第17回国際生物学オリンピック派遣日本代表の決定について

国際生物学オリンピック日本委員会プレスリリース 2006 年第1号
(平成 18 年 4 月 20 日)
国際生物学オリンピック日本委員会
委員長
毛利
秀雄
第17回国際生物学オリンピック派遣日本代表の決定について
国際生物学オリンピック日本委員会(委員長:毛利秀雄)は、第17 回国際生物学
オリンピック(期間:2006 年 7 月 9 日∼16 日 開催国:アルゼンチン)に派遣する
日本代表4名を別紙のとおり決定した。
国際生物学オリンピックは、1990 年に旧チェコスロバキアのオルモウツで第 1 回
大会が開催された生物学の国際的なコンテストで、高校生を対象に生物学への関心を
高め、参加した学生の才能を伸ばし、生物学的研究への活発な興味を鼓舞するととも
に、様々な国の生物学教育に関するアイデアと教材の交換などの情報交換を推進し、
さらには生物学を学ぶ学生間での国際的交流と若者同士の友好関係を樹立し、それに
より国家間の協力と相互理解を促すことを目的としており、わが国は、昨年7月に中
国、北京市で開催された第 16 回大会に初めて参加をしたものであるが、昨年の北京
大会では、初参加で派遣代表4名中2名が銅メダルを受賞する成果をあげている。
昨年は応募対象がスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に限られていたが、今
回は全国の高等学校の生徒等(中学3年生を含む。)を対象にホームページや全国の
国・公・私立の全ての高等学校へのポスターの送付、チラシの配布等により、広く国
内選考試験への参加を呼びかけた結果、全国から応募のあった 547 名中、実際に試験
に参加した 443 名について、昨年の 11 月 13 日に全国 19 の試験会場で一斉に理論問
題の筆記試験による第一次選考試験を実施した。この結果による上位成績者 10 名に
ついて、本年 3 月 17 日から 19 日までの3日間、東邦大学理学部生物学科において実
験課題を中心とする第二次選考試験を実施し、その結果と第一次選考試験の結果を総
合評価して日本代表として(別紙の)4名を決定した。
今後は、7 月の国際生物学オリンピック参加に向けて、大学ならびに高校教員によ
る研修、訓練を継続し、国際大会に臨むこととしている。
(問合せ先)
〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号
(財)日本科学技術振興財団振興事業部内
国際生物学オリンピック日本委員会事務局
担当
:
遠
藤
、中
島
Tel03-3212-8518、Fax03-3212-8449
別紙
第17回
氏
名
国際生物学オリンピック
フ
リ
ガ
アルゼンチン大会派遣日本代表者
在学校(所在地)
名簿
ナ
性別
学年
ヒロフミ
男
筑波大学附属駒場高等学校(東京都) 3年生
佐藤
博文
サトウ
高橋
勝平
タカハシショウヘイ
男
岩手県立黒沢尻北高等学校(岩手県) 3年生
カリヤゾノ
男
筑波大学附属駒場高等学校(東京都) 2年生
女
フェリス女学院高等学校(神奈川県) 1年生
仮屋園
濱崎
遼
真夏
ハマザキ
リョウ
マナツ
[今回のアルゼンチン大会派遣代表者決定に関する特記事項]
○
わが国が初めて参加した昨年の第 16 回大会の派遣代表者は、高校3年生が3名、
2年生が1名で、全員が男子生徒であったが、今回は高校3年生が2名、2年生が
1名、1年生が1名で、女子生徒も1名が代表となっている。
○
「佐藤博文」は、昨年の第 16 回大会に当時高校2年生で派遣代表者に選考され
た者で、かつ、銅メダルを受賞した2名中の1名であり、昨年に引き続いて派遣代
表に選考された。
○ 「濱崎真夏」は、派遣代表者中1名の女子生徒であるが、本年4月に高校生にな
ったもので、国内選考試験の実施時においては中学3年生であった。
なお、国内選考試験の実施時において中学3年生であった者は、第一次選考試験
の受験者 443 名中 6 名で、この内2名が第一次選考試験に合格し、第二次選考試験
に参加した。
なお、派遣代表団は、7 月 7 日(金)に日本を出発し、7 月 19 日(水)に帰国する
予定であり、出発当日(7 日)には壮行会を行う。(時間及び場所:未定)