小中連携スクールプログラム〈直島町立直島中学校区〉 関係小学校の主な取組 中学校の取組 小・中を通して育てたい児童生徒像 ◆ 互いに尊重し,助け合うことができる児童生徒 ◆ ふるさと直島のすばらしさを誇りに思う児童生徒 小・中の連携した取組 〈幼尐中合同運動会の企画運営〉 小学校児童会と,中学校生徒会のメンバーが協議し,毎年テーマを決定する。 同じ意識や目標を持って児童・生徒が団結し,助け合うことを目標とする。 〈ふるさと直島を愛する心を育てる活動〉 小学校ではふるさと教育と称し,直島の歴史や文化について学ぶ。中学校で はそれを受けて地域奉仕活動や,ゴミ拾いを長期休業中に行う。 本年度の重点な取組(工夫・改善) ◇学校間や地域の連携を図った児童会活動 幼小中合同運動会のテーマを小・中それぞれ で案を出し,児童会・生徒会が話し合いテーマ を決定することで児童・生徒の自主性を育てる。 児童会が下校時に気を付けることを「す (進んであいさつ元気よく)・な(並んでまっす ぐ帰ります)・お(落ち着き止って右左)」のス ローガンとしてまとめたり,下校時の安全を 見守ってくれている方々へのあいさつ運動 を広めたりすることで身の回りの人達への 感謝の気持ちを育む。 本年度の重点的な取組(工夫・改善) ◇学校間や地域の連携を図った生徒会活動 町をあげて行われる合同運動会では児童 会と生徒会が主体的に活動し,テーマや種目 を決める。地域の方の協力を得て,生徒が案 を出し合うことで自主性を育てることを狙 いとする。 長期休業中には「直島一周ゴミ拾いツア ー」を実施する。町にも呼びかけて参加者を 募り,生徒会を中心にしてゴミ拾いを行うこ とでふるさと直島に対する感謝と誇りの気 持ちを育む。 ◇集団づくりを推進する学級活動 学級目標やデザインを児童自らが考え,学級旗 作りを行うことで,学級の団結力を高める。 人権月間に「ハートでアート」を行う。友 達のよいところ等をハートのカードに書き,巨 大カボチャにはり付けていく。なかまの良さを 知り,さらにその輪を広げようとすることでよ りよく生きようとする児童の育成をめざす。 ◇集団づくりを推進する学級活動 人権について各学年が社会におけるさま ざまな差別問題について学習し,学級や全校 生徒の前で人権作文を発表する。生徒が胸に 秘めた思いや,人には言えない本音,また, 自分の心にある差別心や学級の仲間の存在 を意識させたい。今年度はさらに多くの生徒 が自ら発言できるような仲間作りを日々の 学級活動で培うことを目標とする。 生徒指導上の課題 子ども達は幼・小・中の12 年間,ほぼ固定化され た学級集団で学校生活を過ごす。クラス替え等の環 境の変化に応じて新たな人間関係を構築する機会が あまりないため,子ども相互の関係が崩れてしまう と修復に時間がかかる。このように人間関係を調整 することが上手くできない要因として,相手との関 係性に応じて適度な距離を保ったり,相手や状況に 応じて言葉を遣い分けたりする力が十分に身に付い ていないことが考えられる。 生徒指導上の課題 学校行事や地域と一体になって行う活動について は,一つの目標に向かってクラス一丸となって取り組 むが,普段の生活では固定化された人間関係の中で気 が置けない友人としか話ができない生徒が多い。自分 や友人の新しい一面を授業やその他の活動を通じて発 見し,お互いを認め合うことができる集団づくりが今 後の課題であると言える。
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