第3章 生活と産業の調和した安心・安全なまち

第3章
生活と産業の調和した安心・安全なまち
第1節
活力ある産業の振興
1.農業の振興
2.商工業の振興
3.交流産業の振興
4.安心して働ける環境づくり
第2節
環境保全と循環型社会の形成
1.持続可能な生活環境づくり
2.資源循環型のまちづくり
3.快適な生活環境を守るまちづくり
第3節
市民生活の安全の確保
1.消防・救急体制の充実
2.防災対策の充実
3.水害の不安がないまちの形成
4.安心して暮らせる地域づくり
65
第1節:活力ある産業の振興
第1節:活力ある産業の振興
(1)農地利用の推進
(2)農業経営の確立
(3)農業生産・消費の拡充
(4)農業生産基盤の充実
1.農業の振興
現状と課題
・市内の農地の大部分は農業系の基盤整備が完了し、区画が整理された農地では水稲を中心とした
農業が行われ、施設園芸では野菜・花卉などの生産が行われています。
・しかし、近年の輸入農産物の拡大による農産物価格の低迷、消費者ニーズの多様化により、農業
を取り巻く環境は大変厳しくなっています。そのため、離農、兼業化が進み、さらには農業従事
者の高齢化、後継者不足などにより農業衰退の状況にあります。また、都市化の進展などにより、
農村集落の活力やコミュニティ機能が低下しています。
・輸入農産物の増加や農業衰退により低下する食料自給率の向上に向けて、生産基盤となる農地の
保全・確保に努め、認定農業者や集落営農組織などの担い手農業者への農地利用集積により経営
規模の拡大、農作業の効率化等を図る必要があります。
・食の安全・安心に対する消費者の関心が高まっており、農産物の生産履歴などについて情報提供
できる仕組みづくりが必要となっています。また、農産物に対する関心の高さを生かし、農業体
験などを通じ消費者と生産者をつなぐ交流型農業の振興を図ることが必要です。
・市内の農地の大部分では、農業用水・排水施設などの整備はほぼ完了しており、今後は、農業用
施設の老朽化に伴う維持管理が必要となってきます。
施策がめざす将来の姿
●生産者と消費者
●生産者と消費者との交流が図られ、農業に対する理解が深まるとともに、安定的な
消費者との交流が図られ、農業に対する理解が深まるとともに、安定的な
農業経営が確立され、
農業経営が確立され
、農業者は安心して農業に取り組んでいます。
目
標
値
基本成果指標
認定農業者数(経営体)
地元の食材を意識した食生活を
送っている市民の割合(%)
計画策定時
2015
(平成 27)年度
27)年度
現状値
2020
(平成 32)年度
32)年度
目標値
27
32
33
40.5
39.0
50.0
協働の考え方
・地産地消や食育の推進に向けて、消費者と生産者との交流イベントなどを市民と一緒に企画
し、持続的に開催していきます。
・農業生産基盤を適切に維持するため、地域住民の参画により水路清掃など農業用施設の日常
的な維持管理を行い、生産性の低下を防ぐとともに、良好な生活環境を保持します。
66
施策の内容
(1) 農地利用の推進
・担い手農業者への農地の利用集積に向け、各種制度の普及啓発
【主な取組み】
・農地中間管理事業
を図り、推進体制の整備に努めます。
・食料自給率の向上を図るため、農業生産基盤の保全と最大限の
農地利用を推進します。
担い手への農地の集積・集約を図る
ため、農地中間管理機構を活用した
農地の貸借を推進する。
・農地現地調査事業
・遊休農地の実態把握と発生の防止及び解消、農地の無断転用防
止に努めます。
農業委員と農地パトロールを 実施
し、遊休農地の把握及び是正指導を
行う。
(2) 農業経営の確立
・認定農業者の認定や、家族経営協定の締結などを推進し、担い
【主な取組み】
・担い手育成事業
手農業者の育成・確保に努めます。
新規認定農業者を育成・確保する。
・地域ぐるみでの農業を推進するため、集落営農組織の設立を支
援するとともに、水稲の平準化及び生産履歴の整備を徹底し、
付加価値の高い農産物の生産を推進します。また、新技術の導
・エコファーマー推進事業
持続性の高い農業生産方式に取り組
む認定事業者(エコファーマー)の
推進を図る。
入などにより一層の所得向上を図ります。
・関係機関と協力し、「安心・安全な農産物」の生産に向けて、
生産履歴の記帳や適正な農薬使用を促します。
・環境保全への配慮や持続可能な循環型社会に向けた農業の展開
など、環境負荷を低減した環境保全型農業を推進します。
(3) 農業生産・消費の拡充
・市内が発祥の地である「越津ねぎ」について、学校給食での使
用や農場見学などを行い、広く市民にPRするとともに、生産
者拡大に向けた取組みに努めます。
・地域で生産された農産物を学校給食に提供するとともに、消費
者と生産者の交流を支援するなど、地産地消の推進に努めま
【主な取組み】
・地域農産物普及事業
あいちの伝統野菜である「越津ねぎ」
など地域特産物の普及を進める。
・地産地消推進事業
地域で生産された農産物を、この地
域で消費する活動を行う。
す。
・農地の利用貸出し制度の整備等により、市民の農業に対する親
しみを育て、土に触れ合う場の確保を図ります。
(4) 農業生産基盤の充実
・関係機関と連携し、用排水路施設、排水機場の改修など、農業
【主な取組み】
・県営土地改良事業
生産基盤の充実を図ります。
・農業生産基盤を適切に維持するため、地域住民の理解のもと市
民参画による施設の維持に努めます。
(湛水防除事業・地盤沈下対策事業・特定農業用
管水路特別対策事業・緊急農地防災事業等)
経年劣化により機能低下を起こして
いる排水機場の更新・施設改修・長
寿命化を行う。
・土地改良区工事費補助事業
土地改良区が施工する土地改良工事
に対して補助を行う。
【関連する計画等】
・農業経営基盤の強化の促進に関する基本的な構想
(平成 22 年度)
・津島農業振興地域整備計画(平成 20 年度)
・津島市「人・農地プラン」(平成 27 年度)
67
第1節:活力ある産業の振興
(1)中小企業の活力強化
(2)魅力ある商業地の整備
(3)商工業団体等への活動支援
2.商工業の振興
現状と課題
・中心市街地の小規模店舗は後継者不足や高齢化などにより空き店舗が増加し、にぎわいが低下し
てきており、これが市全体の商業の衰退につながることが懸念されます。そのため、中心市街地
を核として積極的な情報発信、空き店舗の多面的活用、景観などの環境整備を進めるとともに、
商業の担い手育成を進め、商店街のにぎわいを復活させることが課題となっています。
・本市は、名古屋市や近郊の商業域に近く、消費者の購買力が流出していく恐れがあり、地域の特
性を生かした魅力ある商業店舗をめざし、消費者の多様なニーズに対応する「地域密着型商業」
を推進していく必要があります。
・地場産業の振興にあたっては、観光資源との連携を意識し、経済への波及効果の高い取組みが望
まれています。地域におけるイベントの開催などを支援していくとともに、関連施設との連携な
どに取り組んでいく必要があります。今後は、市内の商業拠点間の連携、商業・農業・観光の連
携などを強化し、相乗効果を高めていくことが課題となっています。
