学校だより 第82 号●平成23 年3月発行 OSHIMA NATIONAL COLLEGE OF MARITIME TECHNOLOGY 編集・発行 独立行政法人国立高等専門学校機構 大島商船高等専門学校 学校だより委員会 ・次回原稿募集のお知らせ 次回平成 23 年6月発行の学校だより 83 号の原稿を募集 しています。 掲載を希望される方は平成 23 年4月末まで に、下記総務課までお知らせください。 〒 742-2193 山口県大島郡周防大島町大字小松 1091 番地 1 TEL. 0820-74-5457 FAX. 0820-74-5552 e-mail:[email protected] 大島商船高等専門学校 平成 22 年度 商船学科卒業・専攻科修了式 商船学科卒業生・専攻科修了生を送る - 式辞 - 校長 久保 雅義 ・・・1 校長 久保 雅義 ・・・3 2010 高専体育大会・漕艇大会 学生主事 宮奥 正道 ・・・4 2010 高専ロボコン中国地区大会 M3 中山 直紀 ・・・5 2010 全国高専プログラミングコンテスト I2 三 宅 昂 ・・・5 2010 英語弁論大会 I3 久保田大岳 ・・・6 2010 商船祭 商船祭実行委員長 ( S4) 岡田紘次郎 ・・・6 大島丸実習感想文 S2 江本 雄亮 ・・・7 S3 山本 慧子 ・・・7 S4 塩谷 美貴 ・・・7 M4 吉賀 新悟 ・・・8 I4 中水 菜月 ・・・9 S3 永田 晃大 ・・・ 10 M3 田村 優依 ・・・ 10 I3 藤本 真帆 ・・・ 10 学習のみちしるべ 学ぶということ 電子機械工学科 教授 松田 充夫 ・・・ 11 保健室からこんにちは 看護師 井上久美恵 ・・・ 12 卒業生を訪ねて 平成16年3月卒業(高専第33期生) 柳 沙織里 ・・・ 14 平成 22 年度 専攻科 入学式 専攻科入学式 - 式辞 イベント・レポート インターンシップ 3年スキー合宿感想文 各種国家資格試験等合格者(平成 22 年 5 月~ 12 月) ・・・ 16 各種大会等成績(平成 22 年 5 月~ 12 月) ・・・ 17 去るにあたり 電子機械工学科 教授 岡本 正典 人事異動等のおしらせ(平成 22 年 5 月~ 12 月) 総 課 ・・・ 20 編集後記 図 書 館 長 ・・・ 20 * S : 商船学科 M : 電子機械工学科 I:情報工学科 * 表紙写真 商船祭写真 務 ・・・ 20 平成22年度 商船学科・専攻科修了式 商船学科卒業生・専攻科修了生を送る -式辞校 長 久 保 雅 義 今年は猛暑が続き、北極航路開発が議論され始 ち、卒業後すぐに新たな社会人としての道を歩む めるなど、地球温暖化は気候変動に予想を超えて 者、更に大学や本校の専攻科への進学を決定して 影響を与えていると感じる昨今でございます。 いる合計32名の諸君であります。 今日、本校にとっては、また新たな若人を世に 一方、平成17年10月に商船学科を基盤にした待 送り出す喜びのこの日を迎えることが出来ました。 望の専攻科が海洋交通システム学専攻として開設 ご来賓の皆様方ならびに保護者の皆様方には、 され、修業年限の関係から工学系より半年遅れで ご多忙の中にもかかわりませず、本校にとって何 第1期生を受け入れて以来早や3年が経過し、ま よりの慶びの場に多数ご列席を頂き本当に有難う だまだ不十分な勉学環境の中を様々な苦難を乗り ございます。厚く御礼申し上げます。 越えて、この度4期生2名が揃って修了を迎えて さて、商船学科卒業生の皆さん並びに海洋交通 くれました。修了に際して、学生諸君が個別に大 システム学専攻を修了された専攻科修了生の皆さ 学評価・学位授与機構による審査を受けておりま ん晴れの卒業並びに修了、誠におめでとうござい したが、2名とも学士(商船)の学位を取得し、 ます。心よりお祝いを申し上げます。 授与されることになりました。指導を戴いた先生 先ず、商船学科卒業生の皆さん、数多い高専、 方の適切な教授もさることながら、修了生の皆さ 学科の中でも商船学科が他に例を見ない特徴のあ ん一人ひとりの弛まざる努力とその意気込みがこ る学科、コースであるとも言われる所以は、学校 うした成果を生み出したものと思います。改めて における4年6月の席上課程に加えて1年間にわ 深く敬意を表すると共に、心よりお祝いを申し上 たる大型練習船による乗船実習を修了してはじめ げます。 て、卒業を迎えるところにあります。 今年は就職戦線の厳しさを反映して、卒業生及 本校における席上課程の修了もさることながら、 び修了生の中で今後の進路について未だ活動中の 長期間にわたっていわば自然環境の中に身をゆだ 方も数名いると聞いています。学校としては最後 ねながら、限られた空間での訓練目標は、単に教 まで面倒を見たく考えていますので、本科卒業後、 科書に書かれているものだけではとても達成不可 専攻科修了後も担当教員と相談しながら新しい道 能です。技術や知識だけではない、刻々と変化す を切り開いてくれることを願っています。 る自然とのやり取り、人と人との関係等々、他の 次に、我が国海運を取り巻く最近の事情を少し 場では得られない貴重な経験として皆さんそれぞ 紹介させていただきます。 れの中にしっかりと刻み込まれたことと思います。 我が国は周囲を海に囲まれた島国であります ただいま卒業証書を授与いたしました卒業生 が、世界でも突出した工業国でもあります。資源 は、航海コース15名、機関コース17名で、そのう もエネルギーも全く無い我が国がその資源とエネ -- 平成22年度 商船学科・専攻科修了式 ルギーを海上輸送でまかなっていることはあまり 財産をいろいろな形で「学ぶ」機会は与えられま 知られていません。地球表面の7割が海であり、 す。学校もそうですし、社会に出てからもそうで 特に日本は周囲を海に囲まれた島国であることを す。しかし中々その真意は分らない。それを補う 考えれば、船を道具に、海を舞台に活躍する技術 ために、我々は「問う」ことが必要になります。 者の重要性は何にも増して大切なものであること 学ぶ主体である私を中心にして考えると「問う」 は間違いありません。 または「人に聞く」ことによって初めて学びの意 昨年末からの経済危機は世界を襲いましたが、 味が分ります。 回復の牽引力はBRICsの中のインド、中国が この時、もっとも切実な問題は誰に問うかが重 握っているようです。 要になります。友人また会社の同僚でその分野に これを人口の面で見れば20世紀は約10億人の先 詳しい人に聞くのが先ずは聞き易さと分り易さの 進国が世界を引っ張っていましたが、これからは 点で1番重要です。友人は同じレベルの言葉で説 ブラジル2.4億人、中国13億人、インド11億人 明してくれます。次に聞くのは母校の恩師です。 合計28億人が先進国の仲間に入ることになりま いろいろな人生の場面で、分らないことが発生し す。合計約40億人が先進国として世界を引っ張っ た時には、自分ひとりで考えずに「このテーマで ていくことになります。いろいろな調整はありま あれば、あの先生に相談すればよい」と見当をつ すが、この基調は変わらないと考えられます。こ けてその先生に電話してください。必ずヒントを のことは長期的に見れば地球規模の輸送が益々活 与えてくれるものです。大島商船高専は生涯変わ 発化することでもあります。皆さんはこうした輝 る事のないあなた方の母校です。我々教員は皆さ かしい歴史の後継者でありまた新たな時代のパイ んを支援し続けることを約束します。 オニアでもあります。 皆さん方それぞれが独自の問いを持って学ぶ対 象の本質を追求し、ほんとうに分った時に発する 言葉は「あ!そうか!なるほど!」と言う感嘆の 言葉です。この楽しみを是非味わってください。 終わりに当たり、大島商船高専は皆さんの母校 としていつも心を開いて皆さんをお待ちしていま す。皆さん一人ひとりが大志を抱いて、今後有意 最後に、皆さんに是非心得ておいてもらいたい 義な人生を送ってくださいますように心から願い ことをお話します。 ながら私の式辞といたします。 学校教育は皆さんが社会で生きていく上での基 礎を教えてくれましたが、人生は汲めども尽きな い深く広い世界を持っています。その意味では一 生涯学び続けることができます。学ぶに当たって の姿勢をお話します。昔から学ぶことを「学問を する」と言ってきました。「学び」そして「問う」 と分けることが出来ます。人類の築いてきた知的 -- 平成22年 度 専 攻 科 入 学 式 専攻科入学式 -式 辞 記録的な猛暑もようやく去り、いよいよ秋が であっても英語を社内で共通にしようとする時 深まって参りました。 代が来ています。まずはTOEIC500点を目指して 本日は大島商船高等専門学校専攻科のうち、 ください。 海洋交通システム学専攻へ第6期生として入学 さらに、将来専攻科を修了して就職を目指す を許可された沖川さん、藤本君、松永君、そし のであれば、自分の分野の資格獲得に努めてく て横田君4名の入学誠におめでとうございま ださい。将来専攻科を終了して大学院へ進む場 す。諸君の入学を心より歓迎いたします。 合においても、関連分野の資格獲得に努力して 月日のたつのは早いもので平成17年度に本学 ください。大学もキャリア教育(職業教育)の の専攻科設置が実現して以来、早くも第6期生 義務化が昨年から始まりました。就職の厳しさ を迎え入れるに至りました。つい先日の商船学 を反映したものと捉える事が出来ます。 科卒業式とともに海洋交通システム学専攻第4 海洋交通システム学専攻の諸君は、海技士免 期生2名の修了証書授与式も目出度く執り行う 状2級、さらには1級を目指してください。如 ことができました。本日入学の諸君は、先日の 何にして海技士免状を取るかと言うことも1つ 商船学科卒業式を終えたばかりの本学及び広島 の大きな研究テーマになると考えています。