2011年(平成23年)1月1日発行 風 の 彩 り 第 ○ 号 真和館の 真和館のソフトと ソフトとハードについて ハードについて 新年明けましておめでとうございます めでとうございます。 めでとうございます。昨年中は 昨年中は、県社会福祉課、 県社会福祉課、各福祉事 施設長 施設長 藤本和彦 務所、 務所、西原村、 西原村、鳥子地区のみなさまを 鳥子地区のみなさまを始 のみなさまを始め、関係者のみなさま 関係者のみなさま大変 のみなさま大変お 大変お世話に 世話に なりました。 なりました。平成23 平成23年度 23年度はいよいよ 年度はいよいよ、 はいよいよ、施設開設から 施設開設から6 から6年目に 年目に入ることになりま す。心から御礼 から御礼を 御礼を申し上げます。 げます。 さて、 さて、真和館の 真和館の入所者処遇等の 入所者処遇等のソフト面 ソフト面につきましては、「 につきましては、「3 、「3年で一人前の 一人前の 施設運営」 施設運営」というスローガン というスローガンのもと スローガンのもと、 のもと、役職員一体となって 役職員一体となって、 となって、頑張ってきたところ 頑張ってきたところ であります。 であります。その結果 その結果、 結果、精神障害者や 精神障害者やアルコール依存症 アルコール依存症の 依存症の処遇には 処遇には、 には、私が申 し上げることは口幅 げることは口幅ったいことで 口幅ったいことで恐縮 ったいことで恐縮ですが 恐縮ですが、 ですが、それなりの効果 それなりの効果が 効果が上がってまい りました。 りました。たとえば、 たとえば、精神障害者の 精神障害者の方に、「薬 、「薬」を継続的に 継続的に飲んで頂 んで頂くことは、 くことは、 大変大事なことですが 大変大事なことですが、 なことですが、その取 その取り組みについて、 みについて、10月 10月27~28 27 28日沖縄 28日沖縄で 日沖縄で開催 された「 された「第35回全国救護施設研究大会 35回全国救護施設研究大会」 九州の代表として 代表として、「 回全国救護施設研究大会」で九州の として、「服薬管理体 、「服薬管理体 制の確立」 確立」と題して、 して、真和館の 真和館の服薬管理について 服薬管理について発表 発表しております しております。 について発表しております。 また、 また、11月 11月18日鹿児島市 18日鹿児島市で 日鹿児島市で開催された 開催された財団法人日本科学技術連盟 された財団法人日本科学技術連盟QC 財団法人日本科学技術連盟 サークル九州支部 サークル九州支部 九州支部 中部地区QC大会 中部地区 大会でも 大会でも、 でも、同じ内容のものを 内容のものを工業関係 のものを工業関係の 工業関係の企 業に混じり発表 じり発表させていただきました させていただきました。 。 発表させていただきました さらに、 さらに、真和館の 真和館のアルコール依存症 アルコール依存症に する取り組みについても12 みについても12月 依存症に関する取 12月4日 熊本市で 熊本市で開催された 開催された「 「 熊本県アルコール 熊本県 アルコール関連問題学会 関連問題学会」 」 で 発表の 発表 の 機会を 機会 を 与え された アルコール関連問題学会 て頂きました。「 きました。「3 3 年 で 一人前の 一人前 の 施設運営」 施設運営 」 というスローガン という スローガンが が 5 年目にして 年目 にして 。「 スローガン やっと達成 やっと達成できた があります。 達成できた感 できた感があります。 一方、 一方、ハード面 ハード面も真和館は 真和館は、平成18 平成18年 オープンした新 しい施設であ 18年4月にオープンした した新しい施設 施設であ り、居室も 居室も一人部屋と 一人部屋と実質個室に 実質個室に近い二人部屋のため 二人部屋のため、 のため、プライバシーが プライバシーが比較 的に保たれています。 たれています。入所者のみなさまはゆっくりとした 入所者のみなさまはゆっくりとした時間 のみなさまはゆっくりとした時間の 時間の流れの中 れの中で、 とても仲良 とても仲良く 仲良く、落ち着いた生活 いた生活を 生活を送られています。 