9月25日(金) 学校朝会 「誰かのために,何かのために・・・」 これは,公園です。き っとほとんどの人が見た ことがある公園です。草 がたくさん生えています ね。地面がほとんど見え ません。どこの公園かわ かりますか。 これも同じ公園です。 ベンチがあるのでわかる でしょう。どこが違いま すか?2枚目の写真は地 面が見えています。草も 抜かれて,遊んでみたく なりますね。まさに,ビ フォアー・アフターです。 実は,ここは,培遠中学校の前の三角公園です。こんな風に公園の 草を抜いて,きれいにしてくれたのは誰でしょう。それは,君達の先 輩の培遠中学校の人たちです。子ども達がこれでは遊べないだろうと, きれいにしようと思った人たちが集まって,きれいに草を抜いてくれ ました。 これは,三角公園にあるトイレです。余りきれいではなくて,子ど も達がトイレに行きたくなっても,入るのがいやだろうと,培遠中学 校のお兄さん,お姉さん達が一生懸命掃除をしてくれました。そして, もっと楽しく公園が使えるようにと考えて,こんな事を始めました。 脚立に登って何をしているのかな?白いペンキを塗っているようです。 そして,素敵な楽しい絵を描いていますよ。 先生がやりましょうと呼びかけたのではなく,この公園をきれいにし ようという気持ちを持った中学生が,自分から自主的に行った事です。 もう一つ素晴らしい活動をした中学生を紹介します。 これは,新聞に載っていました。(新聞を見せる)お盆に福山の花火大 会がありましたね。その後,観客席の河川敷で,2 時間近く汗まみれ になってゴミを集めて,黙って帰ろうとしたのを福山市役所の環境に ついての仕事をしている人が見つけ,名前や学校などを聞きました。 城北中学校 2 年生の大林君と桐島君でした。この二人は,前の年にも 同じように,花火大会の後にゴミ拾いをして,黙って帰ったそうです。 大林君は「平気でゴミをポイ捨てする人がいたのでゴミ拾いを始めま した。来年もやります。 」桐島君は「きれいだった河川敷がゴミで汚く なっていて,何か役に立てないかと思い掃除しました。 」と言っていま す。この話を聞いて,福山市教育委員会の教育長さんが, 「福山学校元 気大賞」というのを作って,この二人を表彰しました。もしこんな人 が他にもいたら,表彰して,紹介したいと言っておられました。 この日吉台小学校の児童の皆さんにも,きっと人のためになること を黙ってしている人もいるはずです。校長先生は知っています。朝, あいさつ運動をしている児童会や生活委員の人たちがいますね。ほと んどみんなが登校した後,一人ぽつんと登校してくる子が時々います。 すると,走って何人かで迎えに行ってくれているのを知っていますか。 そして,一緒に歩いて校門まで来て,改めて,みんなで「おはようご ざいます」って迎えてくれています。誰ともなく,さっと行動に移す この姿を見て,校長先生は凄く感動しています。だからいつも他の学 校の校長先生に自慢しています。 ものすごく大変な立派なことが素晴らしいのではなく,誰かのため に,何かのために,ステキな行動ができるっていいですね。そんな日 吉台の子ども達になって欲しいし,そんなことが出来ている人に,す ごいねと声をかけられる日吉台の子ども達になって欲しいと思います。 今日のお話に,どんな題名を付けたらいいでしょうか。 「誰かのため に,何かのために,自分で考えて,自分から行動すること」このこと を,「ボランティア」といいます。今日は, 「ボランティア」のお 話でした。
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