セキュアード・キャピタル・ジャパン株式会社 (2392) 決算説明会 2010年2月22日 2009年12月期総括・2010年12月期方針 経営成績 (百万円) 連結 売上高 持分法適用 2008/12 2009/12 前期比 2008/12 2009/12 事業環境 5,807 6,248 8% 3,670 4,015 9% 経常利益(損失) 166 -9 - 402 822 104% 当期純利益(純損失) -370 1,097 - -370 1,097 - 最重要経営課題 投資対象地域 中国等アジア諸国に対する関心が強い 日本の不動産に対する投資家の関心も徐々に回復 ファンド投資及びダイレクト投資 不良債権投資 -財務基盤の安定と投資機会への対応今後CMBSの大量償還や日本の金融機関による担保不動産の 売却は投資機会 バランスシート及び資金繰り強化 パシフィック・アライアンス・グループ(PAG)傘下の投資ファンドに対する第三者 割当 (1)30億円の転換社債型新株予約権付劣後社債を発行 (償還期日:2012-2015) (2)15億円の追加発行のため引受コミットメント枠を設定 既存転換社債(プットオプション期日:2010年4月)額面60億円のうち45億 円を買入消却 レンダーの動向 一部は再開 今後は資本規制の動向 機関の収益動向次第 当社の方針 短期銀行借入金削減(08/12末約36億円→09/12末約13億円) Ⅳ号オポチュニティ・ファンドの募集完了(エクイティ・コミットメント額: 約5.3億ドル) 募集済ファンドによる投資推進を目的とした当社の資金調達 エクイ ティ・コミットメントラインの設定 (発行可能普通株式数: 25,000株; 4,900株発行) Ⅳ号オポチュニティ・ファンドによる大型案件(PCP)の取得 -競争優位性が向上- 金融 -運用ファンドの拡充と規模の拡大- 投資家のリスク許容度に応じてファンドの品揃え拡充 組成中ファンド:不良債権(REPⅣのサイドカー)/コアプラス/ バリューアッデット アジアの業務基盤の増強を図る 上海所在のアセットマネジメント会社(関連会社)との連携 アジア地域での投資活動推進 Ⅳ号オポチュニティファンドによる積極的投資活動 AUMの拡大 特定顧客向けアセットマネジメント業務 ファンド規模の拡大 転換社債償還差益計上 (約14億円) 資産減損に対するヘッジ効果 -PERE業界の動向ー 前期比 日本の代表的私募不動産ファンド運用会社に PERE(Private Equity Real Estate)誌により世界15社の勝ち組の1社に指名 案件の持ち込みが増加 ファンド共同組成等の機会増加 AM会社の破綻続出により当社の特定顧客向けアセットマネジメント 業務が拡大 -1- 受託資産残高・運用ファンド 受託資産残高の推移 タイプ別(億円) 合計 6,846億円 受託資産残高構成比 8,000 タイプ別(09年12月末) 7,000 不動産メザニンファン ド, 1% 6,000 ディストレス債権投 資, 6% 5,000 特定顧客向けアセット マネジメント, 29% 4,000 3,000 2,000 1,000 不動産コアプラスファ ンド, 6% 0 04/12 05/12 06/12 07/12 ディストレス債権投資 不動産オポチュニティファンド 特定顧客向けアセットマネジメント 不動産メザニンファンド 08/12 不動産オポチュニティ ファンド, 58% 09/12 不動産コアプラスファンド 注 受託資産総額には取得付随費用を含めて表示しています 運用ファンドによる投資資産のほか、特定の顧客投資家に対するアセットマネジメント業務受託資産を含みます(「特定顧客向けアセットマネジメント」として表示) 当社グループの運用ファンド ファンド名 対象資産 投資スタイル 投資対象地域 当初投資可能総額 * (億円) クローズ時期 SCJREPⅠ 不動産分散型 オポチュニティ 日本 600 04年3月 SCJREPⅡ 不動産分散型 オポチュニティ 日本 700 SCJREP Asia 不動産分散型 オポチュニティ 主に日本。