第 88 号 平成20年 1 月 1 日 ―― 編集・発行 ―― 譛千葉県学校給食会 〒261-0002 千葉市美浜区新港61 電 話 043-242-8621㈹ FAX 043-247-4901 平成19年度 学校給食研修会及び展示会 開催される!!! ▲ 主要目次 ▲ (財)千葉県学校給食会 ※関連記事は7ページにあります。 ○新春を迎えて ………………………………………… 2頁 ○武西の六座念仏の称念仏踊り(印西市)…………… 2頁 ○全国学校給食研究協議大会報告 …………………… 3頁 ○文部科学大臣表彰受賞の喜び ……………………… 4頁 千学給 http://www.cgk.or.jp ○第2回全国学校給食甲子園に優勝して!!!………… 5頁 ○食育推進講座の研修報告 …………………………… 6頁 ○平成19年度学校給食研修会及び展示会について … 7頁 ○ 「豊かな心・生きる力」を育てる学校給食の取り組み 8頁 ○みんなの広場 …………………………………………10頁 ○自慢献立 ………………………………………………11頁 ○千学給あんない ………………………………………12頁 〈回覧をお願いします〉 財団法人 千葉県学校給食会 理 事 長 土 橋 久 義 明けましておめでとうございます。 皆様にはお健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。 また、平素は当給食会の運営にあたって、温かい御支援と御協力を賜り、厚くお礼申し上げます。 昨年は、食品業界における偽装や消費期限・賞味期限の改ざんなど、私たちの食の安全・安心を揺る がす行為が次々と明らかになりました。 また、原油価格の高騰やオーストラリアの干ばつ、エネルギー源の穀物等への転換が進められたこと などにより、食品・食材の値上げが相次ぐなど、今後も予断を許さない状況が続いています。 一方で、昨年11月には文部科学省において、昭和29年の法施行以来はじめてという「学校給食法の改 正」を視野に入れた検討を行う旨の方針が明らかにされました。この中では、学校給食を活用した食育の 推進を図るための方策として、学校給食の目的の見直しや栄養教諭の果たすべき役割の明確化など、関 係法制の整備に向けた検討が行われるということです。 また、平成18年に公布された公益法人改革関連三法により、本年12月には新制度が施行され、当財団 も 5 年以内に新法人への移行が予定されています。 このように、学校給食を取り巻く環境は大変厳しく、また大きく変化しようとしていますが、当財団 といたしましては、学校給食の一層の普及充実を目指し、食育支援や千産千消の推進、衛生管理の徹底 や研修会・講習会の開催、きめ細かな情報提供など、一層の公益性を発揮した運営に努めてまいります ので、皆様の御理解と御支援をよろしくお願い申し上げます。 結びに、平成20年が皆様にとってより良い年になりますよう御祈念申し上げ、年頭の御挨拶といたし ます。 太陽の恵みに感謝して 県指定無形民俗文化財 む ざ い ろ く ざ 武西の六座念仏の称念仏踊り (印西市) 日一日、日の光が輝きを増す2月、大地に恵みを与 てんとう える太陽に感謝し、五穀の豊作を祈願して「天道 念 仏」の行事が行われます。その最後を締めくくるの が、明るく躍動的な手踊りの「称念仏踊り」です。 鎌倉時代に一遍上人が広めた踊り念仏に、出羽三山 への信仰などが融合して形成され、今に伝えられて きました。今年は2月15日に印西市の武西集会所で公 開される予定です。 − 2 − (写真提供:千葉県教育庁教育振興部文化財課) 全国学校給食研究協議大会報告 千葉県教育庁教育振興部学校保健課 指導主事 柳 橋 伸 彦 平成19年11月20日、21日の二日間にわたり、愛媛 県松山市において「『生きる力』をはぐくむ食育の 推進と学校給食の充実」を主題に第58回全国学校給 食研究協議大会が開催されました。 第一日目 の午前、文 部科学大臣 表彰が行わ れました。 今年度は36 学校、9共 同調理場、 個人29名、 8 団 体 が 表 船橋市立豊富中学校 県立東金高等学校 彰されまし 鹿嶋すみ子上席専門員 飯島幸子上席専門員 た。本県からは個人の部で船橋市立豊富中学校の鹿 嶋すみ子上席専門員と県立東金高等学校の飯島幸子 上席専門員が栄えある文部科学大臣表彰を受賞され ました。 その後、「学校給食の役割と今後について」とい う演題で文部科学省スポーツ・青少年局学校健康教 育課作花文雄課長より講演がありました。冒頭、栄 養教諭について各県で一層の配置促進をし、食育の 推進に大きな成果を挙げてほしいとの話がありまし た。また、学校における食育の充実を図るために食 育実践事例集を作成することや学校給食の献立に取 り入れられている郷土料理を紹介する取り組み等の 国の来年度事業について詳しく説明がありました。 