(1)宅地・農地に限らず土地は買上げてほしい ⇒ 将来より現在の生活を

第3回
津波被災地復興部会
検討状況のまとめ
津波被災地の土地利用における前提意見について
(1)宅地・農地に限らず土地は買上げてほしい ⇒ 将来より現在の生活を優先。
(2)請戸・棚塩には人は帰らないと思う(若い人に限らず) ⇒ そもそも津波被災地の復興
はあるのか(他県と違い原子力災害が関係しているため)
(3)生活基盤が失われている ⇒ 買上げ・賠償により生活基盤の回復 ⇒ 土地利用以前に
生活再建
津波被災地の土地利用について(宅地の場合)
委員の意見等
津波被害により請戸・棚塩の地に戻り住宅を再建するという意見は少なく、町外・県内外
への生活再建を目指すという意見が多くを占めた。また、宅地については公益性の高い土地
利用が求められ、国・県・町などで買い上げてもらい、「減災」の考えに基づき防災林・防
災緑地の整備を図るべきだとの意見がだされた。
論点
・防災林・防潮林の整備の必要性
・宅地の買い取り方法の模索 ⇒
⇒ 住まない地区に「減災」は必要か?
防災集団移転事業を活用することも検討が必要?
・地権者とのコンセンサス
津波被災地の土地利用について(農地の場合)
委員の意見等
津波被災地域の農地利用については、津波被災者が主体的に農地を活用するという動き・
検討はなく、農地を活用した再生可能エネルギー、農業法人の参入による農地の経営、水稲
作物に替わるバイオ燃料用作物の栽培、高線量地区の農家への土地貸付などの議論がされ
た。
・高線量地区の農家の就農意向・調整
論点
⇒
大規模法人化が必要、ランニングコスト
・再生可能エネルギーの参入企業、売電後の利用方法
・バイオ燃料用作物の栽培 ⇒ 専門機関との連携
⇒
土地所有者に還元?
第3回
津波被災地復興部会
検討状況のまとめ
津波被災地の土地利用について(その他)
・廃炉になるまで原発従事者の寮を整備
・松を活用した津波到達点の整備
・低線量の瓦礫置き場としての活用
・大平街道を避難道として整備
・浜街道は嵩上げした後に産業道路として活用
・洋上風力発電を含めた脱原発依存体制
・企業誘致のために企業との勉強会や浪江町の魅力を企業に伝える
・墓地については大平山に整備する