宮城労山 県連ニュース 2013年12月 №98 石巻ハイキングロード 秋季植栽事業 上品山にて集合 東京都連盟25名、宮城労山42名参加 ******************≪ 目 次 ≫************* 労山組織基本問題調査会報告 東北雪崩講習会2014実施要綱 平 成25年度 世界谷地湿原保全作業に参加して 小山 修(石巻勤労者山岳会) 「第 16 回労山自然保護講座 in 遠野」報告書 石巻勤労者山岳会 岡 良一 石巻緑のハイキングロード 秋季植栽事業 石巻勤労者山岳会 岡 良一 【石巻上品山のヤマツツジ植栽ボランティアに参加しました。】 蔵王芝草平で自然観察会 自然保護部 2013 年度 第19回 登山学校報告 教育部 小山 修(石巻勤労者山岳会) 第13回東日本女性登山集会報告 会長 第13回東日本女性登山集会報告 女性委員会 森谷金子(朋友会) 報告者 赤間弘記 遭対部 秋山 正樹 朋友会 荻原 富士子 藤井 将喜(朋友会) 赤間 弘記 (朋友会) 労山組織基本問題調査会報告 報告者 月 日 2013年9月28日(土)~29日(日) 会 場 全国連盟事務所 参加者 全国副会長 赤間弘記 安田治(北海道)、渡辺健治(奥羽)、赤間弘記(東北) 、佐々木功 (関東)、金井光正(北信越)、滝上肇(近畿)、国本哲弘(中国)。中田宏(四 国)、大塚三紀夫(九州)、 全国連盟 欠席 洞井孝雄(東海) 石川友好、井芹昌二、浦添嘉徳、髙橋友也、広木国昭、川嶋高志 大澤辰雄、 欠席 斎藤義孝、花村哲也(アジア山岳連盟総会出席パキスタン) 議題 50年を経過した労山の組織活動を正しく評価・分析し、労山組織のかかえている問題点を明らか にする。 調査項目は以下の通り ① 全国連盟「役員選出に関する規定」「役員選考委員会」の在りかた ② 予算執行のあり方 ③ 安全対策基金の執行のあり方 ④ 「地方協議会」の今後のあり方 ⑤ 「地方連盟に関する規定」のあり方 ⑥ 各種講習会・集会の見直しとあり方 全国連盟の報告と考え方 昨年山形で東日本女性交流登山集会開催し山形が活性化している 三重、鳥取、九州佐賀、大分、中部福井等県連活動が停滞している 各ブロック報告 近畿→登山学校・搬出訓練300名参加で各会に戻り指導的立場で会員を増やしている 関東→一都7県、広域で自然保護、雪崩講習会、役員会等集まり難い。 会員 3000 人、144 会有り 20 地区連盟に分けているが活発な会と停滞している会が有り課題 有 都連から全国に役員行っているので、自然保護、海外委員会が停滞している 今まで人に頼っている。全国連盟と同じく組織が大事と考えている 四国ブロック→四県まとまっている。雪崩、登山学校、高知で始めた。60名参加 愛媛停滞、徳島後継者作り出来てない、これから大変だ。 中国→年一回救助隊交流会、雪崩講習会実施。2年に1回ハイキング交流集会、女性交流集会 九州→年3回ブロック会議、2年に1回搬出訓練、2013/11 月大分で計画、各県連持ち回り 実施、活発化している。 北海道→道央、道北、道東 3 地区に分けている。道東、道北は会、会員半減している。 毎年登山研究集会実施、300名参加、2014年1月15日で創立50周年記念と 1 して1月25日祝賀会。 2009年、岳連等5団体と第1回交流会、現在8団体と交流会、2011年から小樽赤岩 ルート整備、労山、岳連、ガイド協会で行っている。 山に日で共同の動き。北海道雪崩研究会、毎年60数名参加で実施。バックカントリ ー、山スキー、ボーダーの参加者に変わっている。 セレフレスキュー(個人救助、事故者本人が)からコンパニオンレスキュー(共同救 助パーテー、医療事故も含む)に言い方が変わってきている。 東北→搬出訓練、雪崩講習会等東北ブロックで行っているが宮城、福島の参加者で山形は時々 参加しても少数。 