第 102 号 目 次 - 公益財団法人 千葉県学校給食会

第 102 号
平成24年 9 月 1 日
―― 編集・発行 ――
(公財)千葉県学校給食会
〒261-0002 千葉市美浜区新港61番地
電 話 043-242-8621㈹
FAX 043-247-4901
http://www.cgk.or.jp
特別支援の“はばたき学級”では、近くの農家の協力を得て、学
校実習田でぬかるみに苦戦しながら、田植えをしました。夏休みに
入り、生徒が順番で水やりし、防鳥ネットを張ったりして、大事に
育てたお米。カレーパーティーをして、美味しくいただきました。
∼平成23∼24年度継続実践記録から∼
習志野市立第一中学校
▲
目 次
○わくわく食育 のびろちばっ子 …………………
○平成24年度「食育フェア」…………………………
○ちばっ子給食 みんなの広場 ……………………
○千葉県教育庁教育振興部学校安全保健課教育情報 …
2頁
4頁
6頁
8頁
▲
津田沼中学校として発足した本
校は、今年65周年を迎えました。
生徒は、文武両道の伝統、校風
を受け継ぎ、学習に部活動に日々
励み、全国的な活躍をしています。
○(公財)千葉県学校給食会役員等の紹介 …………… 9頁
○安全・安心をとどけるC・G・K NOW …………10頁
○おいしい給食「自慢献立」野田市学校栄養士会……11頁
○千学給あんない・選定物資の紹介 ………………12頁
〈回覧をお願いします〉
西 洋野菜を広めた郷土の偉人
「津田仙」の功績を学ぶメニュー
佐倉市立山王小学校 学校栄養職員 古山 美絵子
佐倉藩出身の津田仙は、アスパラガスな
なっています。
また、本校では、地元の自然環境再生に取
どの西洋野菜の栽培を広めた先駆者であり、
近代農業の父と呼ばれています。本市の小
り組むボランティア団体の方たちの協力の
中学校・2 幼稚園では、命日にあたる 4 月24
元、5 年生が休耕田を利用した水稲の栽培を
日に津田仙ゆかりの食材を使った特別給食
行っています。栽培を通し、お米ができるま
での過程を知るとともに、環境問題について
(「津田仙メニュー」)を実施しています。
本校の献立は、「ロールドック・西洋野菜
も学習をしています。収穫したお米は、給食
のクリームシチュー・いちごゼリー」。西洋
でおいしくいただいています。そのほかにも、
野菜のクリームシチューには、ブロッコリ
低学年の児童は、給食で使用する空豆のさや
ー・カリフラワー・アスパラガスを使用。ブ
むきや、とうもろこしの皮むきなどをしてい
ロッコリーなどの野菜は、苦手な子どもも多
ます。地域の方が学校給食のために、一生懸
く、サラダなどにすると残菜の目立つ野菜で
命作ってくださった野菜に、直接触れること
すが、シチューにしたことで、子どもたちも
ができます。むきながら野菜特有のにおいや
喜んで食べていました。シチューのとろみ付
感触を、手や鼻や目で味わい、そして給食の
けには、佐倉市産の米粉を使用しました。
ときに自分達が
給食の時間に、各クラスを回り、津田仙に
むいた野菜を口
ついて説明すると、「津田仙先生がいなかっ
で味わう、五感
たら、ショートケーキにいちごが乗ってなか
を生かして食べ
ったかもしれないね」との職員のつぶやきに、
物を感じること
「津田仙先生のおかげで、いちごが食べられ
ができる機会に
なっています。
るんだね」「津田
給食を通し、
仙先生ありがと
ちょっとむずかしいけど、たのしい!!