次に、愛媛県内の学校による食に関する指導の実 践発表がありました。松山市立姫山小学校では、食 の学習を通して、学ぶことへのやる気や意欲をもち、 自分のよさを発揮し、主体的に学ぶ子どもを育てる ことを目標に研究し、その成果が発表されました。 最後に「スポーツを行う青少年に対する栄養サポ ートの実際」と題し、国立スポーツ科学センター研 究員、海老久美子氏による講演がありました。スポ ーツをする青少年にとってそのスポーツの持つ「専 門体力」の前にそれを支える「基礎体力」の重要性 を力説されていました。 二日目は10のテーマに分かれての分科会が行われ ました。「中学校における食に関する指導」分科会 において船 橋市立坪井 中学校鳥居 誠司教諭と 細谷裕子栄 養教諭によ り「食に関 する自己管 理能力の育 船橋市立坪井中学校 成」という 鳥居誠司 教諭 細谷裕子 栄養教諭 テーマで学 校全体で取り組んだ研究の実践発表があり、参加者 から大きな賞賛をいただきました。 また、「食物アレルギーへの対応方策」の分科会 においては、指導助言者として県教育庁教育振興部 学校保健課高橋恵美子主査が参加し、各提案に対し 的確な指導・助言を行っていました。 二日間の日程を終え、参加者全員が大きな成果を 持ち帰ることができ、大変有意義な大会でした。 なお、大会前日に行われた都道府県代表者会議に おいて、次年度の大会が、平成20年11月13日、14日 の二日間にわたり長崎県島原市において開催される ことが全会一致で承認されました。 − 3 − 個 人 の 部 学校給食は食育の要 船橋市立豊富中学校 上席専門員 鹿 嶋 すみ子 この度、平成19年度学校給食文部科学大臣表彰を 受けました。これまで多くの方々にご指導いただい たこと、また励まし、支えていただいたことに対し て改めて感謝を申し上げます。昭和43年に学校栄養 士として船橋市の小学校に着任し、以後、養護学校 (特別支援学校)、市教育委員会、中学校と、多くの 職場で学校給食を通じ、「食」に関する仕事に携わ ることができたことは本当に幸せでした。 新米の学校栄養士として着任したころは、日本が 高度経済成長を遂げ、食生活が豊かになってきたこ ともあり「給食は栄養満点、食欲減退だね」あるい は「日本は稲作文化なのに、なぜパンばかりなの?」 個 人 の 部 食堂は定時制の オアシス 千葉県立東金高等学校 上席専門員 飯 島 幸 子 この度、平成19年11月20日愛媛県松山の地にて、 第58回全国学校給食研究協議大会が開催され、本大 会の席上「平成19年度学校給食文部科学大臣賞」の 栄に浴しました。これもひとえに、夜間定時制給食 にご尽力いただいた諸先生方のご指導、ご支援の賜 物と深く感謝申し上げます。 これまでの38年間をかえりみますと、給食が生徒 の卒業までの道のりの一助になればとの思いから夜 間定時制給食一筋に仕事を続けることができたよう に思います。 夜間定時制給食は“家庭の夕食”にあたります。 本校は、17時20分にHRが始まり、21時05分に授業 が終わります。給食時間はとても短く18時15分から などと揶揄されたりしたこともありました。予算の 制限、人手の問題、栄養基準量等々、多くの制約の 中ではすべての要求に応えることは難しく、悩んだ こともありましたが、逆に言えばそうした声があっ たからこそ、「もっとおいしい給食をだそう」と自 分に言い聞かせ、頑張るエネルギーに転化できました。 学校給食を充実させるという思いを持つ学校栄養 士会の皆さんや調理員さんが大勢おりましたので、 教育委員会の指導を得て、献立や調理の研究を積み 重ね、今の船橋市の給食の基礎が出来たと思ってい ます。平成17年には食育基本法が施行され、国民の 食生活の改善を食育を通して実現することになった ことを思うと、学校給食の持つ教育面での重要性は、 今後ますます大きくなるでしょう。 栄養教諭制度もスタートして、 3 年になろうとし ています。栄養教諭は食育の担い手だけに、同制度 をさらに充実していくことが今後の課題です。在職 期間は残り少なくなりましたが、この問題も含め、 学校給食の一層の充実に微力ながら尽力したいと思 います。 の20分間です。家庭的な雰囲気づくりにとご飯はお 櫃に入れ、食器は陶器を使っています。食堂は、生 徒同士がお櫃を囲んでいっしょに食べ、その日の出 来事や自分の思っていることなどを話し合える大切 なコミュニケーションの場。生徒に心地よい空間と なるよう心がけてきました。食事中には生徒の間に 入り、マナーを教えたり、偏食傾向にある生徒へ声 をかけたり、食事を残した生徒に訳をききながら、 “もったいない”精神の復活を試みています。食堂 は生徒の心の変化をうかがい知ることができるとこ ろでもあります。 