第3学年 道徳学習指導案 平 成 2 8 年 1 月 2 1 日 (木 ) 在籍児童数 1組31名 場所 指導者 1 主題名 親友ならどうする 【内容項目 2 教 材 名 「 絵 葉 書 と 切 手 」 (出 典 : 学 研 3 主題設定の理由 B 2組30名 なかよしルーム 教諭 工藤 直美 藤原 祐介 友情・信頼】 みんなのどうとく 埼玉県版) (1 )ね ら い と す る 道 徳 的 価 値 に つ い て 本 主 題 は 、 学 習 指 導 要 領 の 内 容 項 目 B の 【 友 情 ・ 信 頼 】「 友 達 と 互 い に 理 解 し 、 信 頼 し 、 助 け 合 うこと」を深めることを意図したものである。これは、低学年の内容項目Bの友情、信頼「友達と 仲 よ く し 、助 け 合 う こ と 」を 受 け 、さ ら に 高 学 年 の 内 容 項 目 B の 友 情 、信 頼「 友 達 と 互 い に 信 頼 し 、 学び合って友情を深め、異性についても理解しながら、人間関係を築いていくこと」へと発展して いく。また、中学校の「友情の尊さを理解して心から信頼できる友達をもち、互いに励まし合い、 高め合うとともに、異性についての理解を深め、悩みや葛藤も経験しながら人間関係を深めていく こと」にもつながっていく。 社会生活の中で友達はとても大きな存在である。自分が困っているときには助けてくれたり、な ぐさめてくれたりする。また、親や先生に言えないことでも、友達には話せることがある。子ども たちにとって、友情は最も重要な人間関係の一つであり、安心して楽しく過ごすためには欠くこと のできないものである。一方で、ただ単に気が合うから、利害が一致するからなどの理由で表面的 な友達、友情であることも多い。本当の友情とは、信頼し、助け合い、励まし合いながら、ともに 人間的に成長していくことができるものである。そのような友情を築いていくためには、互いの長 所 を 認 め 合 い 、 欠 点 を 指 摘 さ れ れ ば 直 そ う と 努 力 す る 必 要 が あ る 。「 忠 告 」 と い う 行 為 は 、 単 に 相 手の欠点や過失を指摘するのではなく、相手のことを真剣に考え、真心を込め、思いやることが大 切である。そういった信頼関係の上に忠告という行為が成り立ち、友達同士が互いに励まし合い、 さらに友情が深まると考える。 この時期の子どもたちは、楽しいことを一緒にできる、仲良く遊べる、励ましたりほめたりして くれるなど、気の合う友達同士で自分たちの世界を作り、その集団での活動が多くなる。相手の気 持ちを考えて行動することができ始めるが、一方で気の合う友達と楽しく過ごせればよいという考 えにとどまりがちである。この発達段階では、健全な仲間集団を積極的に育むことが大切であり、 友達のことを互いに理解し、信頼し、助け合うことの重要性に気付く必要があると考える。 (2 )児 童 の 実 態 に つ い て こ れ ま で 本 学 級 の 児 童 に 対 し て は 、「 友 情 の 尊 さ を 理 解 し 、 互 い に 励 ま し 合 い 、 高 め 合 い な が ら 人間関係を深めていく」ことについて、様々な教育活動を通して指導を行ってきた。年度当初に学 級目標を設定する際は、一人ひとりの思いを語り合い、みんなで目指す学級像を明らかにして設定 をした。同じ学級に所属する仲間の思いを知ることで、全員が気持ちよく生活できる学級づくりを -1- 目指し、子どもたちが努力する姿が見られた。また、国語科や算数科などの様々な教科においては グループ学習を取り入れ、学び合う活動や互いの意見を交換する機会を設けてきた。一人では解決 できない課題も、友達と共に考えることで考えが補われる。子どもたちは友達の良さや、助け合う ことの大切さを実感できていると感じる。さらに、本学級では特別活動としての係活動や学級活動 の話合い活動などの充実を図り、子ども同士の積極的な関わりを重視している。同じ係の友達と計 画や活動内容を考えて活動したり、学級会の中で友達の意見を聞いて賛成・反対意見の交流をした りする。自分たちで考えたお楽しみ会を成功させるために、試行錯誤しながら友達と協力して活動 する姿も見られた。