超高効率ホウ素除去システム

新開発技術
超高効率ホウ素除去システム
新型の繊維状吸着剤と再生廃液の特殊な処理法の組み合わせに
より、低コストでのホウ素除去を可能にしました。
新開発 ホウ素除去システムの概要 (特許出願中)
■特徴
1)ホウ素吸着容量を従来品の2倍以上に増強した新型の繊維状吸着剤を採用 。
(キレスト㈱製キレストファイバー® )
2)キレート繊維は再生により繰り返し使用が可能。
3)従来品と比較し、2倍以上の再生効率を実現。
4)再生廃液の処理効率を向上させた技術を採用。
5)従来法と比較し、飛躍的に低いランニングコストで除去可能。
■概略フロー
前処理
(ろ過)
流入水
再生薬品(酸・アルカリ)
(定期的に通液)
キレート
繊維塔
キレストファイバー®の構造と写真
再生廃液
(ホウ素を高濃度に含む)
① 凝集処理装置
(高濃度ホウ素対応型)
処理水
② ホウ酸精製装置
ホウ素を資源化する場合
ホウ素を固形化してから廃棄する場合
(排水処理など)
NECファシリティーズ
http://www.necf.jp
超高効率ホウ素除去システム
■新型繊維吸着剤 (キレストファイバー® )
キレストファイバーは、セルロース繊維(100μmφ×500μm)の表面に官能基を結合させた、酸・アルカリ
や有機溶媒に対しても安定な素材です。官能基はキレート樹脂と同じく、N-メチルグルカミン基であり、
共存物質が大量に含まれていても、ホウ素だけを選択的に吸着します。
官能基が繊維の表面に露出しているため(下図参照)、きわめて高速での吸着・脱着が可能です。
120
処理水ホウ素濃度 (mg/L)
新型キレート繊維(試作品)
キレストファイバー®の構造と写真
イオン
100
キレート樹脂
80
60
処理水B:1mg/L時の
ホウ素吸着量
2.6g-B/L-Resin
40
20
5.2g-B/L-Fiber
0
0
樹脂基材
ホウ素吸着樹脂の構造
10
20
30
40
50
60
70
80
Bed Volume (mL/mL-Fiber)
図)ホウ素吸着樹脂と新型キレート繊維(試作品)によるホウ素処理結果
原水B:100mg/L(ホウ酸+塩化アンモニウム模擬排水)、pH:8.0、SV:10h-1
図)キレストファイバーと樹脂の構造比較
■ランニングコスト
3,500
ランニングコスト (円/m3)
従来法
3,000
当社NE-B法
(凝集沈殿改良法)
2,500
2,000
1,500
当社新開発技術
(超高効率除去法)
1,000
500
0
0
20
40
60
80
100
120
140
原水ホウ素濃度(mg/L)
図)各技術のランニングコスト比較
新型キレート繊維塔
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2011年11月第1版