エ コ ア ク シ ョ ン 21 環境活動レポート 平成24 年度版 (対象期間:平成24年1月1日∼平成24年12月31日) 発行日 平成25年2月28日 九 和 設 計 株 式 会 社 〒806-0068 福岡県北九州市八幡西区別所町2番38号 TEL (093)-641-3773 FAX(093)-622-3690 http://www.kyuwa.co.jp 【目 次】 □会社概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 □組織概要及び事業登録・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 □環境方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 □平成23年度及び中長期環境目標・・・・・・・・・・・・・・・4 □平成23年度環境活動計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 □環境活動取組み状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 □環境目標の実績・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 □活動計画の取組み結果と評価及び次年度の取り組み内容・・・・13 □環境関連法規等の遵守状況にチェック結果・・・・・・・・・・13 □代表者による全体の取り組み状況の評価及び見直し・・・・・・13 ■ 会 社 概 要 ■ 組織概要及び事業登録 環境管理責任者 : 高山 秀紀 取締役 E-mail [email protected] 認証・登録の範囲 認証・登録の範囲は、本社の全組織・全活動とする。 【事業規模】 事業年度 1月∼12月 従業員数 33 名 事業所 自社ビル RC造4階建て 弊社専用床面積 447.05m2 ■ 環 境 方 針 【環境経営理念】 九和設計株式会社は環境経営に取り組みます。 あらゆる業界が環境対策に取り組んでいる中で、我々が位置する建設コンサルタント 会社は環境への負荷が比較的少ない業種ではありますが、地道に小さなことの積上げで 持続可能な社会の構築に寄与することを目指します。 【行 動 指 針】 環境マネジメントシステムを構築・運用し、環境負荷の低減を継続的に改善するため に、全社員が事業活動のあらゆる局面で以下の事項に取り組みます。 1. 二酸化炭素排出量の削減 エネルギー(購入電力、液化石油ガス、ガソリン)使用量の削減 2. 一般廃棄物量の削減 3. 水(上水)使用量の削減 4. 資源(主に紙など)使用量の削減 5. グリーン購入の推進 環境負荷低減に資する製品、サービス等の優先購入 6. 設計業務に当り、環境効果の高い資材や工法を選択 7. 事業活動に関し、環境関連法規などを遵守 この行動指針は、社員全員に周知徹底すると共に一般に公開します。 平成23年5月1日 北九州市八幡西区別所町2番38号 九和設計株式会社 代表取締役 ■ 平成24年度及び中長期環境目標 環境目標項目 単位 平成21年度 (基準年度) 総量kg-CO2 1. 二酸化炭素排出量 1+1. 1+2. (削減率) 115,008 377 220,632 723 181 0.59 13,761 45.00 - 105,617 346 -8.2 192,528 631 -12.8 162 0.53 -10.7 14,267 46.78 + 3.7 総量kg データ無 kg-CO 2/日 (削減率) 総量kwh kWh /日 (削減率) 総量kg 電気使用量 液化石油ガス kg / 日 (削減率) 総量L 1+3. ガソリン L / 日 2. 廃棄物排出量(一般廃棄物) kg/日 (削減率) 103,391 339 -10.0 189,744 622 -14.0 159 0.52 -12.00 13,761 45.00 0.0 以下 以下 % 以下 以下 % 以下 以下 % 以下 以下 % 102,241 335 -11.0 187,537 615 -15.0 157 0.51 -13.00 13,623 44.55 -1.0 以下 以下 % 以下 以下 % 以下 以下 % 以下 以下 % 101,921 334 -11.0 187,537 615 -15.0 157 0.51 -13.00 13,486 44.10 -2.0 以下 以下 % 以下 以下 % 以下 以下 % 以下 以下 % 101,921 334 -11.0 187,537 615 -15.0 157 0.51 -13.00 13,486 44.10 -2.0 以下 以下 % 以下 以下 % 以下 以下 % 以下 以下 % 498 747 以下 740 以下 740 以下 740 以下 2.45 5∼12月 2.45 0 以下 % 2.42 -1 以下 % 2.42 -1 以下 % 2.42 -1 以下 % % % % % 総量m3 2,254 2,290 2,209 以下 2,209 以下 2,209 以下 2,209 以下 m3 / 日 7.39 7.51 7.24 以下 7.24 以下 7.24 以下 7.24 以下 (削減率) - +1.6 % -2.0 % -2.0 % -2.0 % -2.0 % 再生紙 再生紙 / 全使用紙(%) 0 100 % 100 % 100 % 100 % 100 % 社用車 省エネ車 / 保有台数(%) - 55 % 60 % 60 % 70 % 70 % 実施回数 0 2 回/月 2 回/月 2 回/月 2 回/月 2 回/月 3. 