此 商船高専の卒業生であり、今まで入学された専 のような研究が諸君の後輩の海技士免状獲得の 攻科生の背中を直に見ながら育ってきた人たち 「道しるべ」となるように、諸君が開拓者のつ であります。 もりで道を切り開いてくれることを心より願っ 皆さんがこれからの2年間本学の専攻科で学 ています。 び、その後も関わりを持つことになる海事分野 最後に皆さん一人ひとりが大志を抱いて、今 において、地球表面の7割が海であり、特に日 後2年間の専攻科生活を有意義に送ってくださ 本は周囲を海に囲まれた島国であることを考え いますように心から願いながら私の式辞といた れば、船を道具に、海を舞台に活躍する技術者 します。 の重要性は何にも増して大切なものであること は間違いありません。 最近では就職が非常に厳しくなっています。 此の社会情勢を反映して此の9月の専攻科生は 今も就職活動を継続している状況であります。 翻って専攻科の目的を考えてみると、特別研究 の推進が掲げられていますが、まず自分の将来 を確固たるものにするために何をなすべきかを 考えてください。 世の中は大きく変貌しています。楽天、ユニ クロ、等に象徴的に表れていますが、日本企業 -- イベ ン ト ・ レ ポ ー ト 2010 高専体育大会・漕艇大会 学生主事 宮 奥 正 道 今年度の高専体育大会は、中国地区大会が大島、呉、 米子の3会場において、7月2日~7月4日に開催 されました。また全国大会は8月下旬に東海、北陸 地区の各会場において開催されました。さらに11月 には冬季大会が呉の会場で開催されました。 1 中国地区大会 ① 大島会場 大島会場には剣道部、サッカー部、バトミントン部、 バスケットボール部が参加しました。 剣道部は男子団体で2位になり、男子個人では3 位、4位、女子個人では2位、3位となりました。 サッカー部はBパート2位になりました。 バトミントン部は残念ながらトーナメントで敗退 しました。 バスケットボール部は決勝トーナメントで2位に なりました。 ② 呉会場 呉会場にはバレーボール部、柔道部、硬式野球部、 陸上競技部が参加しました。 バレーボール部は男子、女子共に予選リーグでは 2位になりましたが、決勝トーナメントでは男女共 に敗退しました。 柔道部は男子団体では予選リーグで敗退しました が、男子個人では73Kg級で3位になりました。 硬式野球部はトーナメント2回戦で敗退しました。 陸上競技部では男女共に800mで3位になりました。 ③ 米子会場 米子会場にはソフトテニス部、卓球部、水泳部が 参加しました。 ソフトテニス部は男子団体戦、男子個人戦共にトー ナメントで敗退しました。 卓球部は男子団体では予選リーグで敗退し、男子 個人、女子個人ともに敗退しました。 水泳部は総合で3位になり、また男子は800m自由 形で1位、400mメドレーリレーで2位に200m背泳ぎで1位と 3位、200m自由形で3位、100m背泳ぎで1位と3位、 100m自由形で3位となりました。女子は100m自由形で 3位となりました。水泳部はこのように記録を出し大 活躍しました。 ④ 冬季大会 呉で開催された冬季大会にはラグビー部が参加し ました。1回戦で敗退しました。 2 全国大会 全国大会は陸上部、水泳部、剣道部が参加しました。 陸上部は男子800mで予選敗退しました。 水泳部は男子200m背泳ぎで予選9位、男子100m背 泳ぎで予選9位、男子100m自由形予選10位と健闘し ました。 剣道部は男子個人でベスト8に2名が入りました。 女子個人は1回戦で敗退しました。 3 漕艇大会 第25回瀬戸内3商船高等専門学校漕艇大会が10月 23日広島商船で開催されました。 (カッターでAチー ム2位、Bチーム3位) 第45回全国商船高等専門学校漕艇大会が11月19~ 21日広島商船で開催されました。 (カッターでAチー ム3位、Bチーム3位) ヨットでは総合第1位(大会10連覇) 、FJ級第1位、 シーホッパー級SRで第1位となりました。 以上が各クラブの今年の成績です。各クラブとも 頑張っており、今後の活躍が楽しみであります。 また、 保護者の皆様には日頃から本校の教育活動にご支援 をいただき、この場を借りてお礼申しあげるととも に、今後も引き続きご支援いただきますようお願い いたします。 -- イベ ン ト ・ レ ポ ー ト 2010 全国プログラミング コンテストに参加して 高専ロボコン2010を終えて 情報工学科2年 三 宅 昂 電子機械工学科3年 中 山 直 紀 ▲ 今年度の高専ロボコン中国地区大会は 10 月 26 日に松江市総合体育館で行われました。競技名は 「激走!ロボ力車」 。二足歩行ロボットで人の乗っ た台車を動かし、途中に「鍵」をかけてゴールし たタイムを競います。ロボットに求められるのは、 二足歩行ロボットのスピード、人を載せた台車を 動かす馬力、 「鍵」と呼ばれるオリジナルのオブジェ を高さ 2.5 メートルの吊り輪にかける正確さです。 「今までにないマシンを作ろう!」をコンセプトに 本校から2チームが出場しました。 A チームのマシン「ハリセンボン」は、扇形のハ リセンのオブジェを弓矢のように飛ばして吊り輪 にかけます。明治維新に周防大島が舞台となった 「四境戦争」をテーマに大砲をイメージしたマシン を製作しました。 B チームのマシンは「ロボ力士」で、土俵に見立 てた台車を空気圧で押していく他には見られない 方式を採用しました。苦労した点は、足裏のグリッ プの素材を考えるのに何種類ものゴムマットを試 し、一ヶ月くらい悩みました。二足歩行の機構は、 昨年開発した木製歯車を使った機構をベースに、 簡単で動的に安定する二足歩行を実現しました。 どちらのチームも独創的なマシンを作ることがで きましたが、試合では三分以内にゴールに入るこ とができず、1 回戦敗退という結果に終わりました。 反省することが二つありました。一つ目はバッ テリー管理です。試合用に充電しておいたバッテ リーを間違えて残量が少ないものを使ってしまい マシンが十分に動けず、悔しい結果に終わりまし た。もう一つは設計の詰めが甘く、エアーシリン ダの伸縮幅が短く歩行に支障がでた事です。反省 点を糧に、今後も面白いロボットを作りたいと思 います。ご応援ありがとうございました。 A チーム ロボット名: 「ハリセンボン」 2010 年 10 月 16、 17 日 に 高 知 市 で 第 21 回プログラミング コンテストが開催さ れました。コンテス トの部門には課題部 門、競技部門、自由 部門の3部門があり、自分達はその中の競技部門 に参加しました。 競技内容は、ゲームフィールド上に設置された ロボットが「水瓶」に蓄えられた水を給水し、周 りの場所に配水して陣地にして得点を稼ぎ、いか に得点を多く取得できるかをリアルタイムで競う、 いわゆる陣取りゲームでした。 この競技は、リアルタイムで各ロボットに3秒 ごとに命令を送るため、人の操作はとてもじゃな いが難しいと言う事で人口知能をプログラムに組 み込む方向で進めたのはいいものの、最初は3人 のメンバー全員が不慣れな事もあり、最初の頃は 全くまとまらず8月頃までまだほとんど完成して いない、と言う状況でした。しかし、馬場君がイ ンターネットの接続を担当し、10 月には模擬試合 が出来るようになり、大会当日までに全員で頑張 りなんとか完成させることが出来ました。 その本番当日、1回戦にてプログラムにバグが あり、上手く動かず敗退してしまいました。しかし、 メンバーの重本君と、翌日の敗者復活戦までに一 晩でプログラムのバグを全て取り除き、敗者復活 戦では堂々の1位を取り、復活に成功しました。 その後の準々決勝で惜しくも敗れましたが、1 回戦で勝ち、他校との交流も取れて、非常に良い 経験となりました。来年もプログラムコンテスト に参加出来るならば、今回の経験を活かし、技術 をつけ、もっといい成績を残せるよう頑張りたい です。 ▲ B チーム ロボット名:「ロボ力士」 -- イベ ン ト ・ レ ポ ー ト 2010 商船祭を終えて 英語弁論大会に参加して 商船祭実行委員長 情報工学科3年 久保田 大 岳 商船学科4年 岡 田 紘次郎 第 26 回中国地区高等専門学校英語弁論大会が徳山大 学で 11 月 5、6 日に開催されました。 まず初日の5日に開会式を行い、その後シャルコフ・ ロバート氏による英語教育シンポジウムが行われまし た。講演題目は「郷に入っては郷に従え」でした。各 国々には独自の習慣があり、来日して困られたことなど を話されました。私もオーストラリアでホームステイを 経験した時、靴のまま家に入ることや、日本と違う食事 中のマナーなどに戸惑うこともありました。しかし、そ この土地の人達はそれが当たり前で、そのルールや習慣 を守ってこそ初めてお互いを理解し合えるスタートライ ンに立てるのではないかと思いました。 その後の夕食・交流会で他の高専の学生の方と交流す る機会があり、当初はみんなライバル同士の様な雰囲気 でしたが、その後から暖かい雰囲気に変わり、友達もで きて少し安心しました。 そして本番当日。私はスピーチの部に出場しました。 今回が初めての私はかなり緊張していました。そして、 他の高専の友達もみんなその表情からは余裕は見られま せんでした。 あっという間に暗唱の部が終わり、休憩を挟んでスピー チの部になり、そこからは自分の番まで時間がとても短 かったように感じました。そして私の番になり、発表が 済んだ友達たちから一声かけられ、ステージに向かいま した。私が今回心に決めていたことは、人の目を見なが らスピーチする事でした。それまでの私はただスピーチ を発表していただけで、誰にも私が伝えたいことは伝 わっていませんでした。しかし、スピーチの練習の際、 エリック先生に「人の目を見て発表してごらん、伝えた い事が伝わるから。」とご指導頂き、私はその言葉を思 い出して、会場の全員一人ひとりに目を合わせ発表しま した。すると、みんなが私の顔を見てうなずいているの が分かりました。私の伝えたい事が伝わっていることを 感じることができ、嬉しかったです。 