日本を除くアジ アにも最大25%まで配分 3,550 SCJREP Ⅳ 不動産分散型・ 債権投資含む オポチュニティ SCJRF 居住用不動産 コアプラス 日本 800 04年10月 SCJRF Ⅱ 居住用不動産 コアプラス 日本 440 08年3月 SCJ REMPⅠ 不動産メザニン - 日本 400-500 07年9月 主に日本。他のアジアに 525百万ドル(出資 も最大30%まで配分 約束総額) 受託資産(億円)** 09/12末 最大運用年数 取得完了、ほぼ売却済 海外機関投資家 13 7 05年4月 取得完了、一部売却済 海外機関投資家 322 7 07年3月 運用中、一部売却済 海外機関投資家 1,984 7 1,678 8 97 7 318 7 58 6 09年8月 進行状況 投資中 投資家 海外機関投資家 取得完了、一部売却済 国内機関投資家 投資中 内外機関投資家 取得完了、一部償還済 内外機関投資家 注 上表は運用ファンドの説明であり、特定顧客家向けアセットマネジメント業務及びディストレス債権投資の説明は含まれておりません *SCJREPⅠ Ⅱ Asia Ⅳ はUS$での調達。表の円金額は概算の価額。当初投資可能総額の為替レートは募集完了時点のもの。Ⅳ以外はノンリコース・ローンによる借り入れ予定額を含むファンド運用可能総額 **受託資産額はノンリコース・ローンによる借入額を含む取得総額 -2- <ご参考> オポチュニティ・ファンドの投資方針・中国不動産投資実績 Ⅳ号オポチュニティファンドの資産配分予定 (10年2月現在) 資産クラス Ⅳ号オポチュニティ・ファンド (SCJREP Ⅳ) 配分 出資約束総額 $525mn オフィス(日本) 25% 住居 (日本) 15% 商業施設 (日本) 10% ホテル (日本) 投資対象は日本の不動産を中心に債権や他のアジア地域にも30%まで配分予定 ターゲット資産はノンリコース・ローンの借換期限が迫った優良不動産や優良不動産を担保 とした債権 5% 不良債権 25% 日本以外のアジア地域の不動産注) 15% Special Situation 09年12月末までにPCP含む4物件を取得(オフィス3件 ホテル1件) 10年1月に大阪のホテルを取得 2010年の取得計画 700億円 5% 合計 100% 注 現在の目標資産配分は15%であるものの最大30%まで投資可能 Ⅲ号オポチュニティ・ファンド(SCJREP Asia)による中国不動産投資実績 英語名称 The Daning Life Hub Trinity Village Jinlin Tiandi Retail Xihuan Plaza Nexsus Center 建物 オフィスタワー3棟とソーホー 家具付海外駐在員用 ヴィラ41戸 商業ビル オフィスタワー オフィスタワー 所在地 中国上海市 中国上海市 中国上海市 中国北京市 中国北京市 取得年月 2007 2007 2007 2007 2008 売却年月 2009 2008 2009 2010 予 2009 Trinity Village (中国上海市) 家具付海外駐在員用ヴィラ The Daning Life Hub (中国上海市) オフィスタワー Jinlin Tiandi (中国上海市) 商業ビル -3- 2009年12月期決算概要 (持分法適用) バランシシ-トの強化 営業利益、経常利益増益と当期純利益の黒字転換を達成 要約貸借対照表(持分法適用) 2008/12 百万円 2009/12 増減 要約損益計算書(持分法適用) 総資産 百万円 流動資産 内 現預金 2,858 3,616 758 流動資産 合計 4,096 4,632 536 1,828 841 -987 10,317 8,928 -1,389 555 551 -4 売上高 固定資産 内 投資有価証券 1) その他の関係会社有価証券1) 長期貸付金 1) 固定資産合計 13,986 11,422 -2,564 総資産合計 18,082 16,055 -2,027 負債 流動負債 内 短期借入金 3,600 1,339 -2,261 流動負債合計 4,549 2,986 -1,563 固定負債 内 新株予約権付社債2) 6,000 4,500 -1,500 固定負債合計 6,000 4,527 -1,473 10,549 7,513 -3,036 負債合計 内 株主資本 3) 純資産合計 負債・純資産合計 