今年度初めて、食への関心を高めるため、12月半 ばに『学年対抗 おにぎり選手権大会』を企画しま した。学年ごとに 3 種類のおにぎりをつくり、優劣 を競い合うというもので、具材やご飯はこちらで準 備する一方、当日の給食の主食は、生徒が自分たち で「にぎる」という体験学習です。 時はうつり、学ぶ生徒が変わったとしても給食の 役割は変わらず重要です。近年、定時制給食は経費 削減のあおりを受け大きく揺れ動いています。心温 まる給食がいつまでも続きますよう願っています。 − 4 − 匝瑳市野栄学校給食センター 管理栄養士 秋 山 真理子 私が勤務する野栄学校給食センターは、昭和51年 に共同調理場として開始以来、手作りの給食を提供 してきました。 「おいしい給食」をモットーに、子ども達の笑顔を 励みに頑張っています。7年前から県内で初めて発 芽玄米を給食に取り入れ、5年前からは積極的に旬 の地場産食材を使った地産地消に取り組んでいま す。生産者の方々をはじめ皆さんの協力により現在 では、年間を通して約60品目の地元食材を使用して います。 全国学校給食甲子園は、食育の啓発や学校給食の 重要さを知ってもらうことを目的として、郷土を代 表する地場産物の活かし方を競い合う大会です。昨 年に続いて今年も出場することが決まった時はとて も驚きました。大会までの間、作業工程表を確認し ながら二人で何度か練習をしました。前夜のレセプ ションでは、選手宣誓のくじを引きあて眠れぬまま に朝をむかえました。当日の本番では、審査員やマ スコミ関係者に囲まれ、さらに使用食材が多かった こともあり、1時間以内での衛生管理に気をつけな がらの調理は練習の時より大変でした。 表彰式で「優勝」の発表を聞いた時は、本当にう れしく、やりとげた達成感で気持ちがいっぱいにな りました。今まで自分達のやってきたことに対する 不安が確信に変わりました。これからも学校と地域 を結ぶ「学校給食」を目指していきたいと思います。 優勝旗とトロフィーを手にした 秋山管理栄養士 (左) と小川調理員 (右) 大丈夫、冷静に」と声をかけあって調理にのぞみま した。 表彰式で「優勝は千葉県匝瑳市野栄学校給食セン ター」と聞いたときはうれしくて涙が出ました。 今回の大会で「チームワークの大切さ」や「経験 が人を育てること」を教えてもらいました。微力な がらも調理員という立場を通じて食べることの大切 さの一端を担っていると思うと、身の引き締まる思 いがしました。今回の経験を生かしてこれからもが んばっていきたいと思います。 第2回 全国学校給食 甲子園で優勝 した時の献立 調 理 員 小 川 徳 子 私は匝瑳市野栄学校給食センターに勤務して15年 になります。勤務当初から手作りの給食を続けてき ました。 このたび全国学校給食甲子園の本選に秋山栄養士 と出場しました。決勝当日は、前日の和やかだった 雰囲気もなくなり、みなさんの厳しい表情に圧倒さ れてしまいました。「何度も繰り返し練習してきた、 − 5 − 決勝戦当日の 調理状況 平成19年度 千葉県学校給食会新規事業 食育推進講座の研修報告 管理職部門 践能力の育成を中心として−」では、食育を含む児童生徒 教職員のための 食育推進講座に参加して の危機的状況への対処から、ヘルスプロモーションの理 木更津市立馬来田小学校 ました。 校 長 念・目的(QOL)に視点をあてた「生き生きスクール」 の推進について、具体的構造を含めた計画・推進案を伺い 千葉県健康福祉部技監の永山洋子先生による「食物ア 伊 藤 孝 レルギーについて」では、免疫学的なアレルギーについて 平成19年度食育推進事業「教職員のための食育推進講座」 が、9月19日に木更津市の市民会館において、南房総教育 の説明から、食物アレルギーを含む様々なアレルギーの要 因や因子・症状や、対応について伺いました。 事務所管内の小・中・県立学校の管理職・給食指導主事・ 学校栄養職員を対象に開催され、参加の機会を得ました。 学校教育における食育は、知・徳・体を含む全ての教 育活動の基礎となるものであり、学校給食を中心とした教 児童・生徒の健全育成の中で、望ましい食育の推進は 育計画への位置づけと組織的・計画的な取り組み、食物ア 欠かすことができず、学校給食はその中心的な役割を担っ レルギーや食事が及ぼす生活や健康への影響の理解を深め ており、食育の一層の充実のため、食育の基本的な知識、 る必要があるなど、本講座はこれからの食育の在り方につ 学校給食の進め方についての いて、研修を深める好機会と 研修として二つの講話を拝聴 なりました。本年度、新規事 しました。 業として企画された本講座で 順天堂大学大学院の大津一 すが、食育への関心が年々高 義教授による「生き生きスク まる中で、更なる発展充実を ールの推進−望ましい食生活実 期待しております。 