2015年12月 1. 「Made in Tsuyama」ロゴを発表!! つやまビジネス通信はつやま産業支援センターがお届けする情報誌です。 2. (連載)津山Bizオリジナル マーケティング教室 3. 第2回異業種交流プラットフォームの報告 4. 役に立つイベントのご案内(12~2月分) 「Made in Tsuyama」ロゴを発表!! 津山品質を全国に 津山市内の中小企業が持つ高い技術を活かし、品質とデザ イン性を備えた製品を全国に発信するMade in Tsuyamaプ ロジェクトのロゴが11月に決まりました。ロゴは赤・青・緑の 3色でデザイン力、技術力、品質の高さをそれぞれアピール 。三角形の形は進化、発信などを示しています。新たなブラ ンド「笏の音」からスタートした「Made in Tsuyama」製品は 今後、家具、ジーンズなどにも広がっていきます。 Exterior products Denim products Interior products Furniture 画期的な「有機米除草機」を 地域企業と農家が共同開発 阿波で有機米の栽培等に取り組む 農家の藤井氏と市内の金属部品 加工の山陽熱工業㈱が連携し、有 機農法で最大の課題である除草を 自動化する製品を共同開発しまし た。自家用の田植え機に取り付け ると効率的に除草ができ、買いや すい値段のシンプルな構造です。 来年の販売に向けて現在最終調 整が進んでいます。(日経新聞12月1日) Fashion products Craftsman products 企業間連携プロジェクト 第2回異業種交流 プラットフォーム 開催しました 業界を超えて連携し、革新的な製品を 発信する異業種交流プラットフォーム 第2回が開催されました。様々なプロ ジェクトが生まれ、下請けオンリーから の転換も進むなど、いま津山がホット になっています。 (詳しくは3面をご覧ください。) 地域企業(賛助会員)の紹介コーナー 共和機械㈱ 製品 鶏卵選別機器、割卵機、不良卵検出機 鶏卵の選別包装機、割卵機、検査装置を製造するメーカー。国内では大手2社の一 角。2015年に卵殻のひびを検出する装置を新たに開発し、販売を開始。従来の技 術では卵殻をたたいた際の音響を解析することでひびの有無を検知していたが、機 械音等に影響を受けることや、強くたたくことによる卵へのダメージが生じていた。同 社では、従来方式の打音検査ではなく、しなやかで軽い素材を用いて打診球の弾 み方そのものを解析する方式を開発して国内特許を取得した。 新晃空調工業㈱ 11/11付 日経新聞 製品 冷暖房装置用機器、温湿度調整装置用機器等 業務用空調機のトップメーカー新晃工業の子会社として、空調機、ファンコイルユニッ ト、建築用床材を受注生産している。東京五輪を控えてビルの建築ラッシュが続く首 都圏への供給力を高めるため、本年、空調機の外装パネル製造ライン改造に着手し 、折り曲げ加工機を更新したほかアーム型ロボット2台とコンベヤーを導入し自動化。 これにより作業員を4人から3人に減らしたほか、生産効率を2割向上させた。 11/5付 山陽新聞 設備投資支援制度の紹介(設備貸与事業) つやま産業支援センターでは、岡山県産業振興財団の設備貸与制度を利用する場合、補助制度を設けています。 ◇補助対象:岡山県産業振興財団の『設備貸与事業』のうち《割賦販売》のみ ◇補 助 額 :保証金の1/2(上限200万円) 【お問い合わせ先】つやま産業支援センター TEL:0868-24-0740 FAX:0868-24-0881 津山Biz オリジナル マーケティング教室 No.12 競争に勝つ② プレゼンで大手企業に勝つには Tsuyama-Biz Marketing 前号に続き大手企業との戦い方についてお話します。今 業種にもよりますが、私の経験上も大企業はむしろ戦 回はプレゼンや提案見積もりで大手企業に勝つ方法です。 いやすい相手です。その理由はいくつかあります。 営業活動の中で複数社プレゼンが求められる機会は多い と思いますが、競争相手に大手企業の名前を見つけると すぐにあきらめてしまう企業があります。勝ち目のない 戦いは避けるのが賢明と決め込んでいる経営者も多いよ うです。しかし意外かもしれませんが、プレゼンという のは中小企業にとってまたとないチャンスとも言えるの です。考えてみれば、大企業が参戦するならそれなりに 魅力がある顧客のはずですから、プレゼン一つで受注が できれば実に効率の良い営業と言うことになります。 大企業との戦い方の定石の一つに「接近戦」というもの があり、プレゼンはこれに該当します。大企業の強みが 活きるのは物量を活かして戦う場合です。大量の広告、 大勢の営業マンなどで広い地区をカバーしながらブラン ドイメージで攻めてきます。同じ戦い方を強いられたら それこそ中小企業には歯が立ちません。