水使用量 4. グリーン購入の推進 5. 会社周辺の清掃 平成23年度実績 平成24年度目標 平成25年度目標 平成26年度目標 平成27年度目標 ※24年度現在 社有車数11台(内省エネ車6台) ※電力の排出係数は九州電力の20年度排出係数 0.374 を用いた。 ■ 平成24年度 環境活動計画 1. 二酸化炭素排出量の 10% 削減 取組目標 活動計画 ① 空調の適温化(冷房28゜程度、暖房20゜程度) の徹底 ② 空調の保守点検 1. 電気使用量の 10% 削減 ③ 照明の適正化管理 ④ 夜間、休日はパソコン、プリンター等の主電源を切る ⑤ 2. 液化石油ガスの現状維持 エネルギー効率の高い機器の導入 (パソコン、コピー機、プリンター、蛍光灯) ① 給湯器等の導入計画 ① 配車計画の合理化 3. ガソリン使用量の 2% 削減 ② 省エネドライブの励行 ③ 車の安全点検 (適切な空気圧、オイル交換による省エネ) 2. 廃棄物・排出量の現状維持 活動計画 取組目標 1. 紙使用量の削減 ① ペーパーレス化の推進 ② 裏紙の利用 2. 一般廃棄物 ① 廃棄物量の低減化推進 3. 水使用量の 2% 削減 活動計画 取組目標 1. 節水活動 ① 節水活動の推進 4. グリーン購入の推進 取組目標 1. 再生紙 活動計画 ① 再生紙の使用 2. 省エネ車 ① 社用車を省エネ車に暫時切り替える 3. ① エコマーク商品の優先的購入 エコマーク商品 5. 設計業務に当り、環境効果の高い資材や工法を選択する。 取組目標 1. 環境効果の高い資材の選択 2. 環境効果の高い工法の選択 3. 環境汚染を起こさない 活動計画 ・地盤改良の計画において、河川、土壌などの 汚染を引き起さない工法、材料を選択する。 ・民間からの委託においては、環境効果を充分 に考慮して設計を行う。 ・周辺環境を充分に調査した上で設計を行う。 6. 会社周辺の清掃及び地域の環境活動 取組目標 活動計画 部門毎の輪番制で会社周辺の清掃に当る (会社周辺・車のゴミ等清掃) 1. 会社周辺の清掃(2 回/月) ① 2. 会社周辺の清掃(毎朝) ① 正面玄関部の清掃 3. 地域の環境活動 ① 地域の環境活動に参加する 7. 目標達成度の見直し及び評価 取組目標 1. 目標達成度の見直し 及び評価 活動計画 ① 6月、12月にEA21委員会を招集し、目標の 達成度、取組方法について評価・見直しを行う ■ 環境活動取組み状況 二酸化炭素排出量の 10% 削減 1.電気使用量の10% 削減 に向けての取組 ① 空調の適温化 エアコンスイッチに設定温度を明示し、設定遵守を促しました。 H23年11月 ビル内のエアコンを全て省エネタイプに更新しました。 ② 照明の適正化管理 スイッチに照明の部所を明示し、照明不要な箇所を消灯しやすくしました。 昼休み時間には、室内一斉に消灯しました。 ③ パソコンの電源について 夜間・休日の主電源切断の他、1時間以上の外出時にも電源の切断をしました。 2. ガソリン使用量の 2% 削減 に向けての取組 ① 配車計画の合理化 日毎の社有車使用は、予定表を全社員が確認できる位置に設け、当日は、時間と 行先を記載し相乗り可能の確認や届け物の依頼等をしました。 ② 省エネドライブの励行 ③ 車の安全点検 (適正な空気圧・オイル交換による省エネ) 当番を決めて定期的に点検を行いました。 廃棄物・排出量の現状維持 1. 紙使用量の削減 ①ペーパーレス化の推進 ペーパーレス化の推進ため、事績の保存をCDやDVDにデータ保存しました。 裏紙コピー可能な用紙をサイズ別に分類して、専用の収納棚に保管し使用しました。 2. 一般廃棄物 ① 廃棄物量の低減化推進、分別収集の徹底 当社の廃棄物は企業ゴミであるため、一般ゴミは企業用黄色袋、リサイクル用の紙や 段ボールは白色の袋へ分別して入れています。 分別を徹底するために、個人用のゴミ箱は撤去し,すべて指定の場所へ集めるように しました。 H24年5月より給茶機(パウダー茶)導入により、茶殻等の生ごみが減少しました。 水使用量の 2% 削減 1. 節水活動の推進 給湯室、洗面所の蛇口付近に節水を促すシールを張り、トイレ内には「音消し器」を 設置して音消し用の水を流さない様にしました。 H24年5月より給茶機を導入したため、 水の無駄がなくなりました。 ガスの使用量が減少しました。 グリーン購入の推進 1.再生紙の購入 コピー用紙はすべて再生紙を利用しています。 H24年10月より古紙の配合率が70%のものを使用しています。(以前は配合率30%) 設計における環境配慮 建築物、土木構造物の設計時には環境に配慮した資材、施工方法を選択し提案することを 心がけました。 ペデストリアンデッキ、手すりおよび足下の照明もLEDを使用しました。 会 社 周 辺 の 清 掃 1. 会社周辺の清掃(2 回/月) 毎日 社屋正面玄関部の清掃を行っている他 毎月 第1、第3月曜日に、部毎の輪番制で社屋周辺や社用車の清掃を行っています。 