大津一義先生の講演 栄養職員部門 教職員のための 食育推進講座に参加して 柏市立西原中学校 上席専門員 二 木 由規子 今年から開催された食育推進講座に参加しまし た。前文部科学省学校給食調査官金田雅代先生によ る講演は「食育の推進と学校教育」と題し、食育の 大切さ、栄養教諭がなぜ必要とされたのかを、学校 で行う食育の基本は「学校給食」であるとの根源か らお話をいただきました。 食環境が変化する中、子どもたちに食を起因とす る問題が山積し、家庭だけでは解決することができ なくなり、学校における食育を推進することが重要 となってきました。学校給食という生きた教材を活 用し食に関する指導を学校全体で推進すれば、全て の子どもたちが食育を実践する機会が得られるので す。それは、栄養士が他の先生と違い、常に実物を 使って指導が可能な給食を柱として、毎日の繰り返 永山洋子先生の講演 しの中で興味・関心を持たせることができるからで す。従って、献立は主食・主菜・副菜・汁物とし、 周りから献立の組み合わせに異議を持たれてはなら ないのです。給食管理を疎かにしてはならない。こ れまで教科等の学習内容は頭に入っていても、それ らを結びつけて生活に活かすことができていなかっ たが、学校給食を生きた教材とすることで、学習し た内容を総合的に結びつけていく力を養うことがで きるようになるのです。「知育」「徳育」「体育」の 基礎となるものが「食育」であり、給食は食育の宝 庫という言葉が心に残りました。 実践発表では、習志野市立津田沼小学校の「給 食・授業・委員会活動における食育の取り組み」に ついて学級担任と栄養職員が連携をとった事例の報 告がありました。 この講座を通し、学 校給食を生きた教材と して活用し、各教科の 学習内容と連動させた 指導を行うことがいか 金田雅代先生の講演 に大切かを感じました。 − 6 − 平成19年度 学校給食研修会及び展示会について 研修会「体験 チーズは奥が深い」を終えて ノ酸をバランスよく含んでおり、なおかつチーズのタン パク質は、ペプチドやアミノ酸に分解されるため、消化 吸収率は他の植物性タンパク質よりも高いのも特徴です。 雪印乳業株式会社 関東業務製品支店 販売第二グループ 杉 井 邦 彦 また、チーズの脂肪には分子の小さい脂肪酸が相対的に 多く含まれるため、コレステロールを上昇させる心配は 平成19年11月13日に千葉県学校給食会主催による研修 極めて少ないのです。そして、チーズに含まれる成分の 会が、県内の栄養教諭・学校栄養職員並びに市町村給食 中で最も注目すべきなのは、カルシウムです。チーズの 関係者様を対象に、アパホテル&リゾート東京ベイ幕張 中にはカルシウムが約20%カゼインとつながった形で存 にて開催されました。その中で弊社は、展示会とは別に、 在していて、カゼインとつながったカルシウムは吸収効 「体験 チーズは奥が深い」というテーマに基づき開催さ れた研修会に参画させていただきました。 率が極めて良くなります。チーズを少量食べるだけでも 多くのカルシウムを摂取することができるので、子ども 今回の研修会で最も課題となったのは、40分間という から高齢者まで積極的に勧めたい食品です。 限られた時間の中で、どのようにしてナチュラルチーズ 今回の研修により、学校給食関係者の皆様方に見て・ に関する知識を深めていただくことができるかというこ 聞いて・食べて実感していただくことにより、チーズに とでした。 対する知識を深めていただ まず、口頭での説明だけでは伝わりにくいと思い、視 くことができたものと確信 覚的にチーズの作り方が見えるビデオを活用し、理解を しております。弊社は、今 深めていただくこととしました。いかがでしたでしょうか。 後とも安心安全な商品をお 当日は、約140名の方々にお集まりいただき、ナチュ 届けして参ります。研修会 ラルチーズの作り方や特徴・種類、栄養面等につきまし に参画させて頂き、本当に てお話させて頂きましたが、チーズは 9 種類の必須アミ ありがとうございました。 展示会に出展して 研修会及び展示会に参加して 太平商事株式会社 チーズの試食会 千葉市立椎名小学校 代表取締役 菅 井 梓 財団法人千葉県学校給食会様主催による、「平成19 年度学校給食研修会及び展示会」が11月13日盛大に開 催されましたことを心よりお慶び申し上げます。 今年度は、給食会様の新しい試みとして、受講され る方が積極的に参加される研修会に、参加される栄養 士様が従来よりも出席しやすいように、等をご考慮さ れての開催であったと伺っております。私ども参加メ ーカーも年度末の開催よりも落ち着いて出展すること が出来たのではないかと思います。