さやの中はふわふわだね
うございます」
地域について学ぶとともに、「食」について
などの声が聞か
も考えることができる津田仙メニュー。そ
れました。普段、
して、水稲の栽培や地場産物の活用を通し、
何気なく食べて
いる野菜にも、
食べ物への感謝の心を育むなど、普段、当
津田仙についての説明を
聞いています
たり前のように食べている食べ物も、色々
それぞれに様々な歴史があることや、自分達
な人が関わって、食べることができるとい
が暮らしている佐倉にゆかりのある人物がか
うことを、子どもたちへ伝えていければと
かわっていることを知る、とてもよい機会に
思っています。
− 2 −
のびろ
食育で富津の未来を託せる
児童生徒の育成
富津市大貫共同調理場
栄養教諭 坂井 幸栄
富津市では、平成19年度より食育指導員制度を
スタートさせ、6 名の栄養士で連携し市内17の小
中学校において食育を推進しています。給食の時
間だけでなく、家庭科、保健体育などの各教科や
学級活動等でも取り組んでいます。
また、個別に指導の必要な子どもについては養
護教諭と協力しながら実施しています。
6 月に歯の衛生週間にちなんで、よく噛んで食
べようとする意識を高めることを目的とし、小学
1 年生で授業を行いました。
「かみごたえのある物」
「やわらかい物」を噛む体験をさせ、噛むことの
大切さについて親子で学習をし、その後給食の試
食をしました。子どもに望ましい食習慣を身につ
かかわり合いを大切にして
千葉市立稲丘小学校
上席専門員 田邉 惠美
稲丘小学校では、「かかわり合いを大切にした
「からだ育て」を研究主題とし、保健指導、食育
の両面から取り組んできました。
1 年生では、「野菜をおいしく食べよう」をテ
ーマに給食での様子を振り返り、クイズなどを通
して野菜に親しむことから始めました。家庭では
チャレンジクッキングを親子で行い、そのレシピ
を友だちと紹介し合うことで、家族や友だちとの
かかわり合いを大切にした取り組みを行いまし
た。実物の野菜にふれあい、いろいろな人とのか
かわり合いの中で楽しい食の体験を重ねていった
ことが子どもたちの心を動かしていきました。
2 年生では、自分たちで野菜を育てる活動をし
ました。育てた野菜の秘密を五感を働かせてさぐ
り、野菜に親しみをもちながら活動することがで
きました。1 年生に教えてあげたいという願いか
ら野菜に意欲的に取り組みことができました。給
けさせるためには、家庭への情報発信と問題提起
はとても大切です。
中学校では、委員会活動で歯磨きコンクールを
実施し、歯によい食生活について全校に呼びかけ
をしました。
内閣府の食育白書「食をめぐる意識と実践の現
状」の中に、ふだんの生活で噛み方や味わい方と
いった食べ方への関心が高い人ほど朝食とバラン
スの良い食事の頻度が高く、メタボリックシンド
ロームの予防や改善のための食事・運動等の実践
度が高い傾向にあるとあります。
様々な環境・習慣
で育ってきた子ども
たちの未来のため
に、私たち学校栄養
士が食育を通して何
ができるのか、今後
も可能性を探ってい
小学1年生 親子学習会
きたいと思います。
かむことの効果を知ろう
食では、育てた野菜が出るとその野菜の名前や味
についての話題がでて、関心が深まったことわか
りました。また、野菜を育てることの大変さを知
ったことで、野菜や食事にかかわる人々の努力に
気づくこともでき、野菜が苦手な児童も口にする
ようになってきました。
給食では、全校一斉のリザーブ給食でバランスよ
く献立を予約して食べる活動を行うことで、食品を
選択する能力を養い、楽しく会食する社交性を育て
ていきました。また、給食の食材の皮むき体験を行
うことで子どもたちに大きな感動と気づきをもたら
し、給食を楽しみにすることができました。
給食委員会では、「おさかなクイズ」や低学年
への紙芝居、お弁当コンクールなどの活動を通し
て、全校児童に食の働きかけをしていきました。
これからもいろいろ
なかかわり合いを通し
て、児童の気づきや感
じを大切にした活動を
続けていくことで「こ
ころ」と「からだ」が
健康に成長してくれる
おさかなクイズ