られています。 これに加 これに加え、11月 11月5日には、 には、熊本県並びに 熊本県並びに西原村 びに西原村の 西原村の関係者のみなさまにも 関係者のみなさまにも ご臨席を 臨席を賜り、新しい事務室 しい事務室・ 事務室・施設長室・ 施設長室・更衣室と 更衣室と学習室・ 学習室・図書室からなる 図書室からなる東 からなる東 館の竣工式が 竣工式が無事執り 無事執り行われ、 われ、ボチボチと ボチボチと入所者の 入所者の方も利用され 利用され始 され始めまし た。 入所者処遇にあたり 入所者処遇にあたり、 にあたり、ハードの ハードの整備は 整備は、欠かせないものであり、 かせないものであり、ソフトの ソフトの優 秀さだけではどうしようも無 さだけではどうしようも無い現実があると 現実があると思 があると思われます。 われます。そのような意味 そのような意味で 意味で、こ の東館の 東館の完成と 完成と既存の 既存の建物( 建物(本館) 本館)の改修( 改修(介護スタッフ 介護スタッフと スタッフと医務室の 医務室の拡充等) 拡充等) により、 により、真和館職員の 真和館職員の働く環境の 環境の改善と 改善と入所者サービス 入所者サービスの サービスの一段の 一段の向上が 向上が図ら れることになりす。 れることになりす。 役職員一同、 役職員一同、さらなる精進 さらなる精進を 精進を重ね、「質 、「質の高い入所者サービス 入所者サービスの サービスの提供」 提供」に向 けて努力 けて努力をして 努力をして参 をして参りますので、 りますので、真和館を 真和館を今年もどうか 今年もどうか宜 もどうか宜しくお願 しくお願い申し上げま す。 1 2011年(平成23年)1月1日発行 風 の 彩 り 真和館職員の資質向上に向けての取り組み 真和館 QC 真和館 QC 活動 QC 活動 「服薬管理体制の 服薬管理体制の確立」 確立」 ~服薬 ~服薬に 服薬に関する事故 する事故の 事故の撲滅!~ 撲滅!~ 真和館では 真和館では、 では、平成19 平成19年度 19年度から 年度からQC活動 から 活動に 活動に取り組んでおり、 んでおり、活動3 活動3年目の 年目の平成21 平成21年度 21年度に 年度に行った「 った「服薬管理 体制の の確立」 体制 確立」活動を 活動を、九州地区を 九州地区を代表して 代表して、 して、10月 10月に沖縄で 沖縄で開催されました 開催されました全国救護施設職員研究大会 されました全国救護施設職員研究大会で 全国救護施設職員研究大会で 発表しました 回QCサークル サークル鹿児島大会 発表しました。 しました。更に、11月 11月に鹿児島で 鹿児島で行われた、 われた、第5246回 サークル鹿児島大会においても 鹿児島大会においても同 においても同じ内容の 内容の ものを発表 ものを発表させていただきましたので 発表させていただきましたので、 させていただきましたので、その内容 その内容をご 内容をご紹介 をご紹介いたします 紹介いたします。 いたします。 サークル名 サークル サークル名 : YWCサークル : ( We Canの の頭文字) (Yes 頭文字) メンバー : メンバー : 西村 : 西村( 西村(看護) 看護) 岩下 ) 岩下( 岩下(看護) 看護) 田上 田上( 田上(介護) 介護) 江崎 ) 江崎( 江崎(介護) 介護) 平畑( 平畑(介護) 介護) 活動経緯 1.テーマ選定 テーマ選定は 選定は、服薬に 服薬に関する事故 する事故や 事故やインシデントが インシデントが起こって いることから上位方針 上位方針から いることから 上位方針から決定 から決定。 決定。 2.服薬事故、 服薬事故、インシデントの インシデントの現状を 現状を把握した 把握した結果 した結果、 結果、半年間に 半年間に21 件起きており 件起きており、 きており、分類すると 分類すると、「 すると、「誤薬 、「誤薬」 誤薬」9件「セットミス」 セットミス」12件 12件に分け られた。 られた。 3.