そのやりとりの中で、ただ気の合う友達というだけでなく、互いを励まし、高 め 合 う 存 在 と し て の 友 達 と の 人 間 関 係 を 深 め て い る と こ ろ で あ る 。 道 徳 の 時 間 に は 、「 貝 が ら 」 で 「相手の身になって考え、信頼を深め、困っているときなど互いに助け合おうとする気持ち」を、 「明るくなった友だち」では「相手の身になって考え、だれとでも仲良くし、困っている人に気付 いたら、進んで助けようとする心」についても学習した。そうした気持ちや態度が徐々に身に付き 始めている子もいる。 しかし、まだまだ全体としての広がりには至っておらず、友達の誤りを見つけても忠告すること で嫌われてしまうかもと傍観的な立場をとる子や、素直に忠告を受け入れることができずに反発し てしまう子がいるのが現状である。そこで、これまでの学習や経験をふまえ「本当の友達だったら どう行動すべきか」ということについてより深く考えさせていきたい。 (3 )教 材 に つ い て 本教材「絵葉書と切手」を用い、仲良しの友達から届いた定形外郵便物の料金不足について、本 人にそのことを伝えるかどうかを迷うひろ子の気持ちを中心に考えていく。その際、母の「せっか く き れ い な 絵 は が き を 送 っ て く れ た の に 相 手 に 悪 い 。」 と い う 考 え と 、 兄 の 「 友 達 だ か ら こ そ 間 違 い を 言 っ て あ げ た 方 が い い 。」 と い う 考 え の 間 で 、 料 金 不 足 の こ と を 書 こ う か 書 く ま い か 迷 う ひ ろ 子 の 気 持 ち に 十 分 共 感 さ せ た い 。 児 童 は 、「 伝 え る 」「 伝 え な い 」 の ど ち ら の 考 え が 本 当 に 友 達 の ためになるのかを試行錯誤したり、 友達の意見と比較したり、出た意見をもとにして自分の考え を吟味することで、互いに信頼し、助け合い、時には忠告や間違いを正すことがなぜ大切なのか理 解 で き る と 考 え る 。 そ し て 、 伝 え た く な い と い う 理 由 に は 「 自 分 が 悪 く 思 わ れ た く な い 」、「 嫌 わ れ る か も し れ な い 」 と い う 自 分 を 守 ろ う と す る 気 持 ち や 恐 れ 、「 相 手 を 傷 つ け た く な い 」 と い う 気 持ちがあることに気付かせたい。ひろ子と正子の互いを思う気持ちを話し合う中で、友達を信頼す ることの大切さや「本当の友情」というものについて考えを深めることができると考える。 (4 )指 導 の 工 夫 に つ い て ①子どもの主体的な参加を促すための工夫 ・教材追求の視点として、学習課題を設定し、課題に向かって主体的に話し合えるようにする。 ・単に教師の発問とそれに対する児童の反応という羅列型・受け身型の授業ではなく、主人公の 気持ちに寄りそいながら、葛藤場面で「自分ならどうするか」と一人ひとりの考えを持たせる。 ②多様で柔軟な指導方法の充実を図るための工夫 ・ 板 書 を 生 か す : 主 人 公 の 迷 い を 矢 印 (⇔ )で 表 し 、 自 分 は ど ち ら の 考 え に 近 い か と い う こ と を 示 さ せ 、 友 達 の 意 見 が 視 覚 的 に 捉 え や す い よ う に す る (ユ ニ バ ー サ ル デ ザ イ ン の 視 点 )。 -2- ・ 役 割 演 技 (二 重 自 我 法 ):「 友 達 だ か ら 誤 り を 伝 え る 」 と 友 達 を 思 う 気 持 ち と 「 嫌 わ れ る か も し れ な い 」、「 相 手 が 嫌 な 思 い を す る か も し れ な い 」 と い う 人 間 的 な 弱 さ と の 間 で 葛 藤 す る 自 己 内 対 話 を 役 割 演 技 (二 重 自 我 法 )で 表 現 させ、人間理解と価値理解を図る。 ③学習の場や時間の設定の工夫 ・ 主 題 の シ リ ー ズ 化 :「 友 情 ・ 信 頼 」 に 関 す る 授 業 を 2 時 間 続 き で 行 う こ と で 、 主 題 に つ い て の児童の考えがより深まるようにする。 ④学習集団を多様に生かす ・学年での授業および少人数的な指導の工夫:より多様な考えにふれさせることを目的として 学年で一緒に授業を行う。また、葛藤場面では二つの立場に分け、少人数指導的に二人の教 師で担当する。その上で役割演技をしたり、見たりすることで、意見の交流や自分の考えを 深めることができるようにする。 3 研究主題とのかかわりと他の教育活動との関連 心豊かにかかわり、自他共によりよく生きようとする児童の育成 ― 自己の生き方についての考えを深める道徳の時間の充実 ― = 道徳科への移行を踏まえて = (1 )研 究 主 題 と の か か わ り 本時は、仲良しの友達から届いた定形外郵便物の料金不足について、本人にそのことを伝える か ど う か を 迷 う ひ ろ 子 の 気 持 ち を 中 心 に 話 し 合 わ せ る 。「 本 当 の 友 達 」 な ら ど う す る べ き か を 話 し合うことを通して、共に生きることの良さや大切さをより深く考えせたい。 (2 )他 の 教 育 活 動 と の 関 連 (4 月 ) 道徳の時間 (1 月 ) 〇学 級 開 き (4月) ○ 学級 活 動 ・助け合って生活し、学校・学級 ○ オ リ エン テ ー シ ョ ン 「クラスのオリジナルかるたを作ろう」 が好きになるようにするこ と。 ○ 資 料 名「 貝 が ら 」 ・学級の思い出や自慢、友達の良 (5 月 ) 相手の身になって考え、信頼を いところなどをかるたにして、 友 達 〇体 育 「 リ ン グ ゲ ー ム」 深め、困っているときなど互いに の特技や良さに気付き、認め合 ・友達と協力して練習し、励ま 助 け 合 おう と す る 気 持 ち を 育て る 。 う態 度 を 育 て る 。 したり、声をかけ合ったりし (6月) ( 2月 ) ながら助け合おうとする気持 ○ 資 料 名「 明 る く な っ た 友 だち 」 ○ なわ と び 大 会 ち。 相手の身になって考え、だれとで も ・相手を応援したり、励ましたり (9 月 ) 仲良くし、困っている人に気付いたら、 できるようにする。友達の特技 ○運 動 会 進んで助けようとする心を育 てる。 や良さに気付き、認め合う態度 ・友達と協力して練習したり、 (1月) を育 て る 。 励まし合って活動したりする ○ 資 料 名「 わ た し と の ぞ み 」 -3- ( 年間 ) こと。 友達との心のつながりの大切さ ○ ハー ト フ ル メ ッ セ ー ジ (1 0 月 ) を自覚して、互いに励まし合い、 友達の思いやりのある言動や 頑張 〇い い ず み っ 子 ま つ り 高 め あ おう と す る 気 持 ち を 育て る 。 っている様子についてふり返 る。 ・羽 生 自 慢 に つ い て グル ー プ で (1月) 協力して調べたり、準備した りし、相手を思いやった言動 や 助 け 合 い を し て いく こ と 。 (年 間 ) ○ 資 料 名「 絵 葉 書 と 切 手 」 友達との心のつながりの大切さ を自覚して、互いに信頼し合い、 助 け 合 おう と す る 気 持 ち を 育て る 。 ○帰 り の 会 ・「 今 日 の ベ ス ト ス マ イ ル 」 で 学 級の友達に助けてもらったこ と や 、友 達 の 頑 張 りを 紹 介 し 、 友達がいることの良さを感じ て生活する。 家庭・地域社会との連携 ・ 学 級 通 信 で 、 学 級 内 で の 出 来 事 や 友 達 同 士 の 関 わ り が 分 か る 内 容 (活 動 の 様 子 や ハ ー ト フ ル メ ッ セ ー ジ の 抜 粋 な ど )を 掲 載 し 、 家 庭 で も 友 情 に つ い て 話 題 に し て も ら う 。 4 本時のねらい 友達に忠告することについて葛藤する主人公の気持ちを考え、本当の友達として相手のこと考え て行動することの大切さや難しさに気付き、お互いを信頼し、助け合える友達関係であろうとする 態度を養う。 5 学習指導過程 段階 導 気 1 入 付 く 学 習 活 動 (○ 主 な 発 問 ) ・予想される児童の反応 事 前 ア ン ケ ー ト の 「友達」とは・・・ ・指導上の留意点 ☆評価(評価方 法) ・ 現 時 点 で 児 童 の 持 つ 「 友 達 」 に 3’ 結果からそれぞれが ・一緒に遊んだり、楽しい ついての考えを全体で共有し、 持つ「友達」につい 提示した状況について話し合い ことをしたりする人 時間 て の 考 え を 知 り 、 感 ・協力し合う人 ながら「友達」に関わる生活経 じたことを話し合う。