「献立表にものっているよ」 ことを願っています。
− 3 −
平成24年度
期日 : 平成24年8月21日 会場 :
主催:公益財団法人 千葉県学校給食会 共催:千葉県・千葉県教育委員会・千葉市教育委員会
栄養教諭、学校栄養職員、学校給食調理従事員をはじめ学校給食関係者に食育に関す
る情報を提供し、併せて学校給食に関する展示を通し、学校給食の充実発展を図ること
を趣旨に開かれました。平成11年の第1回以来、今回で14回目を迎えた「食育フェア」。
今回「食でつなごう郷土愛」のテーマの下、県内各地から450名余りの参加を得て盛会
に開催されました。展示会場には、学校給食用物資を取り扱う77社から約160名を越え
る立会者を得て、これからの給食に提供できるよう試供等が行われました。本給食会で
も、検査・実演や食育支援コーナー等を設け、食育指導への活用に向け、参加者から熱
心に意見が交換されていました。
千葉県学校給食会の展示
検査室コーナー
献立管理システム
〔当日の献立メニュー〕 ※ レシピ集付き
笊 小松菜じゃこさつまいもごはん
笆 シラス入りチャーハン
笳 旭トマトのサンドウィッチ
笘 ロースカツサンド(千葉県産豚使用)
笙 さつまいもとカツオの五色揚げ煮
笞 いわしのさんが焼き
笵 いわしの香味ソースかけ
ほか
試食会場
食育支援コーナー
★木元先生の講演会に参加して
佐倉市立上志津小学校 主査 梶 加代子
自分らしく元気に生きるには、健康が大切。高齢化が
進む中、将来粗大生ゴミなんて言われないように、子ど
もたちに給食を通して食の正しい知識を伝えていきたい
と思います。年齢を感じさせないパワフルな講演でした。
− 4 −
★木元先生の講演会に参加して
八千代市立学校給食センター村上調理場 技師 千々和 芳恵
「私たちは、まだ花咲く前のつぼみである」というお
言葉は、バイタリティあふれる木元先生らしいと思いま
した。先生のようにすばらしい行動力を持って生きるこ
とにより、素敵な花が咲く人生にしたいと思いました。
東京ベイ幕張(アパホテル&リゾート)
後援:千葉県小学校長会・中学校長会 千葉県高等学校協会 千葉県特別支援学校校長会 千葉県学校栄養士会 千葉県学校給食センター研究会
学校給食調理従事員研修会
講演会に先だって、主催者挨拶を
述べる市原理事長
記念講演
講演 「学校給食調理場における衛生管理の徹底について」
講師 大阪府立大学大学院 生命環境科学研究科准教授 勢戸 祥介氏
センター研究会職員研修会
講演 「いまこそ食の教育」∼日本を元気に∼
講師 評論家 木元 教子氏
講演 「魅力ある料理つくりのために」
講師 一般社団法人日本料理機構 理事長 鈴木 洋成氏
★学校給食調理従事員研修会に参加して
千葉市立草野小学校(委託:グリーンハウス)
調理員 栗闢 美紀代
★センター研究会職員研修会に参加して
食中毒発生事例が具体的でわかりやすい説明でした。
講義の内容を従業員全員に周知徹底し、衛生管理基準マ
ニュアルを活用して、栄養士の先生とともに質の高い給
食を提供していきます。
講演では、鈴木洋成先生の貴重な経験や一流の料理人
としての考え方を聞くことができ給食に携わる者として
興味深く聞きました。また展示会では給食用物資の試食
もでき、新しい情報の収集ができるよい機会でした。
長南町給食所 副主幹 斉藤 昇正
− 5 −
ご当地グルメ“勝タン”を
給食メニューに取り入れて
勝浦市学校給食共同調理場 勝浦市立勝浦小学校
栄養教諭 闍橋 斉代
かつて通常の坦々麺を作ろうとした店主が、胡麻の
風味を出す芝麻醤が手に入らなかったため、試行錯誤
した結果、しょうゆベースにラー油を入れて風味を出
したのが、“勝タン”(勝浦タンタン麺)の始まりだそ
うです。この真っ赤な“勝タン”は、海女や漁師達が
冷えた体を温めるために、好んで食べるようになり、
瞬く間に勝浦市内に広がったそうです。
地域の特色である“勝タン”を学校給食に取り入れ
ることで、千産千消、食育推進の観点から、児童・生
徒に食に関する理解と関心を高め、郷土愛を育てたい
と願い、平成22年10月に初めて給食になりました。
“勝タン”といえば、辛くて「ヒーヒー」言いなが
ら食べるイメージがあります。しかし、給食では辛く
