安全の確保~地震だ!その時あなたは… 対処のしかたは状況により様々です。まずは自分自身の安全確保を優先して下さい。 行動のポイントと避難の流れ 命より大切なものはありません。無理をせず、避難か一時滞在か、帰宅かの状況判断がかぎとなります。 デパート・スーパー 屋内にいたら 地震 発生 ◦窓際は窓ガラスが割れて自分が 転落する危険性があるので極力 フロアの中央付近へ。係員の指 示を聞き、落ち着いた行動を。 ◦家具類の転倒や落下からテーブルの下 ◦カバンなどで頭を保護し、 ショー に隠れ身を守る(余裕がなければ、手 ◦靴を履き、裸足で歩き回らない(ガラ 集合住宅 スの破片などでけがをする) 。 ◦ドアや窓を開けて避難口を確保 ◦火を使っている時は、揺れがおさまっ する。 てから、あわてずに火の始末を行い、 ◦避難にエレベーターは絶対使わ 出火の際には落ち着いて消火する。 ない。炎と煙に巻き込まれない ◦乳幼児や子ども、病人、お年寄りなど ように階段を使って避難する。 災害時要援護者の安全確保を。 ◦空間の広い建物は天井が落下しやすい。 座席の間に身を隠し、係員の指示を聞 く。あわてず冷静な行動を。 大きな揺れがおさまったら、火元の確認 ◦出火があれば、初期消火 ……大きな声で「火事だ~」と助けを呼びながら初期消火。 ◦家族の安否を確認 ……家族が家具の下敷きになっていないか。 ◦靴、厚手のスリッパを履く ……ガラスや食器の破片でけがをしない。 ◦非常持出品袋を手元に用意……一次持出品を用意。 余震 火が天井まで達していたり建物が壊れそうなときは 3~5分 ガス漏れ・漏電・ 余震に注意 劇場・ホール ◦まずは自分の身を守る ◦火の始末(ガスの元栓・コンセント) ……揺れが大きいときは、揺れがおさまってから。 ◦脱出口の確保(ドア・窓) 1~2分 余震に注意 ウィンドウや商品棚から離れる。 近のもので頭を保護する) 。 行動のポイント 家の中 あわてない 大きな揺れは約1分 避難する 家族の安全を確認したら、近所の助け合い 余震 ◦出火があれば、協力して初期消火 ◦となり近所の安否確認……近所に逃げ遅れた人はいないか。 ◦行方不明者、けが人の救出・救護 火が天井まで達していたり建物が壊れそうなときは 避難する 電車などの車内 ◦緊急ブレーキが作動するので、つり革 や手すりに両手でしっかりつかまる。 ◦途中で止まっても、非常コックを開け て勝手に車外へ出たり、窓から飛び降 りたりしない。 ◦乗務員の指示に従って落ち着いた行動を。 車を運転中 路上 ◦ハンドルをしっかりと握り、徐々 ◦窓ガラス、看板などの落下物からカバンなど にスピードを落とし、ハザードラ ンプをつけて道路の左側に止め、 エンジンを切る。車外に飛び出し たりするのは禁物。 ◦揺れがおさまるまで冷静に周囲の 状況を確認して、カーラジオで状 況を把握する。 ◦避難が必要な時は、原則キーはつ けたまま、ドアもロックしない。 で頭を保護して、 空き地や公園などに避難する。 ◦近くに空き地などがないときは、周囲の状況 を冷静に判断して、両側の建物から離れた歩 道の中央など、安全性の高い場所へ移動する。 ◦ブロック塀や自動販売機、狭い道などには近 づかない。 避難の基本的な流れ 屋外にいたら 「緊急地震速報」 を活用しよう 自らの安全確保 家族の安全確認 正確な情報収集 冷静な行動 出来るだけ団体で行動 地震発生 なし 火災の危険 倒壊の危険 災害時要援護者の確認 初期消火の実施 状況により避難 ◦最も恐ろしいのは津波の発生。高台へ避難し 二次避難所(福祉避難所) ち出す。 れるまでは絶対に海岸に近づかない。 ・一時集合場所※ ・一時避難場所 救助・救援 避難所(学校、市立会館等)、医療救護所 津波情報をよく聞く。注意報・警報が解除さ あり 自宅にとどまり周囲の様子を確認 海岸付近 車検証などの貴重品を忘れずに持 地震はP波(初期微動)という小さな揺れの後、S波(主要 動)と呼ばれる大きな地震が来ます。緊急地震速報は、このP 波をとらえ、地震の規模や震源地を予測し、大きな揺れのS波 が来る数秒前から数十秒前に発表する地震動の予報・警報です。 気象庁は震度5弱以上と予測されたとき発表します。 震源の近くでは強い揺れが到着するまでに情報が間に合わな いこともあり、予測震度で誤差があるといった限度があります。 情報の収集 逃げ遅れの確認 なし 安全な避難所の 選択 大規模火災等 の危険 あり 広域避難場所 ※一時集合場所とは、避難所に至る前に一時的に避難する身近な小公園などのオープンスペースです。 10 11
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