「お話の世界の楽しさ」伝えて40年!

2014年(平成26年)11月20日
(木曜日)
毎 日 新 聞
1
Oh Me
オー!ミー
この情報紙は「滋賀ガイド」と提携しています
インターネットと連動した
【滋賀生活情報紙】
vol.540・11月20日号
毎週木曜発行 4面に プレゼント情報!
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発行部数:100,000部
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1000回達成記念 エツコおばさんのおはなし会
「おはなしおばさん」
の愛称で子ども
たちに昔話や世界中のお話を伝え続
けている児童文化活動グループ
「すず
めの学校」
代表の宮腰悦子さん。お
はなし会や紙芝居、
人形劇などを通
して子どもたちに
「お話の世界」
の楽
しさを届ける活動は40年に及ぶ。夫
の転勤で15年間滞在したアメリカでも
おはなし会を続け、
11年前からは活動
おはなし
紙芝居 人形劇
の拠点を長浜市に。今年10月、
県内
でのおはなし会が1000回を迎えた。
疎開先の寺で紙芝居体験
神戸市生まれの宮腰さんは第二次大戦
中に3歳で信楽に疎開。叔父が住職を
すずめの学校 代表
み やこ し
え つ
こ
宮腰 悦子さん
(長浜市在住)
!
「お話の世界の楽しさ」
伝えて40年
務める寺で18歳まで過ごした。
かった。
多くの仲間に支えられて
叔父は町内の子どもたちを本堂に集め、
地域コミュニケーションの大切さを痛感
アメリカ滞在中の1980年、国際人形劇
さんの幸せをもらいました。同じ目線で
紙芝居をしてくれた。3歳のときに見
した宮腰さんたちは、団地の集会室を借
連盟
(UNIMA・ウニマ)
のアメリカ大会に
愛情を持って接すると、赤ちゃんでも気
た紙芝居の
「壷坂霊験記」
は今も印象に
り、私設図書室
「かしの木文庫」
を仲間と
参加したことが縁で、帰国後の84年から
持ちが通じ合います。
『あなたが好きよ』
残っているという。当時はみんな貧しく
共に設立した。本の購入資金はバザー
ウニマ日本センターの手伝いを始めた。
とほほえみ合うのです。今まで巡回先の
いつも空腹だったが、お話や笑いで気
で稼ぎ、本の貸し出しの他に、週に1回、
88年には世界大会が日本で開催される
園で会った男の子たちから3回もプロ
を紛らわせていた。
おはなしや手作りの人
ことになり、書記を任されて財政や運営
ポーズされたんですよ」
とにっこり。
「小さな子たちの真剣なまなざしや、たく
つ ぼさか れ い げん き
「以前、おはなし会をしたときに、兄
に携わった。
途中、病気で入院したこともあるが、仲間
弟げんかをして険しい顔をしてい
「子育ての真っ最中でしたが、たく
に助けられながら今年10月、公演は通算
た子どもが、紙芝居を始めたとた
さんの仲間が支えてくれて大会は
1000回を達成。記念公演の会場となった
ん身を乗り出し、真剣なまなざし
無事に終了しました。だから、そ
長浜市・安浄寺は満員の大盛況となった。
になったことがありました。子ど
の感謝を忘れず、
この世界で恩
「安浄寺の本堂が、昔の疎開先の本堂と
もを別世界へ誘い、心を解き放つ
返しをしていこうと決心しました」
重なりました。これからも滋賀の子ども
物語のすごさを感じました」
たちへ好奇心の種をまき続けたいです」
形を使った劇、紙芝居などを行った。
「おはなしおばさん」
として
(取材・鋒山)
団地でスタート アメリカでも
夫の転勤で、アメリカ・ヒューストンと
11年前に長浜市に転居。
「すずめの学
すずめの学校 事務局(担当:下郷)
物語の世界を子どもたちへ伝え始めた
ニューヨークに延べ15年間住んだが、
こ
校」
をスタートさせた。
●TEL
:0749‐64‐
1
588
のは40年前。千葉県船橋市に転居した
こでも在米日本人や現地の主婦たちと
県民共済サービスの事業の一環で、県
が、住んでいる団地はほとんどがサラ
「NY児童文化の会」
を結成し、おはな
内保育園や幼稚園、公共施設などでお
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はなし会をして回るのもそのうちの大き
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リーマンの核家族で、周囲にお年寄りは
少なく、子育ての悩みを共有する場がな
し会を続けた。
な仕事だ。
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