また、ご参加いた だいた栄養士様の人数が、例年に比べ若干少なくはあ りましたが、今まで以上にお客様と密度の濃いコミュ ニケーションを図ることが出来、今後の営業活動にプ ラスになったと手応えを感じております。 新しい取り組みであった今年度の11月開催の結果 を、給食会様内部でさまざまな角度から分析ご検討い ただき、次回は更に充実した実りある研修会及び展示 会を開催されることを切に希望しております。 主任栄養士 山 下 妙 子 昨今、食の安全性が問われています。児童・生徒の 健康の一役を担う私たち栄養士の責務は、品質の確か な食材を選び、安全でおいしい給食を提供することで す。今年も展示会では、多くのメーカーの方の熱心な お話の中から、最新の情報を聞くことができました。 日々の献立には、安全な地場産品を使用するように 努めていますが、千産千消コーナーでは、これらの産 品を活用した食品の開発が進み、多くの商品化がされ ていることを知りました。これからの献立作成に生か していきたいと思います。 研修会では、「チーズは奥が深い」と題し、世界に 1,000種類あるナチュラルチーズや日本人になじみの深 いプロセスチーズのお話を聞くことができました。 多くの製造工程と繊細な微生物の働きや熟成が、お いしいチーズ作りには欠かせないことを学びました。 また、香りの強いブルーチーズや酸味のあるシェブー ル(山羊)など、初めて食べる珍しいチーズの試食も でき、楽しい研修でもありました。身近な食品ですが、 奥の深さを感じ、見識を深めることができました。 − 7 − 我孫子市立我孫子第二小学校 栽培した野菜を入れた雑煮を給食でいただきました。 みんなで苦労して育てた野菜やお餅を、全校のみんな で食べるという連帯感を味わうことができ「これは1年 「育てて食べよう 「育てて食べよう 食農教育」 食農教育」 生の小松菜、これは、2年生のさといも…」と言いなが ら、どの子も笑顔いっぱいで雑煮を食べていました。 また、畑の先生と一緒に雑煮を食べ、感謝の気持ちを 研究主任 伝えることもできました。 設 楽 喜美代 これらの育てて食べる一連の活動から、自分たちが 本校は本物の体験を中心とした学習を地域と一体と 育てた野菜を調理して食べたり、給食に取り入れたり なって取り組んできました。全学年が畑で作物を栽培 したことで、食への関心が高まり、嫌いなものでも食 し、さつまいも、大根、人参、落花生、なす、きゅう べてみようとする意識が生まれてきたとともに、給食 りなど様々な野菜を収穫しました。5年生の米作りは、 への関心も高まってきました。 20年以上前から学校近くの田んぼを借り、種もみ選び また、自ら進んで作物の世話をすることで、生命を から収穫まで田んぼの先生に教わりながら、子どもた 愛おしむ気持ちが育ち、田畑の先生の指導のもと、み ちの手で行われています。 んなで一緒に活動することで感謝の気持ちや協力する 平成18年度から千葉県教育委員会研究指定校(学校給 態度も育ってきました。 食)となり、 「食農教育」を中心に研究を進めてきました。 「食」に感する知識としては、学級活動の中で栄養 育てて食べる食農教育は、生命の大切さや思いやり、 の学習をしたり、高学年では家庭科でバランスのよい 感謝の気持ちや食物に対する関心を高めるものと考え 献立を考えたりしました。どちらにも栄養士がTTとし ます。 て授業に参加し、より専門的に指導することで、子ど 1年生はサツマイモ・こまつな・ポップコーン、2年 もたちもよく理解 生はなす・きゅうり・さといも・いちご、3年生は大 することができま 豆・ほうれん草、4年生は落花生・大根、5年生はもち した。 米、6年生はにんじん・じゃがいもなどを一人一苗ずつ 育ててきました。 これからも「体 験活動」を通した 11月にはお世話になった田んぼや畑の先生をお招き 食の指導を実践し して全校収穫祭を開きました。各学年の活動を発表し ていきたいと思っ あい、5年生が収穫したもち米で作ったお餅と各学年が ています。 朝食は意外と 朝食は意外と 大切だった 大切だった 6年 平 岡 理彩子 私の学校では6年生の一学期に給食の栄養士さん に「朝食の大切さを知ろう」というテーマで朝食の 大切さを教えてもらいました。この朝食の大切さと いうのはたくさんの理由につながります。それは、 脳と体が動かなかったり、栄養が体内に届かないた めに元気がでなかったり、仕事に集中もできない。 そして体調が悪くなるので勉強や遊ぶこともできな 5年生の米づくり くなってしまうおそれがあるのです。今あげた例の ように良い所など一つもなくて、悪い所ばかりです。 また、昼ごろになってもねむ気がさめなかったり、 やる気が出なかったりするのは、朝食をしっかりと らなかったためと考えることができます。