・工業の振興については、中小・零細企業の技術の高度化、生産性の向上及び経営の安定化を促進
し、新たな起業などの支援について津島商工会議所など関連機関との協力のもとに進めていく必
要があります。
施策がめざす将来の姿
●まちづくりと一体となった魅力ある商店街が創出され、中小企業の経営
まちづくりと一体となった魅力ある商店街が創出され、中小企業の経営が安定し、
、中小企業の経営が安定し、
また、新規産業の進出も進み、にぎわいのあるまちになっています。
また、
新規産業の進出も進み、にぎわいのあるまちになっています。
目
標
値
基本成果指標
計画策定時
2015
(平成 27)年度
27)年度
現状値
2020
(平成 32)年度
32)年度
目標値
2,607
2,631
2,765
9,209,993
8,804,788
9,770,900
商工業者数(事業所)
製造品出荷額等(万円)
協働の考え方
・中心市街地において、商店街など関係機関と協力して、市民参加型イベントを持続的に開催
し、まちのにぎわいを創出します。
・空家、空き店舗などの有効活用を積極的に推進する体制を整備し、地域コミュニティの活性
化やまちの賑わい創出などに繋げます。
68
施策の内容
(1) 中小企業の活力強化
・商工会議所などの関連機関と連携して、産業の構造的な転換等
に迅速かつ柔軟に対応できるよう、中小企業の経営力の強化を
支援し、地域産業の活性化を図ります。
・各種融資制度の周知を図りながら、商工業者が安心して経営で
【主な取組み】
・小規模企業等振興資金融資制度信
用保証料助成事業
小規模企業等振興資金融資制度を
利用するために要する信用保証料
を助成する。
・各種融資制度預託金事業
きる環境づくりを進めます。
・既存企業が行う新たな事業への転換、技術革新への取組みを支
商工業者への資金の融通を円滑に
するため銀行へ資金を預託する。
・企業立地促進事業
援します。
・地域特性や交通条件を生かした流通業務・工業生産などの拠点
形成を図るとともに、道路等の基盤整備や新規産業の誘導を図
ります。
・企業誘致優遇策の創設や企業ガイドブックによる情報発信を行
うなど、企業誘致を推進します。
各種優遇制度により新たな企業立
地に対する支援を行う。
・企業誘致の推進
市内外の企業に対し、きめ細かな企
業訪問や情報提供などを行い、企業
動向やニーズを把握し、誘致・留置
を働きかけるとともに、用地取得、
設備投資、新規雇用など、事業の拡
大に対する支援を行う。
(2) 魅力ある商業地の整備
・中心市街地において、駅を中心とした商業集積を図り、観光と
連携した商業活動の拠点づくりを促進します。
・各種事業を活用し、商店街の活性化を支援するとともに、地域
【主な取組み】
・商店街空き店舗対策
中心市街地の活性化を図るため、空
き店舗への出店を促す。
特性に応じた親しみのある商店街づくりを支援します。
(3) 商工業団体等への活動支援
・商工会議所などと連携して、経営診断・経営指導・講習会など
を充実し、経営者の意識改革、人材の育成に努めます。
・中小商業者の共同事業の促進や融資制度の充実により、商店街
【主な取組み】
・商工会議所補助事業
商工会議所が行う商工業振興事業
に要する経費を補助する。
・商店街連合会補助事業
組織の育成に努めます。
・商工会議所と「津島市創業支援ネットワーク」を形成し、創業
希望者に対する支援を行います。
商業振興を促進するとともに、経営
の合理化と販路拡大を図るための
商店街連合会の取組みを補助する。
・創業支援事業
創業希望者に対して、創業に必要な
知識をセミナー等で学んでもらい、
市内での創業を促す。
【関連する計画等】
・創業支援事業計画
(平成 27 年度~平成 29 年度)
69
第1節:活力ある産業の振興
(1)観光サービスの充実
(2)受入れ体制の整備
(3)観光PRと情報発信
3.交流産業の振興
現状と課題
・本市では、春の「尾張津島藤まつり」、夏の「尾張津島天王祭」、秋の「尾張津島秋まつり」な
ど季節のまつりが開催され、期間中は多くの観光客でにぎわいます。しかし、市内に残る歴史文
化資源の多くは、観光面で必ずしも十分に活用されているとは言えません。そのため、これらの
地域資源を有効に活用するため、観光パンフレットなどを作成するとともに、周辺自治体との連
携事業の推進により、広域的な情報発信に努めてきました。
・近年、高度経済成長を担ってきた団塊の世代が退職時期を迎えるなど、個人の自由時間が増大す
る中、心にゆとりを持てる社会づくりの必要性が高まり、市民・来訪者の観光に対するニーズも
多様化しています。そのため、従来型の見て周るだけの観光ではなく、体験・学習を伴う観光に
取り組むなど、多様なニーズに対応した観光まちづくりを進めていくことが求められています。
・観光や交流を通じた産業の振興は、まちを活性化する重要な要素のひとつです。幅広い視点から
観光ニーズを捉え、地域特性を踏まえた、集客力の高い観光振興に取り組んでいくことが課題と
なっています。
・観光資源を活用した観光の振興と、地域間の交流促進を目的とした観光交流センターは、地域の
核として、地域の魅力発信の拠点としての充実が求められています。
施策がめざす将来の姿
●広域連携や新たなイベント、観光資源のネットワーク化などにより集客力が強化さ
●広域連携や新たなイベント、観光資源のネットワーク化などにより集客力が強化さ
れ、まちなかが周遊する人でにぎわっています。
れ、まちなかが周遊する人でにぎわっています。
目
標
値
基本成果指標
年間観光客数(万人)
計画策定時
2015
(平成 27)年度
27)年度
現状値
2020
(平成 32)年度
32)年度
目標値
140
155
165
協働の考え方
・市民活動団体などが企画する市民参加型のまちづくりイベントの実施を支援します。
・観光資源周辺における駐車場・食事処などの整備に向けて、地域住民及び民間事業者等と協
議・検討を行い、地域とともに観光交流の推進を図ります。
70
施策の内容
(1) 観光サービスの充実
・市内に点在する有形・無形の歴史文化資源の保存に努めるとと
もに、地域資源を再発見し、そして、磨き上げ、参加・体験へ
の取組みを推進します。
・地域を支えている産業は、観光と結びつけることにより、特徴
的な観光資源として活用することも可能であり、事業者等の協
力を得て、観光農園や産業製品等の地域文化を生かした産業観
光を推進するとともに、人と人の交流を促進し、観光活動の活
【主な取組み】
・尾張津島藤まつり
毎年4月下旬から5月上旬にかけ
て、天王川公園において開催する。
・尾張津島天王祭
毎年7月第4土曜日に宵祭、翌日曜
日に朝祭を天王川公園で開催する。
・尾張津島秋まつり
毎年 10 月第1日曜日と前日の土曜
日に神守町一里塚前、津島神社をは
じめとする市内各所で開催する。
性化を図ります。
・既存のまつりの充実とともに、観光資源などを利用した特色あ
るイベントの計画、市民主体のイベントへの支援などに努めま
す。
・市内の観光資源のネットワークを形成するとともに、近隣自治
体と連携して、広域的な観光ネットワークの形成に努めます。
(2) 受入れ体制の整備