て食べられない児童・生徒がいるといけないので、辛
さは抑えてあります。小学校と中学校でも辛さを調節
しています。そして、麺が延びてしまうことを防ぐた
め、つけ麺タイプにしました。
給食訪問の際に、このような歴史や、調理場での作
業の様子を話し、児童に感想を聞くと、「おいしい、も
“勝タン”を食べている児童の様子
っと量を増やして!」
「もっと辛いほうがいい!」とい
う声が続出しました。普段はクールな中学生も、放課
後の会話の中で「今日の給食の“勝タン”おいしかっ
たよね」と、話題になりました。
今ではすっかり定着し、年に 2 回のペースで給食に
取り入れています。小学校で調査した、人気の給食メ
ニューランキングでは、ベスト 3 に入るほどになりま
した。
勝浦市では、ひじきやカツオ、農作物の地場産物を
積極的に取り入れています。これからも地域の特色を
給食に取り入れ、子どもたちに紹介していきたいと思
います。
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
●南幅 健汰● えだまめもぎをしたよ。おもしろいか
たちがあったよ。さやもぎでおかわりをして、10ぽんも
いだよ。えだまめはこどもで、おとなになるとだいずに
なるんだよ。えだまめはいまがしゅんだよ。
「えだまめもぎをしたよ」
松戸市立横須賀小学校 1 年
●池田 来璃人● えだまめをもい
だよ。さいしょは、すくないとおも
った。えだまめはおおきくなるとだ
いずになるとしらなかったよ。だい
ずがとうふやなっとうに、しょうゆ
になるって、しらなかったよ。
●金田 流星● えだまめのはっぱがざらざらしている
よ。きくのけににているものがついていたよ。ぼくは 7
ほんもいだよ。ねっこにだんごみたいなのがくっついて
いた。これが、えだまめのえいようだとはおどろいた。
●三橋 光● えだまめのねっこは、ありのすみたいに
なっていました。ぼくがもいだえだまめは、7 ほんでし
た。えだまめは96こもありました。えだまめはこどもな
のでおおきくなるとだいずになります。
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
− 6 −
(公財)千葉県学校給食会
みんなで協力、
楽しい給食
千葉県立千葉盲学校
上席専門員 日暮 典子
本校は千葉県内で唯一の視覚障がい教育を行っている
学校で、明治45年に創立してから今年で101年目を迎え
ました。
給食の様子ですが、本校
に食堂はないので、各教室
で配膳を行い食べていま
す。配膳室から食器や食缶
を教室に運び、クラスみん
なで協力して盛り付けを行
っています。視覚障がいの
ある人に対して物の位置をわかりやすく示す方法に「ク
ロックポジション」というものがあります。物の位置を
時計の文字盤に見立てて方向を示すものですが、給食で
も配膳や食事の
時にこの方法を
取り入れていま
す。食べるとき
に迷わないよう、
たとえば「牛乳
は 1 時の位置」
「ご飯は 7 時の位置」
「箸は 6 時の位置」というように配
膳位置を決めてあります。皿の料理を知らせるときにも
「魚は 6 時の位置にあります」などと位置を話しながら
食べると、食べやすくなります。給食時には校内放送
で、その日の献立内容とともに使われている食材の栄
養や料理の由来、季節の献立や行事食の紹介など、一言
を添えて給食に関心を持ってもらえるように話してい
ます。月初めには、その月の給食目標に沿った食生活
についての話やマナー、衛生などの話題を取り上げて
います。毎日の給食を通して、少しでも多く食の経験
を増やし、より良い食習慣の形成につながっていけば
よいと願っています。
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
ひまわりの油の利用に取り組んで
千葉県立下総高等学校
生産技術科 3 年 大泉 千春
私たちは、科目「生物
活用」の授業を中心にひ
まわりを育て、とれた油
を活用するなどの体験学
習に取り組んでいます。
まず、5 月に種をまき、発芽後は除草作業を 2 回行いま