それは、 朝食をとった人と、とらない人の体温の変化をグラ フで表すと朝食をとった人は、体温がどんどん上が っていくのに対して、とっていない人の体温は少し ずつしか上がらないからです。 このように朝食というのは重大な役目を持ってい るのです。それは頭のスイッチ・体のスイッチ・お なかのスイッチです。これらのことを教えてもらっ てから私は朝食をきちんととるようになりました。 − 8 − れを経験として自分に刻んでいる姿を目の当たりにして 心の豊かさを実感しています。 食から心を学ぶ 食から心を学ぶ 食事に関しては、学校の方から朝の食事の大切さを重 んじ、朝食調査を行ったりしていますが、我が家でも同 じ考えのもとに一日の始まりの食事は重要視しています。 PTA会長 渡 辺 哲 也 食事の時間は家族が団らんできる場なので、日々の出 来事を聞いたりして子どもの様子を知る大切なものです。 一日の始まりは、「おはよう」。終わりは、「おやすみ」。 できる限り家族全員で食卓を囲むようにしています。 食事の始まりは、「いただきます」。終わりは、「ごちそう さま」。 食が生活を潤すものの一つと考えますが、ただ単に美 味しいものを食べるのではなく、おいしく食べられる環 食に対する礼儀がある中で、子どもたちは、その意味 境の中で食べることがおいしいものでありたいです。 を深く知ることができるきっかけのある学校生活を送っ ています。 学校での体験と家庭生活を通して、食べ物への感謝の 気持ちを養い、「いただきます」「ごちそうさま」の意味 田んぼ、畑での食物の栽培、動物の飼育などを体験す る場がある環境で学んでいます。 を自分なりにしっか りと受け止めてほし そこには、野菜を育てたり、動物にえさを与えたりと いと思います。 行動することで、大きな心を育むことができています。 一日の終わりは、 種まきの期待と不安、暑い中での草刈の大変さ、収穫の 「おやすみ」ですが、 喜び、動物の赤ちゃんが生まれたときの感動、死んだと 「ありがとう」でも きの悲しみなどその時々でたくさんの感情が生まれ、そ いいですよね。 5年生 もちづくり の“感謝の心”が育ってくれることを願っております。 「食」を通しての 健康づくり さて本校では、体力は十分に備わっているのにもかか わらず、体格が県平均等と比較して劣っているのが若干 気になります。その原因が食生活にあるのか、運動、休 養とのバランスが崩れてそうなっているのか、原因の分 横芝光町立上堺小学校 析はできていません。 校長 北 田 昭 雄 先日実施した朝食欠食の状況調査では、約83%の児童 が毎日朝食をとっていますが、約4%の児童はほとんど食 本校は、九十九里平野のほぼ中央に位置し、学区には べていないと答えております。 「早ね、早おき、朝ごはん」 のどかな田園地帯が広がっています。昔は漁業が盛んで 運動が県をあげて展開されている折、本校でも「食」を したが、最近では専業農家も次第に減少しつつある状況 通した健康づくりを児童に意識させながら、児童の健康 です。 についても取 そういった中、「地域の活力を生かした学校づくり」の り組んでいき 一環として、学校支援ボランティアの協力・支援のもと、 たいと考えて 各学年毎に校内の実習畑を活用して、野菜作りを行って います。 います。さらに五年生は、近所の農家から田を借りて米 作りに取り組んでいます。自分達が丹精して育てた野菜 や米を収穫して祝う際には、言葉では言い尽くせぬ喜び があります。 こういった一連の活動を通して、自然の恵みをいただ くことへの感謝、あるいは、それを調理してくれる人へ − 9 − 五年生による田植え風景 いつもおいしい給食 給食の大切さ 一宮町立東浪見小学校 南房総市立富浦中学校 6年 大 谷 悠 樹 3年 日 下 綾 子 僕たちの給食は、毎日給食室でつくられています。 だから、つくりたてが食べられ、とてもおいしくて うれしいです。 毎月最後の日に「リクエスト給食」という給食が あります。これは、1年生から6年生、そして先生方 と、順番に毎月決めています。教室から給食室に給 食をとりに行くとき、「今月は、何かなあ。」などと 思って、献立を楽しみにしています。 献立を見ると聞いたり、見たりしたことのない野 菜があり、知らないうちにいろいろな物を食べてい るんだなあと思いました。 僕たちは、学校の畑で、食と農の体験学習でさつ まいもやかぶなどたくさんの野菜を作っています。 全校児童で、うね作りから収穫まで、みんなでいっ しょに行っています。収穫した野菜は、給食で食べ たりします。無農薬だし、自分たちでつくった野菜 なので、とてもおいしく感じます。「畑で取れた野 菜です。」と放送されると味が違うような気がしま す。 僕はこれからも、給食を感謝しながら、できるだ け残さず、大切にいただきたいと思います。 私の学校の給食は、給食センターで作られ、学校 に運ばれてきます。