セットミスの セットミスの要因の 要因の解析と 解析と、対策の 対策の立案を 立案を行い、薬保管方法 の変更や 変更や散薬ケース 散薬ケースの ケースの改造を 改造を行う。 ☆散薬ケース 散薬ケース ・名前が 名前が見やすいように側面 やすいように側面と 側面と床面に 床面に名前ラベル 名前ラベルを ラベルを張る ・不要な 不要なマスは マスはフタをして フタをして使 をして使えないようにする。 えないようにする。 ・朝、昼、夕で色分けする 色分けする ・薬の個数が 個数が分かるように、 かるように、数字で 数字で個別に 個別に薬の個数を 個数を表示す 表示す る。 ☆薬の保管 ・個人別に 個人別に入れ物を用意し 用意し、1人分が 人分が1ケースになるようにす ケースになるようにす る。 ・誰の薬か外見でわかるように 外見でわかるように名前 でわかるように名前を 名前を表示する 表示する。 する。 全国救護施設協議会 発表の様子 対策前 のケース 対策後のケース 4.誤薬の 誤薬の要因解析と 要因解析と対策の 対策の立案を 立案を行い、マニュアルの マニュアルの改正と 改正と職 員の教育を 教育を行った。 った。 ☆マニュアル改正点 マニュアル改正点 ・ ・薬を配る時は入所者の 入所者の手の届く所には置 には置かない ・ ・薬の確認の 確認の際は「指差呼称」 指差呼称」し、名前を 名前を確認する 確認する。 する。 対策前 薬の保管 ☆介護職員への 介護職員への教育 への教育 ・ ・看護師より 看護師より、 より、マニュアルを マニュアルを基に、細かい与薬 かい与薬の 与薬の方法について 方法について 対策後 薬の保管 指導を 指導を行った。 った。 5.効果の 効果の確認 ・ ・完全な 完全な撲滅とは 撲滅とは行 とは行かなかったが、 かなかったが、対策後は 対策後はセットミスが セットミスが1件 となった。 となった。 ※活動の 活動の詳細は 詳細はホームページで ホームページで公開しています 公開しています。 しています。 http://shinwakan.sakura.ne.jp/qcywchukuyakukannri.pdf 2 QC鹿児島大会 集合写真 2011年(平成23年)1月1日 風 の 彩 り 真和館の 真和館の建物(本館 建物 本館)は 本館 は、国庫基準に 国庫基準に近い面積の 面積の中で、入所者の 入所者の居室や 居室やトイレ等 トイレ等に「ゆとり」 ゆとり」を持 たせた造 たせた造りとなっており、 りとなっており、その分 その分、事務室、 事務室、医務室、 医務室、介護スタッフ 介護スタッフ室 スタッフ室、リネン庫 リネン庫、調理室等が 調理室等が狭く、特 に、直接処遇に 直接処遇に携わる職員 わる職員の 職員の職場環境は 職場環境は劣悪な 劣悪な状況にありました 状況にありました。 にありました。 そこで、 そこで、これらの問題 これらの問題を 問題を解決するために 解決するために、 するために、本館の 本館の横に新しい建物 しい建物を 建物を建て、1F部分に 部分に事務室を 事務室を移 転し、これまでの事務室 これまでの事務室と 事務室と施設長室を 施設長室を介護スタッフ 介護スタッフ室 スタッフ室に転換し 転換し、既存の 既存の介護スタッフ 介護スタッフ室 スタッフ室を医務室に 医務室に 取り込み、医務室を 医務室を広くしました。 くしました。 また、 また、折角の 折角の増築ですので 増築ですので、 ですので、費用は 費用は嵩みますが、 みますが、2階部分に 階部分に入所者のみなさんが 入所者のみなさんがカラオケ のみなさんがカラオケや カラオケや映画 鑑賞あるいは 鑑賞あるいは様 あるいは様々なクラブ活動 クラブ活動に 活動に利用できる 利用できる学習室 できる学習室と 学習室と図書室を 図書室を整備いたしました 整備いたしました。 いたしました。 さらに、 さらに、職員の 職員の更衣室を 更衣室をリネン庫 リネン庫に転換し 転換し、調理室横の 調理室横のトイレと トイレと手洗いの 手洗いの部分 いの部分を 部分を食品庫に 食品庫に改造 し、災害時の 災害時の食品を 食品を備蓄する 備蓄する場所 する場所にしました 場所にしました。 にしました。 