・津島駅周辺、津島神社周辺などの景観整備に努めるとともに、 【主な取組み】
観光向けの案内板、遊歩道の整備に努めます。
・来訪者へのサービスの提供と地場産業の活性化のための特産
品、ブランド品の開発と販売などについて検討を行います。
・観光資源・施設等の整備・充実事
業
市内各所に案内板等を整備する。
地域資源を活用した観光交流型の
施設を整備する。
・津島神社など観光資源周辺における駐車場、食事処などの整備
に向けて、市民及び民間事業者等と協議・検討を行います。
・市民による観光ボランティアガイドなど、人材の育成を支援し
ます。
(3) 観光PRと情報発信
・観光交流センターにおいて、地域の観光に関する情報(観光パ
ンフ・郷土資料・地図等)や観光資源として活用するためのさ
まざまな情報(まつり・茶の湯・歴史・文化財等)を収集し、
利用者に発信します。
・伝統文化や祭り・行事などの魅力ある地域資源を、地域住民に
再認識してもらい、愛着や誇りを持っていただけるように図っ
ていきます。このことにより、地域内外に魅力を発信するシテ
ィプロモーションに取り組みます。また、コンベンション誘致
などについても検討を行います。
・観光協会の組織強化を支援しながら、PR活動などの情報発信
の充実を図ります。
71
【主な取組み】
・観光交流センター活用事業
観光資源を活用して観光の振興を
図るとともに、地域間の交流を促進
するため、民間の力を活用しなが
ら、施設の有効利用を図る。
第1節:活力ある産業の振興
(1)雇用環境の向上
(2)勤労者の福祉増進
4.安心して働ける環境づくり
現状と課題
・国内の経済環境の急激な変化、少子高齢化の進展により、経済・産業構造は大きく転換し、勤労
者の職業に対する意識や生活様式にも変化が生じています。こうした社会経済環境の変化に対応
しながら、労働者が多様な個性や能力を発揮し、いきいきと安心して働けるような環境づくりや、
育児・介護の支援を必要とする労働者のための支援対策の充実を図る必要があります。
・労使関係の安定と労働時間の短縮などの労働条件の向上を図るとともに、健康で安心して働ける
ようにするための勤労者福祉施策の一層の充実など、労働者が意欲を持って働ける環境づくりを
促進する必要があります。
・労働者一人ひとりに能力発揮の機会が与えられるようにするとともに、パートタイム労働や派遣
労働など多様な働き方に対しても、適切な労働条件の整備を図っていくことが課題となっていま
す。
施策がめざす将来の姿
●公共職業安定所等や企業との連携強化により、雇用環境の向上と勤労者福祉の充実
●公共職業安定所等や企業との連携強化により、雇用環境の向上と勤労者福祉の充実
が図られ、勤労者が生きがいを持って豊かな生活を送っています。
目
標
値
基本成果指標
有効求人倍率(倍)
(津島公共職業安定所管内)
計画策定時
2015
(平成 27)年度
27)年度
現状値
2020
(平成 32)年度
32)年度
目標値
0.48
1.15
1.20
協働の考え方
・公共職業安定所や県・労働団体等の関係機関と広域的に連携し、相談や情報提供、人材育成
や研修機能の強化を図り、各企業の理解のもと雇用機会の確保・拡充に努めます。
72
施策の内容
(1) 雇用環境の向上
・公共職業安定所等の関係機関と連携し、相談や情報提供、人材
育成・研修機能の強化を図り、若年労働者の地元就職及び高齢
者・障がい者・女性等の雇用促進など、雇用機会の確保・拡充
に努めます。
【主な取組み】
・雇用環境向上啓発事業
公共職業安定所等関係機関と連携
し、市の広報紙等を通じ、雇用環境
の向上に関する情報提供を図る。
・労働条件の向上や育児休業制度・介護休業制度などの一層の普
及啓発を進め、仕事と家庭のバランスのとれた労働環境の整備
を促進します。
(2) 勤労者の福祉増進
・くらしを育てる資金融資、勤労者等住宅資金融資などのあっせ
【主な取組み】
・勤労者福祉対策資金預託金事業
ん制度の拡充に努めます。
・県・労働団体等と連携し、労働相談の充実に努めるとともに、
講演会など教養文化事業の充実、余暇施設の活用を促進しま
す。
73
勤労者等のくらしを育てる資金等
福祉対策としての各種融資を行う。
第2節:環境保全と循環型社会の形成
(1)環境基本計画の推進
(2)再生可能エネルギーの普及促進
(3)地球温暖化対策の推進
(4)環境教育・環境学習の充実
1.持続可能な生活環境づくり
現状と課題
・平成 17 年度に市民が主体となって「津島市環境基本計画」を策定し、市民・事業者・行政の各
主体が環境保全の取組みを行っています。平成 28 年 3 月には、「津島市環境基本計画」の更新
を行い、平成 28 年度から 10 年間の環境施策の目標、方針及び施策の方向性を定めました。
・地球温暖化が進行しており、その原因となるCO2排出量の削減が地球規模での課題となってい
ますが、エネルギー使用の合理化や再生可能エネルギーの利用促進など環境保全の取組みを身近
なところから広げていくことが必要です。
・市の事務事業におけるCO2削減や環境配慮の取組みを一層促進し、公共施設の省エネルギー対
策、グリーン購入等の取組みを計画的に推進するとともに、市民・事業者などによる地球温暖化
対策の取組みの促進についても検討していく必要があります。
・持続可能な社会の実現のためには、一人ひとりの環境配慮の意識や行動が重要です。環境教育・
環境学習の機会を利用して地域の環境のことを知り、行動を起すことで、身近な問題の解決を通
じて、より大きな課題への取組みにつなげていくという「ESD(持続可能な開発のための教育)」
の視点による環境施策の推進が求められています。
施策がめざす将来の姿
●『環境は未来へ
●『環境は未来への贈り物』という
の贈り物』という市民の共
という市民の共通認識
市民の共通認識のもとに持続可能な社会が実現さ
通認識のもとに持続可能な社会が実現さ
れ、省エネルギーや生物多様性への理解が進み、環境に配慮して暮らしています。
れ、省エネルギー
や生物多様性への理解が進み、環境に配慮して暮らしています。
目
標
値
基本成果指標
再生可能エネルギーを利用して
いる市民の割合(%)
環境学習の機会を利用する市民の
割合(%)
計画策定時
2015
(平成 27)年度
27)年度
現状値
2020
(平成 32)年度
32)年度
目標値
-
22.4
36.0
-
15.0
25.0
74
協働の考え方
・環境家計簿の取組みが広く市民に普及するとともに、省エネルギー、太陽光発電の普及、自
然環境の保全など、市民が主役となる持続可能な社会の実現に向けて取組みを進めます。
・市民・事業者・行政の各主体が、それぞれの役割を果たすとともに、身近な環境について学
びながら、連携・協働して取り組みます。
施策の内容
(1) 環境基本計画の推進
・市民・事業者・行政の各主体がそれぞれの役割を担いつつ、連
携・協働により活動することで環境配慮の意識を高めます。
・定期的に環境基本計画の進捗状況を評価するとともに、必要に
応じて計画の見直しを行います。
【主な取組み】
・環境基本計画推進事業
環境基本計画の進捗状況を数値目