給食センターは、毎日とてもお いしい給食を届けてくれます。 私のクラスでは、給食の時間になるとおかわりの 争奪戦(?)も始まります。教室中がとても盛り上 がり、みんな楽しそうです。私にとって、給食の時 間は、仲間と共に笑いあえる一日で一番楽しい時間 です。 給食は栄養が偏ることなく作られているので、ふ だん好き嫌いで食べ物を選んでしまう私は、給食に 助けられている部分がたくさんあります。また、メ ニューなどもとても参考になります。そう考えると 成長期にある私達にとって、給食はとても大切なも のだと思います。 しかし、給食で残飯が出てしまうのも事実です。 特に、野菜や魚は人気がありません。残飯を見るた びに、一生懸命作ってくれる給食センターの人達や 野菜などを生産する人達に感謝すべきなのに……と 思います。これからは残飯を減らし、クラスのみん なが給食を残さず食べるよう働きかけたいです。 学校栄養職員からひとこと 安全・安心でおいしい給食を 習志野市立実籾小学校 上席専門員 小 林 弘 子 今年の4月から本校に異動し、隣接している新栄幼稚 園と併せて約750食の給食を9名の調理員(民間委託) と作っています。市内で最初に、地元農家の野菜を給 食に導入できた等、地域の方々が学校に大変協力的で す。 社会的に食の安全が問われている時代です。栄養士 はもちろんですが、調理員が自主的に衛生管理をする ことが大切です。そこで、給食会のスタンプ検査、ふ きとり検査を利用させていただきました。今まで気が つかなかった箇所から細菌等が検出され、作業の問題 点がはっきりしました。調理員が自分の目で見ること で、より一層衛生・安全に心がけ、作業の手順や食品 の扱い方等が改善されました。 また本校では、調理員が児童と会食する週がありま す。全員が毎日違うクラスで、クイズや会話をしなが ら給食時間を過ごします。児童は調理員と一緒に給食 を食べることで感謝の気持ちが芽生えます。また、調 理員は児童一人一人の顔を思い浮かべながら、おいし い給食を作ろうと いう気持ちになり ます。 日々児童とのふ れあいを通してお いしい、魅力ある 給食を目指してい きたいと思います。 − 10 − 調理員さんと一緒に 自 慢 献 立 おいしい給食 〈米飯献立〉(1食単価240.09円) 市原地区学校栄養士会 〈パン献立〉(1食単価227.08円) ・ごはん ・牛乳 ・さつま汁 ・さんまの ピーナツ揚げ ・春雨サラダ (小袋和風ドレ ッシング) ・お米のムース ・米粉パン ・苺ジャム ・牛乳 ・イタリアンスープ ・バーベキュー焼き ・たらこスパゲティ 市原第二学校給食共同調理場 献 立 名 ・ごはん・牛乳・さつま汁・さんまのピーナツ揚げ ・春雨サラダ(小袋和風ドレッシング)・お米のムース 材 料 名 精 市原第二学校給食共同調理場 白 牛 重量g 献 立 名 作 り 方 ・米粉パン・苺ジャム・牛乳・イタリアンスープ ・バーベキュー焼き・たらこスパゲティ 材 料 名 重量g 米 70 米 粉 パ ン 乳 206 苺 ジ ャ ム 15 乳 206 豚 肩 小 間 10 ①さつま芋は角切り、にんじん・大 牛 さ つ ま 芋 15 根はいちょう切り、ごぼうはささ ベ ー コ ン ん じ ん ま ね ぎ に ん ご じ ぼ 大 木 赤 ん 10 がき、長ねぎは小口切り、豆腐は に う 10 角切りにします。 た 根 長 ね 綿 色 ぎ 豆 辛 み 10 ②さば節でとっただし汁を煮立て、 5 そ 12 ③煮えたら、和風だし、みそ、豆腐 和 風 だ し の 素 0.4 塩 0.1 さ ん ま ょ う 砂 糖 み ピ ゆ り ー ナ 2 2 ツ 0.5 き 雨 ゃ 小 に べ 松 ん じ 10 ズ 1.5 パ 粉 / 卵 塩 リ (冷)チキンブイヨン 0.2 バーベキュー焼き 60 ①セロリ、にんにくはみじん切りに ピーナツをふります。 (鶏肉・玉ねぎ) 酒 / し ょ う ゆ 砂 糖 セロリ/にんにく ん、ハムはそれぞれ茹でておきま す。 た 5 ②①をあわせ、塩・こしょうで下味 し マ 0.01 パ ゲ ま テ 米 〈献立のねらい及び児童生徒の反応〉 市原産の豚肉、さつま芋、にんじん、ごぼう、小松菜、千葉県産 のさんま、ピーナツを使った献立です。さつま汁は、さつま芋の 甘味がでておいしく、児童もよく食べていました。 ね ょ ょ ヨ ネ ぎ う な う ゆ ー g 28.3 29.8 サ ラ 2 15 ①うす切りにした玉ねぎを、油で炒 20 め、ほぐしたらこ、しょうゆ、マ 4 ヨネーズを加え、さらに炒めます。 5 ②茹でたスパゲティを加え、炒めま 0.5 す。 ズ 1 ③きょうなを加え、塩で味をととの 0.2 ダ 油 えて、仕上げます。 1 〈献立のねらい及び児童生徒の反応〉 市原産の米粉を使用したパンをとり入れた献立です。