した。7 月下旬に待ちに待った花が咲き始めました。私は、
よく夏になると数本の花が咲いている姿を見かけますが、
約1,000㎡の畑の花が一斉に咲いた姿は今までに見たことが
なかったので、見るたびに「素敵だ!」と感じました。近
くの住民の方々も満開期にたくさん来校して美観を楽しん
でくれました。しかし、花だけでは勿体ないので、何か別
の活用方法はないかと考え、調べました。すると、ひまわ
り油には、リノール酸やビタミンEの他、オレイン酸など
が他の油より多く含まれているため、体に良いこと(特に、
成人病予防)や、美味しく食べられることが分かりました。
そこで、自分たちの手で、種を収穫し、油を搾り、その油
で調理することを考えました。
私たちは、初めてひまわり油でドーナツ作りに挑戦し
ました。初めは、どれくらい熱をとおせば良いのかが分
からず、半生を作ってしまい、失敗しましたが、何回か
やっていくうちに上手く揚げられるようになりました。
クラスのみんなで揚げたてのものを試食したところ、市
販のものと違い、ナッツ特有の香ばしさがあり、癖もなく、
あっさりとして食べ易すく、とても美味しかったです。
また、この油は一部、寮の給食の調理にも使ってもら
いました。すると、寮生の反応は、全体的に「さっぱり
して美味しい。」ということでした。特に、カジキマグ
ロの唐揚げは全員が残さず食べられました。
私は今回、ひまわりの栽培から油の活用までを通じて感
じたことは、身近なことでも自分たちからすすんでやれば、
色々なことが出来、自信
にも繋がるのだと改めて
知りました。これからも、
何事に対しても自分から
取り組み、色々な方々と
交流を深めていきたいと
思っています。
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
− 7 −
学校における食育の推進のために
千葉県教育庁教育振興部
学校安全保健課指導主事
山口 聖剛
学習指導要領の改訂により、「学校における食
育の推進」が明確に位置付けられ、小学校では平
成23年度、中学校では平成24年度から全面実施、
高等学校では平成25年度から学年進行で実施され
ることになり、総則の教育課程の一般方針におい
て体育・健康に関する指導について次のように明
記されています。
① 学校における体育・健康に関する指導は、
児童 の発達の段階を考慮して、学校の教育
活動全体を 通じて適切に行う。
② 特に、学校における食育の推進について
は、各教科の特質に応じて適切に行うよう
に努める。
現在、児童生徒においては、食生活や食習慣の
乱れに起因する肥満や過度の痩身等様々な問題を
抱えています。これらの問題を教育現場だけです
べて解決することは困難であり、家庭・地域と連
携して粘り強く取り組むことが重要です。
そこで、限られた時間の中で食に関する指導を
効果的に進めるためには、学校の実態及び児童生
徒の健康状態等を的確に把握し、各学校に適した
「食に関する指導の全体計画」を作成し、校長の
リーダーシップの下に、学級担任や教科担任等す
べての教職員が連携・協力し、各教科等において
積極的に食に関する指導を行うなど、学校全体で
食育を計画的、継続的に指導することが重要です。
なお、千葉県における「食に関する指導全体計画
の作成状況」は、73.0%(平成23年10月1日現在)
です。各学校において、実態に応じた全体計画に
なっているか確認することが大切です。
− 8 −
理事長就任のあいさつ
理事長
市 原 健 治
この度、7 月 1 日付けで公益財団法人千葉県学校
給食会の理事長に就任いたしました市原です。前任
の和田理事長同様よろしくお願い申し上げます。
さて、本年度から小・中学校ともに完全実施され
た学習指導要領に基づく指導が行われています。「学
校における食育推進」が位置づけられ、学校給食を
中核とした食育の指導が一層充実されました。
学校給食を支える本会としては、今後さらに高ま
る学校給食への期待に応えるべく、なお一層の努力
をしていく所存でございます。
千葉県学校給食会は、本年度より公益財団法人と
して新たにスタートしています。より一層の公益性
と社会的な信頼性の下、公正で透明性の高い法人運