標に基づいて評価し、必要に応じて
見直しを行う。
・市民や事業者による環境保全や環境配慮の行動に必要な情報を
収集し、ホームページなどで提供していきます。
(2) 再生可能エネルギーの普及促進
・CO2を始めとする温室効果ガスの排出を抑制するために、住宅
用太陽光発電施設の設置に対する支援を継続し、併せて住宅用
蓄電池や省エネルギー給湯などによるエネルギーの効率的な利
用に対する支援を検討します。
・再生可能エネルギー導入の負担を軽減し、市民・事業者・行政
【主な取組み】
・住宅用再生可能エネルギー等利用
推進事業
太陽光発電施設の設置に対する補
助に加え、電力を効率的に利用でき
る住宅用の設備の設置を促進する
ことにより、温室効果ガスの排出抑
制を進める。
が一体となった再生可能エネルギーの普及に努めます。
(3) 地球温暖化対策の推進
・環境家計簿の利用など家庭でのエネルギー使用の見える化によ
り、家庭におけるCO2排出量の削減を促進します。
・中小事業者による環境経営システム「エコアクション 21」の認
証・登録を支援し、事業活動における環境への取組みを促進し
ます。
【主な取組み】
・環境マネジメントシステム普及促
進事業
中小企業等における環境対応を促
進するため、エコアクション 21 等
の環境マネジメントシステムの導
入及び運用を支援する。
・市役所地球温暖化対策推進事業
・公共施設の省エネルギー計画や地球温暖化対策実行計画に基づ
き、行政部門における温室効果ガスの削減を計画的に実行しま
す。
・物品調達や公共事業の実施にあたっては、環境に配慮された商
品の購入、資材や工法の採用など、グリーン調達の推進に努め
ます。
75
公共施設の省エネルギー化や事務
事業の実施に伴う温室効果ガスの
排出を抑制するため、機器の運用改
善や設備更新等を行う。
(4) 環境教育・環境学習の充実
・身近な環境のことを知るために、市民の参加できる環境調査や
体験学習の機会の利用を促し、環境情報を共有していきます。
・身近な環境問題の解決のための行動につながる環境教育・環境
学習の機会に関する情報を提供し、参加を呼びかけます。
・学校の教科や総合的な学習の中で身近な環境に関する問題を取
り上げ、継続的に学習することにより、環境配慮の価値観や行
動を次代につないでいきます。
・
「八穂クリーンセンター」や「プラスチック製容器包装の中間処
【主な取組み】
・ごみ処理施設見学会
ごみの分別啓発や減量などのリー
ダーを育成するため、そのきっかけ
づくりとしてごみ処理市民委員会
と協力して、ごみ処理施設見学会を
実施する。
・生物多様性保全事業
生物の多様性によって人間の生活
環境が支えられていることを市民
が理解し、ともに行動する取組みを
推進する。
理施設」の見学会を通じて、ごみ減量化やリサイクルなどの環
境問題を身近に感じていただき、ごみ処理市民委員会への参加
や分別啓発や減量などのリーダーを育成します。
【関連する計画等】
・津島市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画
(平成 25 年度~平成 34 年度)
・津島市環境基本計画(平成 28 年度~平成 37 年度)
76
第2節:環境保全と循環型社会の形成
(1)ごみ処理基本計画の市民主体の実施
(2)ごみ・資源収集の充実と処理施設の
適正管理
(3)ごみ減量とリサイクルの推進
(4)集団回収・リサイクルステーション
の拡充
2.資源循環型のまちづくり
現状と課題
・本市では、平成5年に「津島市循環システムの促進及び廃棄物の適正処理に関する条例」を制定
し、市の環境行政の基本方向を循環型地域社会づくりと定め、ごみ減量とリサイクル活動などに
先進的に取り組んできました。
・平成 25 年には、「廃棄物循環型処理」を目標に、長期的、総合的視野に立った「津島市一般廃
棄物(ごみ)処理基本計画」を策定し、津島市ごみ処理市民委員会が担い手となって市民と行政
の協働によるごみ減量とリサイクルの推進を着実に実施しています。
・ごみ処理基本計画で定められた事業は、常設リサイクルステーションの設置を残してすべて実施
されました。その結果、市民一人一日当たりのごみの排出量は基準年の平成 25 年度を下回って
いますが、近年は資源化率が減少傾向にあります。これまで本市では、平成 18 年度からプラス
チック製容器包装とペットボトルの分別収集を行い、平成 26 年度からは小型家電リサイクル事
業、そして平成 27 年度からは空き缶及び金属類の資源分別を開始しました。
施策がめざす将来の姿
●市民の意識がリサイクルからごみを出さない暮らしへと変化し、より環境に配慮し
て暮らしています。
目
標
値
基本成果指標
計画策定時
2015
(平成 27)年度
27)年度
現状値
2020
(平成 32)年度
32)年度
目標値
市民 1 人 1 日当たりごみ排出量(g)
1,013
850
785.2
資源化率(%)
18.5
15.2
20.2
協働の考え方
・ごみ処理市民委員会を中心として、市民・事業者・行政が、それぞれの役割を果たし互いに
協力しながら、ごみの減量化とリサイクル活動の推進に継続的に取り組みます。
・小型家電リサイクルや金属類の資源化、リサイクルステーションの設置などを活用して、家
庭やNPO、ボランティア団体と連携しながら、地域の中で資源が循環する取組みを実施し
ます。
77
施策の内容
(1) ごみ処理基本計画の市民主体の実施
・ごみ処理基本計画の主体的な担い手であるごみ処理市民委員会
が自立的に事業を実施するために、継続的な市民参画のあり方
を検討します。
・ごみ処理基本計画のこれまでの実績を市民の目で評価し、新し
い課題に対応する必要に応じて計画の見直しを行います。
【主な取組み】
・ごみ処理基本計画の事業実施
平成 25 年度策定のごみ処理基本計
画に記載された事業の円滑な実施
を推進するとともに、ごみ処理実績
に基づく定期的なごみ処理基本計
画及び実施計画の見直しを行う。
(2) ごみ・資源収集の充実と処理施設の適正管理
・自治会組織と市が知恵と力を合わせて、きめ細かいごみの出し
方説明会や収集場所での立ち番指導を実施し、分別収集の徹底
を行います。
・外国人住民に対する分別啓発活動を行い、自治会組織と連携し
【主な取組み】
・ゴミの出し方説明会事業
ごみ処理市民委員による家庭のご
みと資源の正しい出し方の説明会
を町内ごとに行う。
適切な集積場管理を行うことで、市民との協働を実現できるよ
う努めます。
・行政によるごみの不法投棄パトロールと撤去の体制を強化する
とともに、地域住民による美化活動を推進して不法投棄の根絶
をめざします。
・タバコのポイ捨てなどは、生活環境に悪影響をおよぼすのみな
らず、市内の景観を損ねます。観光客への配慮を含め、歩行喫
煙の禁止など罰則をもって適正管理を促す条例の制定につい
て検討します。
・最終処分場は環境影響に配慮しながら十分な環境調査の上で、
適正な維持管理を行います。
・また、最終処分場用地の新たな確保が困難であるため、既存の
鹿伏兎処分場の有効利用を含め、将来に向けてさまざまな対応
策を模索します。
(3) ごみ減量とリサイクルの推進