ブロック会議は震災前は行っていたが震災後は行っていない。ただ昨年の東日本女性 交流集会では山形が頑張った。 奥羽→3県で交流登山集会行っている。雪崩講習会も実施。 ※ 広域社団法人 ガイド協会、山岳協会、都岳連、日本山岳会 ※ 海外の岩場→非常に整備されていて快適だ。日本の岩場は地元とトラブルにもなっている。 日本にも海外に劣らない面白い岩場が沢山有り、外人も呼べる。 ※ 登山時報現在 2800 部発行、5000 部になれば黒字、山渓、岳人は赤字でないか、広告収入で何 とかやっていると思う。 ※ 会報のペーパーレスについて、会報、計画書について各会賛否両論。紙に残していなければ記 録は残らない。 各調査会体制 総責任者 北海道安田 全国斎藤、川嶋 ①②⑥→責任者 九州大塚 サブ 関東佐々木、近畿滝上、全国石川、浦添 ④⑤ →責任者 奥羽渡邊 サブ 四国中田、中国国本、全国広木、大澤 ③ →責任者 東海洞井 サブ 東北赤間、北信越金井、全国髙橋、井芹、花村 各調査項目について全国連盟からアンケート来ますので担当者は提出方願います。 例 ③項目について、会員、外部講師の交通費+日当は? 人によって違うのか? 各種講習会・集会は安全対策基金から支出、要請があれば OK 出しているが会計報告 はどうなっているか等 登山学校での事故を含め計画準備はどうか等 次期調査会 その他 2013 年12月7日(土)8日 (日) 調査会の結果は理事会に提案される。メンバーは地方役員外れ代替者居れば替わるが基本 的にこのメンバーで行く。 ガイド協会で遭対保険関係、始めたがメール登録等の開発費数千万円掛かっている。 全て寄付。 2 東北雪崩講習会2014実施要綱 日本勤労者山岳連盟東北雪崩講習会実行委員会 1.講習日時 2014年2月23日(日) 8:00~15:30 7:30~15:30 2.講習場所 3.受 講 費 4.募集人員 (7時00 分 受付)【弱層テスト・雪質観察コース】 (6時45分受付)【ビーコン捜索コース】 宮城県刈田郡遠刈田温泉字倉石岳国有林内・澄川スキー場(スミカワスノーパーク)付近 7,000円 (労山会員は4,000円) ●雪崩事故防止のための弱層テスト・雪質観察コース 20名 雪質の観察、弱層テスト、スノーマウント設営、基本的なビーコン操作等 ●ビーコン捜索コース 5.集合場所 みやぎ蔵王高原ホテル 6.受付時間 2014年2月23日(日) 10 名 初動捜索活動、ビーコン・ゾンデ棒の操作等 7時00分~7時30分 【弱層テスト・雪質観察コース】 6時45分~7 時00分 【ビーコン捜索コース】 7.申込み先 〒982-0021 宮城県仙台市太白区緑ヶ丘4-30-25 秋山 正樹 気付 TEL 022-249-3750 8.申込締切 2014年2月10日(定員になり次第締め切りますのでご了承下さいい。) 9.受講費用送金先 10.テキスト Email [email protected] 《郵便振替》 口座 18100-9842911 名義 秋山 正樹 《現金書留》 申込先まで 雪質観察コース・ビーコン捜索コー共、当日テキストをお渡ししますが、山と渓谷社発行の「決定 版・雪崩学」(絶版)をインターネット等で購入し事前に学習を行ってください。 11.持参する装備 ●冬山日帰り個人装備一式、登山靴等、テルモス、シャベル、筆記用具、昼食、雪崩ビーコン(ビーコン 捜索コースの方は必ずご持参下さい。雪質観察コースの方で準備できない方はご連絡下さい。) ●できれば持参していただきたい装備 携帯用ゾンデ棒、スノーソー、ルーペ(10倍位)、2m巻尺 ●悪天の場合も、予定通り外の講習地で行います。寒くないようにそれぞれ工夫してください。 ●前日の宿泊(みやぎ蔵王高原ホテル)も可能です。希望される方はお早めに事務局までお申し込み下 さい。1泊2食付き 8、000 円、1泊朝食付き 6,000 円程度、詳しくは事務局までお問い合せ下さい。 12.机上講習会 2013年12月1日(日)12:00~17:00に仙台市戦災復興記念館研修室で雪崩についての 机上講習会を行ないますので、机上講習会にも必ず参加して実技講習会(2月23日)に臨んで下さい。 13.その他 直前のキャンセルにつきましては、講習準備が進行していますので受講費は事務経費としてお 支払いしていただきますのでご了承下さい。 ※申し込みを受け付けた方には、受付証を発送します。 主催:日本勤労者山岳連盟東北ブロック協議会・東北雪崩講習会実行委員会 主管:宮城県勤労者山岳連盟 http://mwaf.jp/ 後援:福島県勤労者山岳連盟、日本勤労者山岳連盟 http://www.jwaf.jp/ 事務局担当:朋友会 http://www.mwaf-foryou.jp/ 3 平 成25年度 世界谷地湿原保全作業に参加して 宮城県勤労者山岳連盟 自然保護部 小山 修(石巻勤労者山岳会) 【概要報告】 震災後の昨年から再開した世界谷地(第一湿原)のヨシ・ササ刈り作業は、今年も8月2日(金)9時 30分現地集合による一般参加者5名・主催の宮城県自然保護課ほか参加協力団体11団体、ちなみに 勤労者山岳連盟として9名の参加により、総勢91名で実施されました。 ササ刈り事業の参加経過・・・今回は自然保護課に蔵王と栗駒の補修用ロープとポールの在庫尋ねたと ころ、ついでに「ササ刈りの開催期日いつでしょう」、県担当者は「事務所に案内文書を送付したので すが労山さんからまだ返事ないので連絡しようと思ってました ぁ。 」とのことで、急きょ石巻労山内の平日に参加できそうな方達に呼びかけしたものです。 今回の作業内容は、第一湿原内をABCDの作業4ブロックに分け、私達労山隊は栗原市観光課と県自 然保護課、一般参加者24名により北側区域を担当しました。 猛暑を覚悟しましたが朝からガスが立ち込める絶好の作業日和で約2時間、ヨシとササと格闘し、汗を 流し、昼食後は第2湿原まで足を延ばし、名残のニッコウキスゲや大木クロベとの再開を楽しむ自然観 察を行い、慰労ご褒美でいただいたハイルザーム入浴割引券で疲れを癒してきました。 特に目立ったのは、「宮城県山岳連盟自然保護委員会」が23名ものダントツの人数を動員し力が入っ てきた印象があったことと、地元をはじめとした山仲間(6団体)が参加の定着がみられたことは、こ れからの様々な活動にも連携できるものと期待できます。 なお、来年から世界谷地ササ刈り事業は8月第 1 又は第2金曜日の予定と確認しましょう。 行 程 石巻~~湿原駐車場~~作業・昼食~~第 2 湿原散策~~温泉~~石巻解散 7:00 9:30 11:30~12:30 12:45~ 13:30 14:00 16:00 【状況写真】 チーム宮城労山 ササ刈り石巻隊 第一湿原Cブロック作業状況 4 「第 16 回労山自然保護講座 in 遠野」報告書 石巻勤労者山岳会 岡 良一 ――高山植物が危ない 早池峰山のシカの脅威―― 早池峰山の高山植物をニホンジカの被害から守る対応について 1.日 時:2013年10月5日(土)~6日(日) 2.会 場:岩手県遠野市 交流会 自然保護講座 : あえりあ遠野中ホール : 「たかむろ水光園」~宿泊~ 3.主 催:日本勤労者山岳連盟自然保護委員会 主 管:岩手県勤労者山岳連盟 協 力=岩手県自然保護団体協議会、早池峰フォーラム実行委員会 後 援=岩手県・遠野市他マスコミ各社 4.目 的(趣旨) 今日、高山帯などへのニホンジカの侵入は激しく、高山植物への被害は甚大になってきています。