流山市立西初石小学校 校長 野﨑 肇子 (在籍児童数 650名) 平成26年3月3日 http://www.nagareyama.ed.jp/nshatusyou/ 幸せニューロンを伸ばしましょう! -1年間のご協力に感謝申し上げます- 校長 野﨑 肇子 裏道に残っていた雪もようやく姿を消し、校庭の赤いポスト脇の白梅が咲き始めました。 2月の全校朝会で紅梅がひとつ開いた小枝を見せたところ「先生、白い梅もみつけました。」と校長室に知ら せに来てくれたお子さんがいました。良く話しを聞いてくれています。日々の小さな変化に目を向けられる事を 素晴らしいと思います。この国ならではの季節感、24節気、行事等、折に触れて意識できるよう、更に誘って 参りたいと思います。 先日は、年度最後の授業参観へのご来校ありがとうございました。82%と大勢の方に参観して頂きました。 懇談会では、お子様方の1年間の成長を喜び合う感想がたくさん出されました。担任への感謝の言葉も励みにさ せて頂きました。アンケートにも答えて頂き、即日集計し、職員で共有しました。1年間のご協力に感謝申し上 げます。今後も「子ども達にとって良いこと」を保護者の皆様と力を合わせて行って参りたいと思います。 学校のリーダーとして様々に活躍した6年生が、間もなく卒業です。お世話になった学校をきれいにしようと 校庭の側溝の掃除を進んで行っています。数人ずつ校長室で給食を食べました。6年間の思い出や30年後の自 分、好きな言葉等について会話が弾み、楽しい会食でした。フレンド集会では、素敵なパフォーマンスを披露し 「伝統を引きついで下さい。」と下級生にメッセージを送ってくれました。「6年生を送る会」は、5年生をリー ダーに、全学年が着々と準備し、6年生への感謝を伝える集会となりました。どの学年も心のこもった発表でし た。職員もサプライズで歌を贈りました。西小で過ごした仲間皆が「絆」を深め合う会となりました。 先日、聖徳大学児童学部児童学科教授 鈴木由美先生の講演を聴いて参りました。 幸せを感じると「脳内のスピンドルニューロンという神経細胞がのびる」のだそうです。スピンドル 前頭葉の中の帯状回前皮質というところにある神経細胞で、一旦長くなると、どんな出来事があって も縮まないし、腐らないため、長い分だけ幸福感が持続するのだそうです。幸せな体験を重ねるほど スピンドルニューロンは伸び続け、ストレスに対しても強い抵抗力を持つようになるのだということ です。 どんな時にのびるかというと・・・ 第3位 美味しいものを食べたとき、綺麗なものを見たとき 第2位 何かを頑張って、達成感、充実感を味わったとき 第1位 一生懸命やって、誰かに誉めてもらったとき ただ誉めればよいのではなく、一生懸命頑張っている様子をしっかり見極め、心から誉める、褒めて もらうのだそうです。誰でも誉められたい、認められたいと思うものです。大人も子どもも言葉に出 し互いに褒め合いましょう! また、多動や興奮等を抑える「脳のブレーキ」に関わる物質 GABA を毎日摂取すると落ち着きのあ る行動がとりやすくなるそうです。GABA を形成する「グルタミン酸+ビタミン B6」を摂取するには 竹の子、椎茸、トマト、昆布、チーズ、豆、などを食べると良いとのこと。和食、うまみ成分ですね。 毎日味噌汁を飲むことが心の安定に繋がるそうです。さあ、毎日味噌汁を飲んで、大笑いをし、美し いと感じて言葉に出し、幸せ!と感じることを皆で行っていきたいものです。 自分の『ニューロン』そばにいる人の『ニューロン』を伸ばして、皆で幸せになりましょう。 地域の方から嬉しいメールが届きました。『私は若葉台に住んでいるものです。2月10日のことです。貴校 の6年生の男子生徒達が、雪の道を退かす手伝いをしてくれて、大変助かりました。その行為に感謝の意をお伝 えしたくてこのメールをお送りしました。生徒の方から「手伝いましょうか」と声を掛けてくれ、「手伝ってく れるの。」と声かけたら、彼は「学校の先生に困っている人がいたら手伝ってあげなさい。」と言われているから と言い、近くに置いてあったスコップで雪を退かし始めました。