幸いにも調理室 いにも調理室については 調理室については、 については、平成21 平成21年度 21年度に 年度に、現場の 現場の職員と 職員と施設長が 施設長が知恵を 知恵を絞りレイアウトの レイアウトの変 更を行うことにより、 うことにより、狭くはありますが安全性 くはありますが安全性が 安全性が高く、効率の 効率の良い調理室に 調理室に改善できています 改善できています。 できています。 お蔭様で 蔭様で、職員が 職員が働くバックヤードの バックヤードの充実による 充実による業務 による業務の 業務の効率化と 効率化と入所者のみなさまにも 入所者のみなさまにもカラオケ のみなさまにもカラオケ の練習や 練習や、映画鑑賞に 映画鑑賞に利用いただき 利用いただき、 いただき、とても喜 とても喜んで頂 んで頂くことができました。 くことができました。 地域交流 平成22年8月8日(日)、真和館にて「第4回ふ れあい交流会」を開催し、西原村保育園の園児及 びその父兄の方々、また地域の皆様方に来館い ただくことができました。 今年も、小さいお子さんから大人まで楽しく遊べ るゲームや、身体障害者茶道クラブ裏千家「もえ ぎ」様による茶席などを設け、地域の皆様とふれ あうことが出来ました。 メインの催しとしては、昨年に引き続きラジオ パーソナリティ等でご活躍中の『寿咲亜衣』さんに 民話を熊本弁で語っていただきました。パネルシ アターと音楽を使った演出に、子供から大人まで、 楽しい時間を過ごしました。 平成22年11月4日(木)、「平成22年度西原村老 人健康づくり推進スポーツ大会」が開催され、真和 館からも始めて参加させていただきました。 西原村の高齢者の方々は皆さんとてもお元気で、 真和館の入所者の皆さんも負けていられないと張り 切って参加させていただきました。 今回は、玉入れの種目に真和館チームとして参加 させていただきました。西原村の方はとてもレベル が高く、真和館チームは惨敗という結果になりまし た。 しかし、地域の皆様とスポーツを通して楽しく触れ 合うことができ、とても楽しい体験をさせていただき ました。 3 2011年(平成23)1月1日発行 風 の 彩 り 断 酒 の 取 組 み 真和館におけるアルコール依存症者への取り組み状況 救護施設 真和館 副施設長 藤本基子 救護施設 真和館は平成18年4月28日に阿蘇郡西原村にオープンしました。オープン前の1月 中旬から3月中旬まで、100名を越える入所希望の問い合わせがあり、80数名の方にお会いしま した。その中に19名のアルコール依存症者がおられ、診断は無いが飲酒問題があると思われる方 が10名程おられる等早い段階からアルコール依存症者の方の入所が見込まれました。 設立当初から平成22年11月までの入所者数は117名、その中のアルコール依存症者数は49 名。11月現在の入所者数55名に対しアルコール依存症者は24名、約43,6%です。 これまで飲酒については数々の失敗例があります。無断外泊による飲酒、焼酎の持ち込み、回し 飲み、面会者によるビールの差し入れ、散歩中の飲酒、民家の庭に倒れパトカーが出動し大騒ぎに なった事、等など。「余命数ヶ月」と言って入所し、実は飲酒による体調不良で内科への入退院を繰 り返し、自殺の自作自演や深夜の家出騒動へと発展した人もいました。 また、飲酒欲求が高まり飛び出そうとする人を長時間の根気比べで引き止め、もし飛び出されたら 職員も一緒に付いて行き疲れ果てられたら車を呼び施設に連れて帰ります。この様に飲酒させない 事を合言葉に職員一丸となって対応して参りました。 これら館内飲酒騒動も職員がアルコール問題に対する経験やノウハウを積むことにより、平成20 年度中頃で終息しました。 毎朝「断酒の誓い」の斉唱、週1回の断酒会、心の安定を目的とした年4回の「心みがき講演会」を 開催し、断酒への気持ちを継続させると共に、抗酒剤の服用を徹底するために、真和館QCサーク ル活動で服薬管理として取り上げて参りました。 このような取り組みの中から、飲酒が原因ではないかと言う 観点に立ち物事を見、問題意識を持って対応する事が大事だ、 という事を職員全員が実感として得ることができました。 