平成26年度 第3回千葉県博物館協議会会議 議事録要旨 日 時:平成27年3月5日(木)13:30~15:30 会 場:千葉県立美術館 研修室 出席者:委員 - 岡本委員(議長) 塚原委員 鵜澤委員 水嶋委員 齊藤委員 高野委員 常光委員 博物館 -美術館:安藤館長 中央博物館:川戸館長 現代産業科学館: 小野館長 関宿城博物館:太田館長 房総のむら:黒川館長 文化財課-植野副主幹 【議事概要】 1 開 会 2 館長あいさつ 安藤美術館長によるあいさつ (日程説明・施設視察) 3 議 事 (1)学校教育への博物館の学習支援のあり方について 議 長:今回は、美術館の取組について協議いたします。委員の皆さまのご協力 をお願いします。では、協議テーマについて説明してください。 美 術 館:(配布資料説明・概要説明) 委 員 A:美術館講座を幕張総合高校1校が単年度で実施するのでは効果がないので はないか。受け入れの限界があるのか。 美 術 館:年間7日間の授業なので、これ以上は受け入れられない。 美 術 館:以前、八街高校で数年間にわたってこの授業を継続し、一時休止した後、 幕張総合高校と提携したものである。 議 長:何科の単位が取れるのか。 美 術 館:高校の単位については詳しくないが、「学校外の学修」に係るものではな いか。 委 員 B:成田アート博覧会の協力は町おこしになるので有意義だと思う。成田だけ でなくほかの地域でも実施して欲しい。 委 員 C:40年の歩みパネル展を見学すると、県立美術館の取り組みが良くわかる 。美術館の活動が社会にアピールできる移動美術館や夢つくり隊などの活 動は、芸術による社会貢献であり大切な事業である。もっと美術館の事業 紹介のコーナーがあっても良いと思う。 委 員 D:名品展で収蔵品を展示しているが、千葉県ゆかりの作品はどの程度あるの か。 美 術 館:約2,400点の作品のうち、約8割がそれに該当する。 委 員 E:美術館体験学習は、どの程度の回数で実施しているか 美 術 館:およそ年10回ほど実施しており、2~30人程度受け入れている。 委 員 E:キャリア教育の拡大につながる事業である。インフォメーションはどうし ているか。 -1- 美術館長:美術教員の研究会などに職員が行って説明している。 文化財課:総合教育センターで行う事業の中で資料を配布している。 委 員 D:一般入館者との問題もあるが、館内でのデッサンを許可したり、小学校( 郵便局との共催)や老人ホーム(生涯学習の観点から)などで絵てがみや 貼り絵教室を開催するのも一考ではないか。学習支援とは離れるが、今や 文化になっている漫画、アニメなどについても千葉県出身・在住の著名な 作家も多いので、展示対象として検討してみてはどうか。また、東京オリ ンピックに向け、日本発祥のトイレや競技マーク(ピクトグラム)、ポス ター、公式ユニフォーム、建築物などオリンピック関連の展示を、他に先 駆けて実施してはどうか。 委 員 B:日赤との協力で被災地に行っているが、千葉県内でも活動した方がよい。 委 員 F:建物を再利用しているのが判った。一方墨田区では一億円以上で北斎の浮 世絵を買ったというニュースがある。学校支援事業では美術館から提供す るだけではなく、逆にアイデアや反応を貰うことも大切である。 委 員 E:子供たちからの感想で事業に反映したことはあるか 美 術 館:学校からきている学芸員がおり、これら職員の意見を参考として事業や内 容を組み立てている。学校からの感想文などは多数寄せられている。 議 長:作品の購入はできるのか。 美術館長:美術品取得の基金が約6億円あるが、近年購入していない。 議 長:学校との対話が必要でないか。 美術館長:県造形の会議など美術科の会議開催を検討したい。 議 長:役員会などを開催すると効果的だと思う。現在美術館から学校に出向いて 事業を行っているが、学校から来館して本物の絵を見てもらうことは大切 なことだと思う。長い積み重ねが全体的な価値を高めていく。どうやった ら美術館に来てもらえる工夫や学校から出てくるような働きかけが必要で はないか。 委 員 D:バス代などの交通費を負担することは考えられないか。 委 員 C:近年妖怪ブームと言われており人気を博している。博物館は民俗学や自然 科学などの幅広い視点から展覧会を工夫している。妖怪は美術館では現代 美術にあたるかもしれないが、美術館でもこのように様々なジャンルに取 り組んだ方が良いと思う。 議 長:ほかにご意見、ご質問がなければ次に移ります。 その他、ございますか。 ◇各館から平成27年度の展示事業計画(案)を説明した。 議 長:それでは議事を終了し、事務局に進行をお返しします。 事 務 局:(閉会挨拶・次回案内)終了後、希望者は企画展視察。 -2-
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