私は今までで最高の発表ができたと思います。入賞 さえすることはできませんでしたが、全く悔いは残っ ておらず、残っていたのは嬉しさでした。また、ご指 導してくださった教官方に本当に感謝しています。私 が本番で力を出せたのは練習が十分にできたからだと 思っています。 私は今回初めての弁論大会で、不安などありましたが、 とてもいい経験をさせて頂きました。そしてこの経験は 英語を学んでいくなかで大事なことを教えてくれまし た。それは、「相手に伝えようとする気持ち」です。私 はこれからも英語を学んでいく上で、今回の経験を生か し、さらに上達したいと考えています。 私は本校で商船祭実行委員長になるまで、商船 祭という行事に対してあまり興味はなく、中での 準備や活動などに積極的に参加するようなことは ありませんでした。 しかし、4年生になり自分たちが運営する側にま わりいざ実行しようとすると色々な問題や反省があ り、なかなか思い通りにはいかないことがあり、今 まで先代達がこの商船祭を成功させようと一生懸命 努力してきたのだと、運営する立場になって初めて 感じさせられました。だが、商船祭実行委員会で商 船祭のテーマを決めそれに対して皆で一丸となって 取り組み始め一人で考えず皆で意見を出し合うと、 問題点もすぐに解決していきました。 今年の商船祭のテーマは「ECO(エコ)」でした が、取り組んだ内容としては商船祭実行委員と教 官に協力して書いてもらった『ECO レポート』や 周防大島町でのゴミ分別の仕組み、または方法を 実際に働いている人に聴き、それを学校内や商船 祭当日のゴミの分別に役立てたりして、当日見に 来る人や本校の学生の意識を、少しでも変えよう としました。 そして、本校の学生、教官、あと地域の人たち と協力して催される商船祭が行われました。 商船祭が当日始まって自分が会場を動きまわり 今どういった状況でイベントや模擬店などが行わ れているのかを把握し随時確認して行動していく 度に自分の中で「この日の為に前々から話し合っ て、準備していて良かった。」と思いそのイベン トを見ている人たちの笑顔を見るとすごくその時 自分の気持ちが報われました。その後着々とその 日の商船祭のタイムスケジュールは終了していき 終わった場所の後片づけを商船祭実行委員や各責 任者が行っていると他の何も用事のない学生がす ごく積極的に手伝ってくれて予定より早く片づけ ることが出来ました。 今回の商船祭で自分は「こういう学校行事でも すごく莫大な費用が懸かり、それこそ商船祭実行 委員会や学生会の人たちまたはこの大島地区など その近辺の人たちの支えがあってこその商船祭な のだ。」という感情を深く抱きました。 私は商船祭実行委員長として皆と活動して商船 祭を成功させたという経験を忘れず、これからの 人生に役立てていきたいと思います。 -- 大島丸実習感想文 商船学科2年 江 本 雄 亮 今回の大島丸実習では、初めての宿泊を伴う航海だったのでとても新鮮な気持ちで実習を行うことが できたと思います。行きの航海ではエンジンルームに入って始動の準備をしました。自分は機関コース なのでエンジンの始動にはとても興味をもちました。ピストンの動きが一番の印象にのこっていって将 来エンジンルームで働くかと思うととても嬉しい気持ちになりました。今回の実習で学んだことは、船 の上ではキチンとルールを守って行動するとともに、一緒に船に乗っている人との関わりを大事にする ことが必要ということでした。自分は機関コースですが、技術面をキチンと学んで頑張るとともに航海 コースの勉強も同じくらいしたいと思っています。将来の夢として機関長になる目標をたてているので、 これから船の技術を身につけたいです。5年になって実習航海に出るとき恥をかかないよう、しっかり していきたいです。以上のことを守ってこれからも頑張っていきたいです。今回の実習は将来のために もとても重要でためになるものだったと思います。 商船学科3年 山 本 慧 子 大島丸実習を通して私は多くのことを学ぶことができています。実習中は、机上では実物を見ること のできない大型船や浮標などを間近に見ることができ、より深い理解や感覚を養っているからです。 3年の関門実習では、今までにない試みとして、専攻科生に同乗していただきました。 専攻科生には、質問がより気軽にできました。また、船舶の操縦についての知識だけでなく、航海訓 練所に行ってからの話や、国家試験、就職についての話も聞くことができ、良い経験になったと思います。 また、こんな体験もしました。実習中に海上がかなり荒れていて、船の揺れが激しい中での食事の時 のことです。教室の机の上に濡れたタオルが敷いてありました。初めは何かと思いましたが、これは、 船の揺れで食器が動いたり倒れたりしないためのものでした。陸上ではほぼ見ない光景で、 「船員の知恵」 を知ることができた気がしました。 4年生の実習からは、英語での実習となります。私は英語が得意ではないのですが、実習までに少し でも多くの号令を身につけ、実習も精一杯頑張りたいです。 これからの実習では、今まで以上に大変なことも出てくるかもしれませんが、将来、役に立つことが たくさんあると思うので、多くのことを吸収していきたいです。 商船学科4年 塩 谷 美 貴 大島丸での最後の泊まりの実習であり、Eコースのみでの最初で最後の実習でした。Nコースがいな い分、普段やらない船首配置や船尾配置を2年ぶりにして刺激的でもあり、少し思い出すことができた と思います。今までの実習を振り返ってみると授業で学んでいることを、そのまま実習で活かせるのか というと少し違う気がしました。現場に慣れなければ実践では使えず、私たちの学年だけかもしれませ んが現場に慣れてなさすぎると思いました。目で見て、触れてみて、やっと授業のことを理解できる。 そのために、積極性が必要とされるのだなと感じました。でも、頭の中で理解していても「このスイッ チを押しても、本当に大丈夫なのかな…」と不安になり最後の実習なのに教官方や先輩方に頼る実習と なってしまいました。色々と問題も起き、決して“有終の美”と言える実習ではありませんでしたが、 反省すること、そしてそれをバネにどうやって自分が前進することができるかを考え、これを教訓にこ れからの実習や、航海訓練所で活かせるよう残りの少ない学校生活で多くのことを学び、自分の力にし ていきたいと思います。 -- の以外にもたくさんの種類の試験があり、傷の場 インターンシップ 所や用途によって使い分けているそうです。 私は、インターンシップに参加する前までは発 電所内でも発電課は発電課、補修課は補修課と 「業務に対する熱意と責任感」 いったように各部署ごとに仕事の内容も違い、分 離しているようなイメージを持っていました。 受入企業名 中国電力株式会社 ですが、五日間業務体験させていただきどの方 実 施 期 間 平成 22 年8月 23 日~ 27 日 も挨拶を交し合ったりと部署を超えて仲が良く協 学 生 氏 名 電子機械工学科4年 吉賀 新悟 力し合って仕事をしているのだといった印象を凄 く受けました。 今回私は中国電力株式会社、柳井発電所でイン 講義の中でも「課は違ってもお客様に安定した ターンシップの実習を行いました。 電気を供給するという目的は同じだから」といっ 柳井発電所では総務課、発電課、補修課、メン た言葉や「お金をもらって働いている以上、より テナンスグループの機械課、電気課と5つの課を 良い電力を低価格で提供できるよう努力するべき まわりました。 だから」などの言葉が度々でてきて、学生の私が 担当の方には、その一つ一つの課でどのような 想像していた以上の仕事に対する熱意や責任感を 業務をしているか、どのような点に注意をはらっ 感じさせていただくことができました。 ているかなどの講義や実際に現場見学をさせても 電気は私達の生活に無くてはならないものであ らいました。 り、その電気を作り出す電力会社はとても重要な 現場見学といってもLNGタンクに登らせても 会社だと思います。 らったり、点検作業を間近で見させてもらったり だからこそ安全に安定した電力を供給して欲し と様々な所を見させてもらいました。 いと私も思います。 たくさんの実習の中で特に私が印象深かったの 今回の実習の中で担当していただいた方たち は補修課での実習でした。 は、この「安全に安定した電力の供給」というこ 補修課は発電を行う際に生じた異常個所への工 とを強く意識されていて、誇りと責任感を持って 事を計画し、担当の業者の方と相談・実施をする 仕事をされているんだなと感じました。 課だそうです。 そしてそのためにも皆が同じ目標を掲げ部署を この課では各部署を行き来する工事票や作業票 超えて互いに協力しあうことが大切なのだと聞き を見せてもらうと共に、「浸透探傷試験」という ました。 非破壊試験も実際に体験することができました。 今回の実習で感じることのできた熱意や責任感 浸透探傷試験とは、故障した機械部品に対して を持つこと、協力しあう大切さなどを、私もこ 浸透液と現像剤という二種類の液体を使い部品に れからの学生生活や就職活動はもちろんのこと、 生じた傷の場所を探す試験です。 日々の生活の中に生かして生活していきたいと思 私はこの実習で最後に塗る現像剤の量が少し多 いました。 すぎてしまい、はっきりと傷の場所をみつけるこ とができませんでしたが、担当の方がやられたも のは、はっきりと傷が浮き出ておりまたごくわず かな小さな傷にも対応できると聞き、その精度の 高さに驚きました。 機械の試験には、今回体験させていただいたも -- 8 月 23 日 8 月 24 日 8 月 25 日 8 月 26 日 8 月 27 日 実習スケジュール 午前 午後 オリエンテーション 補修課業務 発電課業務 発電課業務 総務課業務 発電課業務 補修課業務 メンテナンス機械業務 メンテナンス電気業務 質疑応答 京オープンルームでは、最新の研究を見せても 「5日間での確かな成長」 らい、どれも興味がそそられるものでした。