やっと「飲まない飲ませないという」初歩的段階に辿り着いた ことになります。 今後は、どう地域に帰って行くのか、その場合飲まないでおら れるのか。現在は真和館という断酒の継続に都合の良い環境 の中での断酒であります。課題は山積みしています。皆様方の ご指導ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 <断酒の誓いの様子> 職 員 研 修 報 告 独立行政法人 国立病院機構 南九州病院 筋ジス病棟 実務研修 救護施設 しみず園(佐賀県) 実務研修 研修期間:5日間 研修者 :田上雄次郎(支援課 支援班長) 研修期間:5日間 研修者 :山下 浩司(支援課 介護班) 平成22年6月14日~18日までの5日間、鹿 児島県の南九州病院(筋ジス病棟)に実務研修 に行かせて頂きました。そこではスタッフ間の連 携がとてもすばらしく、全員が一丸となって統一し たサービスを提供されていました。また、スタッフ のみなさんの仕事に対する意識や姿勢がとても 高く、身が引き締まる思いがしました。5日間の 研修で学ばせて頂いた様々な事を、これからの 業務に活かしながら質の高いサービスを目指し ていきたいと思います。 (記:田上) 平成22年10月18日~22日までの5日間、佐 賀県の救護施設しみず園に研修へ行かせて頂 きました。 同じ救護施設でありながら、入所者のお手伝い や、農作業に対する支援方法、様々な障害を持 たれている入所者に合わせた取り組み等、5日 間では学ぶものがたくさんありました。 しみず園の良い所は真和館に取り入れ、真和 館の良い所は今以上に伸ばせる取り組みを目 指していきたいと思います。 (記:山下) 4 2011年(平成23年)1月1日発行 風 の 彩 り 心 み が き 講 演 会 第18回心みがきの講演会 講師 日本赤十字社熊本健康管理センター 保健看護課長 牛島絹子 先生 テーマ「メンタルヘルスの自立訓練法」 第19回心みがきの講演会 ストレス社会と言われている現代、精神の 安定を保ちストレスを溜めないように、どの ように過ごしていくと良いか、イメージ法や 呼吸法などを取り入れながらご講演してい ただきました。ストレスホルモンも減らし快 楽ホルモンを分泌するための一番良い事は 笑うこと。笑いは、自分も相手も心地良い気 分にさせるという相乗効果があるという話し がありました。笑いの効果は、人の輪を広 げて人間関係を良好にすることにも繋がる と思います。また、生活面においても朝きち んと起き、挨拶をして、食事や運動を行い1 日の生活リズムを作ることも心の安定を図 る基本的なことだと再確認しました。 北川先生には、講演活動や執筆活動と忙し い中、真和館で今年もご講演をいただきまし た。今回は「未来を見つめる」というテーマで残 りの人生をどのように生きるかについてお話し していただきました。人は欠点を見てしまうとこ ろがありがちです。能力を否定せずに、できる ところに着目していくと自分の心までも豊かに なっていき楽しく優しく生きていけるということを 学ばせていただきました。「自分が優しい気持 ちでいると周りに優しい人が増えるという人生 の法則がある」という言葉から、これからの人 生において、怒らないで過ごし、人を嫌わず優 しく生きようと思うことが大切であると感じまし た。 講師 北川 八郎 先生 テーマ「未来を見つめる」 11月の上旬と中旬に、日帰り旅行・お芝居見物・食事会の3コースに分かれ秋の旅行を実施しました。 今回は41名の方が参加されました。 ・Aコース:草枕温泉てんすい→草枕交流館→滴水の大イチョウ(植木町) ・Bコース:お芝居見物(片岡演劇道場) ・Cコース:食事会(阿蘇ミルク牧場) 日帰り旅行は、草枕温泉てんすいで食事をした後、夏目漱石の小説「草枕」の歴史資料館である草枕 交流館で文学散策をしてきました。ある入所者さんはとても興味を持たれ、目を輝かせながら学芸員さん の説明を熱心に聴かれていました。滴水の大イチョウはまだ十分な色づきはしていませんでしたが、樹 高42mの大きさに皆さん大変驚かれていました。 お芝居見物は、恒例の片岡演劇道場で笑いあり、涙ありの踊り等を存分に楽しまれました。