・助けてくれる人 験の想起をさせる。 ・ 相 談 に の っ て く れ る人 展 と 2 ・ 条 件 ・ 情 況 の 説 明 の 際 に 、 通 常 6’ 教材「絵はがきと 開 ら 切手 」 の 登 場 人 物 ・ はがきと絵はがきの実物を提示 え 条 件 ・情 況 に つ い て してから教材の読み聞かせを行 る 知 り 、 読 み 聞かせ を う 。 (ユ ニ バ ー サ ル デ ザ イ ン の 聞く。 視点) ○登場人物 ひ ろ 子、 正 子 、 ひ ろ 子 の 母 、 ひ ろ 子 の 兄 -4- ○条件・情況 転校した大の仲良しの友達“正子”か ら 絵 葉 書が届き喜ぶひろ子。だが、その絵葉書は料 金 不 足 で 届 き 、 ひろ 子 の 家 が 払 う こ と に 。 ひろ子はこのことを友達の正子に伝えるべき か 、 迷 っ て し ま う。 学 習 課 題 :“ 本 当 の ” 友 達 だ っ た ら ど う す る ? ・課題を設定することで話し合い の視点を明確にし、課題解決に 向けて主体的に話し合えるよう にする。 深 3 め 主 人 公 ひ ろ 子 の 気 ・ 絵 は が き を く れ て う れ ・ 絵 は が き を も ら っ た ひ ろ 子 が 感 7’ 持ちを中心に話し合う。 る し い。ありがとう。 ・元気にしているかな。 ○ 正 子 か ら 美 し い 絵 は ・また会いたい。 激する場面に十分に共感させ、 はがきを送った正子の気持ちも 想像させながら、転校した正子 が き が 届 い た と き 、 ・早く返事を書きたい な。 とひろ子は互いを思い合う仲の ひ ろ 子 は ど ん な 気 持 ・私に景色を見せたいと よい友達であることを押さえ る。 ちになったでしょう。 いう気持ちがうれしい。 ・私のことを今でも友達 だと 思 っ て く れ て い る 意図:離れていても心のつながっ ている大切な友達がいることの喜 びや良さについて考えさせる。 ん だ。 ・ずっと仲良しでいた い。 ・離れていても正子は大 切な友達だ。 ・「ゴムいんが気になります。」「正 15’ ◎「友達」なら料金不 足のことを伝える方 子は い や な 気 持 ち に な ら な い だ がよいという兄と、 ろうか。」という表現を押さえ、 「友達」なら伝えない ひ ろ 子の 迷 っ て い る 気 持 ち に 共 方がよいという母の 感させる。 間で迷うひろ子。あ ・「 伝 え る か 」「 伝 え な い か 」 と なたなら、どうし いう二つの立場で迷う主人公の ますか。 思 い を 表 し た 矢 印を黒板に提示 【伝える】 ・教えなかったらまた同 じ事をしてしまうかも し れ ない 。 ・恥をかいたらかわいそ う。 【伝えな い】 ・せっかく絵葉書をくれ た の に 正 子 に 悪 い。 ・正子が嫌な思いをして し ま う か も し れ ない 。 -5- する。 ・教室内で二か所に分かれ、二つの 立場の考えを深める。 ・正子のために言わなけ れば。 ・自分だったら言ってほし い。 ・正子ならきっと分かってく れる。 ・私が言ったことなら、 素 直に聞いてくれるはず。 ・喜んでいないと思われ 意図: 「相手がどう思うか」 、 「嫌わ るかもしれない。 れるかもしれない」と迷う心や人 ・正子に嫌われるかもし 間的な弱さとともに友達として相 れない 。 手の気持ちや、本当に相手のため ・正子と友だちでいられ なくなる。 になることを考えて行動すること の大切さについて考えさせる。 ・70円くらいなら自分 が払ってしまえばいい。 ・友達のことを思いながらも、 ・大切な友だちだからこ 「自 分が嫌われるかもしれな そ細かいことは言わな い 」、「 友 達 が 嫌 な 思 い を す る い 。 (そ こ ま で 親 し く か も し れ な い 」と 葛藤 す る 気 持 なければ言うかもしれ ち を 役 割 演 技 (二 重自 我法 )で 表 ない。) 現する。 