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2011 年
テクニカル・サマリー
IAS 第 37 号
引当金、偶発負債及び偶発資産
これは、2011 年 1 月 1 日に公表されたものであり、2011 年 1 月 1 日以降に発効となる IFRSs を含み、置き換
えられる予定の IFRS は含まれない。
この抜粋は、IFRS 財団のスタッフが作成したものであり、IASB の承認を得たものではない。よって国際財務報
告基準の規定を参照しなければならない。
この日本語訳は IFRS 財団が指名するレビュー委員会により承認されていない。日本語訳は、IFRS 財団の許可の
下に日本公認会計士協会により発行される。日本語訳は IFRS 財団の著作物である。
本基準の目的は、引当金、偶発負債及び偶発資産に適切な認識規準並びに測定基準が適用され、したがって、
財務諸表利用者が、それらの内容、時期及び金額について理解できるように、十分な情報が注記に開示されるこ
とを確実にすることである。
IAS 第37号は、次の事項を除いて、すべての引当金、偶発負債及び偶発資産についての会計処理及び開示を定
めている。
(a) 公正価値で計上されている金融商品に起因するもの
(b) 不利な契約を除く、未履行の契約に起因するもの。未履行の契約とは、いずれの当事者もその債務を全く履
行していないか、あるいは、双方ともそれらの債務を部分的に同じ程度に履行している状態の契約をいう。
(c) 保険契約者との保険契約によって保険企業において発生したもの
(d) 他の基準で取り扱われているもの。
引当金
引当金とは、時期又は金額が不確実な負債をいう。
認識
引当金は、次の場合に認識されなければならない。
(a) 企業が過去の事象の結果として現在の債務(法的又は推定的)を有しており、
(b) 当該債務を決済するために経済的便益をもつ資源の流出が必要となる可能性が高く、
(c) 当該債務の金額について信頼性のある見積りができる場合
これらの条件が満たされない場合には、引当金を認識してはならない。
稀に、現在の債務があるかどうかが明確でない場合がある。このような場合、利用可能なすべての証拠を考慮
した上で、もし、報告期間の末日において現在の債務が存在している可能性の方が存在しない可能性よりも高け
れば、過去の事象が現在の債務を発生させているものとみなされる。
測定
引当金として認識される金額は、報告期間の末日における現在の債務を決済するために要する支出の最善の見
積りでなければならない。現在の債務を決済するのに要する支出の最善の見積りとは、報告期間の末日現在で債
務を決済するため、又は同日現在で債務を第三者に移転するために企業が合理的に支払う金額である。
測定対象の引当金が母集団の大きい項目に関係している場合、債務はすべての起こり得る結果をそれぞれの関
連する確率により加重平均して見積られる。単一の債務が測定される場合は、見積られた個々の結果のうち最も
起こりそうなものが負債に対する最善の見積りとなる。しかし、そのような場合にも、企業は他の起こり得る結
果を考慮する。
偶発負債
偶発負債とは
(a) 過去の事象から発生し得る債務のうち、完全には企業の支配可能な範囲にない将来の1つ以上の不確実な
事象の発生又は不発生によってのみその存在が確認される債務
(b) 過去の事象から発生した現在の債務であるが、次の理由により認識されていないもの
(i) 債務決済のために経済的便益をもつ資源の流出が必要となる可能性が高くない。
(ii) 債務の金額が十分な信頼性をもって測定できない。
企業は、偶発負債を認識してはならない。企業は、経済的便益をもつ資源の流出の可能性がほとんどない場合
を除き、偶発負債を開示しなければならない。
偶発資産
偶発資産とは、過去の事象から発生し得る資産のうち、完全には企業の支配可能な範囲にない将来の1つ以上
の不確実な事象の発生又は不発生によってのみその存在が確認されるものをいう。
企業は、偶発資産を認識してはならない。しかし、収益の実現性がほとんど確実になった場合、関連する資産
はもはや偶発資産ではなく、したがって、それを財務諸表上で認識することは適切である。
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