営が求められています。
学校給食用物資の計画的・合理的な供給をはじめ
安全確保と衛生管理に努め、子どもたちの健やかな
成長のため、県民の皆様のニーズを踏まえた公益事
業の積極的な推進に努めてまいりますので、皆様方
のご支援・ご協力を賜りますようよろしくお願い申
し上げます。
平成24年度 (公財)千葉県学校給食会 役員等の紹介
役員名簿
評議員名簿
氏 名
職 名
所 属 ・ 職 名
氏 名
所 属 ・ 職 名
重 栖 聡 司 千 葉 県 教 育 委 員 会 教 育 振 興 部 長
理 事 長 市 原 健 治 公益財団法人千葉県学校給食会理事長
鈴 木 智 い す み 市 教 育 委 員 会 教 育 長
常務理事 滝 口 成 一 公益財団法人千葉県学校給食会常務理事
片 岡 義 之 長 南 町 教 育 委 員 会 教 育 長
理
事 岩 切 裕 淑徳大学総合福祉学部教育福祉学科教授
磯 野 和 美 千 葉 市 教 育 委 員 会 学 校 教 育 部 長
理
事 闍 橋 英 雄 千葉県教育庁教育振興部学校安全保健課長
久 米 三 凾 千 葉 市 立 松 ヶ 丘 小 学 校 長
理
事 闍 田 裕 史 千葉市総務局総務部政策法務課担当課長
岩 渕 弘 美 柏 市 P T A 連 絡 協 議 会 副 会 長
理
事 安 川 守 市原市教育委員会教育総務部学校保健課長
長 谷 川 昭 彦 元財団法人千葉県学校給食会理事長
理
事 中 野 修 二 流山市教育委員会学校教育課課長補佐
理
事 大 野 辰 巳 千葉市新港学校給食センター所長
理
事 酒 井 淳 子 鋸南町学校給食センター上席専門員
監
事 田 中 昌 夫 千葉中央会計事務所副所長
監
事 淺 岡 裕 千葉県教育庁教育振興部学校安全保健課主幹保健給食室長
監
事 金 親 信 治 四街道市教育委員会社会教育課主幹
物資委員会委員名簿
井
野
川
秋
志
山
大
深
石
大
小
氏 名
上 宏
山 敦
名 葉 佳
村 智
中 京
野 辰
浦 喜 久
井 静
場 則
川 久
樹
子
泰
子
彦
子
巳
雄
男
子
里
所 属 ・ 職 名
千葉県教育庁教育振興部学校安全保健課指導主事
千葉県農林水産部生産販売振興課主査
富 津 市 教 育 委 員 会 学 校 教 育 課 長
千葉市教育委員会学校教育部保健体育課指導主事
市原市教育委員会教育総務部学校保健課係長
柏市教育委員会学校教育部学校保健課専門監
千葉市新港学校給食センター所長
千 葉 市 立 あ や め 台 小 学 校 校 長
千 葉 県 立 長 狭 高 等 学 校 教 頭
市 川 市 立 菅 野 小 学 校 上 席 専 門 員
流 山 市 立 流 山 小 学 校 上 席 専 門 員
在
闍
渡
加
羽
小
來
三
石
小
新
氏 名
原 京
中 美
邉 麻 奈
藤 有
住 沙
林 敦
島 史
浦 匡
崎 博
関 広
井 瑞
子
和
実
子
織
子
枝
子
子
行
穂
所 属 ・ 職 名
君津市南子安共同調理場上席専門員
千 葉 県 立 長 生 特 別 支 援 学 校 技 師
横 芝 光 町 学 校 給 食 セ ン タ ー 技 師
千葉市立みつわ台南小学校主任栄養士
習志野市立谷津小学校学校栄養職員
船 橋 市 立 三 咲 小 学 校 専 門 員
松戸市立新松戸南中学校学校栄養職員
柏 市 立 光 ヶ 丘 小 学 校 専 門 員
四 街 道 市 立 四 街 道 小 学 校 専 門 員
(公財)千葉県学校給食会総務課主幹
(公財)千葉県学校給食会物資課主事
広報編集委員会委員名簿
山
古
額
宮
菅
石
曽
氏 名
口 聖
嶋 美
賀 栄
負 谷 充
井 静
我 剛
文
司
勲
雅
男
大
所 属 ・ 職 名
千葉県教育庁教育振興部学校安全保健課指導主事
佐 倉 市 教 育 委 員 会 指 導 課 長
野 田 市 立 七 光 台 小 学 校 長
山武市成東学校給食センター所長
旭 市 学 校 給 食 セ ン タ ー 所 長
千 葉 県 立 長 狭 高 等 学 校 教 頭
千葉県立つくし特別支援学校教頭
藍
田
坂
成
米
今
− 9 −
氏 名
貴
闢 麻
井 幸
毛 紀
田 栄
井 克
子
衣
栄
子
子
典
