生命保険料控除制度改正のお知らせ 平成24年9月 群馬県商工共済協同組合 平成22年度税制改正において生命保険料控除制度が改正されました。 平 成 2 4 年 1 月 1 日 以 降 に ご 契 約 締 結 し た 共 済 契 約 よ り 改 正 後 の『 生 命 保 険 料 控 除制度』が適用されます。 ※ご契約日が平成23年12月31日以前の契約は、原則として、平成24年1月1日以 降 も 改 正 前 の『 生 命 保 険 料 控 除 制 度 』が 適 用 さ れ ま す が 、平 成 2 4 年 1 月 1 日 以 降 に「 更 新」された契約は、その時点から改正後の『生命保険料控除制度』が適用されます。 1 .『 改 正 の 概 要 』 に つ い て ( 1 )「 介 護 医 療 保 険 料 控 除 」 の 新 設 現 行 の 「 一 般 生 命 保 険 料 控 除 」「 個 人 年 金 保 険 料 控 除 」 に 加 え て 、 主 に 介 護 ・ 医 療の保障に係る保険料について「介護医療保険料控除」が新設されます。 ( 2 )「 一 般 生 命 保 険 料 控 除 」「 個 人 年 金 保 険 料 控 除 」 の 適 用 限 度 額 の 変 更 「一般生命保険料控除」および「個人年金保険料控除」の控除適用限度額が、所 得税が5万円から4万円、住民税が3.5万円から2.8万円に変更され、今回新 設される「介護医療保険料控除」も同額として所得税が4万円、住民税が2.8万 円に設定されます。 (3)制度全体の適用限度額の変更 「 一 般 生 命 保 険 料 控 除 」、「 個 人 年 金 保 険 料 控 除 」 お よ び 「 介 護 医 療 保 険 料 控 除 」 を合わせた全体の控除適用限度額が所得税12万円に拡充されます 。なお、住民税 は現行どおり7万円のまま変更はありません。 (4)適用される保険料控除 主契約と特約の保険料について、それぞれの保障内容により「一般生命保険料控 除 」、「 個 人 年 金 保 険 料 控 除 」「 介 護 医 療 保 険 料 控 除 」 が 適 用 さ れ ま す 。 また、身体の傷害のみに基因して保険金が支払われる保険契約等に係る保険料は、 生 命 保 険 料 控 除 の 対 象 外 と な り ま す 。(「 一 般 生 命 保 険 料 控 除 」、「 個 人 年 金 保 険 料 控 除 」「 介 護 医 療 保 険 料 控 除 」 の い ず れ に も 該 当 し ま せ ん 。) 2 .『 適 用 制 度 ・ 各 制 度 に お け る 所 得 控 除 限 度 額 』 に つ い て (1)平成24年1月1日以降に契約締結した生命保険契約等に係る生命保険料控除に ついて新制度が適用されます。 また、平成23年12月31日以前に契約締結された生命保険契約等について、 平 成 2 4 年 1 月 1 日 以 後 に 「 更 新 」・「 特 約 の 中 途 付 加 」( 以 下 、「 更 新 等 」) を 行 っ た場合には、当該契約について更新等の日以後の保険料に対しては新制度が適用さ れます。 (2)新制度に係る各生命保険料控除の分類 一 般 生 命 保 険 料 控 除 介 護 医 療 保 険 料 控 除 ○死亡保障などに係る保険料控除 ○ 医 療 保 障・介 護 保 障 に 係 る 保 険 料 控 除 (生存または死亡に基因して一定額の保 険 金・そ の 他 給 付 金 を 支 払 う こ と を 約 す る部分に係る保険料の控除) ( 入 院・通 院 等 に 伴 う 給 付 部 分 に 係 る 保 険 料の控除) 新設 個 人 年 金 保 険 料 控 除 ○個人年金保険契約に係る保険料控除 (個人年金保険料税制適格特約の付加さ れた個人年金保険契約等に係る保険料 の控除) そ の 他 保 険 料 ○身体の傷害のみに基因して保険金が 支払われる保険契約等に係る保険料 ※注1) ※注2) ※「死亡保障」と「介護・医療保障」を兼ねた組込型保険については、一定の条件 を満たす場合にその主契約または特約の保険料を「介護医療保険料控除」の対象 とみなします。 (3)各制度における適用控除限度額 < 旧 全体の 所得控除限度額 制 度 > (所得税 (住民税 < 10 万 円 ) 7 万円) ●一般生命保険料控除 新 全体の 所得控除限度額 制 度 > (所得税 (住民税 ※注3) 12 万 円 ) 7 万円) ●一般生命保険料控除 所得控除限度額 (所得税 4 万円) ( 住 民 税 2.8 万 円 ) ●介護医療保険料控除 所得控除限度額 (所得税 5 万円) ( 住 民 税 3.5 万 円 ) 所得控除限度額 (所得税 4 万円) ( 住 民 税 2.8 万 円 ) ○ そ の 他 保 険 料 生命保険料控除の対象外となる特約等 ●個人年金保険料控除 所得控除限度額 (所得税 5 万円) ( 住 民 税 3.5 万 円 ) ※所得税・住民税ともに、枠ごと・全体の適用限 度額に変更なし ●個人年金保険料控除 所得控除限度額 (所得税 4 万円) ( 住 民 税 2.8 万 円 ) ※所得税における全体の適用限度額が拡大。 住民税における全体の適用限度額に変更なし。 (4)当組合で適用される具体例 例1)平成22年5月1日加入 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 5月1日加入 5月1日更新 5月1日更新 5月1日更新 旧制度 旧制度 契約の状況 旧制度 適用制度 新制度 新制度 ※平成24年4月までの払込保険料は旧制度 平成24年5月以降の払込保険料は新制度 例2)平成22年1月1日加入 契約の状況 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 1月1日加入 1月1日更新 1月1日更新 1月1日更新 旧制度 旧制度 新制度 新制度 適用制度 ※平成23年12月までの払込保険料は旧制度 平成24年1月以降の払込保険料は新制度 例3)平成24年7月1日加入 契約の状況 平成24年 平成25年 7月1日加入 7月1日更新 新制度 新制度 適用制度 ※平成24年7月以降の払込保険料は新制度 平成24年1月1日以降に契約締結された契約から新しい生命保険料控除が適用 さ れ ま す が 、平 成 2 3 年 1 2 月 3 1 日 以 前 の 契 約 に つ き ま し て も 、新 契 約 と み な す「 契 約更新」等が行われた場合は新制度が適用されます。 当組合の商品は、全ての種類が保険期間(共済期間)が1年間となって おり、平成 23年12月31日以前の契約につきましては、年内に1度契約の更新が行われるた め 、更 新 前 の 旧 制 度 と 更 新 後 の 新 制 度 が 混 在 し て 適 用 と な り ま す 。た だ し 、更 新 月( 加 入月)が1月の契約につきましては、すべて新制度の適用となります。 なお、平成25年以後につきましては、すべての契約が新制度の適用となります。 3 .「 そ の 他 注 意 事 項 』 に つ い て 注1)当組合では個人年金保険の取扱いはございません。 注2)身体の傷害のみに基因して保険金が支払われる保険契約等に係る保険料は、生命 保険料控除の対象外となります。そのため、実際の支払保険料と生命保険料控除 証明書に記載されている金額が異なる場合があります。 注 3 )新 制 度 で は 、 「 一 般 生 命 保 険 料 」、 「 介 護 医 療 保 険 料 」、 「 個 人 年 金 保 険 料 」の 住 民 税 の所得控除限度額はそれぞれ2.8万円ですが、合計した場合は7万円が限度額 となりますのでご注意ください。
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