自助・共助・公助の連携 ■自助・共助・公助 災害による被害を最小限に抑えるためには、「自助・共助・公助」の三つが連携することが重要だと言われています。 自分一人では対応できない状況になったとき、頼れるのは共助です。そして、公助の手が円滑に被災者のもとへ届け られるには共助との連携が欠かせません。こうした連携が被害の拡大を防止し、一日も早い復旧・復興を実現するた めに必要となります。 自助 避難時の心得 洪水の中を避難する場合は、特に足元には十分に注意を払いましょう。 また、子どもやお年寄りからは目を離さず、手を引くなどの手助けを忘れないでください。 ■災害情報に注意しましょう ■できるだけ軽装で避難しましょう ◎避難勧告が出ていなくても、大雨警報が発表されたり、周辺地域 で避難勧告が出たときには、自主的に避難行動を起こす準備をし ましょう。 ◎役場や消防署からの避難の呼びかけ は、雨戸や風雨の音で聞こえにくい場 合があるので、注意しましょう。 ◎ひもでしめる運動靴などにしましょう。裸足 や長靴は禁物です。 ◎非常持ち出し品は両手が使えるようにリュッ クなどで背負うようにしましょう。 ■早めに避難しましょう 「自分の命は自分で守る」これが、防災の基本です。 自らの防災意識の維持や向上、災害が起きたときの通 信手段や情報収集手段の確保など、自分の手で自分や 家族・財産を守るための備えと行動を自助と言います。 まず、みなさんが無事でなければ「共助」も成り立ちま せん。 連携・協働 ■隣近所で声をかけ集団で避難しましょう ◎浸水しているところを避難する際には、2人以上で行い、水に流さ れないようロープでお互いに結び付けるなど十分に注意して避難 しましょう。 ◎避難路には高い道路を選び、また河川沿いの道路を避けましょう。 側溝や水路に転落しないように、探り棒を持ちましょう。 ■避難のときの呼びかけ 避難情報の区分 共助 公助 災害が起きたとき、隣近所の方たちと共に助け合って地 域の安全を守る。これが共助です。共助は地域での普 段からのコミュニケーションが大きな力を発揮します。 自治会活動などを通じて交流を深めることは地域防災力 の向上につながります。 国や京都府、町、消防、警察、自衛隊などの行政機関、 ライフラインなどを管理する公共機関が実施する救助活 動や支援活動を公助といいます。 公助が被災者のもとに届くのには時間がかかることが考 えられますので、それまでの間、自助や共助が被害を軽 減するために重要となります。 町からの呼びかけ内容(例) 自主防災組織は、大規模な災害が発生した場合、地域 住民が的確に行動し被害を最小限に抑えるために、日 頃から地域内の安全点検や住民への防災知識の普及・ 啓発、防災訓練の実施など、災害に対する備えを行い ます。 また、実際に災害が発生した際には、初期消火活動、 被災者の救出・救助、情報の収集や避難所の運営といっ た活動を行うなど、非常に重要な役割を担っています。 13 ■避難行動要支援者名簿登録制度 町では、災害時に1人では避難することが困難な方を 地域の方などと協力しあって避難していただくため、 避難行動要支援者名簿を作成しています。避難時に不 安だと思われる方は事前に登録をお願いします。 とるべき行動 避難準備情報 ○○日からの大雨により ×× 川が増水してい ます。危険が予想されますので、避難の準 備をしてください。 洪水注意報、警報が発令されたりサイレン音が聞こ えたら避難の準備を始めてください。体の不自由な 人、お年寄りや子どもは、早めに避難させましょう。 避 難 勧 告 ×× 川の水位が急激に上昇して危険な状態 です。速やかに避難してください。 お互い助け合って指定された避難所に、速やかに避 難しましょう。 なお、自動車による避難はやめましょう。 避 難 指 示 ×× 川の堤防が決壊する危険があります。 ただちに避難所に避難してください。 指定された避難所にただちに避難しましょう。 ■避難を始めるきっかけ はん濫発生(レベル5) ■自主防災組織(自主防災会) の役割 ◎浸水が始まらないうちに避難しましょう。夜間、雨の中を歩く速度 は1時間で1.5kmから2kmが目安となりますが、お年寄りや子ど もが一緒のときはさらに時間を要します。 ◎家財を移動させるのに時間がかかると、 避難できなくなることがあります。 指定された避難場所への避難が困難なと きは、近くの丈夫な高い建物に避難をし ましょう。 はん濫危険水位 堤防 避難判断水位 はん濫注意水位 水防団待機水位 河川敷 河川 [水位観測所] 古川 [佐古] 宇治川 [淀] 木津川 [八幡] あなたのとるべき 避難行動 5.5m 避難を完了 レベル4 河川の水が溢れる かつ おそれのある水位 レベル3 2.2mから さらに水位が上昇 かつ レベル2 2.2m かつ 3.5m または 4.0m 集会所に集合 レベル1 1.8m かつ 2.5m または 2.5m 各家庭で避難準備 4.8m または 3.5mから 4.0mから または さらに水位が上昇 さらに水位が上昇 避難開始 普段の水位 ※登録できる方には要件があります。町ホームページ 等でご確認ください。 古川の水位が上がらなくても 宇治川か木津川のいずれかが上表の水位になった場合には、 あなたのとるべき避難行動 をとりましょう。 http://www.town.kumiyama.lg.jp/ 古川の水位だけ上がる場合は 古川がはん濫した場合、家屋が流失する可能性は低いですが、 1階 の多くは浸水します。2階以上の高いところへ避難してください。 12
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