・家庭ごみの分別啓発をごみ処理市民委員会を中心に取り組み、 【主な取組み】
市民へのごみ減量化とリサイクル推進の浸透を図ります。
・産出国が限られ、戦略的な資源となっているレアメタルを回収
し、リサイクルの輪に乗せるために、使用済み小型家電の回収
事業を実施します。
・レジ袋の削減に向けてマイバック推進運動の取組みを強化しま
す。レジ袋有料化とポイント制についてもその効果を、市民・
事業者と協働して検討します。
78
・小型家電資源化事業
家電リサイクル法の対象とならな
い小型家電を、資源回収、リサイク
ルステーション、リサイクルショッ
プなどで回収し、選別解体を行い、
資源化する。
・家庭でできる生ごみ堆肥化教室事
業
市民を対象に、家庭でできる生ごみ
の堆肥化の方法について教室を開
催する。
・これまでの生ごみの分別収集と堆肥化の取組実績を踏まえ、生
ごみリサイクルの手法について広く調査するとともに、メタン
発酵と発電などの新しいリサイクル技術についても調査検討を
・空き缶・金属類リサイクル事業
空き缶及び粗大ごみ等から選別し
た金属類をリサイクルすることで
ゴミの減量化と資源化を推進する。
行います。
・これまで資源化できていなかった空き缶及び金属類について、
鹿伏兎処分場を拠点として資源分別を行い、ごみ減量化と資源
化を推進します。
(4) 集団回収・リサイクルステーションの拡充
・古紙を中心とした集団回収などへの助成を継続するとともに、 【主な取組み】
・集団回収助成事業
助成対象品目の拡大についても検討します。
・鹿伏兎処分場において、常設リサイクルステーションを設置
市民の自主的な資源回収活動を助
成する。
し、市民・NPO・事業者と行政の協働でリサイクル、リユー
スを推進します。
【関連する計画等】
・津島市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画
(平成 25 年度~平成 34 年度)
・津島市環境基本計画(平成 28 年度~平成 37 年度)
79
第2節:環境保全と循環型社会の形成
3.快適な生活環境を守るまちづくり
(1)美化活動の推進
(2)斎場・墓地の適正な維持管理
(3)生活環境改善の推進
(4)公害防止の推進
現状と課題
・本市では、古くから市民の共有空間を共同で清掃する生活習慣が残っており、用排水路の清掃・
側溝清掃・公園や道路など町内ごとの清掃活動が自主的に行われています。平成 20 年度からは、
市の呼びかけによって市内一斉清掃活動が始まるとともに、市民や事業者が身近な道路や公園な
どの公共施設の一部を自分の庭のように綺麗にしてもらうアダプトプログラムが発足しました。
・斎場の老朽化が進む中、火葬需要の増大も予想されることから、広域での対応を含め斎場のあり方
を検討する必要があります。
・ペットのフンの始末や飼い主のいない猫や野鳥に対する無節操な餌やり、ごみの不法投棄、空
地・空家の不適切な管理など、近隣間の不快行為に対する苦情が多くなっており、抜本的な対策
が望まれています。
・工場跡地や農地の開発などによって、騒音・振動・悪臭・水質悪化・野焼きなどに対する苦情が
絶えません。これらに対しては、機動的に対処し、適切に法令・規制を適用しながら、当事者間
の納得によって解決するよう対処するとともに、公害規制を十分に行うために、近隣自治体と連
携した広域的な公害規制行政を行うことが望まれます。
施策がめざす将来の姿
●市民の活動により、まちが清潔に保たれ、四季を通じて花が咲き誇るまちになって
●市民の活動により、まちが清潔に保たれ、四季を通じて花が咲き誇るまちになって
います。
目
標
値
基本成果指標
計画策定時
2015
(平成 27)年度
27)年度
現状値
2020
(平成 32)年度
32)年度
目標値
アダプトプログラム延活動者数(人)
-
2,911
4,100
2,729
6,362
9,000
ごみゼロ運動年間延参加者(人)
協働の考え方
・市内一斉清掃活動やアダプトプログラムの推進を図り、地域での協働による水路・道路の清
掃や公園に花を植える取組みなどの環境美化を促進します。
80
施策の内容
(1) 美化活動の推進
・アダプトプログラムへの参加を広く呼びかけ、四季を通じて花
【主な取組み】
・アダプトプログラム推進事業
が咲き誇るまちを実現します。
・市内一斉のごみゼロ運動を開催し、広く市民に参加を呼びか
け、市民生活への定着を図ります。
市民や事業者が身近な公共の場所
を自分の庭のように美しく管理し
てもらう制度を推進する。
・地域の団体が行う側溝・公園・水路などの清掃活動について、清
掃用具の配布やごみの迅速な回収などの支援を行います。
(2) 斎場・墓地の適正な維持管理
・斎場の適正管理に努め、施設の長寿命化を図るとともに、新し
い斎場のあり方について広域での対応を視野に入れた検討を
進めます。
【主な取組み】
・斎場適正維持管理事業
周辺環境に配慮しつつ、斎場施設の
適正な管理を行う。
・穏やかで清潔な市営墓地の環境を維持するよう適正管理に努め
ます。
(3) 生活環境改善の推進
・ペットによるフン害や鳴き声騒音の対策として、ペットの飼い
方教室やペットとの共生を進める広報などを通じて、飼い主の
マナー向上の啓発を推進します。
・カラスや飼い主のいない猫による被害防止策や餌付禁止の周知
【主な取組み】
・ペットの飼い主のマナー向上事業
ペットの正しい飼い方を実践的に
講習する教室や地域住民が主体と
なって飼い主にフン害を訴える「イ
エローカード作戦」を実施する。
を図ります。
(4) 公害防止の推進
・公害被害に適正に対処するため、職員の専門知識を高めるとと
【主な取組み】
・公害測定器具整備事業
もに、測定機材の整備に努めます。
・専門性の高い公害測定・改善指導を小規模な自治体が行うこと
は困難であり、近隣自治体と共同で事務を処理できるよう検
騒音・振動の測定器具を整備し、公
害紛争を適正に処理する体制を整
備する。
・公害防止啓発事業
広報等を通じ、騒音・振動・地下水
規制・野焼き禁止等の啓発を行う。
討・協議を進めます。
・騒音・振動・悪臭など身近な公害を防止するため、広報等を通
じた啓発や事業者団体等に対する講習会等の事業に取り組み
ます。
・地盤沈下は沈静化傾向にありますが、災害を未然に防ぐため、
地下水の汲み上げ規制を継続します。
【関連する計画等】
・津島市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画
(平成 25 年度~平成 34 年度)
・津島市環境基本計画(平成 28 年度~平成 37 年度)
81
第3節:市民生活の安全の確保
(1)広域消防体制の確立
(2)消防力の充実
(3)予防体制の充実
(4)救急・救助体制の充実
1.消防・救急体制の充実
現状と課題
・消防に寄せられる市民の期待は、少子高齢化・核家族化・生活様式の多様化・人口の減少など、
社会・住環境の変化と相まって近年大きく様変わりし、今後ますます多様化することが予想され
ます。
・救急件数については、平成 21 年からの6年間で約 8.6%の増加となっています。近年、救急車の