早池 峰山周辺でもニホンジカが増加、森林などへの被害が顕在化しており、早池峰山特別保護地区の中に も出没するようになっている。 このような状況の中、林野庁東北森林管理局は早池峰山周辺でのニホンジカの植生被害を防止するた めに 「野生鳥獣との共存」に向け、検討委員会を設置、森林及び高山植物をニホンジカの植生被害から守る ため、「ニホンジカによる植生劣化防止に向けた危機対応マニュアル」(案)を公表した。 「第 16 回労山自然保護講座 in 遠野」では、「危機対応マニュアル」を座長としてまとめられた森林総合研究 所東北支所の堀野 眞一・生物多様性研究グループ長に「早池峰山の高山植物をニホンジカの被害から守 る対応について」講演していただくことになった。 【自然保護講座】 1.開 ~参加者約80名~ 会 13:00~ 司会:中嶋啓治 2.主催者挨拶 日本勤労者山岳連盟 斉藤義孝理事長 3.主 管 挨 拶 岩手県勤労者山岳連盟 渡辺賢治会長 4.報 告 (1)「各地の高山帯に見るニホンジカの被害について」 浦添義徳日本勤労者山岳連盟副理事長・全国自然保護委員長から、剣山・尾瀬・南アルプス・丹沢等の例 を生態系の破壊状況・運動取り組み等について報告する。 (2)「早池峰山周辺におけるニホンジカの現状」 宮古市川井タイマグラ在住で猟師の井上祐治さんから、早池峰山山麓の被害状況についてスライ ドを使って報告あり。一昨年9合目で鹿の足跡確認する。 5.講 演 講演テーマ : 「早池峰山の高山植物をニホンジカの被害から守る対応について」 講師 : (独)森林総合研究所東北支所・生物多様性研究グループ長 堀野真一氏 早池峰山への鹿の脅威と対策について、資料に基づき早池峰山・岩手県のシカ・早池峰山は危ないの か・東北森林管理局の調査と対策・危機管理対応マニュアル・そもそもシカの分布拡大とは・・・・等々に ついて講演する。 (質疑内容から) * 被害を減らすには、地域全体のシカの密度を下げる。(猟銃・わな etc) 5 * シカ分布回復中?(江戸時代の狩猟~絶滅の一途~保護政策~現在は分布拡大) * 人間とシカの関係~人間側に大きな問題あり?、人間側が決めるしかない~ * 最大の天敵は人間(江戸時代) ~人間が望むところまで減らす! 管理計画~ * 五葉山と早池峰山(&東北各県)のシカ分布状況 * シカ(群れ行動)にかもしか(単独行動)は追いやられる可能性大 * 温暖化の影響(1984年の大雪で日光・金華山等で半数が死亡) * 震災の影響(猟銃の流失)で免許返上(免許条件の厳しさ) 【交流会】 * 19:00~ * 於「たかむろ水光園」 ~宿泊・参加者20名~ * 講演テーマ ・ 東北の山 ・ 3.11震災 等々について活発に交流 【現地視察】 ~所用により欠席~ * 10月6日(日) 午前 7 時 30 分~12 時 * 早池峰山周辺(登山道を中心に)のニホンジカの出没場所及び痕跡 * 案 内 : 井上裕治氏(宮古市川井タイマグラ在住、猟師) 「早池峰山の高山植物をニホンジカの被害から守る対応について」 ~H25.10.5~ 講師 : (独)森林総合研究所東北支所・生物多様性研究グループ長 堀野真一氏 「たかむろ水光園」にて ~H25.10.6~ 6 「平成25年度 秋季植樹祭等合同事業」 報告書 石巻緑のハイキングロード管理運営協議会 石巻勤労者山岳会 1.目 岡 良一 的 「硯上山万石浦県立自然公園」内にあって、平成5年3月登山愛好者・地元稲井地区住民有志により開 設された「石巻緑のハイキングロード」の拠点箇所に、当該地域において植生の変化等により絶滅しつつあ る山ツツジ等を市民参加のもと植樹し、市民ハイキング・自然観察会等を通じ身近な緑を造成することによ り緑化思想や環境保全の意識を高め、主旨を同じくする各種団体等の相互の連絡協調と親睦を図り、都市 と農村の交流を積極的に図ることを目的とする。 