四国中央市では、障害や発達課題がある子どもに必要な支援体制を作るための設計図ともいえる 「個別支援計画」の作成を平成19年から開始し、多くの方が利用しています。 「つくろうかな?」とか「詳しく知りたいな?」と迷っておられる方の質問にお答えします。 「個別支援計画」って何? 「個別支援計画」とは、障害や発達課題のある子ども一人一人を関係機関 (医療・保健・福祉・教育・労働) が連携して効果的に支援するための計画です。つまり、関係者が、本人及び保護者の願いや目標、支援内容、 支援方法等の情報を共有したり役割分担したりして適切な支援をしていくための道具(ツール)です。3 歳から の一貫した的確な支援を行うために関係機関と密接な連携を確保していきます。 どのような内容を記載するの? 計画を作成するに当たっては、以下のような内容を記載します。 ○ 本人のプロフィール ○ 保護者・本人の願いや思い ○ 適切な支援の目標と年度末の評価 ○ 連携して支援を行う者・機関と支援内容やその時期 ○ 新しい機関や学年に変わる時の引継・配慮事項 作成するのは誰なの? 実質的な作成者は、作成時に最も関係している機関の担当者・担任と保護者になります。特に保護者は、作 成・実施・評価の中心となります。その協議する場を「支援会議」といいます。そこに、発達支援相談連絡会や 発達支援センターの関係者が同席して、連携協力することもできます。 作成するのはどんな時? 個別支援計画を作成するのに決まった時期はありません。例えば、以下のような場合が考えられます。 ○ 障害や発達課題が明らかになり、関係機関の協力が必要と感じた時 ○ 就学や就労などの移行期に、支援について相談したいと感じた時 ○ 外部機関や専門機関と連携した支援が必要となった時 ★ 作成することでどんなメリットがあるの? 「個別支援計画」を作成することで、関係機関がそれぞれの立場からサービスを提供して、地域生活全体で 支えるネットワークが生まれます。そして、本人にとって、そのような支援を適切に受けるメリットが生まれます。 ★ 引継ぎはどのように行うの? 作成担当者・機関が変更となる場合は、自動的に次の機関や学年へ引き継がれます。引継をやめたい時は、 保護者が関係機関に連絡します。 ★ 個人情報の保護はどうなるの? 四国中央市個人情報保護条例に基づき、関係者は取扱に留意するとともに、個人の権利利益の保護を図り ます。収集した個人情報は責任を持って管理し、利用目的以外には使用することはありません。
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