第一生命の情報システムの歴史と DLSが果たしてきた役割 第一生命の発展に、 「システム」 と「事務」は歴史的に大きな役割を果たしてきました。 ここでは第一生命のビジネスの変革に寄与したシステムの導入事例を紹介します。 これからもDLSは第一生命グループ唯一のITと事務サービスを担う会社として、 システム部門の総合力の発揮、 ソリューション事業の強化、 より高品質な事務サービスの提供を目指し、 第一生命グループに貢献していきます。 2010年 次期システム化計画 ●ひとつの物理サーバーのなかで、 いくつもの仮想サーバーを動かす。 ●磁気ディスク装置 (ストレージ) も仮想化した。 ●パソコンと共用のネットワークを使う 「IP電話」 に切り替えた。 ●サーバー台数を大幅に削減した。 ●利用効率向上と運用負担を軽減した。 ●営業オフィスを含めた通信コストの大幅な削減および 利便性向上を実現した。 1999年 「Nav!t」の導入 1997年 新情報ネットワーク計画 ●EUCのツールとしてMicrosoft トワークインフラ 2007年 コミュニケーションネッ 再構築「D+phone計画」 ●営業職員向け携帯端末 「Nav!t」 を導入した。 Office Ⓡ を、グループウェア・メーラーとして Lotus Notes Ⓡを導入した。 ●保険料計算だけでなく、お客さま管理や コンサルティング機能が強化された。 ●1人に1台ずつパソコンを配備し、 オープン系システムによるOA化が進展した。 ●社内業務やコミュニケーションが大幅に効率化された。 1991年 SIS-21システム計画 ●戦略的情報システムSIS-21計画をスタートさせた。 1984年 EPOCH計画 ●端末機能に加え、 表計算・ワードプロセッサ機能を兼ね備えた ハイブリッド端末 ●支部のFAXから書類のイメージをホストコンピュータに 送信できるようになり、契約成立や保険金お支払いまでの 所要時間がさらに短縮された。 「IBM5550」 を本社、支社、営業部に配備した。 ●各現場で「生活設計プラン」や「保障設計書(モデルプラン)」が 作成できるようになった。 ●ファームバンキングにより、お客さまへの保険金の迅速な お支払いを実現できるようになり、OCR導入との相乗効果で、 収納事務をさらに効率化できた。 ●BESTシステム計画とEPOCH計画は 日経優秀先端事業所賞(OA部門)を 受賞した。 EPOCH計画で設置された「IBM5550」 1961年 電子計算機の導入 ● 「IBM1401電子計算機」 を導入した。1970年には磁気ディスク装置を装備 する 「IBM System/360シリーズ」 に転換した。 1978年 COSMOS計画 ● 「IBM3600」 端末機を設置完了した。 ●支社に加え、全営業部からオンラインが利用可能となった。 書類中心であった新契約事務がオンライン化され、契約成立、 保険証券発行までの所要日数が大幅に短縮された。 ●契約現況照会や各種試算が支社・営業部の窓口で 即日対応できるようになった。現在の 普通保険システムの基礎はこの時期に完成した。 COSMOS計画で導入された「IBM3600」端末機 1925年 「パワーズ式統計機械」の導入 ●国内生保初、 パワーズ・アカウンティング (現ユニシス) の統計機を導入した。 ●増え続ける事務処理への対応。 ●「大型汎用コンピュータ (メインフレーム)」は、 特定用途向けではなく、 商用にも技術計算にも使うことができ、 ラインアップも豊富となる。 ●100日を要していた保有契約15万件(当時)の統計が 77時間に短縮された。 1903年 「ミリオネア計算機」の導入 ●保険の仕組みは統計学の上に成り立っており、 その多数のデータを正確に 集計するため創業直後から機械式の計算機が使用されていた。 9 2012年 DL Padの導入 ●営業職員向け携帯端末を刷新した。 2020 ●お客さまからいただいていた署名が端末の画面上で行えるようになり、 大幅なペーパーレス化につながった。 ●キーボードやマウスを接続してノート型パソコンのようにも使用できる。 DL Pad 2005年 次世代システム「WISE計画」 2010 ●ウェブ技術を積極的に導入した。 ●パソコンやプリンターなどの機器も全面刷新した。 「Nav!t」 にもウェブ技術を導入。通信カードを搭載した 「e Nav!t」 へと進化した。 ●オンライン端末の機能がウェブブラウザから利用できるようになった。 ●モバイル通信によるオンライン処理が可能となった。 これにより、お客さまとのコンサルティング時にホストシステムにて 保有する情報の照会が即時に対応できるようになった。 2000 1999 第一生命情報システム株式会社 誕生 1989年 A-1計画と営業用携帯端末の導入 ●環境の急激な変化に対応するために著しく進歩したコンピュータ技術や 通信技術を取り入れるべく 「A-1計画」 をスタートさせた。その一環として、 営業職員向け携帯端末 「パスカルくん」 を配備した。 1990 ●保険料の計算や予想配当をお客さまの面前で 提示できるようになった。 「パスカルくん」 (左:1代目、右:2代目) 1988 第一生命情報サービス株式会社 設立 1984 1982年 BESTシステム計画 ●本社・支社・営業部に 「IBM8100」 端末機を設置し、 全国約2,000カ所の支部に電話端末を設置した。 第一生命コンピュータシステム株式会社 設立 1980 ●収納事務の支社集中・効率化を達成した。 BESTシステム計画で導入された 「IBM8100」端末機 オンラインネットワーク 1975 年 (D 1975 年 ECシステム)の導入 ● 「DECシステム計画」 では、大容量磁気ディスク装置の導入、 ネットワークと端末機を整備した。 1970 1960 ●普通保険システムのオンライン利用が実現した。 ほぼすべての支社からオンラインが利用できるようになった。 オンライン端末とその画面 1950 1940 1930 1920 1910 1902 第一生命保険相互会社 設立 1938年 「IBM式統計機械」を導入 ●IBMのホレリス式統計機械一式を導入した (統計機械はデータの 入力・保管に 「パンチカード」 を用いる) 。 ●戦後、これを新契約事務に応用するとともに全契約を パンチカードに収録し、収納事務に活用した。 ※第一生命では数年ごとにシステムの大幅刷新を行っており、プロジェクトに愛称が付けられます。 ※出典: 『第一生命100年の歩み すべては、お客さまと共に』 ※IBMは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。 現時点でのIBMの商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/us/en/copytrade.shtml(US)をご覧ください。 10
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