2.開催日時:平成25年11月10日(日) ~曇り後雨、石巻地方に暴風警報発令~ 3.事業実施概要 1)植樹事業 A)水沼東部集落幹線道路沿いに「アジサイ」100本植栽 早朝6時から1時間位で植栽する。水沼東部振興協議会が主体(30数名)となり、東京都連盟も参加 して実施する。 ~本行事枠外・約50名参加~ B)石巻緑のハイキングロードの京が森コースに「山ボウシ」45本を植栽 沢田地区自然愛好会主体(9名)で植栽する。 C)『上品山ツツジ園』に「山ツツジ」100本を植栽する。 2)『上品山ツツジ園』での事業概要 A)植栽事業 山岳会・緑の少年団中心に植栽する予定でしたが天候が悪く、先発した東京都連盟25名、森林組合 等5名(計30名)で「山ツツジ」100本を植栽する。はじめて植栽する人が大半で良い経験になったとのこ とです。 B)撫育管理作業 高木地区自然愛好会8名、森林組合作業班8名、宮城労山4名(計20名)で、刈払い機によりツツジ 園ほぼ全域を刈払いする。 C)第44回市民ハイキング・自然観察会・環境愛護(登山道周辺のゴミ拾い) 宮城労山(石巻30名、朋友会9名)、いきいき学園15会8名(計47名)が、JAいしのまき東農業倉庫に 集合し(8時)、高木古道を上品山まで登り、全体と合流する。植祭と撫育管理(ツツジに絡まったツタ類 の刈払い)及び水沼山までのハイキングを予定したが、雨が降り出したため、作業は行わず、同コースを 下山する。 D)交流会 共同作業終了に伴う慰労&交流会を上品山の広場で行う予定であったが、風が強く「かまど」でのた き火ができず、急遽『水沼構造改善センター』に変更しておこなう。籠峰山から上品山の稜線に風力発 電が8基計画されており、企画担当者から風力発電の概要の講和をしていただく。その後参加団体の紹 介と各代表者から感想をお話ししていただく。温かい豚汁等振舞い冷えた体に最高でした。 石巻地方に大雨強風警報が出されているさなか、植栽・刈払い作業は予定通り終了することができました。本 当にありがとうございます。特に東京都連盟は2日間の支援活動となり感謝申し上げます。今後とも末永く活動し ていきたいと考えています。皆さんのご協力よろしくお願いいたします。 7 (参加団体)~参考~ ・石巻労山 30名 上品山ハイキング ・朋友会 12名 上品山ハイキング ・東京都連盟 25名 上品山植栽・撫育管理作業・水沼東植栽 ・みどりの少年団 15名 上品山植栽 ・高木地区自然愛好会 9名 上品山刈払い作業 ・沢田自然愛好会 9名 京が森コース植栽(山ボウシ45本) ・水沼東部振興協議会 30名 水沼東市道沿い植栽(アジサイ100本) ・森林組合 12名 上品山植栽・刈払い作業 ・いきいき学園15会 8名 上品山ハイキング ・その他 7名 講和・慰労会準備等 (苗木の調達)~補助事業~ ・百万本植樹事業(宮城県) ・ みんなの森造成事業(緑化推進委員会) (写真)・・・・東京都連盟も参加 園地の刈払い作業 ヤマツツジ100本植栽 水沼東市道沿いにアジサイ100本植栽 京が森コースに山ボウシ45本植栽 8 【11 月 10 日石巻上品山のヤマツツジ植栽ボランティアに参加しました。】 朋友会 荻原 富士子 朋友会からは 12 名の参加者がありました。 刈り祓い器 3 台持参した方々と前日から東京都連参加者と水沼センター泊まりのAさんと Oさん達は車で登り一足先に作業をしました。 私達は石巻労山の方々と高木農協倉庫から1時間半の急登を歩かせてもらいました。岩ゴ ロゴロの長い滝道や上品寺跡をたどり、山頂に着いたときは作業もほぼ終わっていました。 