しかしプレゼン に持ち込めれば話は別です。せいぜい3-4社の中から選 ばれるわけですから勝てる可能性が飛躍的に向上します。 ましてや2社の場合なら一騎打ちとなります。プレゼン を求められるのは顧客が期待をかけている証拠ですから 最低5割の勝率があると考えてもよいのです。実は大企 業にとってプレゼンは本来避けたい戦略なのです。 そうは言っても本当に大企業にプレゼンで勝てるもので しょうか。 まず大企業は柔軟・迅速な動きが非常に苦手です。社 内決済が面倒なため、個々の顧客に合わせて提案をア レンジするなどとてもできません。提案書も大量生産 するため、最大公約数のような内容となり、エッジが 効いていません。更に、大企業は営業担当もマス教育 しているため、どうしてもマニュアル主義になりがち です。そういう営業は顧客から見たら親近感を抱きに くい存在なのです。 こうした大企業の弱点をよく理解し、顧客が本当に求 めていることをしっかりと提案していけば勝機が訪れ るようになるでしょう。以下に大企業にプレゼンで勝 つための留意点を挙げてみます。 ①小さい会社であることをむしろ売りにする。顧客は 小さい企業に対し、大企業にはないきめ細やかさ、距 離感の近さ、製品へのこだわり、などを期待していま す。そのため「小さい会社だからこそXXが可能で す」と説明すれば魅力が伝わります。②顧客ごとに異 なる提案を込める。顧客の事情をよく理解し、それに 合わせた提案内容としていることが相手に伝わると強 い信頼を得ることができます。③近隣での採用実績を 見せる。小さい会社に発注する顧客の不安を緩和する ため、身近な人や企業が過去に発注して満足している ことを示せれば大きな得点になります。(小坂 幸彦) 第2回異業種交流プラットフォームの開催報告 企業間連携で革新的な商品を生み出し発信する仕組みがついに動き出しました! 12月4日(金)「地域企業が持つ高い技術や専門家のスキルなどを業界を超えて組み合わせ革新的商 品を生み出す」そんな画期的な取り組み『第2回異業種交流プラットフォーム』を開催しました。2回 目となる今回は、市内外の企業、津山高専、つやま産業支援センターアドバイザーをはじめとする関係 機関、総勢70名超の参加者が集い、非常に盛会となりました。 取組み事例の発表 高い製造技術を活かし、ブランド化やBtoC商品の開発などを進める 各社から取組状況の報告がありました。津山から発信が始まったことに 会場から高い関心が寄せられました。 ㈱笏本縫製:Made In Tsuyama ブランド第1号となる、高品質ネ クタイ『笏の音』(しゃくのね) を製造販売。様々な人の応援を受 けながら長年の夢を実現。ライン ナップのさらなる充実に向けて奮 闘しています。 (有)内田縫製:高級ジーンズの縫製で蓄積さ れた技術やノウハウを用い、素材からこだわ った「本物のジーンズ」を自社ブランドとし て販売するために準備中。試作品の展示には 多くの方が関心を寄せていました 山陽熱工業㈱:阿波の農家である藤井さんと共同で「 中山間有機除草機」を開発。得意の金属加工の技術と CAD設計技術を駆使して高性能で安価なアタッチメ ント型の製品を目指し実証試験中。 山陽熱工業㈱ 杉本社長 参加者の声 ・非常に熱のある現実的な会で他のセミナー等との違いを感じました。 ・通常の業務では接することのない企業と直接話せる場である。 ・津山に良い技術やプロジェクトが多数あることを知るいい機会だった。 プラットフォームでは、参加企業各社の強みや特徴、技術等を一冊にまとめた「プロファイル集」を もとに最適な連携パートナーが見つかり、新たな製品づくりや発信の取り組みが加速しています。 今回、異業種交流プラットフォームにおいて①「Made in Tsuyama プロジェクト」、②製販連合型の 商品開発、③新素材開発、④新サービスの開発などの具体的な連携プロジェクトが立ち上がりました。 実践性の高いプロジェクトとして更に発展して参ります。 今後も定期開催をしていきますので、ご関心のある企業様は是非参加下さい。(次回は2月頃開催予定) 女性のスキルアップ研修 津山で初開催します 2015年12月17日(木)~18日(金) 於:つやま産業支援センター 近年、女性による商品開発が注目されています。消費者に近い目線できめ細やかな発想ができるためです。製 造業でも女性がライン配属されると生産性が上がると評価が高まっています。御社でも女性活用の取り組みを 強化してみませんか?人気の講座を津山地域で初開催します。将来が期待される方、若手社員様等の参加を お待ちしております。4面のイベント案内もご覧の上、ご参加下さい。(主催:岡山県産業振興財団) ビジネス相談コーナーを開設しています(無料・予約制) 「つやま産業支援センター」では、毎週金曜日にビジネス相談コーナーを開設しています。