メディアの歴史Ⅰ(文字の誕生)

図書館資料論Ⅰ
メディアの歴史Ⅰ(文字の誕生)
1.前史
文字発明以前は、会話以外に人類はどのようにして情報を伝達したのか。
●旧石器時代末期に人類が始めた情報伝達方法
●ラスコー洞窟の壁画
洞窟絵画は南西フランスと北スペインで発見され、なかでもフランスのラスコーと
スペインのアルタミラの洞窟には、馬、牛などのみごとな動物像がのこされている。
土と動物の脂をつかってえがく技法や、土と炭をすりつぶして粉末にし、それを骨の
筒で洞窟の壁にふきつける技法があった。
2.古代文字の時代
新石器時代になって人口が増え、都市文明が生じるとともに、言語をそのままの形で表
記しようとする文字が考案され、広く使われるようになった。古代文明にはいくつかの中
心地が数えられるが、大きく分けると、旧大陸ではメソポタミア、エジプト、インド(イ
ン ダ ス 地 方 )、 中 国 ( 黄 河 流 域 )、 新 大 陸 で は マ ヤ ・ ア ス テ カ の 五 大 文 明 が 数 え ら れ 、 そ
れぞれが独自の文字体系をもっていた(これらのうちインダス文字は未解読。マヤ・アス
テ カ 文 字 は 解 読 が 進 行 中 )。そ れ ら の 古 代 文 字 は 、そ れ ぞ れ の 地 域 で 用 い ら れ た 書 字 材 料 、
書字道具に従って図形的性格を異にしている。
①楔形文字
文明 古代(
)文明
場所
(
)
作った人々(
)人
時代
紀元前(
)年頃
使われたメディア(
)
解読者
主な特徴
◆(
)
楔形文字や絵画を彫りつけた円筒を粘土板の上に転がすと粘土に彫ったように形が刻ま
れるというもの。基本的な発想は現在の輪転機に通じるものである。
◆パピルスの製法(ローマの著述家プリニウス『博物誌』より)
まず茎を針で裂き、薄く幅の広いものとし、これをナイルの水に浸し、糊を加える。次
に板にこれを並べて一つの層をつくる。それから同じものをこれと直角に並べ、これに力
を 加 え て か ら 日 な た で 乾 か す 。 こ れ ら を つ な げ て 巻 物 と し 、 最 後 に 槌 (ツチ)で た た い て 表 面
を平らにしたという。しかしこれだけが製法のすべてであったわけではなく、特別の糊を
使ったり、表面を磨くために象牙や貝でつくった道具を使ったりしたらしい。
②神聖文字(
文明 古代(
場所
(
作った人々(
時代
紀元前(
主に使われたメディア(
解読者
)
)文明
)
)人
)年頃
)
主な特徴
③(
)文字
文明 古代(
場所
(
作った人々(
時代
紀元前(
主に使われたメディア(
主な特徴
)文明
)
)人
)年頃
)
3.アルファベットの誕生
アルファベットを作り出した人
作られた時期
場所
主な特徴
(
(紀元前
(
)人
)
)