雨風がひどくなり記念写真をとって車で水沼センターへ行くと 100 名くらいの方々で大賑 わいでした。私達にも熱い豚汁とおにぎり漬物からお茶や紅茶まで「おもてなし」を受け ました。 それぞれ鎌を持参してやる気満々?で参加しましたが、嵐の為今回はなにもできませんで した。石巻労山の行動力にはいつも感心ばかりです。 来春、山が赤くツツジに染まる頃また訪れたい思いでした。 9 蔵王芝草平で自然観察会 自然保護部 藤井 将喜(朋友会) 宮城労山では、蔵王芝草平の保護活動に取り組んできました。2008年からは「宮城の自然を守る 山楽ネットワーク」の主力団体として、人の踏みつけによる裸地化や、裸地化によってできた水の流路、 水で運ばれた土の堆積などによる湿原の衰退を食い止める方法を実験してきました。 2008年には、裸地化した部分に周辺から採取した種子をまいて定着させる実験を行いました。そ れ加えて2009年以降は周辺から集めた枯れ枝を束ねて流路に渡してせき止め、水と土の流入を緩和 するミニダムづくりの実験を行ってきました。 その後、震災の影響で活動はストップしていましたが、こうした実験の成果を確かめようと9月28 日に自然観察会を行いました。観察会には石巻勤労者山岳会から11人、朋友会から9人の20人が参加 しました。 種まきの実験では、どの実験地にも新しく植生が復活し、参加者から「スゴ~イ!」の声。まいた種 を定着させる方法の違いにより回復に差が見られましたが、人による種まきが有効であることが確認さ れました(写真1)。 また、ミニダムづくりの取り組みでも渡した枯れ枝の上流部分に土が堆積しそこに新たな植生が生ま れていることが確認されました。そこからこのような方法が踏みつけ跡が水の流路となってしまった箇 所での裸地化の復元に効果あると考えられました(写真2)。 観察後は、休憩所のベンチに集まりこの取り組みを指導してきた小山修理事から講評をお聞きし、昼 食を食べながら交流してこの日の観察会を終了しました(写真3) 【写真1】 【写真2】 【写真3】 10 2013 年度 第19回 登山学校報告 報告者 教育部 小山 修(石巻勤労者山岳会) 11月16日(土)~17日(日) 宮城蔵王スキー場ゲレンデ観光道路から刈田岳経由馬の背までの 野外実践研修と宮城県蔵王自然の家での座学研修を行いました。 参加者は 16 日の登山実践研修が一般(Hp による参加)6名、 朊友会6名、他山岳会 3 名、県連理 事・講師4名の合計19名で、17日の座学研修では合計18名の参加があり、2日間の学校開校とし て延べ24名の参加者数でした。 駐車場にて朝のつどい・確認 スキー場での地図の見方講習 当日は雲一つない風もなくオーバーヤッケやズボンも着なくとも良い天候。バッチシ。 9時5分駐車場を出発。県連の登山講師は橋田さんが務め、まずはコンパスと地図の使い方から。一般 参加者の中には初めての方もあり、磁北線とあわせるのに四苦八苦の様子です。 スキー場を登りきったリフト最上部や後烏帽子岳の望める観光道路ではしつこいくらいのコンパスと 地図による現在地確認を行ないました。 観光道路の積雪は5㎝程度であり、さすがに大黒天からの登りは風も冷たくなり怪談に積もった雪のト レースを歩く感じで、高度を上げるごとに遠く熊野岳の避難小屋を眺めたり、右手眼下のお釜がとても きれいな色に疲れを癒されました。 刈田岳頂上で集合写真 馬の背でワカンの歩き方講習 11 12時20分頂上到着。私達登山学校のパーティのほか4~5パーティの10名程度の方達とあいさ つをかわしました。 流石に頂上からはオーバーヤッケやズボンを着用しての歩行と訓練となりました。 馬の背を12時40分まで行動し、比較的斜面に雪が残る場所にて昼食とワカンとスノーシューの着 脱・歩行訓練を行い、1時50分ようやく歩き慣れたところで訓練終了。 