新たな販路や市場 を開拓したいと考えている方、他社と何か差をつけたいと考えている方など、是非この機会をご活用下さい。 日 時:毎週金曜日 13:30~16:30 担 当:つやま産業支援センターアドバイザー 日 付 場 所:津山市役所東庁舎1階 予 約:℡ 0868-24-0740 イ ベ ン ト 名 概 要 時 間 会 場 ※ 14 第2回メタル交流会 関心度の高い「3Dプリンター」をテーマに、「3Dプリン ター」の現状と課題、将来性について具体的事例に 沿ってお話し頂きます。 16:30 ~ 18:00 つやま産業支援センター ① 16 医療機器ビジネス新規参入ワークショップ 医療機器産業への新規参入を検討・計画されている企 業を対象にワークショップを開催します。 10:00 ~ 17:30 ピュアリティまきび ② 16 岡山県知財支援窓口 津山サテライト窓口 中小企業の知的財産(知財)の悩みや課題に対応しま す。 10:00 ~ 15:00 つやま産業支援センター ③ 17 18 女性のスキルアップ研修 女性の方々に知識やスキルを見につけて頂くことを目 的とし、あまり交流のなかった女性管理職やリーダー候 補の方々にネットワークの場としても活用して頂きたい。 9:30 ~ 16:30 つやま産業支援センター ② 20 第20回つやまロボットコンテスト 『きんちゃい♡津山 絵合わせロボコン』 テトリス風のブロックを積み上げて津山市の名所を完 成させる、絵合わせロボコン。小学生から社会人までの 各チームが作成したロボットを是非、見に来てください。 9:30 ~ 16:30 津山市勝北文化センター ① 24 出前よろず支援拠点@津山商工会議所 各分野のスペシャリストが総合的なアドバイスを実施致 します。 15:00 ~ 21:00 津山商工会議所 ④ 6 岡山県知財支援窓口 津山サテライト窓口 中小企業の知的財産(知財)の悩みや課題に対応しま す。 10:00 ~ 15:00 つやま産業支援センター ③ 15 事業拡大に向けた人材活用戦略セミナー 人材採用市場における状況を知り、実際の採用時の重 要ポイントや採用後の育成方法に至るまでを学んでい きます。受講料無料です。 9:00 ~ 12:00 津山圏域雇用労働 センター ⑤ 16 「CADの基礎がすべてわかる!」 CAD利用技術教育研修 CAD利用技術者試験2級合格を混ざすための基礎知 識が習得できるセミナーとなっています。受講料無料で す。 9:00 ~ 16:00 津山高専 総合情報センター ⑤ 18 おかやま新商品フェスタ2016 WINTER 新商品を有しながら販路開拓に課題を抱える県内の食 品を製造・生産する中小企業等を対象に、県内外のバ イヤーとの個別商談できる場を設けました。 13:00 ~ 17:00 岡山ロイヤルホテル ② 20 岡山県知財支援窓口 津山サテライト窓口 中小企業の知的財産(知財)の悩みや課題に対応しま す。 10:00 ~ 15:00 つやま産業支援センター ③ 21 事業拡大に向けた人材活用戦略セミナー 人材採用市場における状況を知り、実際の採用時の重 要ポイントや採用後の育成方法に至るまでを学んでい きます。受講料無料です。 9:00 ~ 12:00 津山圏域雇用労働 センター ⑤ 23 「CADの基礎がすべてわかる!」 CAD利用技術教育研修 CAD利用技術者試験2級合格を混ざすための基礎知 識が習得できるセミナーとなっています。受講料無料で す。 9:00 ~ 15:00 津山高専 総合情報センター ⑤ 30 「CADの基礎がすべてわかる!」 CAD利用技術教育研修 CAD利用技術者試験2級合格を混ざすための基礎知 識が習得できるセミナーとなっています。受講料無料で す。 9:00 ~ 15:00 津山高専 総合情報センター ⑤ 5 事業拡大に向けた人材活用戦略セミナー 人材採用市場における状況を知り、実際の採用時の重 要ポイントや採用後の育成方法に至るまでを学んでい きます。受講料無料です。 9:00 ~ 12:00 津山圏域雇用労働 センター ⑤ 12月 1月 2月 お問い合わせ先 発行元・ お問い合わせ先 ①つやま産業支援センター ℡0868-24-0740 ③岡山県知財総合支援窓口 ℡086-286-9711 ⑤津山市地域雇用創造協議会℡0868-24-3633 ②(公財)岡山県産業振興財団 ℡086-286-9626 ④出前よろず支援拠点 ℡086-286-9667 つやま産業支援センター事務局(津山市産業経済部みらい産業課) 津山市山北663 津山市役所東庁舎1階 ℡0868‐24‐0740 E-mail:[email protected]
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