不適切な利用が社会問題化し、広く啓発を行っていますが、市民に浸透せず、あまり改善されて
いないのが現状のため、より一層適正利用を訴えていく必要があります。
・近年いたましい雑居ビル火災や小規模福祉施設火災が相次いだことから、消防法の大幅な改正が
行われ、立入検査や違反処理に一層力を入れる必要があるほか、消防用設備の配置強化が進めら
れ、防火管理者の育成と併せて予防職員の技術力の向上が急務となっています。
・消防の使命を果たすには、消防体制の充実強化を図る必要があるため、自主的な市町村の消防の
広域化の推進に関する規定を盛り込んだ消防組織法の改正がなされています。今後は、広域化の
メリットを最大限に発揮できるよう、地域において実効性に富んだ広域化運営計画を策定し、消
防力の強化充実を図っていく必要があります。
・平成 25 年度から、海部地方消防指令センターの共同運用が開始されました。平成 26 年度消防無
線デジタル化事業も完了し、併せて消防の広域化も視野に入れて進めていく必要があります。
施策がめざす将来の姿
●事故や災害に対する備えが整うとともに、助け合い・支えあいの地域社会が形成さ
れ、市民は安心して安全なまちに暮らしています。
目
標
値
計画策定時
2015
(平成 27)年度
27)年度
現状値
2020
(平成 32)年
32)年度
目標値
住宅用火災警報器設置率(%)
-
57.5
72.0
普通・上級救命講習延修了者率(%)
6.5
12.4
17.0
基本成果指標
82
協働の考え方
・防火思想の普及、家庭における防火の重要性などについて、婦人防火クラブなどと連携しな
がら啓発を進めます。
・救急隊員のスキルアップに加えて、バイスタンダー育成事業などの各種講習を通じて、応急
手当のできる市民の育成や、救命に対する市民意識の高揚に努め、市民と協力しながら、救
命率の向上を図ります。
施策の内容
(1) 広域消防体制の確立
・海部地域5消防本部及び関係自治体相互の十分な意思疎通と情
報共有を図りながら、有識者等からの意見聴取やパブリックコ
メントを実施し、地域全体で十分な議論を行い、実効性に富ん
だ消防行政の広域化を進めます。
【主な取組み】
・広域消防体制の確立
県の示す消防広域化推進計画に基づ
き、海部地域5消防本部の広域化を
めざす。
・消防団は地域に密着した消防防災活動を行うという特性上、広
域化の対象となっていませんが、消防行政の広域化後において
も、常備消防をはじめ、市役所の防災・国民保護担当部局との
密接な連携・協力体制の維持・整備に努めます。
(2) 消防力の充実
・市民の生命、財産等を災害から守り、安心・安全な市民生活を
確保するため、更新計画に基づき、消防資機材を計画的に整
備・更新し、迅速かつ的確な災害活動を展開します。
【主な取組み】
・消防車両整備事業
計画的な車両の更新と資機材を更新
し、消防力の拡充を図る。
・消防無線は電波法の改正により、平成 27 年4月1日からデジ
タル式の本格運用をしています。
(3) 予防体制の充実
・不特定多数の人が出入りする各種事業所等において、消火・通
報・避難訓練・消防用設備の点検整備など、防火管理上必要な
計画・業務を適正に実施するための「防火管理者」を育成する
講習会を継続的に実施します。
・消防計画や防火管理者の選任等に不備のある事業所に対し、人
的・物的被害の低減を図るため、計画の必要性や改善に向けた
的確な助言を行います。
・防火思想の普及には、幼い頃からの啓発が有効なことから、児
童等の参加による防火教室を実施し、意識啓発に努めます。
・火災予防週間や毎月 19 日の防火の日に婦人防火クラブによる
防火PRを実施し、家庭における防火の重要性を呼びかけま
す。
83
【主な取組み】
・防火管理者育成事業
防火管理者の選任を要する事業所に
対し講習への参加を呼びかけ、防火
管理者の選任・消防計画の策定を促
進する。
・住宅用火災警報器設置啓発事業
市民に対し啓発し、住宅用火災警報
器の設置を促進する。
・高齢者世帯等の火災事故を少しでも減らすため、婦人防火クラ
ブが参画し、住宅用火災警報器の設置促進に向け、更なる啓発
に取り組みます。
(4) 救急・救助体制の充実
・災害・救急等の現場ではチームワークと創意工夫が求められる
ため、職員の意識改革を図り、活気と創造性がある職場づくり
に努め、職員一人ひとりが力を出し切れる環境づくりに努めま
【主な取組み】
・救急救命士育成事業
運用目標である 18 名の救急救命士を
育成する。
・気管挿管・薬剤投与救急救命士育成
事業
す。
・救急救命士の処置範囲が拡大されており、救急・救助等の専門
知識の習得に向け、消防学校等への派遣教育、医療機関におけ
る検証会や勉強会、署内訓練やOJTを活用し、職員のレベル
アップを図ります。
・救命率の向上には救急隊員のスキルアップのみならず、その場
に居合わせた人(バイスタンダー)の応急手当が、傷病者のそ
の後の経過を大きく左右することから、各種講習を通じて応急
手当のできるバイスタンダーの育成や、救命に対する市民意識
の高揚に努めます。
・近年社会問題化している救急車の不適切利用等について、市民
への周知に努めます。
【関連する計画等】
・愛知県消防広域化推進計画(平成 19 年度)
84
救命率の向上を図るため、拡大され
た処置を実行することのできる救急
救命士を育成する。
・バイスタンダー育成事業
救命率の向上には救急車が到着する
までに行う応急手当が重要なため、
その知識・手技を広く市民に普及さ
せる。
第3節:市民生活の安全の確保
(1)自主防災組織の充実
(2)避難行動要支援者への支援
(3)防災対策の充実
2.防災対策の充実
現状と課題
・核家族化が進み、高齢者のひとり暮らしが年々増えており、災害時における要配慮者(ひとり暮
らしや寝たきりなどの高齢者、身体的・知的な障がいを有する人など)に対する援助が大きな課
題となっています。これらに適切に対処するには、地域の協力が欠かせませんが、自主防災活動
に対する市民の意識はまだ低いのが現状です。
・市では毎月第3日曜日を「家庭防災の日」とし、家庭において毎月定期的に、防災・減災につい
て話し合い、災害時への心構えを促しています。一人ひとりがお互いに協力し合い、地域が一丸
となって積極的な支援を行うためには、地域の自主防災組織をより一層充実させる必要がありま
す。
・そのためには、平常時から隣近所で防災について話し合い、地域の危険箇所を確認するなど、町
内会単位での自主防災活動を活性化させる必要があります。また、地域を活性化するには自主防
災組織だけではなく、地域の多様な団体との協議の場をつくり、各団体の特色や強みを持ち寄る
ことによって連携強化を深め、災害に強い地域を構築していく必要があります。
・大規模自然災害のみならず、武力攻撃などの事態における被害を最小限に食い止めるためにも、
情報伝達システムの構築や備蓄資機材の充実を図るとともに、関係機関や自主防災組織等との連
携を確立していく必要があります。
施策がめざす将来の姿
●市民の防災意識が高まり、自助・共助・公助による安心・安全な地域社会の中で市民
●市民の防災意識が高まり、自助・共助・公助による安心・安全な地域社会の中で市民