まだまだ穏やかな日差しと天候の中、ミネヤナギに凍てついたダイヤモンドのような氷の見事な結晶を 見させていただき、刈田岳山頂を後にしました。 下山ルートは観光道路をとり、まだ車のワダチは凍っている状態で、予定より30分遅れの3時30分 駐車場到着。日帰りの方にテキストと終了証書をわたしました。 16時45分蔵王自然の家での座学開校式。 最初の講義は高橋教育部長による指導のもと、簡易ハーネスをつくり、装着。懸垂下降に必至のプルー ジックのつくり方を繰り返し練習し、初めてロープにさわった方も最後はかなり習熟された様に見受け られました。夕食後は赤間会長から労山の沿革、将来展望、活動現況、及び遭難事故事例についての受 講生を飽きさせない講義を受けました。 簡易ハーネス・基本ロープワーク 徹底!コンパスの使い方地図の見方講習 今回は山形や岩手県からの一般参加者と地元蔵王山岳会や宮城岳連会員の皆さんと山の話題は豊富で あり、「蔵王かもしか温泉、ロバの耳コース」復活に向けた話で盛り上がりました。 17日は2時間30分みっちりと、藤井講師による 25000 分の1地形図の読み方、コンパス(磁石) の使い方、現在地の探索方法を学びました。 11時20分から参加者一人一人から講義の感想を聞き、その後終了式を行い、受講者には終了証書が 授与され、極めて充実した実り有る登山学校を終える事が出来ました。 受講された方々には、 「雪崩講習会」もあるのでぜひと参加を呼びかけ、この有意義な宮城労山の研修 成果を含めて多数の方々にも口外して頂き、今後の山行に大いに活用されます事を期待して報告と致し ます。 以 上 12 13 第13回東日本女性登山集会報告 女性委員会 森谷金子(朋友会) 10月13日~14日、福島県南会津「リゾートイン台鞍」を会場に開催されました。 宮城からは朋友会、赤間、森谷、石巻中里、会員外1名、計4名の参加で、全体では150名でした。 1日目は登山でしたが、都合で夕方仙台発の為、会場には夜になっての到着で夕食、交流会が終了した 後でした。でも飲み足りない方たちと、夜遅くまで交流を深めることができました。 2日目は石田先生の山筋体操で、寝不足の身体を目覚めさせた後に 福島大学教授:清水修二氏から「福島の再生を」語るというテーマで講演がありました。清水先生はチ ェルノブイリの原発事故の現場も訪問され、(主にべラルーシ)福島と比較しながらの内容で、とても 参考になりました。 福島県連理事:和泉功氏からは「原発事故後の福島の山のレポート」として福島県内の山の放射線量測 定のお話がありました。 福島での集会は今回2度目でしたが、震災後の福島の状況を考えると、開催できて本当に良かったと 思います。150名の方たちの福島・東北への思いが伝わってくるようでした。女性集会はやはり元気 の源なんですね。 ちなみに宮城から参加の会員外の方は静岡出身で、震災後から石巻でボランティア活動をしている、元 気な山好きの女性でした。 焼石岳 2013 ハクサンイチゲ (余白利用:上記文とは無関係です) 14 宮城労山会員 朋友会 大五郎さん の 2013 作品 ******************************************* 宮城労山・県連ニュース 発行:宮城県勤労者山岳連盟 http://mwaf.jp/ №98 2013年11月20日 TEL022-211-1852 〒980-0021 仙台市青葉区中央 4 丁目 9-15 仙台中央マンション 201 号 発行責任者:会長 赤間弘記 編集責任者:事務局長 FAX022-223-1895 新日本スポーツ連盟内 新田 直
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