8,041 9,537 7,533 8,541 1,008 18,082 16,055 -2,027 2009/12 3,670 前期比 4,015 9% 2010/12予 前期比 5,200 30% フィー収入 4,490 5,345 19% - - アセットマネジメント 3,072 3,257 6% - - アクイジション 428 1,589 272% - - ディスポジション 273 149 -46% - - インセンティブ 718 351 -51% - - 共同投資収益(損失)1) -820 -1,329 - - - 販売管理費 3,317 3,073 -7% - - 営業利益 352 941 167% 2,500 166% 経常利益 402 822 104% 2,300 180% 1 1,458 - - - 647 521 -19% - - -370 1,097 - 1,400 28% 特別利益2) 特別損失 当期純利益(純損失) 純資産 2008/12 注 1)運用ファンドに対する共同投資持分の減損が反映されています 2)転換社債型新株予約権付社債の一部買入消却による償還差益1,393百万円が計上されています 1,496 *持分法適用による連結経営成績の開示方針について:当社グループの連結財務諸表には運用ファンドのうち当社グループが50%以上のファンド出資持 分を有する2つ(SCJレジディンシャル・ファンド第2号、SCJリアル・エステート・メザニン・パートナーズⅠ)が連結対象として含まれていますが当社の共同投資 持分が一定の出資比率を下回る運用ファンドについては、受託資産額や共同投資額の多寡にかかわらず連結財務諸表に連結対象として含まれていません。 運用会社としての当社グループの実態の説明のためには持分法を適用した連結財務諸表が効果的であると考えます。持分法不適用の場合、連結された運 用ファンドの組入れ不動産等の賃料収入やメザニンローン等の金利収入等が当社の損益計算書において「売上高」として計上され、当社グループの本来の 「売上高」であるファンド運用にかかわる諸手数料収入等については「当社の受取」と「被連結のファンドによる支払」とが相殺され連結損益計算書には表記 されません。更に、連結財務諸表に含まれるファンドの借入金(ノンリコース・ローン)総額や支払利息についても当社グループの負担金額のように表記され ます。そのため、実質的負担金額を明確にするため持分法適用の財務諸表作成により実態の明確化を図っています。 注 1)「投資有価証券」及び「その他の関係会社有価証券」及び「長期貸付金」に「運用ファンド・ディストレス債権に対する 共同投資残高」(下表ご参照)が含まれています 2)「新株予約権付社債」の内訳について下表をご参照ください 3)「純資産合計」には「株主資本」のほかに「為替換算調整勘定」等が含まれています 当社グループの借入金・社債(09年12月末) 08/12 百万円 期限(年) 09/12 百万円 短期借入金 3,600 転換社債型新株予約権付社債* 6,000 1,339 期限(年) 従業員数 103名 (2009年12月末) (2008年12月末122名) - 2012 1,500 2012 0 - 3,000 2012/2013/2014/2015 9,600 - 5,839 転換社債型新株予約権付劣後社債 借入金・社債合計 - - *:繰上償還の請求権行使日 2010年4月30日。利率はゼロ% 運用ファンド・ディストレス債権に対する共同投資資産残高(09/12末) ファンドタイプ オポチュニティ・ファンド コアプラス・ファンド メザニン・ファンド ディストレスト債権 共同投資資産残高合計 億円 38 52 4 6 101 -4- 2009年12月期決算概要 (連結) 要約貸借対照表(連結) 要約損益計算書(連結) 2008/12 百万円 2009/12 増減 百万円 2008/12 2009/12 前期比 2010/12予 前期比 総資産 売上高 流動資産 内 現預金 3,061 3,894 833 流動資産 合計 7,500 5,897 -1,603 内 有形固定資産1) 30,532 30,218 -314 内 投資有価証券2) 7,782 6,002 -1,780 