所 属 ・ 職 名
市川市立南新浜小学校上席専門員
茂 原 市 立 鶴 枝 小 学 校 技 師
富 津 市 大 貫 共 同 調 理 場 栄 養 教 諭
御宿町学校給食共同調理場専門員
千 葉 市 立 稲 丘 小 学 校 教 諭
(公財)千葉県学校給食会事務局次長兼総務課長
安全・安心をとどける
たちの食育を応援
千葉の子ども
(事務棟玄関 表札)
全面改修し拡充された新たな物流基地(倉庫棟)
物資供給、普及充実、衛生・品質管理、情報収集・提供を通じて、学校給食の円滑な実施及びその充実・発展
に努めることにより、学校での「食育」の推進を支援し、広く児童・生徒の心身の健全な発達に寄与しています。
食育指導用のフードモデル、学校給食の歴史を再現した献立レプリカ、食に関する指導のための各種ビデ
オや図書、バイキング用大皿、さらに食品検査機器類や衛生検査器具等の貸し出しを行っています。その詳
細や貸出方法等については、本会ホームページをご覧いただくか直接お問い合わせください。
http://www.cgk.or.jp
新規事業『千葉県の伝統料理を取り入れた調理講習会』開かれる
日本の食文化が薄れつつある今日、地場産物や郷土に伝わる
料理を積極的に取り入れ児童生徒が郷土に関心を寄せる心を育
み、地域の食文化の継承に繋がるよう配慮すべく去る8月8日∼
10日まで、新設の給食会調理室にて、県下の学校栄養職員の皆
様を対象に100名を超える参加を得て開催されました。
∼参加者の感想から∼
★県立長生特別支援学校 技師 高仲美和
鰯や落花生と千葉県の特産物を用いた伝統料理を
学びました。太巻きずしはバラの花の切り口が美し
く、見た目にも楽しいお寿司でした。食べやすさや
食材を工夫し、児童・生徒に喜ばれるよう、給食に
も郷土料理を活かしていきたいと思いました。
★南房総市和田学校給食センター 栄養教諭 井藤昌子
主催者の挨拶を述べる
本会三橋事務局長
講師の千葉県立保健医療大学
助教の杉崎幸子先生
伝承したい料理はテングサを煮詰めて作った「と
ころてん」です。家庭で郷土料理を作る機会が減っ
ている今、学校給食を通して伝えることが必要との
講師の言葉に家庭の台所や学校給食を預かる身とし
て反省しました。
鰯の手開きの様子
★八千代市立萱田小学校 技師 橘川千絵
完成した太巻きずし
(バラの花)
当日の献立(すり流し汁、鰯のさつま
揚げ、白あえ、とりごぼう、ところてん)
検査室から
24年4∼7月末の
食品検査状況
▲
講師の説明をメモを取りながら
真剣に聞く受講の皆さん
食生活の多様化の中で、「埋もれかけた郷土料理」
という講師の言葉に、はっとしました。親から子に
引き継ぐこと、給食に郷土料理を出すことで、子か
ら親へも繋げることができる。千葉には素晴らしい
郷土料理があることを再認識しました。
検査項目
細菌検査
理化学検査
残留農薬検査
抜き取りによる細菌検査の様子
検査件数
233
130
49
※412検体全て、異常のないことを確認しました。
− 10 −
おいしい給食 自 慢 献 立
野田市学校栄養士会
パン献立 (1食単価240円)
米飯献立 (1食単価224円)
・鶏そぼろご飯
・牛乳
・えだ豆しんじょの
すまし汁
・礒香和え
・オレンジ
・ラスク
・牛乳
・なすのグラタン
・わかめサラダ
・実だくさんスープ
・バナナ
野田市立岩木小学校
献 立 名
野田市立みずき小学校
鶏そぼろご飯・牛乳・えだ豆しんじょのすまし汁
礒香和え・オレンジ
材 料 名
精白米(強化米入り)
サ
ラ
ダ
油
卵
塩
サ
ラ
ダ
油
鶏
ひ
き
肉
に
ん
じ
ん
砂
糖
み
り
ん
し
ょ
う
ゆ
牛
乳
た ら の す り 身
練
り
豆
腐
む き え だ 豆
に
ん
じ
ん
し
ょ
う
が
で
ん
粉
白
味
噌
塩
絹 ご し 豆 腐
乾 燥 わ か め
し
ょ
う
ゆ
み
り
ん
塩
か
つ
お
節
水
こ
ま
つ
な
も
や
し
に
ん
じ
ん
き ざ み の り
し
ょ
う
ゆ
オ
レ
ン
ジ
重量g
80
0.5
20
0.2
0.5
20
20
0.7
0.8
2.5
206
30
3
15
3
0.3
3
0.5
0.2
20
0.5
3.5