は安心して生活しています。
目
標
値
基本成果指標
計画策定時
2015
(平成 27)年度
27)年度
現状値
災害時の民間協力一時避難所に関
する協定締結件数(件)
-
23
44
67.9
52.8
100.0
防災用資機材設置率(%)
85
2020
(平成 32)年度
32)年度
目標値
協働の考え方
・市民や地域の自主防災組織などと連携して、被害を最小限に抑えるための情報伝達の仕組み
を構築するとともに、市民の自主的な防災活動や避難行動要支援者の支援等を強化していき
ます。
施策の内容
(1) 自主防災組織の充実
・家庭や地域での防災対策の重要性を啓発しつつ、地域防災の核
となる自主防災組織の育成・支援を図ります。
・小学校区ごとに組織された自主防災組織の活動が充実するよ
う、防災訓練や防災講演会などを地域と連携して実施します。
【主な取組み】
・自主防災活動推進事業
町内単位での組織設置の推進を図
り、地域住民相互の助け合いによる
自主防災活動を支援する。
(2) 避難行動要支援者への支援
・災害時に、自力で避難することが困難な人や、情報・意志の伝
達が困難な人の安否確認や避難誘導等の支援を行うため、避難
行動要支援者の登録の仕組みを生かして、関係部局が連携し
て、避難行動要支援者名簿の作成を進めます。
【主な取組み】
・避難行動要支援者支援体制拡充事
業
自主防災組織や民生委員等の協力
を得て、避難行動要支援者の支援体
制を拡充する。
・避難行動要支援者名簿情報に基づき、避難支援関係者の協力を
得ながら個別計画書の作成を進めます。
(3) 防災対策の充実
・防災資機材及び備蓄食料を計画的に購入し、市内各倉庫におい
て適正に備蓄・管理することにより、災害に備えます。
・市民に対する災害情報伝達システムの研究と、構築に努めま
す。
・防災対策の拠点となる市庁舎の防災機能の強化を計画的に進め
【主な取組み】
・防災資機材分散備蓄事業
市内各防災倉庫で資機材及び備蓄
食料を適正に備蓄・管理する。
・災害情報の提供
市ホームページ・CATV等によ
り、災害情報や被害状況などを、的
確・迅速に情報提供する。
ます。
・災害時や武力攻撃事態などに対処するために、情報の提供や防
災関係機関、地域等との連携・協力などを進めます。
【関連する計画等】
・津島市地域防災計画
・津島市国民保護計画
・津島市減災まちづくりビジョン
86
第3節:市民生活の安全の確保
3.水害の不安がないまちの形成
(1)日光川の治水対策の推進
(2)雨水排水対策の推進
現状と課題
・市内には二級河川である日光川水系の日光川、善太川、新堀川、目比川、蟹江川と、農業用機能
を併せ持つ排水路があります。しかし、市域のほとんどが海抜ゼロメートル以下であるためにポ
ンプによって河川に強制排水しています。
・近年、異常気象による豪雨が増加しており、市内においても家屋などの浸水被害が発生していま
す。市街地ではこれまでの宅地開発などの進展もあり、農地の減少が著しく、保水機能が低下し
ていることから、一定量を超える集中豪雨による被害が年々顕著になっています。また、市街地
以外でも土地開発などによって排水の流出量が増大し、排水条件が悪化しています。
・台風、豪雨などによる被害を軽減するため、治水対策としての河川改修事業、排水対策としての
排水路の改善事業、農地・宅地などの湛水被害の防除としての広域幹線水路整備や排水機場の整
備事業を推進する必要があります。
・治水などとの整合を図りながら、多自然型河川整備を行うなど、自然環境との調和も求められて
います。
施策がめざす将来の姿
●雨水排水対策が進み、水害の被害が最小限に抑えられ、市民は不安を感じることな
●雨水排水対策が進み、水害の被害が最小限に抑えられ、市民は不安を感じることな
く生活しています。
目
標
値
基本成果指標
計画策定時
2015
(平成 27)年度
27)年度
現状値
2020
(平成 32)年度
32)年度
目標値
治水対策に満足していない市民の
割合(%)
22.0
32.4
16.0
協働の考え方
・水害防止及び日常の水路が正しく保たれるよう市民一人ひとりが水路にゴミなどを投げ捨て
ない意識を持ち、地域住民の連携による水路美化に繋がる清掃活動を促進します。
87
施策の内容
(1) 日光川の治水対策の推進
・日光川をはじめ、支川の善太川・新堀川では、台風や豪雨によ
る河川氾濫を解消するため、川幅の拡幅や堤防補強などの事業
を進めており、これら事業の早期完成に向けて県などの関係機
【主な取組み】
・二級河川日光川水系河川整備事業
河川氾濫による災害発生を防止し、
さらなる治水安全度の向上を図る。
・日光川河川防災ステーションの活用
関に強く事業推進を働きかけます。
・水防活動に必要な設備の備蓄や平常時に自主防災組織等の研修
の場の機能も併せ持つ日光川河川防災ステーションを活用し
災害時の水防活動拠点として水防資
材の備蓄等により洪水時の円滑な対
応を目的とするとともに、平常時に
おいては地域交流の憩いの場として
活用する。
ていきます。
・治水と整合を図りながら、河川の堤防を活用した自然と親しめ
る散策路や、水辺と親しめる身近な空間の形成を図るととも
に、河川の植生物の生息・生育環境に配慮した多面的な川づく
りを県などと連携して行います。
(2) 雨水排水対策の推進
・豪雨などによる浸水被害を防止するため、老朽化した既存排水
機場の改修・増強を計画的に進めるとともに、適正な維持管理
を行います。
・流れてくるゴミによる水路の機能低下やポンプの機能障害など
を防ぐため、各土地改良団体が管理している幹線排水路及び排
水機場の定期的な清掃・点検に努めます。
【主な取組み】
・湛水防除事業
各土地改良団体が管理する排水機場
の更新・増強・点検を行う。
・排水機能維持管理事業
台風・豪雨に対し、排水機能を十分
に発揮するため、適切な維持管理を
行う。
・総合排水計画
・日光川西部地域の市街地内では排水先の河川改修に時間を要し
ており、雨水排水整備が遅れています。そのためにも市内流域
ごとに総合的な雨水排水対策を推進し、安全で水害に強いまち
雨水排水を基本に、旧市街地地域の
浸水被害を軽減し、排水先河川への
流出抑制も同時に行うことを基本と
した計画の見直しを推進する。
・浄化槽雨水貯留施設転用補助
下水道への接続によって不用となる
浄化槽を改造して、雨水貯留施設に
転用する工事費の一部を補助する。
をめざします。
【関連する計画等】
・二級河川日光川水系河川整備計画
(概ね 30 年間の河川整備目標を定めたもの)
88
第3節:市民生活の安全の確保
4.安心して暮らせる地域づくり
(1)犯罪のないまちづくり
(2)防犯意識の向上
(3)交通安全意識の高揚
(4)交通環境の整備
(5)消費者対策の推進
現状と課題
・本市では近年、窃盗などの犯罪が多くなってきており、各地域で防犯活動が行われています。平
成 21 年 4 月には「津島市犯罪のないまちづくり条例」を施行し、市民が安全に安心して暮らす
ことのできる地域社会に向けた取組みを進めています。しかし、市民の自己防衛意識や防犯意識