成 受入企業名 NTT コミュニケーションズ株式会社 果報告会は、発表慣れしてない私にとってとて 実 施 期 間 平成 22 年8月 16 日~ 20 日 もいい経験になりました。他の人の発表を聞く 学 生 氏 名 情報工学科4年 のも勉強になりました。 中水 菜月 私がこのインターンシップで学んだことはた 私は、NTT コミュニケーションズ株式会社に くさんありますが、特に印象に残っているのは 5日間インターンシップ実習生として受け入れ 次の2つです。1つ目は、自分がどのような職 ていただきました。NTT コミュニケーションズ 業に就きたいのかという考えがより具体的なも 株式会社は日本国内で最大の通信企業です。 “つ のになったことです。私はシステムの運用・保 なぐ、つなぎ続ける”を使命とし、日本国内の 守の仕事よりも構築の仕事をやりたいと思いま みならず、世界にも拠点を置いて活動していま した。私はシステムの運用・保守の仕事がどの す。個人向けサービスだけでなく、法人向けサー ようなものかわかっておらず、SOSC の見学で初 ビスも提供しています。例えば、某コンビニエ めてどのような仕事なのかを知りました。やり ンスストアの発注データや ATM のデータの取り がいのある仕事だとは思いますが、わたしには 扱いなどです。 向いていないと思いました。2つ目は、いろい 実 習 期 間 中 に は、 施 設 の 見 学 や い ろ い ろ な ろな人がいるということです。当たり前のこと 体 験 を さ せ て も ら い ま し た。 初 日 は、 と う 道 ですが、ブレーンストーミングや最終日の成果 と CCSC、NOTES の 見 学 を し ま し た。 2 日 目 か 報告会を通じて改めて実感しました。 らの3日間は、NTT コミュニケーションズ株式 会社の子会社である NTT コムテクノロジーで実 習、見学をさせてもらいました。NTT コムテク ノロジーでは、IP 電話の設定の実習をしたり、 Linux サーバをインストールし、それにネット ワーク管理システムである ZABICOM を導入して 実際に使ったりしました。また SOSC や、建設 途中の某病院でネットワーク構築の現場を見学 させてもらいました。SOSC は品川オペレーショ ンサービスセンターの略で、24 時間体制でネッ トワークの監視をしている施設です。そこでは ZABICOM だけでなく、さまざまなソフトウェア を使用していました。3日目と4日目はブレー ンストーミングを行いました。議題は「100 人 のコールセンターを構築するための必要事項の 検討」でした。いろいろな意見が出ておもしろ かったです。最終日は、東京オープンルームの 見学をしたあとに成果報告会を行いました。東 -- 3年生 ス キ ー 合 宿 感 想 文 商船学科3年 永 田 晃 大 今回の合宿で私は初めてスキーを経験しました。自分が住んでいるところは、雪が積もることはほと んどないので、積もった雪を見てとても興奮しました。最初にスキー板にのったときは、あまりの違和 感に、これは滑れないのではないかと思いましたが、インストラクターの人に教えてもらううちに、ど んどん上達していくのが、わかりました。そしてリフトに乗ってゲレンデの頂上から見える景色は今ま でに見たことのない、一面の銀世界で、思わず自分の持っていたデジタルカメラで何枚も写真をとって しまうほどでした。またそこから滑っていく時の爽快感は、格別でした。最終日には、レクリェーショ ンがあり、みんなで会議をして、色々な案を出し合い、結果として3位入賞できました。このことから 団結し努力すれば、苦しいことも乗り越えていけることを学びました。この合宿で得た新しい経験を生 かして、学生生活を送って行きたいです。 電子機械工学科3年 田 村 優 依 今回の合宿研修は、正直はじめの頃は不安でいっぱいでした。しかし、スキーを初めて体験する楽し さや、滑れたときのうれしさ等で、除々に不安が薄れてきました。レクリェーションの出し物や宿泊は、 S 3の女子と一緒で、最初は不安でした。ですが、みんなで話し合ったり、協力したりする内に、違う クラスの子たちと打ち解けていけました。宿泊施設では風呂が使えず、大浴場にみんなで 10 分で入っ たり、水が使えなくなって雪をとかしたり、トイレの水が流れなかったりと、とても不便でした。家で は当たり前に水は自由に使えるし、風呂にはゆっくり入れるし、トイレの水は、流れます。当たり前の ことができない状況だからこそ、みんなで助け合うことができて、良い思い出となりました。今回、す ごく不安で、不便で大変だったけど、その分楽しかったり、うれしかったこともたくさんありました。 この合宿で、学んだことをしっかり吸収して、また学校生活をがんばっていきたいです。 情報工学科3年 藤 本 真 帆 この合宿研修では、仲間の大切さを感じること出来ました。私が体調を悪くしたときに、自分のこと のように心配してくれました。この時、友達って大切だと改めて実感することができました。普段あま り話さない人との交流もあり、とても充実した3日間を過ごすことができました。また、スキーを滑る とき、初めてで怖い思いをしましたが、除々に慣れてきて滑れるようになりました。リフトでは高い所 が怖くて涙を流しながら乗りましたが、機会があれば今度は落ち着いて乗れるよう頑張りたいと思いま す。次に、自分の家のすばらしさを感じました。ここでの生活は、水を大事にしないといけないので、 とても困りました。しかし、普段その大切さが分からない「水の大切さ」について、考えざるを得ない 状況になり、多くの課題に気付けました。合宿を通して、普通では感じられない体験をすることが出来 ました。 -10- 電子書籍と論語 電子機械工学科 教授 松 田 充 夫 皆さんは、電子書籍という言葉を知っています か?電子ブック、デジタル書籍、デジタルブック、 Eブックとも言っています。電子書籍は最近盛ん に取り上げられていますが、新聞・雑誌・書籍の 従来型の出版形態に代わって携帯型の電子装置の 表示画面でこれらを読むという考えは古くから存 在していました。 1990年初頭に小型の専用機器が販売され電子書 籍の普及に向けた事業が始まったのですが普及し ませんでした。インターネットの利用が一般化 した2000年前後に、プロジェクト・グーテンベル クのテキストファイルによるコンテンツの提供や 青空文庫などで著作権切れ作品の有志によるテキ スト化や著作者自身によるコンピュータ・ネット ワーク上の配布で電子書籍の時代も変わってきま した。 2000年以降ではコンテンツへの課金方法 の整備や小説以外にコミックや雑誌または写真集 など、利益を創出する有料メディアとしての電子 書籍も登場しています。 一方、電子書籍を閲覧する端末機の面では、ソ ニーのPRS-505,アマゾンのキンドル1、2(写真)、 DX、アップルのiPadと高い性能を持つ端末機が 次々に登場しています。キンドルの国際版は2009 年11月に発売され、現在日本でも利用できます。 皆さんは 「子曰 學而時習之 不亦説乎 有朋自遠方来 不亦楽乎 人不知而不慍 不亦君子乎」 子の曰わく、学びて時にこれを習う、よろこば しからずや。朋あり、遠方より来たる、亦楽し からずや。人知らずしてうらみず、亦君子なら ずや。 という文章を知っているでしょうか?勿論を「論 語」の中の文であることを知っていることと思い ます。しかし、改めて論語って何?と聞かれて ちゃんと答えられるでしょうか?論語は、紀元前 500年くらい前に中国の魯の国に登場した思想家 の孔子の言葉やそのお弟子さんの文をまとめた書 です。 ところで、最近になって実業家の間で「論語」 を拠り所に活躍する人も多くなりましたが、その 先駆者は幕末の幕臣、明治から大正初期の大蔵官 僚で実業家であった日本資本主義の父の渋沢栄一 でしょう。 彼は、幼少期に学んだ『論語』を拠り所に倫理と 利益の両立を掲げ、経済を発展させ、利益を独占す るのではなく、国全体を豊かにする為に、富は全体 で共有するものとして社会に還元することを説いた といわれています。では、なぜグローバル化が進み、 インターネット時代になぜ2500年も前の書を拠り所 にする人々がいるのでしょうか?それは物事を理解 したり進めたり、あるいは実践するときの根本的な ところ原理原則は変わらないためでしょう。論語の 中に次のような文があります。 「子曰 學而不思則罔 思而不學則殆」 子の曰わく、学んで思わざれば則ちくらし。思 うて学ばざれば則ちあやうし。 これは、“学んでも考えなければよくわからない し、考えても学ばなければ、独断に陥って危険で すよ。”と言っています。学んで覚えるだけでは 実力は身につかないことを2500年前に既に言って いるわけです。また、 「子曰 由 誨女知之乎 知之爲知之 不知爲不 知 是知也」 これを知るをこれを知ると為し、知らざるを知 らずと為せ。これ知るなり わかるためには、知っている事は知っていると し、知らぬ事は知らぬとして区別する大切さを 語っています。 初めに取り上げた電子書籍は学ぶ上では孔子の 時代とは比べ物にならないくらいの大きな可能性 を持っています。貴重な文献や書類も机の上コン ピュータや鞄の中の電子端末から誰でも簡単に手 にいれることができるからです。しかし、これは あくまで手段に過ぎません。うまく活用すること がとても大事になってきます。最後に、論語の中 のこの文章でしめくくりたいと思います。 「少年易老學難成 一寸光陰不可輕 未覺池塘春草夢 階前梧葉已秋聲」 電子書籍リーダー(アマゾンキンドル2) http://flickr.com/photo/37996599986@N01/3476987759 より -11- 保健室か ら こんにちは 看護師 井 上 久美恵 平成 22 年度も残すところあとわずかになりました。