その他の関係会社有価証券2) 3,989 3,877 -112 固定資産 3) 7) 8) 5,807 6,248 8% 7,000 12% 1,631 2,523 - - - 3,458 2,981 -14% - - 営業利益(損失) 718 743 3% 1,800 142% 経常利益(損失) 167 -9 -105% 1,200 - 特別利益 1 1,458 - - - 特別損失 1,382 509 - - - 売上原価 販売費及び一般管理費 2,107 2,019 -88 固定資産合計 45,864 43,613 -2,251 少数株主利益(損失) -1,030 -909 - - - 総資産合計 53,365 49,511 -3,854 当期純利益(純損失) -370 1,097 - 1,400 28% 長期貸付金 負債 注 流動負債 内 短期借入金 3,600 1,339 -2,261 流動負債合計 4,894 3,598 -1,296 内 社債4) 4,605 4,605 0 内 新株予約権付社債 6,000 4,500 -1,500 内 長期借入金5) 22,000 21,581 -419 固定負債合計 36,679 34,755 -1,924 負債合計 41,574 38,354 -3,220 1,497 固定負債 1)主に連結対象であるレジディンシャル・ファンドⅡが保有する賃貸用不動産 2)オポチュニティ・ファンド、コアプラス・ファンド等に対する当社グループの共同投資残高等が含まれています 3)連結対象であるメザニン・ファンドが保有する貸付金が含まれています 4)全額メザニン・ファンドによって発行されたノンリコース・ボンド(運用ファンドにために設立された合同会社により特定の投資家向けに発行 されたものであり当該投資家が同ファンドに対し間接的に投資を行なうことを目的としたパフォーマンス連動型社債) 5)全額レジディンシャル・ファンドⅡによるノンリコース・ローン 6)「純資産合計」には「株主資本」のほかにレジディンシャル・ファンドⅡ、メザニン・ファンドに対するLP出資及び「為替換算調整勘定」等が含 まれています。 7)連結対象であるレジディンシャル・ファンドⅡの賃料収入やメザニン・ファンドの利息収入も含まれます(08/12期実績約20億円 09/12 期実績約22億円) 8)連結対象であるレジディンシャル・ファンドⅡの管理費用やメザニン・ファンドの利息費用等の合計 純資産 内 株主資本 6) 純資産合計 負債・純資産合計 8,041 9,538 11,791 11,157 -634 53,365 49,511 -3,854 -5- 2010年12月期業績予想 当期純利益の推移・予想(百万円) EPSの推移・予想(円) 2,500 20,000 2,209 18,194 2,003 2,000 15,000 16,628 1,400 1,500 1,222 10,434 10,000 1,097 11,005 1,000 657 8,975 6,184 5,000 500 0 0 2004 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2006 2007 2008 -3,046 2009 2010予 -5,000 -370 -500 2005 2010予 注 上記は希薄化調整前の数値です。 9,000 8,000 7,000 6,000 受託資産残高推移 取得・売却及び回収別(億円) 新規取得 売却及び回収 受託資産残高 8,400 6,846 5,511 5,727 5,000 4,000 2,778 3,000 2,000 1,870 2,018 2,137 2,123 899 1,000 569 0 04/12 05/12 06/12 07/12 08/12 09/12 10/12目 標 -6- 本資料に記載の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報及び将来の業績に影響を与える不確実な要因にかかわる本資料発表日現在における仮定を前提としています。 実際の業績は今後様々な要因によって大きく異なる結果となる可能性があります。
© Copyright 2024 Paperzz