が必ずしも市民全体には広がっていないため、防犯に対する意識の高揚を図るとともに、犯罪の
ない安全なまちづくりを市民と行政が一体となって進めることが求められています。
・交通事故は、近年、減少傾向にありますが、自動車・自転車運転者及び歩行者に対する交通安全
意識の高揚が求められており、交通安全教室の充実や、より一層の交通安全運動の推進が必要で
す。また、歩道や道路反射鏡などの交通安全施設の整備を進めることも重要です。
・高齢者への防犯や交通安全に関する情報は伝わりにくいこともあり、地域で協力し、支えあって
いくための体制づくりが必要となっています。
・消費者を取り巻く環境の変化は、利便性を向上させている反面、予想されないトラブルを生じさ
せます。このようなトラブルに対処するために、消費生活展・消費生活相談などを通じて、消費
者への情報提供や啓発を充実させ、賢い消費者を育成していくことが必要となります。
施策がめざす将来の姿
●市民の自己防衛意識の向上により、事故や犯罪が減少し、市民は安全なまちで安心
して生活しています。
目
標
値
基本成果指標
犯罪年間発生件数(件)
交通事故年間発生件数(件)
計画策定時
2015
(平成 27)年度
7)年度
現状値
2020
(平成 32)年度
32)年度
目標値
1,280
770
693
508
401
381
協働の考え方
・防犯や交通安全意識などに対する市民の自己防衛意識の高揚を図りつつ、自主的な防犯パト
ロール活動、子ども 110 番の家をはじめとする地域の協力により実施される各種取組みを充
実し、地域全体で安心・安全なまちづくりを進めます。
89
施策の内容
(1) 犯罪のないまちづくり
・防犯ボランティア活動を促進し、市民による地域の見守り活動
【主な取組み】
・犯罪のない安全なまちづくり事業
を充実します。
・地域住民による自主的な地域パトロール活動を支援するととも
に、参加しやすい環境づくりを進めます。
防犯ボランティア、地域パトロール
活動などを支援し、防犯活動を積極
的に推進する。
(2) 防犯意識の向上
・「あいさつから始まる一日」の声掛け運動を啓発します。
【主な取組み】
・日頃から犯罪等の被害防止のポイントなどを市民に周知しなが
・防犯教室・講座開催事業
ら、防犯意識の高揚を図ります。
街頭犯罪の減少と、市民自らの防犯
意識の高揚を図るため、防犯教室や
防犯講座を開催する。
(3) 交通安全意識の高揚
・高齢者が、自身の技術・活動能力を確認し、無理のない運転を
【主な取組み】
・交通安全教室開催事業
心掛けるよう啓発します。
・子どもたちが安全な毎日を送れるよう、正しい自転車の乗り方
や交通ルールについての交通安全教室を実施します。
交通事故の減少と交通安全意識の
高揚を図るため、高齢者や児童を対
象とした、交通安全教室を開催す
る。
(4) 交通環境の整備
・道路反射鏡・道路照明・区画線・防護柵などの交通安全施設の
【主な取組み】
・交通安全対策事業
充実を図ります。
・バリアフリー環境を向上するための歩道等の段差解消をはじ
交通事故を軽減するため、交通安全
施設の整備を行う。
め、歩行者・自転車の安全を確保するために、危険箇所の点検、
路面の凹凸の改善を行います。
・道路反射鏡・道路照明などの施設の不具合・破損などを早期に
修繕します。
(5) 消費者対策の推進
・消費生活講座や消費生活展などの学習機会や情報の提供などを
行い、賢い消費者の育成を図るとともに、消費生活相談や苦情
相談等を充実し、消費者の保護に努めます。
・安全な食生活の確保に向け、消費者・事業者・行政との連携に
【主な取組み】
・消費生活展開催事業
消費者トラブルの未然防止・消費生
活に関する情報提供や講演会を実
施する。
・食品安全委員会開催事業
食生活に関連する分野で安全性を
確保するために必要となる事項を
委員会で協議する。
より、食品の安全性の向上に努めます。
・消費生活相談事業
7市町村が消費生活センターを共
同で設置し、住民の生活の安定及び
向上を確保するため、消費生活にお
ける問題解決のための窓口相談を
行う。
90
第3章
3-1
関連データ
認定農業者数の推移
3-2
年度末現在
製造品出荷額等及び事業所数
(万円)
10,000,000
(経営体)
34
(事務所)
500
33
9,000,000
33
32
8,000,000
8,804,788
8,510,493
8,288,942
450
7,364,386
400
32
6,782,805
31
7,000,000
350
6,000,000
300
5,000,000
250
31
30
29
28
3,000,000
27
26
25
H22
200
4,000,000
28
28
H23
H24
H25
194
195
182
168
2,000,000
100
1,000,000
50
0
0
H26 (年度)
H21
認定農業者数
H22
H23
製造品出荷額等
H24
3-4
(g)
1000
918
22,000
882
877
資源化率の状況
(%)
20.0
950
19.0
900
18.0
894
18.3
17.2
17.0
17.0
850
21,000
(年)
資料:工業統計調査
ゴミの排出量
(t )
23,000
H25
事業所数
資料:産業振興課
3-3
150
166
16.7
850
16.0
20,000
800
15.0
750
14.0
15.2
22,271
21,586
21,130
19,000
20,788
13.0
700
19,921
12.0
18,000
17,000
H22
H23
H24
総排出量
H25
H26
650
11.0
600
10.0
H22
(年度)
火災発生件数
(件)
40
35
35
27
30
25
23
23
18
20
15
10
5
0
H22
H23
H24
火災発生件数
H25
H24
H25
H26 (年度)
資料:生活環境課
資料:生活環境課
3-5
H23
資源化率
1日1人排出量
H26 (年)
資料:消防本部
91
3-6
防災倉庫等一覧
種別
場所
3-7
平成 27 年 4 月 1 日現在
治水機能の充実に対する満足度
備蓄品目
大崎会館駐車場
防災
倉庫
総合保健福祉センター
神守支所
神島田公民館
大変不満
防災テント、
ワンタッチトイレ、
担架ベット、
救助工具箱セットなど
1.2%
3.5% 満足
不満 5.2% 5.4%
やや満足
9.5%
19.5%
文化会館
中一色(北山)
葉苅
水防
倉庫
百町
埋田
中一色(清光坊)
大変満足
不明
消防本部
やや不満
くい木、土のう袋、
鉄線、スコップ、
ハンマー、
強力ライトなど
17.6%
どちらともいえない
38.1%
莪原
東小学校
西小学校
資料:企画政策課
南小学校
北小学校
神守小学校
備蓄品
倉庫
蛭間小学校
高台寺小学校
神島田小学校
アルファ化米、
クラッカー、
毛布、投光器、
ワンタッチトイレなど
西地域防災コミュニティセンター
市役所B棟
老松倉庫
旧みどり幼稚園
資料:地域・安全課
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