この冬は大変寒い日が続きましたが、インフル エンザや感染性胃腸炎にかかりませんでしたか? さて、下記の数字は平成 21 年度と 22 年度の保健室を利用した人数です。 平成 21 年度・・・けが等 184 件 病気等 555 件 その他(相談等)302 件 平成 22 年度・・・けが等 137 件 病気等 318 件 その他(相談等)176 件 (平成 22 年 12 月末現在) 怪我や事故、病気等については症状を訴えてきた件数、そして、その他(相談等)については、身体 のこと、家庭のこと、進路のこと、友人関係など学生の皆さんと話した件数をカウントした数字です。 当日記録できなかった場合は私の記憶をたどりながら、少々大雑把な件数でもあり、雑談はカウントし ていません。 平成 21 年度は病気等の件数が 555 件にのぼっています。この年の7月には新型インフルエンザの集 団感染という騒動があり、学校創設後初の学校閉鎖という経験をし、その間、多くの学生が保健室を利 用しました。いかに大変だったかということがこの数字からうかがえるのではないでしょうか。 今、校内では校舎改修の後期の工事もほぼ終ろうとしています。これからは専攻科生も本科生も広く て綺麗なクラスルームで快適な学生生活を送ることになりますが、こちら保健室は現在の場所から変更 はありません。 皆さんのクラスルームからは少々遠いところにあり、学生の皆さんにとっても私にとっても大変不便 で遠いところに位置しています。学生の皆さんが気分不良で保健室へ駆け込んでくる時間も、体調不良 の時は特に長く感じる距離ではないでしょうか?(道中、新鮮な空気を吸って回復してくる人もいます が・・・)また、私にとっても緊急事態発生時、老体鞭打って駆けつけなければなりません。(日ごろ から訓練しておかないと・・・)いろいろ先を心配しても仕方ないこと。距離的には遠い保健室ですが、 ポジティブに考え、よりいっそう利用しやすい身近な保健室にしなくてはと思っています。 昨年度の新型インフルエンザではたくさんの教職員の方に大変お世話になりました。一人では何も出 来ない、一人では乗り切れないことを気づかせてくれた騒動でもありました。学生の感染状況を一人で は把握できないこと。必要物品を用意しておいても自分だけが分かった場所に保管していても、身動き 取れない状況下でいかに皆さんの力を借りなければならなかったことなど、安らぎの保健室だけではな い、緊急事態に備えた保健室でもなければならないこと。たくさんのことを考え直す機会を与えてくだ さいました。 また、タイミングよく事務の方から少ない予算を保健室のためにと声をかけていただき、誰もが緊急 事態に備え、皆が協力できるよう設備を整えておくことに目を向けました。 ・強毒性のインフルエンザや感染症防止に必要なキット ・出血多量時の手当てに必要なバック -12- ・熱中症時のキット ・汚染物の処理キット もちろん、まずは生命の危機管理に必要な物品など、備えあれば憂いなしという言葉どおり、ひとつ のカートを持って現場へ急行できるようにと考案しました。保健室に入ってすぐ左に 置いてあるカートです。(写真参照)この中には緊急時に必要な物品がぎっしり詰まっ ています。担架もいつも目につくところに設置しました。まだまだ、完璧ではありま せんが、使い勝手がいいように日ごろの経験を積み重ね、よりよいカートに改良して いく予定です。是非、緊急時にはこのカートを利用してください。 この他にも、寮務係、総務課、学生課と救急箱の設置をしました。内服薬はありま せん。緊急時、先ず自分の身を守り、守らなければならない人のために活躍する物品 を納めた救急箱です。そして1年に1回は各課で点検を兼ね、すぐ活用できるようにしています。さら に、AED(自動体外除細動器)も増設しました。 AED を知っていますか? 心臓が停止した状態になったときにできるだけ早く心臓に電気 ショックを与え、心臓の動きを取り戻す器具です。正常な状態では作動しません。機械が自 動的に心電図を分析して、必要時に電気ショックが作動するものです。教職員のほとんどの 方は普通救命講習を受け、使用方法をなどマスターしています。一方、1年生から2年生は体育の時間 に消防署の方からしっかり実技講習を受けていますので、いざというときには是非活躍してください。 設置場所は・・・ ① 大島丸 ② 第一体育館 ③ 学生課前 ④ 実習工場事務室 ⑤ 寮務係事務室前 ⑥ 保健室前 体調不良時、健康管理のために器具を活用したいとき、少し話したいと思ったとき、保健室をどんど ん利用してください。 一部の学生の中に待合場所に利用したり、喫茶店と勘違いしたりする人がいます。マナーは守ってほ しいものです。夏は西日がさし、冬はお日様のあたらない立地条件の悪い保健室ですが、癒しの空間、 緊急時に活躍でき、快適な保健室を目指しあなたの利用をお待ちしています。 -13- 卒業生を訪ねて 柳 沙織里 【略 歴】 平成 11 年4月大島商船高等専門学校情報工学科入学 平成 16 年3月大島商船高等専門学校情報工学科卒業 平成 16 年4月山口大学工学部知能情報システム工学科編入学 平成 18 年3月山口大学工学部知能情報システム工学科卒業 平成 18 年4月株式会社中国警備保障入社(本社技術部配属) 【大島商船高等専門学校を選んだ理由は?】 本当は、普通高校に進学するつもりでいました。中3の12月頃 でしょうか、両親と「どんな職業に就くにしてもパソコンが出来な ければね。 」という話になり、商船の情報工学科の教育内容を確認 しました。 「パソコンは普及してきているから、大抵の人は操作が できるようになるだろう。商船に行ったら、パソコンからいろいろ な分野に視野を広げさせてくれるんじゃないかね。」父の言葉に後 押しされて商船進学を選びました。 大畠駅にて 【どんな学生生活でしたか?】 かなり充実した五年間でしたね。 同じ中学校から入学した友達はいなかったので、最初は、不安な面が多かったのですが、一年生にとっ て難しくないか?と思うようなレポートを半泣きで仕上げたり、テスト週間で懸命に勉強したりする中 で、徐々にみんなと仲良くなれました。マラソン大会では、努力賞をいただきました。大畠駅から商船 までの自転車での往復も後押ししてくれたのかもしれません。 【学業はどうでしたか?】 入学してすぐの数学の学力テストで、順位が最下位付近でした。商船入試前、担任の先生から「商船 に入れたとしても、なかなか厳しいかもしれんぞ。」という言葉が頭によぎり、早くも入学したことを 後悔していましたが、同じ時期に、みんなと話せるようになり、私だけじゃないんだよな、みんなしん どいんだよなって思ってきました。専門科目が増えてくると、徐々に成績が上がってきて、なんだか楽 しく思えてきました。I 科名物だった『アゲイン』レポートで、 相当忍耐力が付きました。少々何を言われても諦めないこと は、就職してからでも役立っています。 【部活動はどうでしたか?】 水泳部に所属していました。1年生の時(徳島)と3年生 の時(島根)に全国大会へ出場することができました。また、 高専大会にて -14- 大会を通じて、他校の後輩とも仲良くなり、毎年会うのが楽しみでした。 【山口大学への編入学と就職先を選んだ理由は?】 卒業研究の参考文献で使用させていただいた論文は、大島商船から山口大学に編入学された方のもの でした。研究が進んでいくにつれ、なかなか思うようにいかないことに葛藤がありましたが、その半面 参考文献を読みながら、「こういう風にできたらすごいなあ。」「こんなことするにはどうしたら良いの だろう。 」と色々と考えるようになりました。パソコンを使って、まだまだ研究したい、そしてまだま だレポート力を極めたいと思い、進学することに決めました。 中国警備保障を知ったのは、大学 3 年の 3 月の合同就職説明会でした。タイミング良く、取締役(現: 社長)と1対1でお話をすることができ、警備会社のイメージがガラリと変わりました。工学部から警 備会社へ入社するということに、大学の先生や友人は驚いていましたが、 「今まで培ってきた知識は、きっ と生かせる!」というお言葉を頂き、機械警備業務の波に乗りました。 【現在の業務内容は?】 主に機械警備業務全般の運用管理をしています。進化を続ける機械警備に対して、お客様のご要望も 様々です。機械警備に携わる方々と少しのことでも話し合って、よりよいものに改善することも欠かせ ません。また、交通誘導警備でお取引のある業者様に対して、「中国警備保障は、交通誘導警備だけで はないんだ。 」ということをアピールできるようなご提案を差し上げられるよう、日々勉強・研究をし ています。 【仕事をする上で、気を付けていることはありますか?】 私の席は、県内各地の機械警備を行っている物件の警報を集約する管制センターにあります。警報だ けではなく、対応に関してのお問い合わせが入ってきたりして、日中でもバタバタしています。どんな 内容のお電話でも、冷静に、常に印象よく対応するように心がけています。「報告・連絡・相談~ホウ レンソウ~」は絶対です。上司にはもちろんですが、各所 に待機している警備員の皆さんにも、関係する物件に関す る報告も欠かさないようにしています。お客さまへの印象 を第一に考え、特に新入社員には、『自分がお客だったら、 今の話し方はどう感じるか?』『今はこれで済んだけど、 今度はどうする?』といった具合に、直接『今の話し方は おかしい!』と指摘するのではなく、次に繋げるために質 問をするようにしています。携帯電話やパソコンを使用す スキー合宿にて ることが当たり前になった今日、メールでのやり取りが増 え、言いたいことを伝える力、文章力が衰えてきているように感じており、少しでもコミュニケーショ ン力が付いたらと思っています。 【現役の学生に一言どうぞ】 働きながら勉強って、なかなか大変です。色々な壁にぶち当たったとき『もっと勉強しておくんだっ たなあ』と思うときがあります。勉強は学生の内にしっかりしておいてください。 