彼は小学生にしては大きく、力もあり、湿った 重い雪、凍っている雪を退かしてくれる姿は逞しく頼もしく感じ、心が暖かくうれしくなりました.・・・』との 内容です。聞いて見ると6年生の児童でした。友だちも手伝ったようです。校長室に呼んでお礼を言いました。 餞に「送る会」で紹介しました。いつも子ども達を温かなまなざしで見守って下さり、ご丁寧にお知らせ下さ ったことに感謝申し上げます。彼らの行動を嬉しく、頼もしく、誇りに思います。他の6年生も皆、優しく素直 で行動力のある子ども達に成長していると実感しています。このような地域の方の下で生活できる子ども達は幸 せです。いつも地域の皆様に支えて頂いている事に感謝申し上げます。今後ともお力添えの程、よろしくお願い します。 「小さな命を育てよう」 みどり(栽培)委員会が世界蘭展の「蘭を育てる活動」 に応募したとこ ろ、事務局から20鉢の蘭が贈られてきました。また、夏に福島を訪れた 時に3.11の慰霊の日に育てた写真を送って欲しいと言う 「復興の花を 育てよう」という活動のキンギョソウの種を買ってきました。 全校21学級にこれら21鉢の花をひとつずつ置き、みどり委員会の担 当児童と共に 「小さな命を育てよう」という活動を9月から行ってきまし た。先日、東京ドームで行われた世界蘭展で、秋に咲いた3鉢の写真や観 察日記を添え、今までの取り組みを掲示物にまとめて展示しました。出品 した2鉢の花も蘭展の期間内に咲き、更に、学校でも1鉢が咲きました。 春先まで次々に花開きそうで楽しみです。 のびのび学級で一粒ずつ植木鉢に植えて育ててきた「キンギョソウ」はなんと4鉢も、もう咲きました。何気 ない小さな営みですが、どの学級でも大事に育てています。一鉢咲く毎に子供達、職員で喜び合っています。 「更なる学力向上を目指して」 今年度もまとめの時期になりました。新しい学年での更なる飛躍を目指 して、 算数の復習週間を全校一斉に実施します。がんばって取り組んだ児 童にはもれなく「算数パワーアップ認定証」をお渡しします! ☆よりよい教育活動実施の為に☆ ご協力頂きました教育活動へのメッセージ結果を資料として、一人ひと りの職員がこの1年間の教育活動を「自己評価書」で振り返りました。結 果をもとに、先日職員が「知・徳・体」のグループに分かれ、次年度の教 育活動の更なる充実の為の改善案を考えました。 調査結果の一端をグラフにてお知らせします。詳しくは、本校ホームページに掲載します。 <小中連携の取り組み> ☆中学校体験ウィーク☆(2月10日~14日) 6年生は 「中学校体験ウィーク」として、西初石中学校で中学校での 50分の授業、部活動など、たくさんの体験をさせてもらいました。先輩 達の歓迎の歌、優しい部活指導…、中学校がとても身近に感じられたよう でした。 4月からの中学校生活が安心して送れそうです。 ☆中学生学習サポート☆ 西初石中学校の3年生の生徒が、小学校の学習サポート として小学校に 来てくれました。教室にお兄さんお姉さんが来てくれて、優しく勉強を教 えてくれました。休み時間には外でいっしょに遊んでもらい、本当にうれ しそうでした。 ☆西初石っ子を育てる会☆(2月25日) 地域の方々、西初石小、西初石中の学校関係者をお招きして「西初石っ 子を育てる会」を行いました。小学校、中学校の授業を参観していただい た後、学校経営に関するいろいろな意見をいただきました。 ・あいさつがよくできていた。 ・たてわり活動のおかげで交流が広がっている。 など、おほめの言葉をいただきました。ありがとうございました。 <お話タイムありがとうございました> 読み聞かせ保護者ボランティアの方々に、朝の「お話タイム」で、年間10回に わたっていろいろな物語や絵本を子どもたちに読んていただきました。 子どもたちは今度はどんな本なんだろう?と、お話タイムを毎回楽しみにして いました。時には思い切り笑える本を、時にはほろっとくる本をと様々な本を選 んで読んでいただきました。 一年間、本当にありがとうございました。
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