「那覇・嘉手納基地研修を終えて」 (法人賛助会員) 三沢市防衛協会 竹花 理事 勉 三沢基地と交互に行われている恒 例の JAAGA 那覇・嘉手納基地研修 に参加した。 1日目午後、那覇基地で基地と南 西航空混成団の概要及び防衛任務の 状況等について、米軍嘉手納基地で基地の概要や日本の防衛に対する活動等につい て、それぞれ説明を受けた。日本の防衛のみならず災害時等においても、米軍、自 衛隊が被災者の救出・救護・復興等の活動を速やかにかつ効率よく進めることが出 来るよう、日頃から訓練に取り組んでいることが心強く思えた。 嘉手納基地でコーニッシュ司令官より受けた、「第 18 航空団は本土に 1 度も帰っ た事が無いアメリカ唯一の部隊である。障害者のスポーツ大会支援、地域との文化 交流への参加などの社会活動を積極的に行っている。」との説明が印象深い。また、 私の質問に対し、「東日本大震災における『トモダチ作戦』を経て、米軍基地と自 衛隊基地はより強固な協力関係にあるが、地域の理解者である各防衛協会も相互に 情報交換し、地域の声を基地に伝えたり地域住民への支援につなげられるよう、橋 渡し的な役目をすることも必要ではないか。また、米軍基地、自衛隊基地、そして 日米双方と関係を有する防衛協会の三者が、『協力体制の必要性』について認識を 共有することが大事だ。」と助言をしてくれたことに感銘を受けると共に、この様 な協力関係が進展すれば、基地周辺に住む地域住民の基地に対する見方が変るので はないか、と興味深い。 2日目午前、嘉手納基地及び那覇基地において米救難ヘリ(HH-60)、米空中給油 機(KC-135) 、日米の戦闘機(F-15)を見学するとともに、那覇基地で実施中の日 米施設部隊の訓練を研修した。第 18 施設群司令ロビソン大佐は、東日本大震災当時 米軍三沢基地に所属し「トモダチ作戦」に参加しており、彼が米軍側指揮官として 訓練を推進してくれていることを誇らしく感じた。 今回の研修は社会福祉に携わる者としても、大変興味深い意義のある研修でした。
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