米粉パンは、 お米の甘味と香り、そしてもちもちした食感が特徴です。市原市 では、地産地消の食品として月1回実施しています。 実 施 日 平成19年10月19日 調 理 場 市原第二学校給食共同調理場 (職氏名) 専門員 中台昌子・杉田美子 実 施 日 平成19年10月11日 調 理 場 市原第二学校給食共同調理場 (職氏名) 専門員 中台昌子・杉田美子 栄 養 量 エネルギー たんぱく質 ます。 0.8 ②鶏肉、玉ねぎを①につけこみ、焼 0.1/0.1 きます。 ィ 加熱用ほぐしたらこ き をつけます。 し、調味料といっしょに下味にし 0.8/4 アップルピューレー 10 kcal 769 687 入れます。 0.5・0.03 ④仕上げにみじん切りのパセリを加 5 えます。 スープストック 塩 単 位 米飯献立 パン献立 酒、パン粉とあわせ、静かに流し 1 ておきます。 5 ①春雨、きゃべつ、小松菜、にんじ 5 えます。 3/20 ③塩、こしょうで味をととのえる。 0.1 卵をわりほぐし、粉チーズ、塩、 0.5 セ エリンギ、コーン、たまねぎを加 たれを作ります。ピーナツは炒っ 20 う ン 塩 ・ こ し ょ う 0.05 ょ ギ ー 菜 塩 し ン チ つ ボ ン レ ス ハ ム こ リ ス ん 30 ②ブイヨンとスープストックでスー 5 プを作り、ベーコン、にんじん、 粉 酒 (ロースト32カット) 春 10 ①にんじんはいちょう切り、たまね 5 ぎ・エリンギはうす切りにします。 エ パ 1.5 ②さんまを揚げて、①のたれをかけ、 ん 50 ホールコーン缶 を加え、ねぎを入れます。 40 ①しょうゆ、砂糖、みりんを煮立て、 (塩・こしょう・でんぷん付) し さつま芋を煮ます。 15 2 ば 豚肉、にんじん、ごぼう、大根、 腐 節 さ 作 り 方 脂 肪 カルシウム 鉄 g 29.0 24.0 mg 414 311 mg 2.8 2.0 レチノール当量 μg 230 169 − 11 − ビ タ ミ ン B1 B2 mg mg 0.56 0.56 0.54 0.69 C mg 22 27 食物繊維 食 塩 g 3.4 3.7 g 3.2 2.9 【 千 学 給 あ ん な い 】千 葉 県 学 校 給 食 会 推 奨 物 資 紹 介 千葉県産米を使用した製品のご案内 アルファ化米 1袋10裴 3 学期より、アルファ化米の原料米が千葉県産ふさこがねに変わりま す。千産千消の食材としてご利用下さい。 (製品特徴) ○調理釜で簡単に調理できます。 洗米、浸漬が不要 加熱時間が短い(炊飯液沸騰後、アルファ化米をいれて約10分) ○美味しく炊飯できます。 吸水性が良いので調味液がしみ込み、味がしっかりつきます ○一食当りの出来上がり量 アルファ化米70g使用で約170g (栄養成分) エネルギー 水分 蛋白質 脂質 炭水化物 灰分 ナトリウム 387 8.0 5.8 0.7 85.2 0.3 2.0 ビ タ ミ ン レチノール カロテン レチノール当量 0 0 ビタミン ビタミン ビタミン B1 B2 C 0 0.41 0.02 カリウム マグネシウム 66.0 食物繊維 0 総量 0.8 16.0 リン 鉄 亜鉛 78.0 0.2 1.4 食塩 相当量 0 調理例 和 風 鶏 五 目 具材内容 アルファ化米、アルファ化もち米 御 ごぼう、人参、筍、鶏肉、椎茸、醤油、砂糖、 飯 味醂、鰹だし、昆布だし、食塩他 洋 風 カ レ ー 具材内容 アルファ化米 ピ 鶏肉、玉葱、スイートコーン、グリンピース、 ラ 赤ピーマン、植物油、食塩、カレー粉、砂糖、 フ バター、ウスターソース 編集後記 学校給食だより88号をお届けします。本号の表紙の写真は、平成19年11月13日(火)に開催致しました学校給食研修 会及び展示会の複数の写真で構成してみました。 さて学校給食会では、食育の大切さを考え、本年度から新規事業として食育推進講座を立ち上げて実施し、本号の6頁にその研 修報告を掲載させていただきました。この食育について過日、文部科学省が、学校給食について主要目的をこれまでの「栄養改善」 から食の大切さや文化、栄養を学ぶ「食育」に転換する方針を固めたことが報道されていました。これから学校給食法の初の大幅 な改正がなされていくことになりそうです。この学校給食だよりにつきましても、これからは「食育」を更に重要視した内容構成 をして、皆様に有益な食育情報を提供して参りたいと思います。 2008年が、皆様にとってすばらしい飛躍の年になりますようお祈り致します。 最後になりましたが、原稿をはじめ資料をご提供いただきました皆様に深く感謝を申し上げます。 − 12 −
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