レシピ(PDF:337KB)

「第27回 なかやま栗まつり」から誕生!
【材
料】 直径 10 ㎝の型×5 個&18 ㎝の型で作るタルト×1 個分
**10 ㎝の型でチーズケーキのみ作る場合は約 10 個分できます**
★チーズケーキ生地
中山栗・・・・・・・15~16 粒(正味量 200g)
中山栗・・・・・・・10 粒程度(飾り用)
クリームチーズ・・・200g(電子レンジ 1 分かけてやわらかくする)
生クリーム・・・・・200 ㏄(1 パック)
卵・・・・・・・・・M サイズ 3 個
バター・・・・・・・20g(電子レンジ 20 秒かけて溶かす)
グラニュー糖・・・・75g(大さじ 5)
薄力粉・・・・・・・大さじ 3
レモン果汁・・・・・大さじ 1
ラム酒・・・・・・・小さじ 1
★タルト生地
溶かしたバター・・・70g
薄力粉・・・・・・・120g
グラニュー糖・・・・40g(大さじ 2・2/3)
卵黄・・・・・・・・M サイズ 1 個分
【作り方】
①中山栗を蒸す。栗の底(座)を少し切り落として蒸し器で蒸します。圧力鍋だと 10 分。
皮が剥(む)きやすくなり簡単です。加熱後はまず底の方から鬼皮だけを剥き、そのあとで
渋皮を剥きます。
※蒸し器の場合も同様にします。
②ミキサーに①とその他の材料を入れて撹拌(かくはん)する。生地の出来上がり。
③タルト生地を作る。耐熱ボールにバターを入れて電子レンジ 500W1分かけて溶かす。
薄力粉、グラニュー糖、卵黄の順に入れてへらで混ぜるとすぐに生地ができます。
④18 ㎝のケーキ型にクッキングシートを敷き、③を入れて型の全面に伸ばして広げる。
周囲を 3 ㎝程度立てます。
⑤好きな型に②の生地の半量を流し入れ、飾り用の中山栗を中央にのせる。残りの半量を④に
流し入れ同様に中山栗をのせる。180℃に予熱したオーブンで 40 分。
少し冷蔵庫で冷やしてからいただくとよい。
レシピ作成5つのポイント
1.鬼皮が簡単に剥けること
硬い鬼皮を剥くのが中山栗のおいしさにたどり着くまでに大きなハードルとなっています。
そこでまずは鬼皮の簡単な剥き方をポイントにしました。
中山栗の底(座)を少し切り落とすことによって鬼皮と渋皮の間に隙間ができ、さらにそれを蒸すことにより、
蒸気が入り込んで鬼皮がスルッと剥けやすくなります(ちなみに鬼皮は底から剥いたほうが実が崩れにくく
きれいに剥けます)。 それにより、 「皮を剥く=たいへん!」だったのが「楽しい!」に変わり、中山栗がグッと身近に
なります。 「茹でてスプーンですくって食べる栗」が「楽しく皮を剥いて 1 個丸ごとほおばる中山栗」になり、
満足度は格段にアップしそう。 なによりこれなら、子どもたちもやりたくなります。
2.中山栗のおいしさを引き出すこと。「茹でる」のではなく「蒸す」
一般的にはお鍋に水を張って茹でる栗ですが、 「蒸す」方が実は断然おいしい。 ゆでると果実が水を吸って
しまいますが、蒸すと栗そのもののおいしさが引き出され、ホクホク感もそのまま。 圧力鍋なら 10 分ですが、
蒸し器の場合は 20~30 分様子を見て蒸します。 底を切り落としているため、少し果実が見えるので爪楊枝
などで刺してみるとわかりやすいです。
また、中山栗のおいしさ、そのやさしい甘みなどを感じていただけるよう、砂糖はグラニュー糖にして、しかも
分量を抑えました。
3.作り方そのものが簡単で家庭でも作りやすいこと
今回はミキサーを使ったので、材料を入れて撹拌するだけ。 「剥いて、混ぜて、流し入れて焼くだけ」の
簡単レシピ。 ミキサーがなければすりこ木で中山栗をつぶし、残りは泡だて器で混ぜれば OK なので、
いずれにしても簡単です。
アレンジバージョンとして、タルトも生地がとっても簡単です。
4.中山栗をトッピングすること
中山栗の風味たっぷりのマロンチーズケーキ。 さらに中山栗を 1 個丸ごと贅沢にトッピングすることで、
「焼き栗」のおいしさも 1 皿で同時に味わうことができます。 また、その 1 個がこのスイーツの価値を一段と
高めます。
5.アレンジが簡単にできること
「なかやまマロンチーズケーキ」は、見た目「しっかり焼いた硬めの
ケーキ?」が実は周りはサクッ、中はなめらか。 予想を裏切るこの
ギャップも一つのポイントです。 それだけでもおいしく上品な
甘さのマロンチーズケーキは、好みでパウダーシュガーを
飾ったり、タルト生地に流し入れて焼くなど、いろんなアレンジが
楽しめます。
■企
画 なかやま栗まつり実行委員会
■レシピ考案 料理研究家 中村和憲
■監
修 コバ