あとは…親に迷惑を掛けない程度に、しっかり遊んでくださいね♪♪ -15- 各種国家資格試験等合格者 (平成 22 年5月~ 12 月) ●CGエンジニア検定 (平成22年7月11日・平成22年11月28日実施) CG部門3級(ベーシック) I4 井川 翔平 I4 岡田 真実 I4 梶岡 ゆき エステル I4 神本 健太 I4 榊原 大翼 I4 谷口 萌 I4 富田 智大 I4 中原 友美 I4 中水 菜月 I4 永田 啓人 I4 波木 陽介 I4 西村 優佑 I4 久貞 拓士 I4 松元 香澄 I4 水谷 倫子 I4 溝尻 拓哉 I4 向井 晶 I4 山田 哲也 CG部門2級(エキスパート) I4 井川 翔平 I4 伊藤 剛 I4 富田 智大 I4 山田 哲也 I4 吉田 卓洋 D1 窪川 寛成 ●情報処理技術者試験・基本情報技術者試験 (平成22年度秋期) I4 田村 秀希 I4 富田 智大 I4 仲 貴大 ●情報処理技術者試験・ITパスポート試験 (平成22年5月・11月実施) I4 中水 菜月 I4 山田 哲也 I4 岡 涼平 ●情報活用試験(平成22年6月実施) 1級 I4 岡林 諒 I4 長和進之介 I4 西村 優佑 M3 平原 亨 I3 吉崎 智恵 M2 佐藤 文昭 I2 兼国 晃一 2級 M3 大葉 常行 M3 嘉屋 竜二 M3 田中 佳樹 M3 藤本 佳樹 M3 松井 洋人 M3 村岡 将弥 M3 森本 直広 M2 中水 泰輝 3級 S4 城戸 裕晶 S3 中村 誠次 M3 小田 瑛 M3 鈴木 雄文 I3 村上 詩織 I2 重本 昌也 I2 中原 玲奈 ●第二種電気工事士試験 (平成22年7月25日実施) M4 松田 悠希 M4 桑田 将史 ●工事担任者 DD第三種 (平成22年11月28日実施) M3 水津 祐貴 ●トレース技能検定 2級 M4 森木 敏晃 M3 玉木健太郎 M3 永田 直士 3級 M4 川端 陽平 M4 玉見 一将 M3 新井 捷真 M3 中本 翔 M3 福永 正人 M2 池本 宗矢 M2 沖原 昂史 M2 中河 俊平 ●CAD利用技術者試験2級 (平成22年6月20日実施) M4 寳川 将平 D1 関光 勇太 ●CAD利用技術者試験2級 (平成22年11月21日実施) M3 平原 亨 ●実用数学技能検定試験 (平成22年6月19日・平成22年11月20日実施) 2級 I5 宗藤 萌子 M4 岡室 大樹 M3 北村 裕紀 M3 西本 励照 I3 友永 健太 準2級 M2 沖原 昂史 I2 重本 昌也 ●工業英検4級(平成22年5月30日実施) M3 木村 文音 ●工業英検4級(平成22年7月31日実施) M3 田中 佳樹 M3 中本 翔 M4 川端 陽平 M4 近藤 克俊 M4 細川 竜典 M4 松田 悠希 M4 行田 健太 ●危険物取扱者乙6類(平成22年6月実施) I4 皆川 大地 ●危険物取扱者乙1類(平成22年12月実施) I4 皆川 大地 ●工業英検4級(平成22年11月14日実施) M5 西岡 杏子 M4 西中 浩二 M2 大田 滉平 M2 徳富 雄紀 ●第一級海上特殊無線技士 (平成22年6月期・10月期実施) S4 岡部 怜央 S4 加藤 航 S4 曽我 隆弘 S4 村上 麻衣 S4 宮本 勝 ●二級海技士(筆記)(平成22年7月実施) S4 宮本 勝 ●二級小型船舶操縦士 S3 村田 侑奈 S3 三戸 凌志 ●実用英語検定(平成22年7月実施) 2級 I4 中水 菜月 I4 山田 哲也 準2級 S2 家永 寛基 I2 井上 真衣 I2 平木 大 -16- (平成 22 年5月~ 12 月) 月 日 大 会 名 競 技 成 績 記録 選手 月 日 ★第46回中国地区高等専門学校体育大会 7月3日 水泳男子総合 第3位 74点 水泳男子400m自由形予選 第1位 05:58.8 M5横田 第1位 05:17.2 S2橋本 水泳男子100m背泳予選 第3位 01:16.2 I4岡林 第1位 01:14.9 S3田中 水泳男子100mバタフライ予選 第4位 01:15.4 S3田中 水泳男子100m自由形予選 第1位 01:03.4 I5山田 第2位 01:02.1 S2橋本 水泳男子100m平泳予選 第6位 01:41.6 S1浦上 第8位 01:43.8 S1岡崎 水泳男子200m背泳予選 第2位 02:47.3 I4岡林 第3位 02:48.9 M3永田 水泳女子100m自由形T決勝 第3位 01:14.7 S2長藤 水泳男子200m自由形予選 第6位 02:41.6 M5砂田 第2位 02:23.4 I4永田 水泳男子200m平泳予選 第5位 03:13.7 I5山田 第4位 02:55.2 S2平岡 水泳男子800m自由形T決勝 第1位10:03.7 M3永田 第5位10:54.1 I5山田 水泳男子400mメドレーリレーT決勝 第2位 04:34.5 M3永田 I5山田 I4永田 S2橋本 水泳男子400m自由形決勝 第7位 05:34.2 S2橋本 第8位 05:57.4 M5横田 水泳男子200m個人メドレー決勝 第2位 02:40.2 I4永田 水泳男子200m背泳決勝 第1位 02:34.5 M3永田 第3位 02:39.8 I4岡林 水泳男子200m自由形決勝 第3位 02:18.5 I4永田 第8位 02:39.7 M5砂田 水泳男子200m平泳決勝 第5位 02:59.4 I4山田 第4位 02:57.4 S2平岡 水泳男子100m背泳決勝 第3位 01:13.3 I4岡林 第1位 01:07.1 S3田中 水泳男子100m自由形決勝 第8位 01:03.6 I5山田 第3位 01:00.2 S2橋本 水泳男子400mリレーT決勝 第3位 04:05.0 M3永田 I4永田 S3田中 S2橋本 7月3日 バレーボール男子 第3位 本校(25-18、25-20)津山高専 ~4日 本校(9-25、11-25)松江高専 本校(25-9、25-20)広島商船高専 本校(12-25、20-25)徳山高専 バスケットボール男子 本校68-49広島商船高専 本校21-87松江高専 本校64-43徳山高専 本校66-59米子高専 本校46-107松江高専 バドミントン男子ダブルス1回戦敗退 M3嘉屋&M1泉 M3松井&M3村岡 M2佐藤&M2村川 バドミントン男子シングルス 2回戦敗退 M3嘉屋 1回戦敗退 M3松井 M3村岡 M1泉 バドミントン女子ダブルス 2回戦敗退 I4谷口&I4中水 I5國弘&M3木村 M2久保&I2石村 バドミントン女子シングルス 3回戦敗退 I2石村 2回戦敗退 I5國弘 1回戦敗退 M2久保 バドミントン女子団体戦 2回戦敗退 7月3日 ソフトテニス男子団体1回戦敗退 本校0-3呉高専 ソフトテニス男子個人1回戦敗退 三戸&宮本 諏訪&新庄 梅城&邑上 永田&中谷 7月3日 剣道男子団体 第2位 6勝1敗 ~4日 剣道男子個人 第3位 M5西田 第4位 I5藤井 ベスト8 S3青木 3回戦敗退 M5丸岡 2回戦敗退 I5岩切 I5堀田 S2岡原 1回戦敗退 S1有由 剣道女子団体 優勝 剣道女子個人 第2位 I3諏訪 第3位 I5上名 大 会 名 競 技 成 績 7月2日 陸上男子800m 第3位 ~3日 第6位 陸上男子1500m 第6位 陸上女子800m 第3位 11月6日 冬季大会 ラグビー1回戦敗退 記録 選手 02:04.37 M4吉賀 02:05.05 M2嶋中 04:14.09 M4森脇 02:33.39 I1砂田 本校15-27松江高専 ★第45回全国高等専門学校体育大会 8月11日 陸上男子800m 予選敗退 8月21日 剣道男子個人 ベスト8 ~22日 ベスト8 剣道女子団体 予選敗退 剣道女子個人1回戦敗退 8月22日 全国高等専門学校体育大会水泳競技大会 男子400mリレー予選 第11位 04:47.1 男子200m個人メドレー予選 第13位 02:37.2 男子200m自由形予選 第19位 02:23.3 男子200m背泳ぎ予選 第9位 02:32.5 第19位 02:43.3 男子100m自由形予選 第10位 00:59.37 男子100m背泳ぎ予選 第9位 01:07.7 第19位 01:13.3 男子800m自由形T決勝 第11位10:11.6 M4吉賀 M5西田 I5藤井 I3諏訪 M3永田 S2平岡 I4永田 S2橋本 I4永田 I4永田 M3永田 I4岡林 S2橋本 S3田中 I4岡林 M3永田 ★第45回全国商船高等専門学校漕艇大会 11月21日 11月22日 ~23日 カッター競技Aチーム カッター競技Bチーム ヨット総合 ヨット競技FJ級 ヨット競技シーホッパー級SR 第3位 09:22.37 第3位 09:08.76 第1位 第1位 第1位 ★第5回若年者ものづくり競技大会 8月5日 機械製図CAD 参加賞 M5由良 ★第21回高専プログラミングコンテスト 10月16日 競技部門(6チーム中) 練習試合 2位 1回戦 5位 敗者復活戦1位 準々決勝 4位 ★全国高等専門学校ロボットコンテスト2010中国地区大会 10月31日 課題:ロボ力車1回戦敗退 奨励賞 本校Aチーム(ハリセンボン)vs宇部高専Bチーム 1回戦敗退 奨励賞 本校Bチーム(ロボ力士)vs米子高専Bチーム ★空手道部 5月30日 山口県高校総体兼中国高校選手権 個人形 2回戦敗退 M2井上 予選兼全国高校総体予選 個人組手1回戦敗退 S2角井 S2堺 S2田崎 S2寺島 2回戦敗退 M2井上 団体組手 第3位 7月11日 第16回西日本地区高専空手道大会 個人組手 第4位 I5西田 団体組手 第2位 総合 第3位 11月20日 山口県新人大会兼中国高校選抜予選 個人形1回戦敗退 M2井上 個人組手1回戦敗退 S2角井 S2堺 S2田中 S2寺島 2回戦敗退 S2田崎 3回戦敗退 M2井上 団体組手1回戦敗退 本校2-3下関工業高校 ★硬式野球部 5月9日 7月18日 8月7日 21日 9月17日 第9回北九州・山口高等専門学校野球選手権 1回戦敗退 