川に学ぶ体験活動協議会情報誌 川 に 学ぶ 体験 活動 協議 会 〒104-0033 東 京 都 中 央 区 新 川 2 - 1 0 - 6 号 外 TEL 03-5542-7577 カ ヤ ヌ マ ビ ル 70 3 号 国土交通省河川局が平成 14 年 3 月に発表した「水難事故の傾 向」によると水難事故による死者・行方不明者の発生場所の 湖沼池 93人 (7.8%) 48%が河川や用水路、湖沼などの内水面とされています。(出 典:平成 11 年度版「警察白書」)また、同資料内の「新聞記事 に見る河川における水難事故の傾向」(平成 6 年∼13 年、有効 h t t p: / /w w w . r a c. g r . j p プ ール 22人 (1.9%) その他 21人 (2%) 用水堀 113人 (9.5%) 記事総数 302 件)によると 5 歳から 9 歳までの幼児の事故が全 体の 20%を占め、10 代までで事故の半数に達しています。 月と曜日、時間では土曜日と日曜日で事故件数全体の半分を占 海 573人 (48.2%) 河川 366人 (30.8%) め、次に水曜日が多く、最も事故の多い 8 月については曜日に 関係なく事故が発生し、発生時間は午後 2 時から 4 時に集中し ています。河川状況は穏やかな時の事故が全体の 3/4 に達し、 急流部や流れの速い区間での事故は全体の 1 割に過ぎません。 1∼2mと 2∼3mの深さでの事故が最も多く、全体の半数以上 を占めます。また、川遊びでの事故が全体の約 6 割を占め、次 いでキャンプや釣り、ボートの順で事故が発生しやすい傾向が あります。 最 も 危 ない シ チュ エ ー ショ ン は (人) 60 56 50 50 39 40 30 29 30 22 こうした資料を基に国土交通省河川局は最も危ないシチュエ ーションとして、晴天の 8 月の日曜日、午後 2 時から 4 時にお 20 21 16 14 10 10 いて、①5 歳から 9 歳の子供を連れた親子が、穏やかな川辺で 水遊びをしているとき、②高校生から大学生の青年が川辺でキ 0 0∼4 5∼9 10 ∼ 14 15 ∼1 9 20∼ 24 25∼ 29 30∼ 39 4 0∼ 49 5 0∼ 59 6 0∼ (歳) ャンプをしているときをあげています。このほかにも①子供が 水曜日の午後に水遊びをしているとき、②夏休みの平日、③日 その他 15% 曜日の雨の日などが気を付ける必要があるシチュエーション であるとしています。 このほか、水深1m程度の河川で5歳から9歳の子どもと 30 ボート 8% 代、40 代の事故が多いことから、子供が水深 1mで流され、親 や同伴者が子供を助けようとして一緒に流されるケースがあ るものと推測しています。 川遊び 56 % 釣り 9% キャンプ 1 2%
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