4月 一斉に芝桜が咲きましたので、道行く方々が 喜んで下さいました。 草花による緑化・美化に努めています。 5月 ラブアースの清掃活動で宮地浜でのごみ拾いに参加しました。 ■ 環境目標の実績 24年度の実績は下表の通りとなりました。 環境目標項目 平成21年度 平成23年度 平成24年度 平成24年度 目標達成 目標 実績 (基準年度) (実績) 合否 単位 1. 二酸化炭素総排出量 kg-CO2/日 (削減率) kWh /日 (kg-CO2/日) 1-1. 電気使用量 (削減率) kg /日 液化石油ガス (kg-CO2/日) 1-2. (LPG) (削減率) L / 日 (kg-CO2/日) 1-3. ガソリン (削減率) 一般廃棄物 kg 2. 廃棄物排出量 kg リサイクル m 3. 水使用量 3 /日 377 346 723 ( 270 ) 631 ( 236 ) 0.59 ( 1.78 ) 0.53 ( 1.59 ) 45.00 ( 105 ) 46.78 ( 109 ) データ無 データ無 7.39 747 1,165 7.51 339 295 ○ -10.0 622 % -21.8 % 495 ( 185 ) % -31.5 % 0.41 ( 1.23 ) % -30.5 % 42.00 ( 99 ) % -6.7 % 718 949 合 -14.0 0.52 -12 45.00 0.00 747 7.24 -2.00 (削減率) % 7.50 1.5 % 合 ○ 合 ○ 合 ○ × 否 再生紙 再生紙 / 全使用紙(%) 0% 100% 100% 100% 社用車 省エネ車 / 保有台数(%) - 55% 60% 60% ○ 実施回数 0 2回/月 合 ○ 合 4. グリーン購入の推進 5. 会社周辺の清掃 ○ 合 2回/月 2回/月 ※表中日は稼動日数の合計(305日) ※電力の排出係数は九州電力の20年度排出係数 0.374 を用いた。 ※目標達成の合否・・・前年度実績値より 減少=合(○)、増大=否(×) 二酸化炭素排出量(稼働日当たり) kg-CO2/日 400 350 300 kg-CO2/ 日 ( 2.00 ) 250 H21 200 H23 ( 1.50 ) 150 H24 ( 1.00 ) 100 ( 0.50 ) 50 ( 0.00 ) 0 二酸化炭素総排出量 ○ 電気使用量 液化石油ガス (LPG) 液化石油ガス (LPG) ガソリン 水使用量の推移(稼働日当り) 廃棄物排出量 m3/日 kg 1,400 8.00 1,200 7.80 H21 H23 H24 7.60 7.40 1,000 H23 H24 800 600 400 7.20 200 7.00 0 水使用量 一般廃棄物 リサイクル ■ 活動計画の取組み結果と評価及び次年度の取組内容 1.二酸化炭素排出量の削減 24年度は削減目標を10%以上としていましたが、目標を大きく上回り2 1.8%削減することができました。CO2削減に大きく寄与したものとして、空 調設備をインバーター制御による省エネ型にすべて更新したことによる、電力使用量 の大幅削減が挙げられます。しかし次年度からの目標として、今年度よりの更 なる削減は容易ではないと思われるため、電力、ガス、ガソリン等の使用につ いて今までの取組みを各自が理解したうえで、各々取組みを工夫し、強化させ ていくことが必要であると考えています。 2.廃棄物排出量(一般廃棄物) コピー用紙の再使用などは殆ど定着し、廃棄物量は着実に減少しています。 次年度はペーパーレス化に留意し、無駄にコピーや出力を行わないよう努めな ど普段から細かい配慮を心がけるように致します。 3.水の使用量 節水に努力したにも関わらず、削減の目標が逆に1.5%の増加となりました。業 務上多くの水道を使用する他社と水道メーターが共用であるためその影響で数 値があがったと思われます。弊社は使用量が僅かですが、今後も節水に努力 したいと思います。 4.グリーン購入の推進 物品購入時にはグリーン購入を常に意識しております。24年度ではコピー用紙 を古紙の配合率を30%から70%のものを購入するなど致しました。コスト 高にはなりますが、今後も継続していくつもりです。 5.会社周辺の清掃 会社周辺の清掃は全員参画することが重要であると考え輪番制としました。以 前にくらべ、随分きれいなりましたが、今後は、各自が自発的にごみ拾い等を 行うよう習慣づけることを目標としたいと思います。 ■ 環境関連法規等の順守状況のチェック結果 当事業所に適用される環境関連法規の遵守状況の確認を行なった結果、法違反 はありませんでした。また、関係機関等からの指摘、利害関係からの訴訟もあ りません。 ■ 平成24年度代表者による全体の取り組み状況の評価及び見直し 取り組み状況は順調に進んでいる事から、活動方針、目標についてこのまま継 続することといたします。原発の停止によってCO2の削減への関心はうすれ、日 本のCO2排出量は着実に増えてきています。今こそエコへの取り組みは続けてい かなければなりません。次年度で取組み3年目となりますが、社員各自が自発 的に取組、工夫しながら参画していくことを今後の目標として活動したいと思 います。
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