全国高校野球選手権大会山口県予選 1回戦敗退 周東大会 2回戦敗退 〃 秋季県体予選一回戦1回戦敗退 本校3-11北九州高専 本校0-13柳井高校 本校6-5高水高校 本校2-12高水高校 本校0-8柳井学園 ★サッカー部 5月1日 山口県学生リーグ第5節 通算2勝6敗 本校0-11東亜大学 5月8日 山口県学生リーグ第6節 本校4-1宇部高専B 6月12日 山口県学生リーグ第7節 本校3-2下関市立大学 6月19日 山口県学生リーグ第8節 本校0-14山口大学 リーグ決勝敗退本校3-2広島商船高専 7月3日 中国地区高専体育大会 本校0-1宇部高専 9月25日 秋季岩柳大会 第5位 本校1-4熊毛南高校 -17- 月 日 大 会 名 競 技 成 績 10月30日 全国高等学校サッカー選手権大会山口県予選 2回戦敗退 31日 記録 選手 月 日 本校5-1田布施工業高校 本校1-5岩国工業高校 本校3-0高水高校 ★ソフトテニス部 5月2日 柳井市広域大会 一般男子1回戦敗退 弘&柳井 三島&三戸 安西&久米 諏訪&新庄 2回戦敗退 吉村&邑上 竹井&宮本 3回戦敗退 永田&中谷 6月20日 第25回大島郡会長杯ソフトテニス選手権大会 一般男子 第3位 三戸&宮本 諏訪&新庄 ベスト8 梅城&邑上 永田&中谷 1回戦敗退 安西&久米 柳井&弘 7月19日 大島郡ソフトテニス大会 一般男子 第2位 梅城&邑上 ベスト8 三戸&宮本 諏訪&新庄 永田&中谷 1回戦敗退 弘&柳井 予選敗退 安西&久米 礒本&竹井 8月24日 山口県体育大会岩柳地区予選 男子個人 2勝2敗 安西&久米 1勝2敗 弘&柳井 0勝3敗 諏訪&新庄 0勝3敗 梅城&邑上 8月25日 岩柳地区新人ソフトテニス大会 男子団体 第6位 諏訪&新庄 梅城&邑上 弘&柳井 竹井&久米 10月17日 近県ソフトテニス大島大会 男子個人1回戦敗退 三戸&宮本 諏訪&新庄 永田&竹井 2回戦敗退 弘&柳井 安西&久米 10月23日 岩柳地区ソフトテニス大会 男子団体1回戦敗退 諏訪&新庄 梅城&邑上 弘&柳井 安西&久米 男子個人 1回戦敗退 諏訪&新庄 弘&柳井 安西&久米 2回戦敗退 梅城&邑上 11月14日 山口県体育大会 男子団体 2回戦敗退 本校2-1早鞆高校 本校1-2萩商工高校 ★バレーボール部男子 5月2日 平成22年度春季地区体育大会バレーボール大会 2回戦敗退 本校(26-24、25-15)柳井高校 本校(24-26、25-19、20-25)岩国高校 5月8日 三高専親善試合バレーボール競技 第2位 本校(25-19、25-19)宇部高専 本校(11-25、12-25)徳山高専 5月29日 第61回山口県高等学校総合体育大会1回戦敗退 本校(13-25、10-25)防府商業高校 6月12日 春季山口県大学高専バレーボール選手権大会 リーグ2位 本校(25-13、25-18)水産大学校 本校(25-19、25-22)梅光学院大学 本校(24-26、25-13、24-26)宇部高専 9月26日 第6回B&G財団会長杯大島オープンバレーボール大会 準優勝 本校(25-9、25-12)柳井高校 本校(25-22、23-25、25-22)岩国工業高校 本校(19-25、25-22、21-25)田布施農業高校 11月21日 秋季山口県大学高専学生バレーボール選手権大会 1回戦敗退 本校(17-25、15-25)山口大学工学部 5月1日 平成22年度 春季岩柳地区体育大会 予選リーグ敗退本校0-2岩国商業高校 本校0-2柳井高校 本校0-2岩国総合高校 5月29日 平成22年度 山口県高等学校総合体育大会 1回戦敗退 本校0-2宇部商業高校 6月13日 春季山口県大学高専学生バレーボール選手権大会 第2位 本校2-0宇部高専 本校0-2山口大学 11月6日 春高バレー第63回全日本バレーボール高等学校選手権大会 本校2-1山口高校 本校0-2慶進高校 11月20日 秋季山口県大学・高専学生バレーボール選手権大会 競 技 成 績 記録 選手 本校0-2山口県立大学 ★水泳部 本校1-0徳山高専 本校2-3西京高校 ★バレーボール部女子 大 会 名 6月19日 四高専対抗水泳大会 男子400m自由形 女子50m背泳 男子100m背泳 男子100mバタフライ 男子100m平泳 男子100m自由形 男子200m個人メドレー 400mメドレーリレー 男子200m背泳 男子200m自由形 男子200m平泳 女子100m自由形 400mリレー 第1位 第2位 第1位 第2位 第6位 第4位 第7位 第1位 第7位 第1位 第3位 第7位 第1位 第3位 第1位 第2位 第5位 第6位 第1位 第2位 第4位 第2位 第1位 第2位 05:02.3 00:38.77 01:12.2 01:08.1 01:25.7 01:31.7 01:39.0 00:59.78 01:24.8 02:29.7 02:36.6 03:06.9 04:49.2 05:16.8 02:43.2 02:27.7 02:33.2 02:37.9 02:49.5 02:50.5 03:07.4 01:14.9 04:02.0 04:24.3 M3永田 S2長藤 I4岡林 I4永田 I4岡林 M2熊谷 S1浦上 S2橋本 S1岡崎 I4永田 I4山田 M5横田 大島A 大島B M3永田 S2橋本 I5山田 M5砂田 I4山田 S2平岡 M2平原 S2長藤 大島A 大島B ★カッター部 7月24日 第17回宇部市カッターレース 制限速度60kmクルー 準優勝 02:36.17 10月23日 瀬戸内3商船新人戦Aチーム 第2位 09:51.14 Bチーム 第3位 09:28.01 ★ヨット部 5月1日 第26回全国高校選抜ヨット選手権大会 ~4日 FJ級 第18位 第37位 第43位 シーホッパー級SR 第10位 第12位 5月2日 JOCジュニアオリンピックカップ2010 ~5日 男子レーザーラジアル級 5位入賞 5月29日 山口県高等学校総合体育大会 ~30日 総合 第1位 シーホッパー級SR 第1位 第2位 第3位 FJ級 第4位 第5位 第7位 6月16日 中国高校ヨット選手権大会 第5位 ~20日 第11位 第23位 7月17日 第65回国民体育大会山口県代表選手選考会 ~18日 FJ級 第4位 第5位 シーホッパー級SR 第2位 第1位 第3位 第4位 8月6日 全国高等学校総合体育大会(インターハイ) ~10日 第59位 8月26日 第66回国民体育大会セーリング競技 リハーサル大会 ~29日 第7位 第12位 第19位 9月11日 山口県ヨット競技新人戦大会 ~12日 FJ級 第1位 第2位 第4位 FJ級 第3位 -18- S3安田 S2有重 S2山口 S2高倉 S2大谷 S2磯村 S2神谷 S2家永 S3山本 S2神谷 S2大谷 S2家永 S3山本 S3安田 S2山口 S2高倉 S2手嶋 S2磯村 S3山本 S3安田 S2山口 S2高倉 S2手嶋 S2磯村 S2有重 S3安田 S2山口 S2高倉 S4山縣 S3山本 S2神谷 S2大谷 S3山本 S3安田 S2山口 S2高倉 S3山本 S2神谷 S2大谷 S2山口 S2高倉 S2手嶋 S2磯村 M1藤谷 I1岡田 S1坂 月 日 大 会 名 競 技 成 績 シーホッパー級SR 第1位 第3位 第4位 オープン参加 11月14日 山口県体育大会 FJ級 第1位 第4位 オープン参加 シーホッパー級SR 第2位 第3位 第4位 オープン参加 記録 選手 月 日 S1吉村 S2神谷 S2大谷 S2家永 S3山本 S2手嶋 S2磯村 M1藤谷 I1岡田 S2有重 S2高倉 S2山口 S3安田 S2神谷 S2大谷 S2家永 S3山本 ★バスケットボール部男子 5月29日 第61回山口県高校総体バスケットボール大会 ~30日 3回戦敗退 本校48-45徳山高校 本校41-69南陽工業高校 6月12日 山口県学生バスケットボール春季大会 ~13日 2部6位 本校58-67下関市立大学 本校81-56山口県立大学 本校65-70徳山高専 8月29日 第22回大島カップ 準優勝 本校69-32田布施農工高校 本校84-45Ravish 本校35-83大島クラブ 9月12日 難波杯(一年生大会) 2回戦敗退 本校38-50高森高校 本校64-30岩国総合高校 10月23日 秋季大学リーグ 第5位 本校68-71水産大学校 ~24日 本校59-69下関市立大 本校85-51徳山高専 10月30日 秋季岩柳地区バスケットボール大会 2回戦敗退 本校83-51高森高校 本校64-88岩国高校 11月13日 第41回全国高校バスケットボール選抜優勝大会山口県予選会 2回戦敗退 本校69-68高川学園 本校38-112柳井高校 ★陸上競技部 ★バドミントン部 10月23日 平成22年度岩柳地区秋季高校バドミントン大会 男子ダブルス1回戦敗退 2回戦敗退 男子シングルス1回戦敗退 2回戦敗退 女子ダブルス1回戦敗退 2回戦敗退 女子シングルス1回戦敗退 2回戦敗退 3回戦敗退 11月7日 山口県体育大会兼全国選抜山口県予選 ~8日 男子ダブルス 2回戦敗退 男子シングルス1回戦敗退 2回戦敗退 女子ダブルス1回戦敗退 2回戦敗退 女子シングルス 2回戦敗退 3回戦敗退 4回戦敗退 M1徳原 M1中原 M2村川 M1泉 M2佐藤 M2村川 M1泉 M1徳原 M1中原 I2片山&I2長友 S1三戸&I1沖廣 I1河村&I1宮本 M2久保&I2石村 S3山本&M3木村 S2中上&I2大田 S2中上 I2大田 I2片山 I2長友 I1河村 I1宮本 S1三戸 I1沖廣 M2久保 I2石村 M2村川&M1泉 M1徳原&M1中原 M1中原 M1泉 M1徳原 M2村川 S1三戸&I1沖廣 M2久保&I2石村 I2石村 I2長友 S1三戸 M2久保 ★剣道部 5月8日 三高専大会 男子団体 女子個人 5月29日 高校総体山口予選剣道競技 4勝2敗 6勝 5勝1敗 4勝1敗 3勝2分 