事業分類 先端科学講座(環境分野) 『自動車の将来技術 ∼環境と安全という21世紀のテーマに向けて∼』 (担当者名;園田、石山) 1 実施日時 平成19年12月19日(水)第3∼4校時(1−6)、第5∼6校時(1−7) 2 実施場所 地学実験室 3 指導者名 富士重工株式会社 スバル技術本部 技術開発部 主幹 樋渡 穣 氏 4 対象生徒 1 年 6 組 42名、1 年 7 組 42名 5 今次の目的 自動車に関する技術のうち、昨今特に注目を集めている環境・安全技術について理解し、自動車産業の先 端技術についての興味・関心を養う。 6 事業の形態 パワーポイントを使い、様々な画像や動画を示しながら、自動車の環境技術や安全技術について一斉講義 を行った。 7 事業の概要 (1)第一章 これからの自動車 ∼環境問題への対応∼ ・世界のエネルギー需要、原油埋蔵量、CO2排出量、国内のCO2排出の現状 ・自動車動力システムの将来展望 ・スバルの環境対応∼電気自動車EVの取り組み ・電気自動車のメリット、スバルR1eの構成、特徴 ・2007年 東京モーターショー展示車G4e ・生活の中のEV (2)第二章 これからの自動車 ∼安全問題への対応∼ ・交通事故の現状と国の取り組み ・衝突安全技術から、予防安全技術へ ・事故を起こさないクルマを目指して ・スバルのステレオカメラとADA(アクティブドライビングシステム) ・さらに安全な車に向けて⇒スバルの基礎研究(自動運転、バイワイヤ技術) 8 生徒の反応・感想 (生徒の反応) 講師が企業の研究者ということで、生徒は新鮮な気持ちで講義を受けていた様子であった。今回は自動 車の「環境」 「安全」技術についてお話をいただいたが、特に先生が数十年にわたり研究してきた最先端 の安全技術についてはかなり驚いたようで、走行実験の映像資料を生徒全員が食い入るように見つめてい た。講義中に生徒が鋭い質問をする場面も見られ、それに対して先生が答えるという、一体感のある講義 であった。また、ものづくりに携わってきた技術者に触れることによって、自動車技術に対する興味・関 心が深まったようだ。 (生徒の感想) ○「とても楽しい 2 時間でした。充実していました。日本の車がこんなに進んでいることを知らなかった です。さらに開発が進むと事故のない世の中になるのかなあ…?と期待してみたりしました。石油が なくなるということは変わらなくても、それに対応する社会を作っていくためにもなると思いました。 もっとお話を聞きたかったです。 」 ○「今回、改めて自動車技術の凄さを知った。野球でも有名で身近な富士重工が、こんなにも有用な技術 を持っているのかと驚かされた。自ら車が運転し、危険などにっも自動で対応してくれる。この技術が 日本の「自動車社会」にどれだけ大きな影響力を持つのかがよく想像できた。」 ○「難しい内容だと思っていたけど、わかりやすく説明してくれた。環境保護や安全のためにすごい技術 が開発されているということが分かった。ステレオカメラを使った ADA は本当にすごいと思った。事 故は減ると思います。自動運転のビデオを見てかなり感動した。本当に面白かった。1 月 9 日に工場見 学があるらしいので、楽しみです。 」
© Copyright 2024 Paperzz