1
0.4
1.5
120
30
20
10
0.45
2
30
献 立 名
作 り 方
ラスク・牛乳・なすのグラタン・わかめサラダ
実だくさんスープ・バナナ
材 料 名
<鶏そぼろご飯>
①炒り卵をつくる。
②ひき肉、にんじんを炒めて、調味
しそぼろをつくる。
<えだ豆しんじょのすまし汁>
①すり身を混ぜる。
②出し汁にすり身団子を落とし、煮る。
③豆腐、わかめを加え、調味する。
<礒香和え>
①野菜をゆでて、さます。
②和える。
〈献立のねらい及び児童・生徒の反応〉
重量g
作 り 方
食
パ
ン
50 <ラスク>
グ ラ ニ ュ ー 糖
3 シュガーとマーガリンを食パンにぬ
マ ー ガ リ ン
6 り、オーブンで焼く。
牛
乳
206
な
す
50 <なすのグラタン>
サ
ラ
ダ
油
1 ①油を熱し、挽肉を炒める。
豚
挽
肉
10 ②玉ねぎを入れ、炒める。
た
ま
ね
ぎ
25 ③なすを少し炒め、トマトピューレー
マ
カ
ロ
ニ
6
を入れる。
トマトピューレー
16 ④ゆでたマカロニ、粉チーズを入れ
砂
糖
1
味つけする。
食
塩
0.3 ⑤容器に移し、チーズ、パン粉、パ
中 濃 ソ ー ス
1
セリをかけ、オーブンで焼く。
ピ ザ チ ー ズ
8.5
パ
ン
粉
3
粉
チ
ー
ズ
0.8
乾 燥 パ セ リ
0.01
わ
か
め
3.5 <わかめサラダ>
キ
ャ
ベ
ツ
35 ①ドレッシングを煮立たせ、さます。
に
ん
じ
ん
5 ②それぞれの野菜、わかめ、寒天を
き
ゅ
う
り
20
ゆで、冷ます。
こ ん に ゃ く 寒 天
4 ③ごまをいり、冷ます。
醤
油
2.5 ④ゆでた野菜とドレッシング、ごま
酢
2.5
を和える。
砂
糖
1.5
ご
ま
油
0.6
白
ご
ま
0.5
豚 肉 ( 小 間 )
10 <実だくさんスープ>
サ
ラ
ダ
油
1 ①だしをとる。
に
ん
じ
ん
10 ②油を熱し、豚肉を炒める。
た
ま
ね
ぎ
20 ③人参、玉ねぎを炒め、だし汁を加える。
冷 凍 い ん げ ん
10 ④わいたら、じゃがいもを入れる。
キ
ャ
ベ
ツ
20 ⑤野菜に火が通ったら味つけをする。
が ら パ ッ ク
3 ⑥キャベツを入れる。
食
塩
0.4 ⑦最後に、一度ゆでたインゲンをい
醤
油
1
れる。
こ
し
ょ
う
0.03
バ
ナ
ナ
60 半分に切る。
〈献立のねらい及び児童・生徒の反応〉
えだ豆は、野田市でたくさん栽培されています。彩りがよく、冷凍しておけば様々
な料理のアクセントとしても利用できます。えだ豆入りのしんじょは、彩りと歯ごたえ
のアクセントになります。すり身にえだ豆の甘みが加わり、食べやすくなります。
なすは、野田市で多く栽培されている農作物の1つです。夏野菜のなすをさっぱりと
したトマトの酸味と合わせグラタンを作りました。暑い季節でも食べやすい味付けにな
っています。わかめサラダでは、生わかめを使うことで、風味や歯ごたえも楽しめます。
こちらも、さっぱりとしたドレッシングで暑い時期でも食べやすくなっています。
実 施 日 平成24年 6 月28日
調 理 場 野田市立岩木小学校
(職氏名) 主任技師 梅平 真理 実 施 日 平成24年 7 月10日
調 理 場 野田市立みずき小学校
(職氏名) 技師 小沼 惠
栄 養 量 エネルギー たんぱく質
単 位
米飯献立
パン献立
kcal
637
663
g
30.3
25.8
脂 肪
カルシウム
鉄
g
18.6
22.5
mg
345
405
mg
3.5
2.2
レチノール当量
μg
471
362
− 11 −
ビ タ ミ ン
B1
B2
mg
mg
0.67
0.76
0.75
0.71
C
mg
32
53
食物繊維
食 塩
g
3.9
9.5
g
2.6
2.8
【 千 学 給 あ ん な い 】千 葉 県 学 校 給 食 会 推 奨 物 資 紹 介
ロンドンでオリンピックのあった夏休みも終わり、子どもたちの明るく元気な姿が学校に戻ってきたこと
と思います。学校給食・食育に関わる盛り沢山の内容を紹介すべく編集しました。ご感想をお寄せください。
最後に、ご寄稿いただきました皆様に心からお礼申し上げます。
− 12 −