大島商船A 大島商船B 大島商船C I5上名 I1重岡 大 会 名 競 技 成 績 記録 選手 ~30日 男子団体 2回戦敗退 本校4(1)0桜ヶ丘 本校1(2)2萩商工 男子個人 3回戦敗退 M3向井 S2岡原 女子個人 準々決勝敗退 I3諏訪 6月12日 瀬戸内近郊高専親善試合 男子団体 5勝0敗 大島商船A 4勝1分 大島商船B 0勝5敗 大島商船C 女子団体 2勝0敗 9月23日 山口県剣道1年生大会 他校との混成チーム 予選落ち S1有由 S1杉本 I1重岡 10月31日 秋季岩柳地区剣道大会 男子団体1回戦 本校5-0熊毛南 2回戦 本校0-5岩国総合 男子個人1回戦敗退 S4藤田 M2叶山 2回戦敗退 S1有由 S1杉本 女子個人1回戦敗退 I1重岡 11月6日 山口県体育大会新人大会 男子個人1回戦敗退 M2叶山 2回戦敗退 S1有由 S2安永 男子団体1回戦敗退 女子個人1回戦敗退 I1重岡 11月23日 大島郡武道大会剣道競技 男子団体 優勝 大島商船A 準優勝 大島商船B 第4位 大島商船C 男子個人 準優勝 S4藤田 女子個人 優勝 I1重岡 5月15日 第64回中四国学生陸上競技対校選手権大会 男子1500m 予選敗退 04:15.43 M4森脇 5月29日 第61回山口県高等学校総合体育大会 ~30日 男子800m 予選敗退 02:07.01 M2嶋中 女子1500m 予選敗退 05:19.37 I1砂田 6月27日 大島郡陸上競技大会 一般男子100m 第2位 00:11.7 I4西村 一般男子1500m 第1位 04:30.0 M4古賀 高校男子100m 第1位 00:11.6 M2伊藤 高校男子400m 第3位 00:56.5 M1テーラ 第4位 00:57.2 M2嶋中 高校男子1500m 第2位 04:33.7 S3佃 第3位 04:36.7 I1濱本 第4位 04:46.0 I1釘屋 第5位 04:51.6 M1砂本 高校女子1500m 第1位 05:20.6 I1砂田 第3位 05:35.1 I2佐々木 8月24日 岩柳地区秋季体育大会陸上競技大会 男子100m 第5位 00:12.0 M2伊藤 男子200m 第2位 00:24.8 M1テーラ 男子1500m 第8位 04:27.5 M2嶋中 女子200m 第2位 00:27.9 I1藤井 女子1500m 第4位 05:20.0 I1砂田 第6位 05:33.4 I2佐々木 9月17日 第55回山口県高等学校新人陸上競技大会 ~19日 男子100m 予選敗退 00:12.2 M2伊藤 男子200m 準決勝敗退 00:24.69(予選)M1テーラ 00:24.7 男子1500m 予選敗退 04:27.05 I1濱本 男子5000m 予選敗退 記録無し M1砂本 女子100m 予選敗退 00:13.81 I1藤井 女子200m 準決勝敗退 00:29.07(予選)I1藤井 00:28.93 女子1500m 予選敗退 05:22.28 I1砂田 05:35.24 I2佐々木 10月22日 第33回中国四国学生陸上選手権大会 ~24日 男子1500m 第20位 04:12.91 M4森脇 第38位 04:19.56 M4吉賀 男子5000m 第38位15:56.57 M4森脇 第96位16:30.83 M4吉賀 10月23日 山口県体育大会陸上競技高校の部 ~24日 男子200m 第4位(組) 00:28.52 M1テーラ 男子1500m 第23位 04:18.79 I1濱本 第56位 04:38.06 M2嶋中 男子5000m 第42位16:40.18 S3佃 第59位17:07.08 M1砂本 女子200m 第2位(組) 00:28.52 I1藤井 女子1500m 第9位 05:06.06 I1砂田 第29位 05:26.48 I2佐々木 2時間34分04秒 33チーム中 11月7日 山口県高校駅伝 第29位 2時間19分42秒 6チーム中 11月14日 錦川清流駅伝競走大会 第5位 11月28日 周防大島町屋代湖駅伝大会 高校・高専・一般男子の部 第1位 40分42秒 6チーム中 -19- 去るにあたり 好きなことは苦にならない 電子機械工学科 教授 岡 本 正 典 私は平成 23 年3月 31 日を持ちまして定年退職致 します。大島商船の教官として赴任した昭和 51 年は 念願の大島大橋が開通した年でした。それから 36 年 間、事故もなく無事に満年を迎える事が出来ました。 着任当初は学生との年齢差も少なく一緒によくス ポーツをし、汗を流す毎日でした。 クラスマッチ(ソフトボール)では自分のクラス チームのメンバーとして一緒に戦い優勝したのも良 い思い出です。 クラブは卓球部の顧問を担当しました。当時の私 は初心者より少しましな程度でしたが、上手な部員 に教えて貰い少しずつ上手くなり、手ごたえを感じ ると練習にも熱が入り、学生の引率をしながら私も 試合に出場しました。練習と試合を重ねて、勝つこ との面白さが分かり、相手の心理状態を読むことも 徐々に身に付いてきました。長い間、顧問をした私 の自慢は全国高専大会に二度出場した事と、私自身 が全国教員卓球選手権のダブルスの部で三位になっ たことです。優勝ペアにフルセットの末、負けはし ましたが、銅メダルを頂きました。やはり金がいい ですね!多くの試合に参加して唯一の敵は他人では なく自分の驕りだという事も悟りました。 段々と年齢を重ねていくと、寮務主事を務める事 となりクラブ中心という訳にはいかなくなりました。 二年間ではありましたが、休日を除く毎日の掃除の 確認は大変でした。 最初は掃除をサボった学生が嘘をついていました が、毎日のチェックで寮生も私を認めてくれたのか、 真面目に掃除してくれるようになりました。歴代の 寮務主事の中でも掃除に関してはトップクラスだと 自負しています。主事補の先生方、寮務係の皆さん の協力があって二年間の主事も無事務めることが出 来ました。 寮務主事が終わりしばらくして、電子機械工学科 学科長を務めることとなりました。同時に就職担当 でもあり、この時にかなりの会社を訪問し、インター ンシップ・就職のノウハウを身に付けました。この 頃、昨年退職された平畑先生が教務主事を務められ ており、インターンシップ WG 長や技術支援センター 立ち上げでの副センター長の仕事も廻ってきました。 平成 21 年後期にはキャリア支援室を立ち上げ、平成 22 年度は多忙ではありましたが、四年生の一年間の キャリア支援スケジュールを実行してきました。あ とは新年度での五年生の頑張りに期待するところで す。現在、就職率も 100% を維持していますが、近年、 少人数ではありますが年末まで就職活動をする学生 がいるのも事実です。学生も始めての経験で分から ないことばかりだと思いますが、一所懸命に取り組 む学生の姿を見ると何事に関しても放ってはおけな い性分のようです。内定を貰ったときの満面の笑み は何度見てもいいものです。毎年、OB・OG が教官室 を訪ねて近況報告をしてくれます。私も会社の採用 情報を必ず聞き、卒業生から「教官、良い会社を紹 介してくれて有難う御座います!」って言われたと きは教官冥利につき、疲れが吹っ飛びます。 私はこの大島商船でいろいろな仕事をさせて頂き ましたが、断ることはしませんでした。声が掛かる という事はその人物が適任であると判断されたから だと思います。大変な仕事もありますが、計画を建 てて確実に遂行すれば案ずるよりは産むが易しです。 せっかく仕事をするなら前向きに遣り甲斐をもって すれば、より良いアイデアも浮かんでくると思いま す。学生の皆さんも将来必ず職に就きます。最初か ら自分にぴったりの仕事は中々ないと思います。石 の上にも三年、そうすると仕事が見えてくると思い ます。これから就職活動をする皆さん、企業につい ての研究をして自分に向いている職業を探して下さ い。自分の好きな仕事を気持ちよくやりたいと思い ませんか。私はクラブも授業も仕事も前向きに捉え 愉しく勤めることが出来ました。 3月で私は大島商船を去りますがこれからも大島 商船のために協力は惜しみません。 最後になりましたが、人生の約 60%を大島商船で お世話になり、温暖で住みやすいこの大島で過ごせ た事に感謝申し上げます。 長い間、お世話になり本当に有難う御座いました。 人事異動のお知らせ 編 集 後 記 (平成 22 年5月~ 12 月) ○教職員 【昇任】 H22.10.1 電子機械工学科 准教授 尾形公一郎 技術支援センター 技術専門職員 宮元 章 ○非常勤職員 【退職】 H22.9.30 総務課 用度係 事務補佐員 吉本 満子 【採用】 H22.5.10 総務課 事務補佐員 川村 浩子 H22.10.1 総務課 用度係 事務補佐員 豊田 泰佑 平成 22 年度は就職氷河期再来といわれ、高校 生から大学生まで就職が厳しかった。卒業時 期になっても就活に暇がない大学生も多いと 聞く。それに比べれば、エントリーシートを 何十枚も書く必要のない高専の学生は恵まれ ているようだ。これは先輩たちが築いてくれ た功績のお陰だと思う。多謝感謝! (F.Y) -20- 学校だより 第82 号●平成23 年3月発行 OSHIMA NATIONAL COLLEGE OF MARITIME TECHNOLOGY 編集・発行 独立行政法人国立高等専門学校機構 大島商船高等専門学校 学校だより委員会 ・次回原稿募集のお知らせ 次回平成 23 年6月発行の学校だより 83 号の原稿を募集 しています。 掲載を希望される方は平成 23 年4月末まで に、下記総務課までお知らせください。 〒 742-2193 山口県大島郡周防大島町大字小松 1091 番地 1 TEL. 0820-74-5457 FAX. 0820-74-5552 e-mail:[email protected] 大島商船高等専門学校
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