お芝居見 物は毎回人気があり、今回はいつもよりも数が増え8名の方が参加されました。 食事会は、阿蘇ミルク牧場のバイキング料理を食べに行き、皆さんお好みの料理をお腹いっぱい食べ 満足されていました。 5 2011年(平成23年)1月1日発行 風 の 彩 り 調 理 室 便 り 医 務 室 便 り <症 状>○主に、腹痛、下痢、嘔吐。 ○熱はあまり高くない。 ○1~2日で回復するが、油断すると 脱水症状を起こしひどくなる。 <特 徴>○感染性が特に強い。 ○感染してから、1~2日で症状がでる。 ○秋から年末がノロウイルス、1~4月 にロタウイルスが流行する。 <予防策> 予防策>○とにかく、うがい、手洗い。 ○特に、トイレの後の手洗いを必ずする。 ○吐物、排泄物には触らない。 ※十分な 十分な栄養と 栄養と睡眠、 睡眠、そして適度 そして適度な 適度な運動をして 運動をして、 をして、抵 抗力をつけましょう 抗力をつけましょう。 をつけましょう。 みなさん、こんにちは。調理室からです!今回は新 メニューについて載せたいと思います。丸ごとゆずゼ リーです。地域の方からゆずを沢山頂いたので、中身 をくり抜いて器にし、果汁でゼリーをつくりました。 丸ごとゆずゼリー ★作り方 ★材料(1人分) ①ゆずの頭の方を切る。(器の ・ゆず 1個 蓋部分になる) ・ゆず果汁 1個分(約30cc)②スプーンを入れ、中身をくり ・お湯 70cc 抜く。 ③果肉をさらしで包んで絞る。 ・上白糖 13g ④鍋に果汁とお湯、上白糖を ・ゼラチン 3g 加え火にかける。 ・ホイップクリーム 10g ⑤ふやかしたゼラチンを④に ・ミント(飾り) 適量 入れ、完全に溶かす。 ⑥ゆず(くり抜いた実の部分)に ゼリー液を流し込む。 ⑦冷蔵庫で冷やし固める。 ⑧仕上げににホイップクリーム とミントを飾り、蓋を添える。 もしもしカメよ、カメさんよ ~♪ を1曲歌いながら、流水で 洗いましょう♪ お誕生者の案内 新任職員紹介 3日 村中さん 初めまして。栄養士の伊藤恵と申します。真和館の 栄養士・西田さんが産休・育休に入られ、去年8月より 代替職員としてお世話になっています。始めは緊張の 連続でしたが、ようやく真和館の空気にも慣れ、入所 者のみなさんとも仲良くなることが出来ました。1人で も多くの入所者の方に美味しいと言って頂けるよう頑 張ります。おいしい食事の提供にがんばりますので、 どうぞよろしくお願いします。 6日 小石川さん 5日 澤田さん 3月 6日 本田(巳)さん 1月 29日 元田さん 11日 富田さん 3日 坂崎さん 12日 石坂(正)さん 3日 泉さん 14日 佐藤さん 4月 17日 岩永さん 14日 松原さん 21日 松山さん 16日 緒方(ム)さん 24日 池田さん 25日 福山さん 31日 杉本さん 1日 川野さん 編 集 後 記 20日 園田さん 1日 松村さん 6月 12日 久我さん 30日 高原さん 2日 緒方(マ)さん 新年明けましておめでとうございます。 この半年は、九救協、全救協でのQC活動 発表や、アルコール学会での発表、真和館 東館の建築から竣工と、大きなイベントが続 き、入所者さんも、地域のスポーツ大会の参 加、ふれあい交流会、秋の旅行と、内容盛り 沢山で一つ一つを詳しくお伝えすることがで きませんでしたが、ホームページと合わせて 出来る限り活動をご報告できるようにと思っ ております。 では、次号の「風の彩り」もお楽しみに。 4日 和泉さん 2月 4日 栁田さん 14日 坂本さん 16日 西川さん 25日 藤川さん 発行:社会福祉法人 致知会 救護施設 救護施設 真和館 〒861-2401 熊本県阿蘇郡西原村鳥子3072番地 TEL:(096)279-1121 FAX:(096)279-1122 E-mail:[email protected] HP:http://www2.ocn.ne.jp/~titikai/index.html <編集責任・広報委員> 田上・今池・平畑 ※「風の彩り」に掲載されている写真等は、ご本人の了解を得ております。 6
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