローラにおける、2 チャンネ
ル、異 種、高 性 能 の 安 全 ラ ン タ イ ム シ ス テ ム で
す。SAFEPROG の多様なソフトウェアアーキテクチャ
は、SAFEOS によりシームレスに実行されます。
SAFEOS は追加ファームウェアサービスの機能を備えて
います。これは顧客固有のファームウェアに加えて、安全
リアルタイムオペレーティングシステムや、またはオペレ
ーティングシステムなし(ベアメタル)でも動作が可能で
す。
SAFEOS の最も重要な特徴は次のとおりです:
– ネイティブマシンコードの実行によるハイパフォー
マンス
– 非安全信号の統合
– デバッグの各種機能
– メモリエラー検出メソッド
– 2 つの分散型チャンネルの同期データ
– 包括的な診断オプション
– ウォッチドッグソフトウェアによるランタイムのモ
ニタリング
– 小規模から大規模な安全コントローラのためのスケ
ーリングが可能
– 複雑な安全ファンクションブロックのための C イン
タフェース
安全ファンクションブロックライブラリ
SAFEPROG は、PLCopen 安全仕様 1.0 に準じ
た 20 のセーフティファンクションブロックで、
セーフティテクノロジーのための広範囲なライ
ブラリを提供しています。このライブラリは、
非常停止 (Emergency Stop)、安全ドア (Safety Door)、両
手操作 (Two Hand Control)、外部デバイスモニタリング
(External Device Monitoring)、モードセレクタ (Mode
Selector) その他色々といった、重要な安全機能をすべて
含んでいます。標準化され既に認定を受けたこのセーフ
ティファンクションブロックは、マシンまたはシステム
の計画や認定といった作業を大幅に簡易化しています。
IEC 61508 FUNCTIONAL SAFETY TECHNOLOGY COMPONENTS
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特長
IEC 61508 2010 (SIL 3) に準拠した認証済みソフトウ
ェアコンポーネント (TÜV Rheinland および IFA 認
定)のため、市場投入までの時間短縮が可能
LVL プログラミング (限定された可変性言語)によ
り、アプリケーションに固有の業界規格
–
–
3
–
(例:IEC 61349 など)に準じたユーザープログラム
のための開発および認定費用が最小限に
ネイティブマシンコードの実行による高性能セーフ
ティコントローラ
技術データ
SAFEPROG のためのシステム仕様
プロセッサ
1.6 GHz 以上 (推奨:2 GHz)
RAM
1 GB 以上 (推奨:2 GB)
ハードディスク
空きメモリ容量 1 GB 以上 (推奨:2 GB)
通信
TCP/IP および/または RS-232
オペレーティングシステム
WindowsR 7 (32/64 Bit)、WindowsR 8/8.1 (32/64 Bit)
データ型
ビット列
BOOL、BYTE、WORD、DWORD、SAFEBOOL、SAFEBYTE、
SAFEWORD、SAFEDWORD
数字
INT、TIME、DINT、SAFEINT、SAFETIME、SAFEDINT
システム制限
プロジェクト毎のグローバル/ローカル変数
8000
リンクされているライブラリ
20
1 つのプロジェクトにおけるユーザ定義のファンクションブロック (FBs) 128
(使用されている安全ファンクションブロック (SafeFBs) を含む)
SAFEOS のためのシステム仕様。 1
PLC プログラムサイズ
ターゲットシステムで利用可能なメモリにより異なる、最大 16 MB
PLC データサイズ
ターゲットシステムで利用可能なメモリにより異なる、最大 16 MB
SAFEOS サイズ
最小メモリ要件 各チャンネル毎に約 10 KB
(チャンネルごとのその他のメモリ要件は、顧客固有のファームウェアお
よびユーザープロジェクトを考慮したものである必要があります)
I/O 信号
入力信号 最大 64 KB
強制変数
最大 64
プロセッサ
ARM (命令セット V4.0)、Cortex (Thumb-2 命令セット)、Intel
X86、PowerPC (さらに必要に応じ)
出力信号 最大 64 KB
性能データ
プロセッサ
ARM 266 MHz
典型的なプロジェクト例 (入力信号および出力信号にそれぞれメモリ < 400 µs (条件文)
2 KB)に対するプログラム実行回数
1
4
システム制限は、ハードウェア構成によってはここにリストアップされている値とは異なる場合があります。
納品内容
SAFEPROG/SAFEOS SDK
SAFEOS コアライブラリ)
文書:SAFEPROG および SAFEOS – 統合、インターフェースおよびテストガイド
SAFEPROG ソフトウェア
SAFEPROG および SAFEOS SDK のためのライセンス合意
SAFEPROG のためのランタイムライセンス
SAFEOS のためのランタイムライセンス
TÜV または IFA による認定のサポート (オプション)
トレーニング (オプション)
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