自 分 の 損 得で 考 える の で は な く 、 友 達 と して 相 手 の気 持ちや、本当に相手のた め にな る こ と を 考 え て 行 動す る こ と の 大切さに気 付かせたい。 ○ ひ ろ 子 が 正 子 に 伝 え ・私と正子の関係なら大 ・続きの読み聞かせを行う。 る決 心 を し た の は 、 丈夫。 ・「二人で遊んだ楽しい思い出」「正 ど ん な考 え か ら だ ろ ・ 正 子 の た め に 言 わ な け 子なら、わたしの気持ちをわ かっ う。 てくれる」というひろ子が自 分と れば。 ・正子ならきっと分かって くれる。 当の友達」はなんだ 正子の友情関係を信じている こと が分かる表現を押さえ、「本当 の友 ・言いにくいことでも、正 達としてどう行動すべきか 」 と い 子のために言うことが本 う 本 時 の 課 題 に 対 し て 、 一人ひ 当の友達なんだ。 とりが自分の考え を持てるように ・これからも正子と何で ○どうすることが「本 6’ も言い合える関係でい たい。 する。 意図:お互いを信頼し、助け合える 友達関係であるためには、どうして ろう。 いくことがよいのかという判断の根 拠を考えさせる。 ☆ 友達に忠告するかどうか迷う主 人公の 気 持 ち を 考 え さ せ る こ と で、 本当の友 達 と し て 相 手 の こ と を 考 えて 行 動す る こ と の 難 し さ や 大 切 さに つ い て考 え を 深 め ることがで きたか。(観察・発言) 見 4 つ 自 分 の 生 活 を ふ り ・下校の時に寄り道をし て ・友達に忠告された経験やその時 の 5’ 返る。 いる友達に忠告をした ら、 -6- 気持ちを思い起こさせ、信頼し、 め ○本当の友達だからこ る 分かってくれた。 助け合える友達がいることのよさ そ で き た 行 動 や 、 し ・友達が練習していた逆 上 てもらった経験があ がりをあきらめてしま っ りますか。 たとき、もう一度挑戦 す るように励ました。 を自覚できるようにする 。 意図:自分の身の回りにも、信頼 し、助け合える友達がいることの 良さや喜びに気付かせ、よりよい ・そうじの時間にふざけ て いた時、友達が注意し て 友情関係を築いていこうとする意 欲をもたせる。 くれた。 ・友達に言ってもらえな か ☆これまでをふり返り、今後も互 い を ったら気付かなかった。 信頼し、助け合える友達関係 で あろうとする意欲が高まった か。 (観察・発言) ・「 本 当 の 友 達 」 と い う も の に つ 3’ 終 あ 5 教師の説話を聞く。 末 た 「○ 親 友」➡「○ 真 友」 いて話をし、友達の大切や友達 た へを思いやることについて感じ め させる。 る 6 評価の観点 ☆ 友達に忠告するかどうか迷う主人公の気持ちを考えさせることで、本当の友達として相手のことを考えて行動 することの難しさや大切さについて考えを深めることができたか。 ☆お互 い を 信 頼 し 、 助 け 合 え る 友 達 関 係 で あ ろ う と す る 意 欲 が 高 ま っ た か 。 -7- 言わずに お礼だけ 伝えない方がいい きれいな 絵はがき 正子 絵はがきと切手 ・正子に悪い。 ・嫌な思いをしてしま うかも。 ・嫌われてしまう。 ・友達でいられない。 ・大切な友達だからこ そ言わない。 あなたなら どうする? ・正子がまた間違えない ように。 ・恥をかかないように。 ・正子のためだから。 ・自分だったら言ってほ しい。 ・正子ならきっと分かっ てくれる。 ・私 と正 子 なら 大 丈 夫 。 ・言 い にく いこと でも 相 手 のた め に 言 ってあ げ る のが 本 当 の友 達 なんだ 。 友達なら ・これか ら も 正 子 と 何 でも 伝 え るべき 言 い 合 え る 友 達 でい た い 。 伝える方がいい ひろ子 ・うれしい。ありがとう。 ・元気にしているかな。 ・また会いたいな。 ・はなれていても大切な友達。 ・ずっと仲良しの友達でいたい。 ゴムいんが 気になります。 二人で遊んだ 楽しい思い出 “本当の”友達だったらどうする?
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